JPH0126886Y2 - - Google Patents

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JPH0126886Y2
JPH0126886Y2 JP16396886U JP16396886U JPH0126886Y2 JP H0126886 Y2 JPH0126886 Y2 JP H0126886Y2 JP 16396886 U JP16396886 U JP 16396886U JP 16396886 U JP16396886 U JP 16396886U JP H0126886 Y2 JPH0126886 Y2 JP H0126886Y2
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  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、取付け部材に係止される係止頭部
と、シヤンク部から略V字形状に一対の係合フイ
ンガーを突設してなる構成の被取付け部材に係止
される係止脚部とを備えたクリツプを介して、取
付け部材が被取付け部へ取付けられる構造におい
て、クリツプと被取付け部材との間に介在される
軟質高分子材料製のキヤツプに関する。これは、
例えば自動車のボデイパネルへクリツプを介して
ウエザストリツプやモール等を取り付けるとき用
いるのに好適なものである。以下、取付け部材と
してウエザストリツプを、被取付け部材としてボ
デイパネルを例に採り説明していく。
〈従来の技術〉 従来、この種のキヤツプとして第6,7図に示
したものが考えられている(実開昭62−111250号
公報等参照)。このキヤツプ1は袋状の本体部3
と本体部3の開口周縁部に形成されるフランジ部
5を備えてなる軟質高分子材料(EVA,PVC,
PP等)の製品であり、本体部3の内周面には周
方向に連続するリブ7が形成されている。一方ク
リツプ9は係止板部11、くび部13とつば部1
5からなる係止頭部12及び係止脚部17を備え
てなるばね弾性を有する高分子材料(PA,ABS
等)の製品である。係止板部11はウエザストリ
ツプ10の中空部へ挿入されて、つば部15とで
ウエザストリツプ10の下壁を挟持する構成であ
る。また、係止脚部17はシヤンク部19と係合
ブリツジ21とから構成され、係合ブリツジ21
の外周面には、ボデイパネル20に穿設された貫
通孔26の周縁部と係合可能な段部23が形成さ
れている。
上記構成のキヤツプ1は第6図の如く、予めボ
デイパネル20の貫通孔26へ装着させ、一方ク
リツプ9はウエザストリツプ10へその係止板部
11を係止させる。そして、クリツプ9の係止脚
部17をキヤツプ1へ挿入すると、係合ブリツジ
21が内側へ弾性変形してその段部23がクリツ
プ止め的にボデイパネル20の貫通孔27の周縁
部へ係合することとなる。このときキヤツプ1
は、クリツプ9の係止脚部17とボデイパネル2
0との間に介在して、ボデイパネル20へキズが
つき錆の原因となることを防止している。
ところで、昨今ボデイパネルに対するクリツプ
の装着容易性や、挿着後の確実な抜け止め性の要
求から、第8図の如く係止脚部27を、シヤンク
部29から一対の弾性フインガー31,31をV
字形に突設させる構成としたものがある(実開昭
59−20016号公報)。かかるクリツプ33によれ
ば、自由端を有する係合フインガー31,31が
第6図に示したブリツジ状の係合ブリツジ21に
比して内側(シヤンク側)へ弾性変形し易くな
り、ボデイパネル20の貫通孔26へ挿入すると
きに要する荷重が略半分になる。また、挿着後に
おいも各弾性フインガー31,31が拡開して、
その自由端が貫通孔26の周縁部と係合可能とな
り、抜け止め性が確保される。尚、第9図はクリ
ツプ33の斜視図である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、第8図のタイプの係止脚部27を、既
述の如く防錆上の理由から第6図に示した袋状の
本体部3を備えたキヤツプ1へ挿入させた場合に
は、係合ブリツジ21に比べて弾性変形し易くな
つた――即ち、剛性が小さくなつた各係合フイン
ガー31,31がキヤツプ1により、ボデイパネ
ル20の貫通孔26を通過する際のシヤンク部2
9側に弾性変形した状態から、もとの状態へ戻る
ことが規制されてしまうおそれがある。これはク
リツプの抜け止め力の低下になりかねない。
そこで、この考案は、第8図の如くシヤンク部
29から一対の係合フインガー31,31を略V
字形に突設させた構成の係止脚部27へ用いるキ
ヤツプであつて、係止脚部27をボデイパネル2
0の挿通孔26へ挿着した後にも、各係合フイン
ガー31,31の戻りを十分確保できるものを提
供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案者らは、上記問題点を解決し、上記目的
を達成しようと鋭意検討を重ねてきた結果、クリ
ツプの係止脚部をボデイパネルの挿通孔へ挿着し
た後には、ボデイパネルへほとんどキズがつかに
ことから、クリツプの挿着後にはキヤツプを破壊
してもよいことに気付き、下記構成の本考案に想
到した。
即ち、筒状の本体部とこの本体部の開口部周縁
に形成されるフランジ部とからなり、本体部の周
面にはフランジ方向に開口した略コ字形のスリツ
ト又は破断予定部が形成されている構成を特徴と
する。尚、ここで破断予定部とは、弾性フインガ
ーが貫通孔を通過するときの内側へ弾性変形した
状態からもとの状態に戻ろうとするときの反発力
で破断可能なように薄肉とされたり、またはいわ
ゆるミシン目等が設けられたものをいう。また、
コ字形には開口側で広がつているものも、狭まつ
ているものも含まれる。
〈作用〉 これにより、クリツプとボデイパネルとの間に
介在されて係止脚部を囲繞していたキヤツプの本
体部は、クリツプの係止脚部が貫通孔を完全に通
過したとき、もとの状態に戻ろうとする係合フイ
ンガーの反発力により、本体部の周面において、
フランジ部側に開口したコ字形のスリツト又は破
断予定部により囲まれる部分が、本体部の残部か
らスリツト又は破断予定部で分割されて本体部の
外方へはね上げられる。従つて、クリツプを貫通
孔へ挿着後、係合フインガーの戻りが十分に確保
される。
〈実施例〉 以下、この考案の実施例について説明をする。
尚、従来例と同一の部材には同一の図符号を付し
て説明を省略する。
実施例のキヤツプ41はその正面図(第4図)、
断面図(第1,3,5図)に示されたように、有
底円筒状の本体部43と本体部43の上縁開口部
44の周縁に形成されるフランジ部45とを備て
なる。そして、本体部43の周面には、二個の上
向きコ字形の溝47が、相互に対向するようにし
て、かつ、その開口端部をフランジ部45に当接
して形成され、これにより本体部43にはその内
周面と面一に薄肉の破断予定部49が形成され
る。
この破断予定部49の肉厚は0.1mm程度のもの
とすればよい。尚、本体部43の底部には、第5
図の如く、長方形の位置決め孔46が形成されて
いる。この位置決め孔46は後述のクリツプ35
に対するキヤツプ41の仮止め方向を規制してい
る。この実施例のキヤツプ41は従来例のものと
同様にしてEVA,PVC,PP等の軟質高分子材料
から形成される。
実施例のキヤツプ41をその係止脚部36へ被
せるクリツプ35は、第1,3図の如く、従来例
と同一な係止頭部12と係止脚部36及び把持部
39を備えている。係止脚部36は従来例のもの
と略同様な構成であるが、第2図の如く、つば部
15とボデイパネル20とでキヤツプ41のフラ
ンジ部45を挟持できるように、シヤンク部37
が伸びて、かつ係合フインガー38,38が本体
部43の肉厚分短くされた構成である。把持部3
9はクリツプ41の係止板部11をウエザストリ
ツプ10の中空部へ挿入する際に、作業者がクリ
ツプ41をつまみ易くするもので、シヤンク部3
7から下方へ延設された円柱状の部分である。こ
の把持部39には、周方向の仮止め凹部40が形
成されている。この仮止め凹部40はキヤツプの
位置決め孔46の開口形状と略合同な長方形断面
を有する。
次に、上記構成のキヤツプとクリツプ35を用
いてウエザストリツプ10をボデイパネル20へ
取付ける態様を説明する。
まず、クリツプ35の係止板部11をウエザス
トリツプ10の中空部へ挿着して、クリツプ35
の係止頭部をウエザストリツプ10へ係止させ
る。そして、キヤツプ41の位置決め孔46を、
クリツプ35の仮止め凹部40へ嵌合させる。こ
のとき、位置決め孔46の開口形状と仮止め凹部
40の断面形状がともに長方形であるため、両者
を嵌合させれば、クリツプ35に対するキヤツプ
41の挿着方向(クリツプ35の軸に対する周方
向の)が定まる。これにより、クリツプ35の係
合フインガー38,38とキヤツプ41の本体部
43において破断予定部49で囲まれる位置(以
下たれ部51)とを略同一平面状に位置させるこ
とができる。勿論、第6図の如く、キヤツプ41
をボデイパネル20の貫通孔26へ挿着しておく
こともできるが、キヤツプ41をクリツプ35へ
仮止めしておく方が作業性に優れることはいうま
でもない。
そして、クリツプ35を貫通孔26へ押し込
む。すると、キヤツプ41の本体部43と各係合
フインガー38,38は、貫通孔26の周縁部と
干渉して、内側(シヤンク37側)へ弾性変形す
る。このとき、キヤツプ41が軟質材料製である
ため、クリツプ35を押し込む荷重はキヤツプ4
1のない場合はほとんど同じである。そして、キ
ヤツプ41のフランジ部45が貫通孔26の周縁
部に係合し、キヤツプ41はクリツプ35に対し
て相対的に上方へずれて、本体部43が係合フイ
ンガー38,38を囲繞するようになる。
クリツプ35の係止脚部36がボデイパネル2
0を完全に通過すると、内側へ弾性変形していた
係合フインガー38,38はもとに戻るため拡開
する。このとき、係止脚部36を囲繞していたキ
ヤツプ41の本体部43は、係合フインガー38
の反発力により薄肉の破断予定部49で破断さ
れ、たれ部51がはね上げられる。従つて、各係
合フインガー38,38は完全に元の形状に戻る
ことができ、クリツプ35は確実な抜け止め性を
もつて、ウエザストリツプ10をボデイパネル2
0へ取付けることができる。
尚、この考案のキヤツプは実施例に示したもの
に限られるものではなく、下記の変形態様が考え
られる。尚、図例のキヤツプ41を参照して説明
する。
(ア) 本体部43に形成された薄肉の破断予定部4
9にミシン目を入れて、より小さい荷重で破断
可能とすることができる。
(イ) 更には、破断予定部49の肉厚を0とする―
―即ち、スリツトとする――こともできる。
(ウ) 第3図では本体部43の内周面と面一に形成
されている破断予定部49を、本体部43の外
周面と面一に形成するものとする。これによ
り、キヤツプ41が貫通孔の周縁部にひつかか
りにくくなる。
(エ) 破断予定部49又はスリツトを、本体部43
において、第5図のA,Bに示す位置に形成す
ることができる。このようにすれば、クリツプ
35のキヤツプ41を仮止めするに際し、特に
位置決めをする必要がなくなる。
(オ) 本体部43の形状は有底円筒形に限定され
ず、キヤツプを貫通孔へ挿入するとき、係止脚
部を囲繞可能であれば特に限定されない。例え
ば角筒形としたり、無底の筒状とすることもで
きる。
(カ) フランジ部43は、キヤツプ41が貫通孔2
6を通り抜けて脱落してしまうことを防止する
ためのものであるから、大径開口部44の全周
縁部より延設される必要はなく、部分的なもの
でもよい。尚、フランジ部43の肉厚調整をす
ることで、ボデイパネル20とクリツプ35と
の間にシール性が確保できることはいうまでも
ない。
〈考案の効果〉 以上説明したように、この考案のキヤツプは筒
状の本体部とこの本体部の一方の開口部周縁に形
成されるフランジ部とからなり、本体部の周縁部
には、フランジ部側に開口した略コ字形のスリツ
ト又は破断予定部が複数個形成されている構成で
ある。これにより、クリツプとボデイパネルとの
間に介在されて係止脚部を囲繞していたキヤツプ
の本体部は、クリツプの係止脚部が貫通孔を完全
に通過したとき、係合フインガーのもとの形状に
戻ろうとする反発力により、スリツト又は破断予
定部でたれ部が本体部の残部から分割され、かつ
そのたれ部がはね上げられることとなる。従つ
て、係合フインガーは完全にもとの形状まで戻
り、貫通孔の周縁部へ確実に係止し、十分な抜け
止め力が確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のクリツプ35へ仮止めされた
キヤツプ41の側面視断面図、第2図はキヤツプ
41のたれ部51が係合フインガーによりはね上
げられた状態を示す断面図、第3図はクリツプ3
5へ仮止めされたキヤツプ41の正面視断面図、
第4図はキヤツプ41の正面図、第5図は第4図
におけるV−V線矢視断面図、第6,7図は従来
例のキヤツプ41を示す断面図、第8図は係止脚
部27に係合フインガーを備えるタイプのクリツ
プ33の取付け態様を示す断面図、第9図は同じ
く斜視図である。 1,41……キヤツプ、3,43……本体部、
5,45……フランジ部、9,33,35……ク
リツプ、10……ウエザストリツプ(取付け部
材)、12……係止頭部、17,27,36……
係止脚部、19,37……シヤンク部、20……
ボデイパネル、(被取付け部材)、31,38……
係合フインガー、44……上縁開口部、46……
下縁開口部、49……破断予定部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 取付け部材に係止される係止頭部と、シヤンク
    部から略V字形状に一対の係合フインガーを突設
    してなる構成の被取付け部材に係止される係止脚
    部とを備えたクリツプを介して、前記取付け部材
    が前記被取付け部材へ取付けられる構造におい
    て、前記クリツプと前記被取付け部材との間に介
    在される軟質高分子材料製のキヤツプであつて、 筒状の本体部と該本体部の一方の開口部周縁に
    形成されるフランジ部とからなり、前記本体部の
    周面には前記フランジ部側に開口する略コ字形の
    スリツト又は破断予定部が複数個形成されている
    ことを特徴とするキヤツプ。
JP16396886U 1986-10-24 1986-10-24 Expired JPH0126886Y2 (ja)

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