JP2538529Y2 - ハーネス等のクリップ - Google Patents

ハーネス等のクリップ

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JP2538529Y2
JP2538529Y2 JP1991071470U JP7147091U JP2538529Y2 JP 2538529 Y2 JP2538529 Y2 JP 2538529Y2 JP 1991071470 U JP1991071470 U JP 1991071470U JP 7147091 U JP7147091 U JP 7147091U JP 2538529 Y2 JP2538529 Y2 JP 2538529Y2
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JP
Japan
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band
hole
harness
flange
shaft portion
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JP1991071470U
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JPH0522812U (ja
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隆 梅沢
勝彦 青木
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ハーネス等の部材を巻
回して保持するクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】ハーネス等の部材を巻回して保持するク
リップは公知であり、その1つに、実開昭63−224
10号公報に記載のクリップがある。このクリップは、
フランジと係止部を有し車体等のパネル穴に挿入するこ
とによってパネルに係止できる中空の本体と、本体のフ
ランジの側に長く延びてハーネスを巻回することのでき
るバンドとが一体成形されており、ハーネス等を巻回し
たバンドの先端を本体の貫通穴に挿入すると、バンド面
に形成された突起が本体の貫通穴に係止することによっ
てバンドが巻回状態に保持される。このクリップは簡単
にパネル穴に取付けでき、バンドをハーネスに巻回して
その先端を貫通穴に挿入するだけでハーネスを保持でき
る利点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかるクリップは、前
記の利点を有するが、バンドがハーネスを巻回した状態
ではバンドの根元部分においてフランジ上部に空間がで
きてフランジから(ひいてはパネルから)の高さが高く
なっていた。また、バンドをハーネスに対して強く締め
込むとバンドの根元部分を押し潰すように力が加わり、
バンド根元部分を破損する惧れがあった。更に、前記の
クリップにおいては、バンドを本体に係止するために2
点で支持させる必要があった。
【0004】従って、本考案の目的はハーネス等を巻回
してもその高さが高くならないようにし且つバンドの根
元部分を破損しないようにするとともに、バンドが本体
の貫通穴に挿入するだけで固く係止できる、ハーネス等
のクリップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案によれば、フランジと該フランジから垂下す
る中空の軸部と該軸部に形成された係止部を有しパネル
穴に挿入することによってパネルに係止できる中空の本
体と、本体のフランジの側から長く延びてハーネスを巻
回することのできるバンドとが一体成形されており、ハ
ーネス等を巻回したバンドの先端を本体の貫通穴に挿入
すると、バンド面に形成された突起が本体の貫通穴で係
止することによってバンドが巻回状態に保持されるハー
ネス等のクリップであって、バンドはフランジの側端縁
から側方に延び出ており、フランジの上面はハーネス等
の載置に適するように平らに形成されており、貫通穴は
本体軸部の軸心を貫通し且つフランジにおいてバンドの
根元部と反対側の端縁に開口しており、貫通穴のフラン
ジ側の入口付近には、バンドの突起に係止する弾性係止
片が軸部の貫通穴の中心軸に向けて延び出しており、更
に、この弾性係止片に対向する貫通穴の面が、貫通穴に
挿入されたバンドを軸部の貫通穴の中心軸に沿って撓め
る案内面として形成されていることを特徴とするハーネ
ス等のクリップが提供される。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
しながら説明する。先ず、図1〜図7に本考案に係るハ
ーネス用クリップ1が示され、図8には、クリップ1を
用いてハーネス2を車体等のパネル3に取付けた様子が
示されている。
【0007】クリップ1は、フランジ5とフランジ5か
ら垂下する中空の軸部4と軸部4に形成された係止部6
を有する中空の本体7を備え、この本体7のフランジ5
には長く延びたバンド8が一体成形されている。本体7
の軸部4を、図8に図示のように、パネル穴9に挿入す
ると、フランジ5と係止部6とによってパネル3に係止
できる。バンド8は、本体フランジ5の側にハーネス2
等を巻回することのできるように長く形成されており、
図示のように、バンド8の面には、係止用の突起10が
長手方向に多数設けられている。このバンド8の先端
は、中空の本体7の貫通穴11に挿入されて本体7に係
止する。
【0008】本考案においては、バンド8は、フランジ
5の側端縁から側方にやや上方に向けて延び出ている。
従って、フランジ5の上面は平坦に形成されている。平
坦なフランジ5の面には、図2等に明らかなように、バ
ンド8と直交する方向に一対の弾性ウイング12、12
が設けられ、本体7をパネル穴9に挿入してパネル3に
係止した際に、クリップ1がガタつきのないようにして
いる。
【0009】図6に最もよく示されるように、貫通穴1
1は本体7軸部4の軸心を貫通し、軸部4の上のフラン
ジ5においてバンド8の根元部と反対側の端縁に開口し
ている。このように、貫通穴11は、フランジ5の側の
入口付近において、バンド8の根元反対の方向から、
軸部4の貫通穴の中心軸に向けて斜めにバンド8が挿入
されるように形成されている。そして、斜めに挿入され
たバンド8を、この貫通穴11の中で軸部4の貫通穴の
中心軸に沿って撓めて下方に案内するように、湾曲また
はテーパして形成された案内面14が、フランジ5の側
の入口からやや下方の位置の貫通穴に設けられている。
このように、フランジ5の上面は平坦に形成され、バン
ド8はその上面上にはないので、図8に示すように、ハ
ーネスとフランジとの間には隙間がなく、ハーネス2を
巻回したときの高さHは、最小限に抑えられる。
【0010】更に、本考案においては、前記のフランジ
5の側の入口付近において、バンド8の突起10に係止
する弾性係止片15が貫通穴11の中心軸に向けて延び
出して形成されている。この弾性係止片15は、図6に
最もよく示されるように、案内面14に対向する位置に
設けられており、貫通穴11に挿入されたバンド8の挿
入方向への移動を邪魔しないが、バンド8が抜ける方向
への移動を阻止するように、隣接する突起10の間に入
る。
【0011】図8を参照しながら、本考案に係るクリッ
プ1を用いてハーネス2をパネル3に固定する様子を説
明する。先ず、クリップ1の本体7をパネル3の穴9に
挿入すると、フランジ5と係止部6とによってクリップ
1がパネル3に固定される。固定後、ハーネス2をフラ
ンジ5の上面に配置して、バンド8をハーネス2に巻回
し、その先端を貫通穴11に挿入してその先端を更に引
っ張る。この引っ張りによってバンド8はハーネス2に
固く巻回し、バンド8の突起10の間に弾性係止片15
が入り込みバンド8の緩み方向への移動を阻止する。
お、ハーネス2をクリップ1に保持した後、本体7をパ
ネル穴9に挿入することによって、ハーネス付きのクリ
ップ1をパネル3に取付けることもできる。
【0012】
【考案の効果】本考案のクリップによれば、上面がハー
ネス等の載置に適するように平らに形成されたフランジ
の側端縁から側方に延び出たバンドが、反対側のフラン
ジ端縁の貫通穴入口で斜めに貫通穴に挿入され、貫通穴
案内面によって撓められたバンドの突起には弾性係止
片が確実に係止するので、簡単な操作でハーネスを固く
且つ確実に安定して保持できるだけでなく、ハーネスは
フランジの上に無駄な隙間なく保持されるので、バンド
をハーネスに巻回しても全体の高さを低く抑えることが
でき、更に、バンドの根元部分はフランジの側端縁から
側方に延び出ているので、保持すべきハーネスによって
バンドの根元部分が破損されることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るクリップの正面図である。
【図2】本考案に係るクリップの左側面図である。
【図3】本考案に係るクリップの平面図である。
【図4】本考案に係るクリップの底面図である。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】図2のB−B線断面図である。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【図8】本考案に係るクリップを用いてハーネスをパネ
ルに固定した様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 クリップ 2 ハーネス 3 パネル 5 フランジ 6 係止部 7 クリップ本体 8 バンド 10 突起 11 貫通穴 12 弾性ウイング 14 案内面 15 弾性係止片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−173680(JP,A) 特開 昭59−219508(JP,A) 特開 昭60−44609(JP,A) 実開 昭63−22410(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジと該フランジから垂下する中空
    の軸部と該軸部に形成された係止部を有しパネル穴に挿
    入することによってパネルに係止できる中空の本体と、
    本体のフランジの側から長く延びてハーネスを巻回する
    ことのできるバンドとが一体成形されており、ハーネス
    等を巻回したバンドの先端を本体の貫通穴に挿入する
    と、バンド面に形成された突起が本体の貫通穴で係止す
    ることによってバンドが巻回状態に保持されるハーネス
    等のクリップにおいて、 バンドはフランジの側端縁から側方に延び出ており、
    ランジの上面はハーネス等の載置に適するように平らに
    形成されており、貫通穴は本体軸部の軸心を貫通し且つ
    フランジにおいてバンドの根元部と反対側の端縁に開口
    しており、貫通穴のフランジ側の入口付近には、バンド
    の突起に係止する弾性係止片が軸部の貫通穴の中心軸に
    向けて延び出しており、更に、この弾性係止片に対向す
    る貫通穴の面が、貫通穴に挿入されたバンドを軸部の
    通穴の中心軸に沿って撓める案内面として形成されてい
    ることを特徴とするハーネス等のクリップ。
JP1991071470U 1991-09-05 1991-09-05 ハーネス等のクリップ Expired - Lifetime JP2538529Y2 (ja)

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JPH0522812U JPH0522812U (ja) 1993-03-26
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