JPH045368Y2 - - Google Patents

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JPH045368Y2
JPH045368Y2 JP1988147776U JP14777688U JPH045368Y2 JP H045368 Y2 JPH045368 Y2 JP H045368Y2 JP 1988147776 U JP1988147776 U JP 1988147776U JP 14777688 U JP14777688 U JP 14777688U JP H045368 Y2 JPH045368 Y2 JP H045368Y2
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piece
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車のドア用モールを装着する
ためのクリツプに関するものである。
(従来の技術) 従来、この種のクリツプとして特開昭56−
10810号公報のものが知られている。このものは
頭部から軸体を垂設し、またこの軸体に縦向きに
スリツトを入れて軸体を二又の開脚状に形成し、
さらにそれぞれの脚端部に爪部を突出している。
そして、装着すべき部材の長孔に爪部を係合させ
て取付けを行なうことができ、クリツプ全体を
90°回転させることで取外しを行なうことができ
るようにしている。
また、他の従来技術として実開昭53−57429号
公報のものがある。このものは、フランジ部11
から垂設さたたいかり型の係止部12を備えたも
のである。このうち、係止部12は中心片13
と、この中心片13の先端より両側に開いた撓み
変形可能な外片14と、外片の端部に形成されボ
デイ側に係合可能な肩部15よりなつている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、特開昭56−10810号のものにおいてク
リツプの取外しを行なうべくクリツプを90°回転
させると、軸体はその途中に設けられた回転抵抗
部が長孔の孔壁と接触するため閉脚の状態とな
る。この場合、軸体はその付け根部分を支点とし
て閉脚状態となるわけであるから、両側端部では
回転抵抗部における撓み量よりも大きくなる。し
たがつて、スリツトの溝幅は両脚端部での撓み代
を基準として設定しなければならないことにな
る。このため、長孔の短径との関係ではスリツト
の溝幅が必要以上に大きくなり、必要以上の弾性
となつてクリツプが外れやすくなつてしまう、と
いう問題点がある。
一方、実開昭53−57429号のものの場合、取外
しは90°回転させることによつて行なうのである
が、その装着状態では、外片が撓みその弾性力を
作用させたままであるため、長期間の使用中、熱
等の環境因子により次第に弾性復元力は失われて
ゆく。このため、ウエザストリツプモールを介し
てクリツプに所定の回転方向の力が作用すると、
これに抗しきれずに孔から外れてしまうおそれが
ある。
本考案は、こうした問題点に鑑み、ドアに対し
て有効な装着状態を実現できる自動車のドア用モ
ールクリツプを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案はウエザ
ストリツプモールデイングの係合基部に当接する
基板と、この基板に協働して前記係合基部を抱持
する抱持片と自動車ドアの側片に穿設された長方
形状の取付孔に係入する係止部を備え、ウエザス
トリツプモールデイングを前記側片に装着させる
自動車のドア用モールクリツプであつて、前記係
止部は前記基板の一方の側面より延出される板状
の支柱の両側縁には反対向きに折曲される接続片
が形成されて断面略Z字形状に形成され、また、
前記支柱の先端より左右対称に前記基板側へ折返
される断面略L字形状の対をなす弾性片を設ける
とともに、この対をなす弾性片はその対角状位置
の側縁を前記接続片にそれぞれ接合して前記支柱
の両側に反対向きに開口する空間部を有する断面
略S字形状に形成し、かつこの断面略S字形状の
弾性片側の幅を前記長方形状の取付孔の長辺間の
間隔とほぼ等しく設定し、さらに、前記対をなす
弾性片の折返し端部を前記基板より離隔してその
空間部開口側の自由端隅角部の所定位置に前記取
付孔と係合する係止突起を設ける構成とした自動
車のドア用モールクリツプに存する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面にしたがつて詳細
に説明する。
まず、クリツプC1の取付け対象であるモール
Mについて説明する。本例モールMは、ゴムまた
は軟質合成樹脂にて形成され、断面ほぼ形に形
成されたドアのアウタパネル1のモール装着部D
に適合しうる。そして、その上部側にはモール装
着部Dに対するヒレ2と、ドアガラスGに対する
リツプ3が形成され、これらによつてシールをな
しうる。また、モールMの下部側には係合基部4
が垂下形成されるとともに該係合基部4の一面側
(リツプ3側の面)には、図示2段の係止段縁5,
5が長手方向に沿つて段設されている。
さて、本例クリツプC1は合成樹脂材にて形成
されており、アウタパネル1の側片6およびモー
ルMの係合基部4に当接しうる基板7を備えてい
る。そして、この基板7の前面側には、同基板7
の下縁を前側へ折り返すことによつて、モールM
の係合基部4が係入されるU溝状の差込み口8が
形成されている。また、この折り返し部分におい
て、左右両側縁からほぼ等距離の位置には縦向き
にスリツト9,9がそれぞれ切り込まれている。
このことによつて該折り返し部分の左右両側部に
は抱持片10,10が形成され、中央部にはこれ
らより若干高めの係合片11が形成されるととも
に、これら片は何れも差込み口8を拡開する方向
への独立した弾性変形が許容されている。また、
前記係合片11の上縁には鉤状の爪縁12が形成
されていて、モールMの両係止段縁5に対し選択
的に係合することができる。
一方、基板7の背面側中央部には側片6に貫設
した長方形状の取付孔13へ弾性係入可能な係止
部14が一体に突設されている。この係止部14
は基板7より延出され上記長方形状の取付孔13
の長辺13a間に挿入可能な幅を有する板状の支
柱15とこの支柱15の先端より基板7側へ左右
対称に略L字形状に折返される弾性を有する対を
なす弾性片16a,16bとからなり、支柱15
の両縁には反対向きに折曲される接続片17a,
17bがそれぞれ形成されて断面略Z形状に形成
されるとともに、上記一方の弾性片16aの側縁
は一方の接続片17aの端縁に接続され、他方の
弾性片16bの側縁は他方の接続片17bの端縁
に接続されてその水平断面は略S字形状に形成さ
れて、支柱15の両側には反対向きに開口する空
間部18a,18bが形成されている。また、左
右の弾性片16a,16bの折返し端部は基板7
の対し所定の間隔を有して離隔されるとともに、
この弾性片16a,16bの折返し端部の開口側
の自由端隅角部の所定の位置には基板7とにより
長方形状の取付孔13の対応する長辺13aの縁
と係合する肩部19aを有する係止突起19が突
設されている。
このように形成された係止部14は、その自由
状態における弾性片16a,16bの張出し幅S
1は第5図ハに示すように取付孔13の両長辺1
3a間の間隔S2寸法とほぼ等しく設定されてい
る。このように形成された係止部14は、第5図
イに示すように、長方形状の取付孔13に挿入係
着された状態では弾性片16a,16bは長辺1
3a間に納められた状態で側片6は基板7と係止
突起19との間に挟着されている。この状態より
クリツプC1を第5図ロに示す実線矢印方向へ約
90°回動すると、弾性片16a,16bは同長辺
13aに案内されながら空間部18a,18b側
へ弾性変位されて係止突起19と取付孔13との
係合が解かれてアウタパネル1から離脱すること
ができる。
次に、本例クリツプC1を用いたモールMの取
付け作業を説明する。
ドア側への組付けに先立ち、まずモールMのク
リツプC1への仮嵌め作業を行う。即ち、モール
Mの係合基部4をクリツプC1の差込み口8へ圧
入し、両係止段縁5,5のうち、下段側を係合片
11の爪縁12と係合させる(第4図イ状態)。
この状態で、クリツプC1の係止部14をアウタ
パネル1に貫設した長方形状の取付孔13の長辺
13aに弾性片16a,16bをそわせて押込ん
で行くと係止突起19,19は長辺13a,13
aの縁に案内されて弾性片16a,16bは空間
部18a,18bへ弾性変位し、係止突起19,
19が取付孔13を通過すると弾性復元して係止
される。これに伴つて、クリツプC1およびモー
ルMは起立され、両係止突起19,19の肩部1
9aが取付孔13の孔縁と係合された下で、基板
7と側片6とが密着され、これによりアウタパネ
ル1に対する抜脱およびがた付きが強固に規制さ
れる。なお、このときには、モールMのヒレ2は
モール接着部Dの上方に離間位置されている(第
4図ロ,ハ参照)。この後、モールMを下方へ押
圧し、差込み口8内へさらに押し込んでやると、
爪縁12は上段側の係止段縁5と係合されるとと
もに係合基部4の下部が両抱持片10,10にて
抱持される。こうして、モールMのヒレ2がモー
ル接着部Dに被せられる一方、リツプ3がドアガ
ラスGに密接し得、これらによりシール性が確保
される(第4図ニ参照)。なお、本例クリツプC
1は基板7の下縁を折返し、この折返し部分にス
リツトを介して接合片と抱持片とが並設されてい
るが、モールの係合基部4を抱持できるようなも
のであれば、本例のものに限られない。
次にモールMをドア側から取り外す作業につい
て説明する(第5図イ,ロ,ハ参照)。
まず、モールMを強く引き上げて、クリツプC
1をアウタパネル1側に残したまま該クリツプC
1から抜き取る。この後、クリツプC1を、第5
図ロに示すように実線矢印方向へ回動させる。こ
の際において、係止部14は、その支柱15の接
続片17a,17bに連接された弾性片16a,
16bは長辺13aの縁に案内されて空間部18
a,18b側へ弾性変位されながら回動される。
そして弾性片16a,16bの自由端隅角部に設
けられた係止突起19,19が長辺13aにより
離脱する位置、すなわち、取付孔13に対し第5
図ハに示す如き位置でクリツプC1を水平に引き
出せば、クリツプC1をアウタパネル1から容易
に抜き取ることができる。このようにすれば、装
着後のモールMおよびクリツプC1を破壊は勿論
のこと、損傷することなく取り外しうるため、必
要に応じてこれらを再使用に供することもでき
る。
特に、自由状態において両弾性片16a,16
bの張出し幅S1全体が取付孔13の長辺13a
間の間隔とほぼ等しく設定されており、クリツプ
C1が取付孔13に係合した状態で両弾性片16
a,16bは取付孔13の長辺13aに当接もし
くは近接している。したがつて、長期間の装着状
態において熱等の環境因子によりクリツプC1の
取付孔13からの抜け力が低下することはほとん
どない。
また、クリツプC1を取付孔13に弾性係着し
た第5図イの状態で破線矢印方向に回動させよう
としても、クリツプC1の支柱15とそれに連接
する接続片17a,17bとが断面Z字形状に形
成されて基板7より一体に垂設されているため、
この接続片17a,17bが長辺13aの縁に当
接されて両弾性片16a,16bは撓むことがで
きず、回動させることができない。したがつて、
モールMをドアアウタパネル1の側片6に装着し
た状態で、モールMとアウタパネル1との組付位
置のばら付きなどにより、モールMを介してクリ
ツプC1に時計回りの力が加わつても、クリツプ
C1が取付孔13から外れることがない。
(考案の効果) 本考案は、上述のように構成されているので、
次に記載する効果を奏する。
係止部の弾性片に設定すべき撓み量は両係止突
部が取付孔を通過するのに真に必要な量ですむた
め、必要以上に弾性片の弾性の増強を図る必要が
ない。したがつて、ドアの側片に対する取付け取
外し作業を損ねない範囲で、所定の装着強度が保
持される。
また、ドアに取付けられた状態では、弾性片は
ほぼ自由状態に復元しており、つまり係止突起は
取付孔に対してほぼ弾性応力を作用させることな
く係合している。このため、熱等の環境因子によ
る応力緩和、弾性力の減少という問題を有効に解
決し長期間良好な装着状態が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のモールの組付けを示す断面図、
第2図、第3図は本例のクリツプを内側および外
側からみた斜視図、第4図イ〜ニは、モールの組
付け作業を示す断面図、第5図イ〜ハは、モール
の取り外し作業を示す鉤片の縦断面図、第6図は
クリツプの他の実施例を示す斜視図である。 1……アウタパネル、2……ヒレ、4……係合
基部、6……側片、7……基板、10……抱持
片、11……係合片、13……取付孔、13a…
…長辺、14……係止部、15……支柱、16
a,16b……弾性片、17a,17b……接続
片、18a,18b……空間部、19……係止突
起、C,C1,C2……クリツプ、m,M……モ
ール。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ウエザストリツプモールデイングの係合基部に
    当接する基板と、この基板と協働して前記係合基
    部を包持する抱持片と自動車ドアの側片に穿設さ
    れた長方形状の取付孔に係入する係止部を備え、
    ウエザストリツプモールデイングを前記側片に装
    着させる自動車のドア用モールクリツプであつ
    て、 前記係止部は前記基板の一方の側面より延出さ
    れる板状の支柱の両側縁には反対向きに折曲され
    る接続片が形成されて断面略Z字形状に形成さ
    れ、また、前記支柱の先端より左右対称に前記基
    板側へ折返される断面略L字形状の対をなす弾性
    片を設けるとともに、この対をなす弾性片はその
    対角状位置の側縁を前記接続片にそれぞれ接合し
    て前記支柱の両側に反対向きに開口する空間部を
    有する断面略S字形状に形成し、かつこの断面略
    S字形状の弾性片側の幅を前記長方形状の取付孔
    の長辺間の間隔とほぼ等しく設定し、さらに、前
    記対をなす弾性片の折返し端部を前記基板より離
    隔してその空間部開口側の自由端隅角部の所定位
    置に前記取付孔と係合する係止突起を設ける構成
    とした自動車のドア用モールクリツプ。
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