JPH0649456Y2 - モールディングの取り付け構造 - Google Patents
モールディングの取り付け構造Info
- Publication number
- JPH0649456Y2 JPH0649456Y2 JP8667189U JP8667189U JPH0649456Y2 JP H0649456 Y2 JPH0649456 Y2 JP H0649456Y2 JP 8667189 U JP8667189 U JP 8667189U JP 8667189 U JP8667189 U JP 8667189U JP H0649456 Y2 JPH0649456 Y2 JP H0649456Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding
- clip
- hook
- engaging
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、モールディングをボデーに取り付けるための
取り付け構造に関する。
取り付け構造に関する。
〔従来技術〕 自動車の窓開口に取り付けられたガラスの縁部を保護す
るとともに、装飾的効果を達成するために、モールディ
ングがガラス縁部に沿って取り付けられる。このモール
ディングの取り付けのためには、窓開口に沿ってボデー
側にTスタッドを溶接等により取り付け、該Tスタッド
に樹脂製のクリップを嵌めて該クリップによりモールデ
ィングを保持する構成が採用される。
るとともに、装飾的効果を達成するために、モールディ
ングがガラス縁部に沿って取り付けられる。このモール
ディングの取り付けのためには、窓開口に沿ってボデー
側にTスタッドを溶接等により取り付け、該Tスタッド
に樹脂製のクリップを嵌めて該クリップによりモールデ
ィングを保持する構成が採用される。
このモールディング取り付け構造の一例を第1図に示
す。自動車ボデー1の窓開口近傍には段部2が形成さ
れ、この段部2にガラス3が接着剤4により取り付けら
れる。ボデー1の段部2にはTスタッド5が適当な間隔
で溶接され、このTスタッドにクリップ6が取り付けら
れる。すなわち、クリップ6にはTスタッド5の軸部5a
を通す長さ穴6aとTスタッド5の頭部5bの下面を受ける
段部6bを有し、クリップ6の長穴6aの端部に形成され
た、Tスタッド5の頭部5bを通すことができる大きさの
開口からTスタッド5を挿入して長穴6aの長さ方向にク
リップ6を滑らせることにより、クリップ6を第1図に
示す位置に取り付けることができる。
す。自動車ボデー1の窓開口近傍には段部2が形成さ
れ、この段部2にガラス3が接着剤4により取り付けら
れる。ボデー1の段部2にはTスタッド5が適当な間隔
で溶接され、このTスタッドにクリップ6が取り付けら
れる。すなわち、クリップ6にはTスタッド5の軸部5a
を通す長さ穴6aとTスタッド5の頭部5bの下面を受ける
段部6bを有し、クリップ6の長穴6aの端部に形成され
た、Tスタッド5の頭部5bを通すことができる大きさの
開口からTスタッド5を挿入して長穴6aの長さ方向にク
リップ6を滑らせることにより、クリップ6を第1図に
示す位置に取り付けることができる。
モールディング7は細長い形状で、長さ方向の縁7a、7b
は内向きにかぎ形に折り曲げられている。一方の縁7bは
ガラス3に隣接して配置され、該ガラス3に接触する弾
性ストリップ8を有する。クリップ6は、モールディン
グ7の他方の縁7aの内側に係合するかぎ状部分6cとこの
縁7aを下から支える弾性舌状部分6dを有する。また、モ
ールディング7の縁7aには、ボデー1に弾性的に接触す
る弾性ストリップ9が取り付けられる。この構造におい
ては、モールディング7はクリップ6のかぎ状部分6cに
より取り付け位置に保持される。
は内向きにかぎ形に折り曲げられている。一方の縁7bは
ガラス3に隣接して配置され、該ガラス3に接触する弾
性ストリップ8を有する。クリップ6は、モールディン
グ7の他方の縁7aの内側に係合するかぎ状部分6cとこの
縁7aを下から支える弾性舌状部分6dを有する。また、モ
ールディング7の縁7aには、ボデー1に弾性的に接触す
る弾性ストリップ9が取り付けられる。この構造におい
ては、モールディング7はクリップ6のかぎ状部分6cに
より取り付け位置に保持される。
上述した従来のモールディング取り付け構造では、モー
ルディング7の縁7b側に第1図の矢印Fで示す方向に外
力が作用したとき、モールディング7が縁7aとかぎ状部
分6cとの間の係合点廻りに回動して縁7bが浮き上がる、
という問題がある。
ルディング7の縁7b側に第1図の矢印Fで示す方向に外
力が作用したとき、モールディング7が縁7aとかぎ状部
分6cとの間の係合点廻りに回動して縁7bが浮き上がる、
という問題がある。
したがって、本考案の目的は、このような外力のもとで
も浮き上がりを生じることがないモールディング取り付
け構造を提供することである。
も浮き上がりを生じることがないモールディング取り付
け構造を提供することである。
上記課題を解決するため、本考案のモールディング取り
付け構造においては、クリップをボデー取り付けクリッ
プとモールディング取り付けクリップの2部品からなる
構成とする。ボデー取り付けクリップは、ボデーに取り
付けられたTスタッドに係合する係合部を有し、この係
合部によりボデーに取り付けられる。さらに、ボデー取
り付けクリップにはモールディングの一方の長さ方向縁
部に形成される第1かぎ状部分に係合して該モールディ
ングを保持する第1保持部と、2つの側壁から構成され
る係合凹部を有する。モールディング取り付けクリップ
は、モールディングの他方の長さ方向縁部に形成される
第2かぎ状部分に係合して該モールディングを保持する
第2保持部と、モールディングの第1かぎ状部分に係合
して該モールディングを保持する第3保持部と、ボデー
取り付けクリップの係合凹部に嵌合する係合凸部とを有
する。
付け構造においては、クリップをボデー取り付けクリッ
プとモールディング取り付けクリップの2部品からなる
構成とする。ボデー取り付けクリップは、ボデーに取り
付けられたTスタッドに係合する係合部を有し、この係
合部によりボデーに取り付けられる。さらに、ボデー取
り付けクリップにはモールディングの一方の長さ方向縁
部に形成される第1かぎ状部分に係合して該モールディ
ングを保持する第1保持部と、2つの側壁から構成され
る係合凹部を有する。モールディング取り付けクリップ
は、モールディングの他方の長さ方向縁部に形成される
第2かぎ状部分に係合して該モールディングを保持する
第2保持部と、モールディングの第1かぎ状部分に係合
して該モールディングを保持する第3保持部と、ボデー
取り付けクリップの係合凹部に嵌合する係合凸部とを有
する。
本考案のモールディング取り付け構造においては、モー
ルディング取り付けクリップが先ずモールディングに取
り付けられる。このためには、モールディング取り付け
クリップの第2保持部がモールディングの第2かぎ状部
分に、第3保持部がモールディングの第1かぎ状部分に
係合させられる。また、ボデー取り付けクリップは、そ
の係合部がボデーに取り付けられたTスタッドに係合さ
せられることにより、ボデーに取り付けられる。この状
態で、モールディング取り付けクリップの係合凸部をボ
デー取り付けクリップの係合凹部に差し込むことによ
り、両クリップを互いに結合する。この操作の過程で、
ボデー取り付けクリップの第1保持部がモールディング
の第1かぎ状部分に係合する。したがって、モールディ
ングは、第1かぎ状部分がボデー取り付けクリップの第
1保持部によりボデー上に保持されることになる。
ルディング取り付けクリップが先ずモールディングに取
り付けられる。このためには、モールディング取り付け
クリップの第2保持部がモールディングの第2かぎ状部
分に、第3保持部がモールディングの第1かぎ状部分に
係合させられる。また、ボデー取り付けクリップは、そ
の係合部がボデーに取り付けられたTスタッドに係合さ
せられることにより、ボデーに取り付けられる。この状
態で、モールディング取り付けクリップの係合凸部をボ
デー取り付けクリップの係合凹部に差し込むことによ
り、両クリップを互いに結合する。この操作の過程で、
ボデー取り付けクリップの第1保持部がモールディング
の第1かぎ状部分に係合する。したがって、モールディ
ングは、第1かぎ状部分がボデー取り付けクリップの第
1保持部によりボデー上に保持されることになる。
この取り付け状態でモールディングの一方の縁部に該縁
部を持ち上げるような力が作用すると、モールディング
取り付けクリップにこれを回動させる方向の力が生じ
る。しかし、モールディング取り付けクリップは、係合
凸部がボデー取り付けクリップの係合凹部に嵌合してい
るので、この回動力に対して抵抗し、回動を生じること
はない。その結果、モールディングの縁部が外力により
浮き上がるのを防止できる。
部を持ち上げるような力が作用すると、モールディング
取り付けクリップにこれを回動させる方向の力が生じ
る。しかし、モールディング取り付けクリップは、係合
凸部がボデー取り付けクリップの係合凹部に嵌合してい
るので、この回動力に対して抵抗し、回動を生じること
はない。その結果、モールディングの縁部が外力により
浮き上がるのを防止できる。
以下、本考案の実施例を図について説明する。
モールディング(第2図) この実施例に使用されるモールディング10は金属製の芯
材11と該芯材11の外側に被覆された樹脂被覆層12とから
なる。モールディング10は細長い形状で、一方の長さ方
向縁部には内向きに折り曲げられた第1かぎ状部分10a
が形成され、他方の長さ方向縁部には内向きに折り曲げ
られた第2かぎ状部分10bが形成されている。樹脂被覆1
2には、第1かぎ状部分10aに隣接する位置に、幅方向に
延びる柔軟な弾性ストリップ12aが、また第2かぎ状部
分10bに隣接する位置に、幅方向に延びる柔軟な弾性ス
トリップ12bが、それぞれ形成されている。
材11と該芯材11の外側に被覆された樹脂被覆層12とから
なる。モールディング10は細長い形状で、一方の長さ方
向縁部には内向きに折り曲げられた第1かぎ状部分10a
が形成され、他方の長さ方向縁部には内向きに折り曲げ
られた第2かぎ状部分10bが形成されている。樹脂被覆1
2には、第1かぎ状部分10aに隣接する位置に、幅方向に
延びる柔軟な弾性ストリップ12aが、また第2かぎ状部
分10bに隣接する位置に、幅方向に延びる柔軟な弾性ス
トリップ12bが、それぞれ形成されている。
ボデー取り付けクリップ(第3図ないし第8図) ボデー取り付けクリップ20は、樹脂材料の成形により一
体に形成され、第3図および第4図に示すように、細長
い板状のベース21を有する。ベース21のほぼ中央部には
該ベース21をボデーのTスタッドに取り付けるための長
穴22が形成されている。長穴22の一端中央から長穴22の
中央部に向けて延びるように矩形状の係止爪23が形成さ
れている。
体に形成され、第3図および第4図に示すように、細長
い板状のベース21を有する。ベース21のほぼ中央部には
該ベース21をボデーのTスタッドに取り付けるための長
穴22が形成されている。長穴22の一端中央から長穴22の
中央部に向けて延びるように矩形状の係止爪23が形成さ
れている。
第5図に示すように、係止爪23はベース21の上面からベ
ース21の厚さの半分より幾分薄い厚さに形成され、上下
方向に弾性を有する。係止爪23の先端舌面には斜面23a
が形成される。第3図に示すように、長穴22の長さ方向
中央部の両側から係止爪23の位置とは反対の端に向けて
横U字形台部24が形成される。第5図に示すように、こ
の台部24は、ベース21の下面より僅かに上方の位置から
ベース21の厚さの半分より幾分薄い厚さに形成され、台
部24の端部は末端が薄く漸次厚みを増すように形成され
ている。長穴22の幅はTスタッド5の頭部5bを受け入れ
得る大きさで、台部24の横U字の間の幅はTスタッド5
の軸5aを受入ることができるが、Tスタッド5の頭部5b
は抜けられない大きさに形成される。
ース21の厚さの半分より幾分薄い厚さに形成され、上下
方向に弾性を有する。係止爪23の先端舌面には斜面23a
が形成される。第3図に示すように、長穴22の長さ方向
中央部の両側から係止爪23の位置とは反対の端に向けて
横U字形台部24が形成される。第5図に示すように、こ
の台部24は、ベース21の下面より僅かに上方の位置から
ベース21の厚さの半分より幾分薄い厚さに形成され、台
部24の端部は末端が薄く漸次厚みを増すように形成され
ている。長穴22の幅はTスタッド5の頭部5bを受け入れ
得る大きさで、台部24の横U字の間の幅はTスタッド5
の軸5aを受入ることができるが、Tスタッド5の頭部5b
は抜けられない大きさに形成される。
この構成で、ベース21をTスタッド5に取り付ける場合
には、長穴22の台部24がない位置でTスタッド5の頭部
5bを長穴22に挿入し、係止爪23を上方に変形させながら
クリップ20を横方向にすべらしてTスタッド5の頭部5b
の下面を台部24に係合させ第5図および第7図に想像線
で示す位置に置く。
には、長穴22の台部24がない位置でTスタッド5の頭部
5bを長穴22に挿入し、係止爪23を上方に変形させながら
クリップ20を横方向にすべらしてTスタッド5の頭部5b
の下面を台部24に係合させ第5図および第7図に想像線
で示す位置に置く。
ベース21の長さ方向にみて台部24に隣接する位置に、該
台部24から直立して第1保持部25が形成される。第1保
持部25は、第8図に示すように上端にかぎ部25aを有
し、ベース21の幅方向に僅かに傾斜して形成される。ま
た、かぎ部25aは、ベース21の幅方向に弾性を有する。2
6は、第1保持部25の近傍でベース21に形成した抜き穴
である。ベース21の長さ方向にみて第1保持部25の両側
には該第1保持部25を保護するための保護板部27が形成
されている。
台部24から直立して第1保持部25が形成される。第1保
持部25は、第8図に示すように上端にかぎ部25aを有
し、ベース21の幅方向に僅かに傾斜して形成される。ま
た、かぎ部25aは、ベース21の幅方向に弾性を有する。2
6は、第1保持部25の近傍でベース21に形成した抜き穴
である。ベース21の長さ方向にみて第1保持部25の両側
には該第1保持部25を保護するための保護板部27が形成
されている。
長穴22を挟んで第1保持部と反対側では、ベース21から
直立して一対の垂直壁28、29が形成されている。第6図
に示すように、垂直壁28、29の間には上向きに開口する
溝状の係合凹部30が形成されている。垂直壁28、29の上
端には、この係合凹部30に向かって傾斜する傾斜面28
a、29aがそれぞれ形成されている。また、ベース21の長
さ方向両端の片側にはハ字状の弾性脚片31が形成されて
いる。この弾性脚片31は、ボデー取り付けクリップ20が
ボデー1に取り付けられた状態で該ボデー1の段部2の
垂直壁に係合してクリップ20の姿勢を保持するためのも
のである。
直立して一対の垂直壁28、29が形成されている。第6図
に示すように、垂直壁28、29の間には上向きに開口する
溝状の係合凹部30が形成されている。垂直壁28、29の上
端には、この係合凹部30に向かって傾斜する傾斜面28
a、29aがそれぞれ形成されている。また、ベース21の長
さ方向両端の片側にはハ字状の弾性脚片31が形成されて
いる。この弾性脚片31は、ボデー取り付けクリップ20が
ボデー1に取り付けられた状態で該ボデー1の段部2の
垂直壁に係合してクリップ20の姿勢を保持するためのも
のである。
モールディング取り付けクリップ(第9図ないし第13
図) モールディング取り付けクリップ40は、第9図および第
10図に示すように細長い板状のベース41を有する。この
ベース41の一方の縁部41aは、第11図に示すように、モ
ールディング10の第2かぎ状部分10bに係合する第2保
持部を構成する。
図) モールディング取り付けクリップ40は、第9図および第
10図に示すように細長い板状のベース41を有する。この
ベース41の一方の縁部41aは、第11図に示すように、モ
ールディング10の第2かぎ状部分10bに係合する第2保
持部を構成する。
ベース41の縁部41aとは反対側の縁には、ベース41の一
端寄りの位置に下向きに延びる壁状の係合凸部42が形成
される。この係合凸部42は、ボデー取り付けクリップ20
に形成される係合凹部30に嵌合する厚さに形成されてい
る。また、この係合凸部42の上下方向中間部には、係合
凹部30を構成する一方の垂直壁29の上端に形成される斜
面29aに係合するための斜面43aをもった突起43が形成さ
れている。
端寄りの位置に下向きに延びる壁状の係合凸部42が形成
される。この係合凸部42は、ボデー取り付けクリップ20
に形成される係合凹部30に嵌合する厚さに形成されてい
る。また、この係合凸部42の上下方向中間部には、係合
凹部30を構成する一方の垂直壁29の上端に形成される斜
面29aに係合するための斜面43aをもった突起43が形成さ
れている。
係合凸部42の一端には、この係合凸部42からスリット44
により分離されて第3保持部45が形成される。この第3
保持部45は、第12図に示すように、モールディング10の
第1かぎ状部分10aに係合するためのかぎ部45aを有す
る。また、第3保持部45は、ベース41の幅方向に弾性を
有する。
により分離されて第3保持部45が形成される。この第3
保持部45は、第12図に示すように、モールディング10の
第1かぎ状部分10aに係合するためのかぎ部45aを有す
る。また、第3保持部45は、ベース41の幅方向に弾性を
有する。
ベース41の反対側の端には、係合凸部42と同一断面形状
で、長さが係合凸部42より短い係合凸部46が形成され、
さらに該係合凸部46からスリット47を介して分離され
て、保持部45と同一形状の保持部48が形成されている。
この保持部48もモールディング10の第1かぎ状部分10a
に係合するための第3保持部を構成するものである。保
持部45、48の上部にはモールディングの上側内面に接触
するように配置された弾性片49が形成される。また、ベ
ース41の両端には、該ベース41からハ字状に延びるよう
に弾性脚片50が形成されている。この弾性脚片50は、モ
ールディング10の第2かぎ状部分10bの内面に適当な摩
擦力で接触してクリップ40の横ずれを防止するためのも
のである。
で、長さが係合凸部42より短い係合凸部46が形成され、
さらに該係合凸部46からスリット47を介して分離され
て、保持部45と同一形状の保持部48が形成されている。
この保持部48もモールディング10の第1かぎ状部分10a
に係合するための第3保持部を構成するものである。保
持部45、48の上部にはモールディングの上側内面に接触
するように配置された弾性片49が形成される。また、ベ
ース41の両端には、該ベース41からハ字状に延びるよう
に弾性脚片50が形成されている。この弾性脚片50は、モ
ールディング10の第2かぎ状部分10bの内面に適当な摩
擦力で接触してクリップ40の横ずれを防止するためのも
のである。
取り付け方法(第14図ないし第16図) モールディング10に対してモールディング取り付けクリ
ップ40が第14図に示すように取り付けられる。すなわ
ち、モールディング取り付けクリップ40のベース41の縁
部41aにより形成される第2保持部をモールディング10
の第2かぎ状部分10bに係合させ、第3保持部45、48の
かぎ部45a、48aをモールディング10の第1かぎ状部分10
aに係合させる。この状態では、クリップ40のハ字状弾
性脚片50がモールディング10の第2かぎ状部分10bの内
面に接触する。また、弾性片49がモールディング10の内
面に接触する。したがって、クリップ40は、横ずれを生
じることなくモールディング10上に保持される。
ップ40が第14図に示すように取り付けられる。すなわ
ち、モールディング取り付けクリップ40のベース41の縁
部41aにより形成される第2保持部をモールディング10
の第2かぎ状部分10bに係合させ、第3保持部45、48の
かぎ部45a、48aをモールディング10の第1かぎ状部分10
aに係合させる。この状態では、クリップ40のハ字状弾
性脚片50がモールディング10の第2かぎ状部分10bの内
面に接触する。また、弾性片49がモールディング10の内
面に接触する。したがって、クリップ40は、横ずれを生
じることなくモールディング10上に保持される。
ボデー取り付けクリップ20は前述したようにしてボデー
1の段部2に溶接等により固定したTスタッド5に取り
付けられる。この状態を第15図に示す。そこで、クリッ
プ40を取り付けたモールディング10をボデー1に取り付
ける。このために、モールディング10上のクリップ40の
係合凸部42、46のいずれかを、ボデー1上に取り付けた
クリップ20の係合凹部30に係合させる。この過程で、ボ
デー取り付けクリップ20の第1保持部25のかぎ部25aが
モールディング10の第1かぎ状部分10aにすべり込ん
で、第16図に示すように係合状態となる。したがって、
モールディング10はボデー取り付けクリップ20によりボ
デー1上に保持される。
1の段部2に溶接等により固定したTスタッド5に取り
付けられる。この状態を第15図に示す。そこで、クリッ
プ40を取り付けたモールディング10をボデー1に取り付
ける。このために、モールディング10上のクリップ40の
係合凸部42、46のいずれかを、ボデー1上に取り付けた
クリップ20の係合凹部30に係合させる。この過程で、ボ
デー取り付けクリップ20の第1保持部25のかぎ部25aが
モールディング10の第1かぎ状部分10aにすべり込ん
で、第16図に示すように係合状態となる。したがって、
モールディング10はボデー取り付けクリップ20によりボ
デー1上に保持される。
ここで第16図に示すように、モールディング10の縁部に
矢印の方向の外力が作用すると、モールディング10が第
1かぎ状部分10aと第1保持部25と第3保持部45、48と
の係合点廻りに回動しようとする。しかし、モールディ
ング取り付けクリップ40は、ボデー取り付けクリップ20
に対して相対的回動が阻止されるように係合凸部42、46
がクリップ20の係合凹部30に係合しており、ボデー取り
付けクリップ20に対して回動することはできない。ま
た、モールディング取り付けクリップ40の第2保持部が
モールディング10の第2かぎ状部分10bに、第3保持部
が第1かぎ状部分10aに、それぞれ係合しているので、
モールディング取り付けクリップ40はモールディング10
に対しても相対的に回動することができない。したがっ
て、モールディング10はこの外力に対してしっかりと保
持され、縁部が浮き上がることはない。
矢印の方向の外力が作用すると、モールディング10が第
1かぎ状部分10aと第1保持部25と第3保持部45、48と
の係合点廻りに回動しようとする。しかし、モールディ
ング取り付けクリップ40は、ボデー取り付けクリップ20
に対して相対的回動が阻止されるように係合凸部42、46
がクリップ20の係合凹部30に係合しており、ボデー取り
付けクリップ20に対して回動することはできない。ま
た、モールディング取り付けクリップ40の第2保持部が
モールディング10の第2かぎ状部分10bに、第3保持部
が第1かぎ状部分10aに、それぞれ係合しているので、
モールディング取り付けクリップ40はモールディング10
に対しても相対的に回動することができない。したがっ
て、モールディング10はこの外力に対してしっかりと保
持され、縁部が浮き上がることはない。
以上述べたように、本考案においては、モールディング
をボデーに取り付けるためのクリップが、モールディン
グ取り付けクリップとボデー取り付けクリップの2部品
により構成され、モールディング取り付けクリップは、
モールディングとの間にも、ボデー取り付けクリップと
の間にも相対的回動を生じ得ないように形成されている
ので、モールディングの縁に作用する外力によるモール
ディングの縁部の浮き上がりを防止することが可能にな
る。
をボデーに取り付けるためのクリップが、モールディン
グ取り付けクリップとボデー取り付けクリップの2部品
により構成され、モールディング取り付けクリップは、
モールディングとの間にも、ボデー取り付けクリップと
の間にも相対的回動を生じ得ないように形成されている
ので、モールディングの縁に作用する外力によるモール
ディングの縁部の浮き上がりを防止することが可能にな
る。
第1図は従来のモールディング取り付け構造の一例を示
す断面図、第2図はモールディングの一例を示す断面
図、第3図は本考案の一実施例によるボデー取り付けク
リップの平面図、第4図は正面図、第5図は第3図のV
−V線断面図、第6図は第3図の左方向からみた側面
図、第7図は第3図のVII-VII線断面図、第8図は第3
図のVIII-VIII線断面図、第9図は本考案の一実施例に
よるモールディング取り付けクリップの平面図、第10図
は正面図、第11図は第9図のXI-XI線断面図、第12図は
第9図の左方向からみた側面図、第13図は第9図のXIII
-XIII線断面図、第14図はモールディングにクリップを
取り付けた状態を示す断面図、第15図はボデーにクリッ
プを取り付けた状態を示す断面図、第16図はボデー取り
付けクリップにモールディング取り付けクリップを取り
付けることによりモールディングをボデーに取り付けた
状態を示す断面図である。 10……モールディング、 10a……第1かぎ状部分、 10b……第2かぎ状部分、 20……ボデー取り付けクリップ 25……第1保持部、 30……係合凹部、 40……モールディング取り付けクリップ、 41a……縁部、 45……第3保持部
す断面図、第2図はモールディングの一例を示す断面
図、第3図は本考案の一実施例によるボデー取り付けク
リップの平面図、第4図は正面図、第5図は第3図のV
−V線断面図、第6図は第3図の左方向からみた側面
図、第7図は第3図のVII-VII線断面図、第8図は第3
図のVIII-VIII線断面図、第9図は本考案の一実施例に
よるモールディング取り付けクリップの平面図、第10図
は正面図、第11図は第9図のXI-XI線断面図、第12図は
第9図の左方向からみた側面図、第13図は第9図のXIII
-XIII線断面図、第14図はモールディングにクリップを
取り付けた状態を示す断面図、第15図はボデーにクリッ
プを取り付けた状態を示す断面図、第16図はボデー取り
付けクリップにモールディング取り付けクリップを取り
付けることによりモールディングをボデーに取り付けた
状態を示す断面図である。 10……モールディング、 10a……第1かぎ状部分、 10b……第2かぎ状部分、 20……ボデー取り付けクリップ 25……第1保持部、 30……係合凹部、 40……モールディング取り付けクリップ、 41a……縁部、 45……第3保持部
Claims (1)
- 【請求項1】一方の長さ方向縁部に内向きに折り曲げら
れた第1かぎ状部分を有し、他方の長さ方向縁部に内向
きに折り曲げられた第2かぎ状部分を有するモールディ
ングを、ボデーに取り付けたTスタッドとクリップを介
して前記ボデーに取りつけるモールディングの取り付け
構造において、 前記クリップはボデー取り付けクリップとモールディン
グ取り付けクリップとからなり、 前記ボデー取り付けクリップは、 (a)前記ボデーに取り付けられたTスタッドに係合す
る係合部と、 (b)前記モールディングの前記第1かぎ状部分に係合
して該モールディングを保持する第1保持部と、 (c)2つの側壁から構成される係合凹部と、 を有し、 前記モールディング取り付けクリップは、 (d)前記モールディングの前記第2かぎ状部分に係合
して該モールディングを保持する第2保持部と、 (e)前記モールディングの前記第1かぎ状部分に係合
して該モールディングを保持する第3保持部と、 (f)前記ボデー取り付けクリップの前記係合凹部に嵌
合する係合凸部と、 とを有することを特徴とするモールディングの取り付け
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8667189U JPH0649456Y2 (ja) | 1989-07-24 | 1989-07-24 | モールディングの取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8667189U JPH0649456Y2 (ja) | 1989-07-24 | 1989-07-24 | モールディングの取り付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0325322U JPH0325322U (ja) | 1991-03-15 |
JPH0649456Y2 true JPH0649456Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=31636279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8667189U Expired - Lifetime JPH0649456Y2 (ja) | 1989-07-24 | 1989-07-24 | モールディングの取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649456Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-24 JP JP8667189U patent/JPH0649456Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0325322U (ja) | 1991-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0636977Y2 (ja) | 接着式ウインドのモール装着装置 | |
US4712341A (en) | Modular window assembly clip | |
JPH0624884B2 (ja) | 自動車用ウインドモ−ルのコ−ナ−モ−ル取付構造 | |
JPH0649456Y2 (ja) | モールディングの取り付け構造 | |
JP2593725Y2 (ja) | ドアベルトモール用クリップ | |
JP3116793B2 (ja) | ウインドガラスの仮止め用クリップ | |
JPH0413217Y2 (ja) | ||
JP2759264B2 (ja) | 物品の取付構造 | |
JPH0443611Y2 (ja) | ||
JPS6332004Y2 (ja) | ||
JPH0622577Y2 (ja) | 自動車ドアのベルトモール用クリップ | |
JPH0218329Y2 (ja) | ||
KR0120434Y1 (ko) | 자동차의 측면창 고정구조 | |
JPH0522410Y2 (ja) | ||
JPH0343880Y2 (ja) | ||
JP2604141Y2 (ja) | ウィンドシールド仮止め用ファスナ | |
JPS6140607Y2 (ja) | ||
JPH0241045Y2 (ja) | ||
JPH0356092Y2 (ja) | ||
JPH0623144Y2 (ja) | ワイヤハ−ネス固定用クリップ | |
JPS6326280Y2 (ja) | ||
JPH0319605Y2 (ja) | ||
JP3191211B2 (ja) | キーシリンダの固定クリップ | |
JPH0713530U (ja) | 接着式ウインドガラスの留め具 | |
JP2583856Y2 (ja) | ウインドモール用クリップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |