JPH0413217Y2 - - Google Patents

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JPH0413217Y2
JPH0413217Y2 JP1985162913U JP16291385U JPH0413217Y2 JP H0413217 Y2 JPH0413217 Y2 JP H0413217Y2 JP 1985162913 U JP1985162913 U JP 1985162913U JP 16291385 U JP16291385 U JP 16291385U JP H0413217 Y2 JPH0413217 Y2 JP H0413217Y2
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molding
locking
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piece
body side
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JP1985162913U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等のウインドガラスの外周面
にモールを取付けるために、モール内面でモール
を係止するモール係止部材と、車体側に接着され
てモール係止部材を保持する基体部材との2部材
から成る車両のウインドモール取付用クリツプに
関するものである。
〔従来の技術と考案が解決しようとする問題点〕
このような2部材から成るクリツプは種々周知
となつている。しかしながら、ガラス端縁に弾圧
当接する受圧片を設けて接着力を高めたり或いは
脱着を容易にするように配慮したもの等はある
が、寸法精度のバラツキに起因するモールーガラ
ス面間の隙間の吸収に特に有効な構造のものは存
在しなかつた。
よつて、本考案はモールーガラス面間に生じる
可能性のある隙間を無くする車両のウインドモー
ル取付用クリツプを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、この目的を達成するためにモール係
止部材10が、モール1の車体2側の縁1a及び
ウインドガラス3側の縁1dに両端部で係合する
可とう性の係止片11と、この係止片の中間部分
12にインテグラルヒンジ11cを介して形成さ
れた脚13とより成り、基体部材20が、脚13
を挟持するほぼコの字形の両側の挟持片21とし
て形成され、車体側の挟持片21aには、モール
1の車体側の縁1aを係止する係止部分21bを
形成し、ガラス側の挟持片21hには、係止部分
21bにモール1の車体側の縁1aを係止させる
とモール内面を上方へ弾性反力で押圧するよう
に、車体側の挟持片21aの上方へ斜め方向へ延
びる可とう性のひれ22を形成したことを特徴と
する。
〔作用〕
車体側に位置付けされた挟持片21に、モール
1を係止したモール係止部材10の脚13を挟持
させてモール縁1aを係止部分21bに係止させ
る過程で、モール1の内面がひれ22を押す。し
たがつて、ひれ22の弾性反力により係止片11
に係止されたモール1のガラス側部分は、ガラス
面方向に回動しようとし、係止片11はそのイン
テグラルヒンジ11cを支点としてその回動を許
容する。このように斜めのひれ22が下方へ押さ
れることにより、その側の挟持片21hが相手方
の挟持片21aへ押されて挟持力も増大させる。
〔考案の実施例〕
クリツプは、第1図に示すようにモールを係止
するモール係止部材10と、このモール係止部材
をボデー側へ保持する基体部材20より構成され
る。モール係止部材10は、可とう性の2個の係
止片11と、双方の係止片11を連結させている
中間部分12において下方に向うテーパ状の脚1
3とを備えるように例えば合成樹脂より一体に成
形されている。係止片11は爪状であり、その一
方側では2枚のプレートが接合されて成るモール
1のうち車体2側で下方へ曲げられた部分の折返
し縁1aに弾性的に係止する突起状の係止部分1
1aを備え、他方側ではウインドガラス3側の縁
部1dの溝1bに先端11bが係入するように成
つている。
基体部材20も同様に合成樹脂より一体に成形
されており、脚13を挟持するようにほぼコの字
形の可とう性の挟持片21と、同様に可とう性の
ひれ22とを備えている。そして車体側の挟持片
21aの上端にはモール1の折返し縁1aを係止
する突起状の係止部分21b及び車体2の開口周
面2aに対するスペーサ21cを備えている。ウ
インドガラス3側の挟持片21hの上端にはウイ
ンドガラス3のエツジを係止する突起状の係止部
分21dが形成されている。ひれ22は挟持片2
1hの上端に形成され、挟持片21aの上方を越
えて斜目方向に向かつて延び、モール取付け時に
その内面で押圧されてたわむ形状になつている。
脚13の両面及び挟持片21a,21hの内面に
は互に係合し合う歯形13a,21eが形成され
ている。挟持片21の底面21fは平坦であり、
フランジ2cへの接着面となる。脚13の付根
は、その厚みを薄くすることにより係止片11に
対するヒンジ部分11cとして形成されている。
動作は次の通りである。
ウインドガラス3の接着に際しては、先ずダム
部材4をガラス3側に接着し、その後ダム部材4
の外周に接着剤6を載せた後、挟持片21及びウ
インドガラス3を第2図bに示すように位置付け
する。この状態で挟持片21はスペーサ21cと
フランジ2cへ当る底面21fとにより所定のモ
ール係止位置に正確に位置付けされる。一方モー
ル1にはモール係止部材10を第2図aに示すよ
うに弾性的に係合させ、次いで接着剤6の硬化し
ないうちに基体部材20に対応した位置にモール
1に沿つてスライドさせ、脚13を挟持片21の
溝21gにひれ22が係止片11の外側に位置す
るように挿入する。
この挿入過程で、モール1のコーナ部分内面に
ひれ22が当たり始めると、その反力(矢印A方
向)でヒンジ部分11cを支点としてガラス側の
モール1が係止片11と一体になつて矢印B方向
に回動してガラス面に当たり始める。さらに、モ
ール1を押して脚13を溝21gに深く挿入して
縁1aが弾性的に係止部分21bに係止されて正
規取付状態になると、モール1の車体載置部分に
は隙間なく車体2に当接し、またひれ22がさら
に強く押されることにより挟持片21hが矢印C
方向にたわみ、歯形13a,21eによる係合が
より強固となる。さらに、モール1のガラス側縁
1dはひれ22の反力でより強くガラス面に当た
り寸法誤差を吸収して隙間は確実に生じなくな
る。係止部分21dはウインドガラス3の浮き上
りを防止する。
尚、モール係止部材は、係止片11を1個にし
て形成することもできる。
〔考案の効果〕
以上、本考案によればモールにセツトされたモ
ール係止部材を基体部材に挟持させ、さらにモー
ル縁を基体部材に係止させると、モールがひれの
弾性反力で回動させられるために、ボデー及び関
連部品の寸法に或は取付作業にバラツキがあつた
としてもガラス面との隙間は確実に吸収でき、同
時にひれが押されることによりモール係止部材に
対する挟持力も増大する。したがつて、簡単な構
造及び取付け作業により、モール取付け状態が見
栄え上及び実質上大巾に改善される2部材のウイ
ンドモール取付用クリツプが実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるクリツプの分解
斜視図、第2図aはモール係止部材のモール係止
状態を示す図、第2図bは基体部材の接着状態を
示す図及び第3図はモールの最終的な取付状態を
示す図である。 1……モール、2……車体、3……ウインドガ
ラス、10……モール係止部材、11……係止
片、13……脚、20……基体部材、21,21
a,21h……挟持片、22……ひれ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体開口のフランジに接着されるウインドガラ
    スの外周面にモールを取付けるために、モール内
    面でモールを係止するモール係止部材と、車体側
    に接着されてモール係止部材を保持する基体部材
    との2部材から成る車両のウインドモール取付用
    クリツプにおいて、 前記モール係止部材が、前記モールの車体側縁
    及びガラス側縁に両端部でそれぞれ係合する可と
    う性係止片と、この係止片の中間部分にインテグ
    ラルヒンジを介して形成された脚とより成り、 前記基体部材が、前記脚を挟持するほぼコの字
    形の両側の挟持片として形成され、前記車体側の
    前記挟持片には、前記モールの前記車体側縁を係
    止する係止部分を形成し、前記ガラス側の前記挟
    持片には、前記係止部分に前記モールの前記車体
    側縁を係止させると前記モール内面を上方へ弾性
    反力で押圧するように、前記車体側の前記挟持片
    の上方へ斜め方向へ延びる可とう性のひれを形成
    したことを特徴とする車両のウインドモール取付
    用クリツプ。
JP1985162913U 1985-10-25 1985-10-25 Expired JPH0413217Y2 (ja)

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JP1985162913U JPH0413217Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

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JPS6271014U JPS6271014U (ja) 1987-05-06
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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0722329Y2 (ja) * 1989-04-11 1995-05-24 本田技研工業株式会社 モールクリップ組立体
JP2583856Y2 (ja) * 1992-06-12 1998-10-27 株式会社東郷製作所 ウインドモール用クリップ

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013813B2 (ja) * 1982-03-16 1985-04-09 石川島播磨重工業株式会社 バツチヤプラントの材料投入量制御方法

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JPS6122006Y2 (ja) * 1980-05-20 1986-07-02
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JPS6013813B2 (ja) * 1982-03-16 1985-04-09 石川島播磨重工業株式会社 バツチヤプラントの材料投入量制御方法

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JPS6271014U (ja) 1987-05-06

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