JPH0231604Y2 - - Google Patents

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JPH0231604Y2
JPH0231604Y2 JP20236586U JP20236586U JPH0231604Y2 JP H0231604 Y2 JPH0231604 Y2 JP H0231604Y2 JP 20236586 U JP20236586 U JP 20236586U JP 20236586 U JP20236586 U JP 20236586U JP H0231604 Y2 JPH0231604 Y2 JP H0231604Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、例えば自動車のボデイパネル等の
被取付け部材へウエザストリツプやモール等の取
付け部材を取り付けるとき用いるのに好適なキヤ
ツプ付きクリツプである。以下、取付け部材とし
てウエザストリツプを、被取付け部材としてボデ
イパネルを例に採り説明していく。
〈従来の技術〉 従来、この種のクリツプとして第6,7図に示
したものがあつた(実開昭59−20016号公報等参
照)。このクリツプ1は係止板部3a、くび部3
bとつば部3cからなる係止頭部3及び係止脚部
5を備えてなるばね弾性を有する高分子材料
(PP,PA,ABS等)の製品である。係止板部3
aはウエザストリツプ10の中空部へ挿入され
て、つば部3cとでウエザストリツプ10の下壁
を挟持する構成である。また、係止脚部5はシヤ
ンク部6とそのシヤンク部6からV字形に突設さ
れる一対の係合フインガー7,7とから構成され
ている。
上記構成のクリツプ1の係止脚部5をボデイパ
ネル9の貫通孔9aへ挿入すると、最初各係合フ
インガー7が内側へ弾性変形し、挿入完了後は各
係合フインガー7が拡開してその自由端が貫通孔
9aの周縁部と係合してクリツプ1はボデイパネ
ルに係着される。
しかし、クリツプ1を取付ける際、係止脚部5
とボデイパネル9とが触れ合つてボデイパネル9
にキズがつき錆の原因となることがあつた。そこ
で、錆の原因となることを防止するとともにシー
ル性をも加味して、第8図の如く袋状の本体部1
3と本体部13の上縁開口部に形成されるフラン
ジ部15を備えてなる軟質高分子材料(EVA,
PVC,PP等)製のキヤツプ11を介在して係止
脚部5とボデイパネル9とが直接触れ合わないよ
うに取付ける構成が考えられる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 このように、ボデイパネル9にクリツプ1を係
着する際、キヤツプ11の有無に拘わらず、係着
後は係合フインガー7の自由端7aがボデイパネ
ル9の貫通孔9a周縁部下方に位置され、クリツ
プ1のつば部3cと係合フインガー7とで貫通孔
9a周縁部を挟持する構成である。そのため、例
えばクリツプ1を貫通孔9aに係着後、ボデイパ
ネル9に欠陥が見つかるとかメンテナンス等でウ
エザストリツプ10を取外す必要が生じた場合、
係合フインガー7の自由端7aが貫通孔9a周縁
部に引掛かり、クリツプ1を抜き取ることができ
なかつた。また、無理に抜こうとすると、係合フ
インガー7が折れてしまい再使用できなかつた。
したがつて、クリツプを一旦抜いた後はクリツプ
を取り換えなければならなかつた。
この考案は、上述の問題点を解決するもので、
被取付け部材の貫通孔にキヤツプを介在してクリ
ツプ本体を係着した後、係合フインガーを破損す
ることなく再使用可能に容易にクリツプを引き抜
くことができる構成のキヤツプ付きクリツプ本体
を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案に係るキヤツプ付きクリツプは、取付
け部材に係止される係止頭部と、ばね弾性を有す
る係合フインガーをシヤンク部から略V字形に突
設し被取付け部材の貫通孔に挿入される係止脚部
とを備えてなるクリツプ本体と、係合フインガー
を囲繞する軟質高分子材料で形成された筒状のキ
ヤツプとからなるキヤツプ付きクリツプであつ
て、キヤツプは、本体部の外周面に突部を、内周
面に係止突起をそれぞれ備え、クリツプ本体の係
止脚部が被取付け部材の貫通孔へ挿入されたと
き、係合フインガーの自由端は収束して貫通孔の
径より短い間隔を有し、かつキヤツプ内周面の係
止突起へ係合し、キヤツプ外周面の突部は貫通孔
の周縁部に係合する構成とすることにより、既述
の問題を解決するものである。
〈考案の作用・効果〉 この考案に係るキヤツプ付きクリツプは、クリ
ツプ本体の係止脚部が被取付け部材の貫通孔へ挿
入されたとき、係合フインガーの自由端が収束し
て貫通孔の径より短い間隔を有し、かつキヤツプ
内周面に形成される係止突起に係合される。ま
た、キヤツプ外周面に形成される突部が貫通孔周
縁部に係合する。このとき、係合フインガーはば
ね弾性を有することから、キヤツプ本体部を外方
向へ押すこととなる。したがつて、係合フインガ
ーが貫通孔周縁部に係合する突部の内方向への移
動を規制するとともに貫通孔周縁部とキヤツプと
の間に摩擦抵抗生じることとなり、安定してクリ
ツプ本体をボデイパネルに係着することができ
る。
また、係合フインガーの自由端が収束して貫通
孔の径より短い間隔でかつキヤツプ内周面の係止
突起に係合されてクリツプ本体が係着されている
ことから、クリツプ本体を引き抜く際、係合フイ
ンガーは貫通孔周縁部に引掛らないので、係合フ
インガーを折ることなく再使用可能に、容易に、
引き抜くことができる。
〈実施例〉 以下、この考案の実施例について説明をする。
尚、従来例と同一の部材には同一の図符号を付し
て説明を省略する。
第1実施例のキヤツプ付きクリツプのクリツプ
本体21は、第1〜3図の如く、従来例と同一な
係止頭部3と係止脚部25及び把持部28を備え
ている。係止脚部25は従来例のものと略同様な
構成であるが、第2図の如く、つば部3cとボデ
イパネル9とで後述のキヤツプ31のフランジ部
35を挟持できるように、シヤンク部26が伸び
て、かつ係合フインガー27,27がキヤツプ3
1の本体部33の肉厚分短くされた構成である。
把持部28はクリツプ本体21の係止板部3aを
ウエザストリツプ10の中空部へ挿入する際に、
作業者がクリツプ本体21をつまみ易くするもの
で、シヤンク部26から下方へ延設された円柱状
の部分である。この把持部28には、周方向の仮
止め凹部28aが形成されている。この仮止め凹
部28aはキヤツプ31の位置決め孔33bの開
口形状と略合同な長方形断面を有する。
第1実施例のキヤツプ31は、従来例のものと
同様にしてEVA,PVC,PP等の軟質高分子材料
から形成され、有底円筒状の本体部33と本体部
33の上縁開口部33aの周縁に形成されるフラ
ンジ部35とを備えてなる。尚、本体部33の底
部には、長方形の位置決め孔33bが形成されて
いる。この位置決め孔33bはクリツプ本体21
に対するキヤツプ31の仮止め方向を規制してい
る。
また、キヤツプ本体部33外周面には、突部3
7がフランジ部35との間にボデイパネル9の貫
通孔9a周縁を嵌合するように周方向に形成され
る。そしてまた、本体部33内周面には、係合フ
インガー27の自由端27aを係止する係止突起
39が周方向に形成されている。なお、外周面の
突部37及び内周面の係止突起39は、貫通孔周
縁部又は係合フインガーを安定して係止できれば
周方向全周に形成する必要はなく、係合フインガ
ーが係合する部分の内周面又は外周面だけに形成
してもよいし、さらには、断続的に複数形成して
もよい。
次に、第1実施例のキヤツプ付きクリツプを用
いてウエザストリツプ10をボデイパネル9へ取
付ける態様を説明する。
まず、クリツプ本体21の係止板部3aをウエ
ザストリツプ10の中空部へ挿着して、クリツプ
本体21の係止頭部3をウエザストリツプ10へ
係止させる。そして、キヤツプ31の位置決め孔
33bを、クリツプ本体21の仮止め凹部29へ
嵌合させる。このとき、位置決め孔33bの開口
形状と仮止め凹部29の断面形状がともに長方形
であるため、両者を嵌合させれば、クリツプ本体
21に対するキヤツプ31の挿着方向(クリツプ
本体21の軸に対する周方向の)が定まる。勿
論、キヤツプ31をボデイパネル9の貫通孔9a
へ挿着しておくこともできるが、キヤツプ31を
クリツプ本体21へ仮止めしておく方が作業性に
優れることはいうまでもない。
そして、クリツプ本体21を貫通孔9aへ押し
込む。すると、キヤツプ31の本体部33と各係
合フインガー27,27は、貫通孔9aの周縁部
と干渉して、内側(シヤンク26側)へ弾性変形
する。このとき、キヤツプ31が軟質材料製であ
るため、クリツプ本体21を押し込む荷重はキヤ
ツプ31のない場合とほとんど同じである。そし
て、キヤツプ31のフランジ部35が貫通孔9a
の周縁部に係合し、キヤツプ31はクリツプ本体
21に対して相対的に上方へずれて、本体部33
が係合フインガー27,27上側を囲繞するよう
になる。また、係合フインガー27,27は、キ
ヤツプ本体部33の内側を通過して貫通孔9aに
挿入されるので、貫通孔9a周縁部とは直接触れ
合うことはない。したがつて、貫通孔9a周縁部
へキズがつき錆の原因となることを防止すること
ができる。
そして、係合フインガー27の自由端27aが
キヤツプ本体部33内周に形成されている係止突
起39を乗り越えた位置でつば部3cがフランジ
部35上面に当接することとなる。このとき、フ
ランジ部35は、つば部3cと貫通孔9a周縁部
とで挟持されることから良好なシール性を得るこ
とができる。
また、このとき、ばね弾性を有する係合フイン
ガー27,27は内側へ収束されており、元の全
開の状態に戻ろうとして、キヤツプ本体部13を
外方向へ押す力が働いている。したがつて、貫通
孔9a周縁部に係合する外周面の突部37が内方
向へ移動しようとするのを規制することとなり、
通常ウエザストリツプに加わる第2図左右方向の
外力によりクリツプ本体21及びキヤツプ31が
抜けるのを防止して安定してボデイパネルに係着
することができる。さらに、係合フインガー2
7,27がキヤツプ本体部13を外方向へ押すこ
とにより、貫通孔9a周縁部をキヤツプ本体部1
3との間に摩擦抵抗が生じてより安定してクリツ
プ本体21を係着することができる。
そして、上述の如く、係合フインガー27,2
7の自由端27a,27aが収束して貫通孔9a
の径より短い間隔で、かつ、キヤツプ31内周面
の係止突起39に係合されて係着されているクリ
ツプ本体21を貫通孔9aから第2図上方向(通
常ウエザストリツプに加わる外力に対して垂直方
向)に抜く際、係合フインガー27は貫通孔9a
周縁部に引掛らないので、係合フインガー27を
折ることなく再使用可能にクリツプ本体21を引
き抜くことができる。
なお、キヤツプ本体部33の形状は有底円筒形
に限定されず、キヤツプ31を貫通孔9aへ挿入
するとき、係止脚部25を囲繞可能であれば特に
限定されない。例えば角筒形としたり、無底の筒
状とすることもできる。また、本体部33下部に
スリツトを縦方向に設けて、ボデイパネル9の貫
通孔に挿着して係合フインガー27上側を囲繞す
るとき、開き易くすることもできる。
また、第1実施例では、キヤツプ本体部33内
周面の係止突起39と外周面の突部37とが略同
じ位置に形成されたものを示したが、第4,5図
に示した第2実施例のように、キヤツプ51本体
部53外周面の突部57より上方位置の内周面に
係止突起59を形成してもよい。この第2実施例
では、第1実施例と同様にクリツプ本体41をボ
デイパネル9の貫通孔9aに係着した際、クリツ
プ本体41の係合フインガー47の自由端47a
は、貫通孔9aの内方(第1実施例の係合フイン
ガー自由端27aよりも上方)に位置することと
なり、第1実施例と同様に安定して係着すること
ができる。また、クリツプ本体41を第1実施例
と同様に引き抜く際、係止突起59に係合してい
る係合フインガー47により貫通孔9a周縁部と
キヤツプ51との摩擦抵抗に抗してキヤツプ51
とともに引き上げると、係合フインガー47によ
る外方向への規制が弱くなり貫通孔9a周縁部に
係合するキヤツプ51外周面の突部57が下方向
へ回動されつつ内方向へ移動されて、キヤツプ5
1とともに貫通孔9aから抜くことができる。こ
のとき、係合フインガー47は貫通孔9a周縁部
に引掛らないので、係合フインガー47を折るこ
となく再使用可能に、第1実施例よりも容易に引
き抜くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例のキヤツプ付クリツプを示
す側面視部分断面図、第2図は同じく貫通孔へ挿
着した状態を示す側面視部分断面図、第3図はク
リツプ本体へ仮止めされたキヤツプの正面視断面
図、第4図は第2実施例のキヤツプ付クリツプを
示す側面視部分断面図、第5図は同じく貫通孔へ
係着した状態を示す側面視部分断面図、第6〜8
図は従来例を示し、第6図は係止脚部に係合フイ
ンガーを備えるタイプのクリツプの取付け態様を
示す一部断面図、第7図は同じく斜視図、第8図
はキヤツプを介してクリツプを取付けた状態を示
す部分断面図である。 1,21,41……クリツプ本体、3……係止
頭部、5,25……係止脚部、6,26……シヤ
ンク部、7,27,47……係合フインガー、7
a,27a,47a……自由端、9……ボデイパ
ネル(被取付け部材)、9a……貫通孔、10…
…ウエザストリツプ(取付け部材)、11,31,
51……キヤツプ、13,33,53……本体
部、33a……上縁開口部、15,35……フラ
ンジ部、37,57……突部、39,59……係
止突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 取付け部材に係止される係止頭部と、ばね弾性
    を有する係合フインガーをシヤンク部から略V字
    形に突設し被取付け部材の貫通孔に挿入される係
    止脚部と、を備えてなるクリツプ本体と、 前記係合フインガーを囲繞する軟質高分子材料
    で形成された筒状のキヤツプと、 からなるキヤツプ付きクリツプであつて、 前記キヤツプは、本体部の外周面に突部を、内
    周面に係止突起をそれぞれ備え、 前記クリツプ本体の前記係止脚部が前記被取付
    け部材の貫通孔へ挿入されたとき、前記係合フイ
    ンガーの自由端は収束して前記貫通孔の径より短
    い間隔を有し、かつ前記係止突起へ係合し、 前記突部は前記貫通孔の周縁部に係合する 構成であることを特徴とするキヤツプ付きクリ
    ツプ。
JP20236586U 1986-12-25 1986-12-25 Expired JPH0231604Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0612248Y2 (ja) * 1987-01-07 1994-03-30 西川ゴム工業株式会社 ウエザ−ストリツプ取付け用クリツプ
JP5172758B2 (ja) * 2008-05-07 2013-03-27 株式会社ニフコ 留め具

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