JPH0514904Y2 - - Google Patents

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JPH0514904Y2
JPH0514904Y2 JP1987086658U JP8665887U JPH0514904Y2 JP H0514904 Y2 JPH0514904 Y2 JP H0514904Y2 JP 1987086658 U JP1987086658 U JP 1987086658U JP 8665887 U JP8665887 U JP 8665887U JP H0514904 Y2 JPH0514904 Y2 JP H0514904Y2
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lock
locking
metal fitting
lock lever
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、自動車のシートクツシヨンをフロア
ーパネルに固定するための固定具の改良に関する
ものである。
「従来の技術」 従来から、自動車のシートクツシヨンをフロア
ーパネルに固定する場合には、第3図に示す如
く、シートクツシヨン1の下面にU字状の金具2
を固設する一方、フロアーパネル3に固定段部3
aを形成し、該固定段部3aの上記U字状の金具
2と対応する個所に取付孔4を穿設して、該取付
孔4に係着される専用の固定具(図示せず)内に
対して、上記U字状の金具2をロツクすることに
より、シートクツシヨン1をフロアーパネル3に
固定する方法が一般に採用されている。
そこで、本出願人は、上記の固定具として、実
願昭60−第86855号のものを既に提供している。
この固定具は、第4図に示す如く、内部にシー
トクツシヨン1の金具2を挿入する合成樹脂製の
有底筒状本体11と、該本体11内に挿入された
金具2をロツクする合成樹脂製のロツクレバー1
2とから成り、前者の有底筒状本体11は、自身
の外壁面に上記フロアーパネル3の取付孔4に共
働して係着する環状のフランジ部13と係合爪部
14を一体に形成すると共に、該フランジ部13
の上方に位置する本体11の壁面に、上記ロツク
レバー12をスライド可能に嵌入する内部中空の
ガイド壁部15を一体に横設する構成となつてい
る。
他方、後者のロツクレバー12は、上記本体1
1内に臨む自身の端部に、U字状の金具2を実際
にロツクする二叉のロツク爪17を形成してな
り、自身のフツク部18と本体11側に設けられ
たフツク部16間に装着されたコイルばね19の
ばね圧により、上記ガイド壁部15内において、
二叉のロツク爪17が常時本体11の内部方向に
付勢される構成となつている。
そして、斯る構成の固定具を用いて、シートク
ツシヨン1をフロアーパネル3に固定する場合に
は、まず上記フランジ部13と係合爪部14を介
して、筒状本体11をフロアーパネル3の固定段
部3aに穿設されている各取付孔4に係着する。
次いで、コイルばね19のばね圧に抗して、ロ
ツクレバー12をガイド壁部15から引き出し、
ロツク爪17をも同時に後退させて、本体11内
部にシートクツシヨン1のU字状の金具2を挿入
した後、ロツクレバー12の引き出しを解除し
て、ロツク爪17を本体11の内部に復帰させれ
ば、第5図に示す如く、該ロツク爪17が本体1
1の内壁面に当接して、U字状の金具2を本体1
1内にロツクするので、これによりシートクツシ
ヨン1がフロアーパネル3に固定されることとな
る。
「考案が解決しようとする問題点」 然し乍ら、上記ロツクレバー12の端部に形成
されたロツク爪17で、U字状金具2のロツクを
行なう従来の固定具にあつては、ロツク爪17の
基部側はレバー12に一体に連設されて、ガイド
壁部15の内壁面により確実に保持されている
が、先端部側は単に本体11の内壁面に当接して
いるだけで、何にからも保持されていないので、
自ずとU字状金具2に対するロツク力が弱くなつ
て、例えば事故等の衝撃を受けた場合には、特に
ロツク爪17の先端部側が金具2により持ち上げ
らけて、金具2がロツク爪17から外れてしまう
恐れがあるばかりか、衝撃が大きいと該ロツク爪
17自体が折損することが考えられる。
しかも、近年の高級車においては、シート全体
の重量もかなり増大しているので、特に高級車に
おいて従来の片端部保持方式の固定具を使用した
場合には、上記問題点は一層顕著となる。
「問題点を解決するための手段」 而して、本考案は上記従来固定具の問題点を有
効に解決するために開発されたもので、内部にシ
ートクツシヨンのU字状の金具を挿入する筒状本
体と、該本体内に挿入された金具をロツクするロ
ツクレバーとから成り、本体の外壁面にフロアー
パネルの取付孔に係着するフランジ部と係合爪部
を形成すると共に、本体の一側壁面側に上記ロツ
クレバーをスライド可能に嵌入するガイド壁部を
横設する一方、筒状本体内に臨むロツクレバーの
端部にロツク爪を形成した固定具を前提として、
ガイド壁部と対向する本体の他側壁面側に、ロツ
クレバーのロツク爪を係入する係入孔を穿設する
と共に、ロツクレバーのロツク爪の先端部に、上
記係入孔の孔縁に係止する係止部を形成して、ロ
ツク爪の係止部が本体の係入孔に係入する状態を
得て、シートクツシヨンのU字状金具を本体内に
ロツクする構成を採用した。
「作用」 依つて、本考案にあつて、シートクツシヨンの
U字状の金具を本体内にロツクする場合には、ロ
ツク爪の基部側は、ガイド壁部により従来と同様
に保持されることは勿論のこと、ロツク爪の係止
部側は、本体の係入孔内に係入されて、自身の係
止部を係入孔の孔縁に係止しているので、該ロツ
ク爪の両端部側がバランス良く保持されて、ロツ
ク爪に加わる力に対抗できる結果、金具に対する
ロツク爪のロツク力が頗る向上する。
従つて、例え事故等の衝撃を受けた場合にも、
ロツク爪が持ち上げられて、該ロツク爪からU字
状の金具が外れることがなくなるばかりか、ロツ
ク爪自体が折損する心配も全くなくなる。
「実施例」 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳
述すれば、該実施例に係るシートクツシヨン用固
定具も、第1図に示す如く、従来と同様に合成樹
脂製の有底筒状本体21と合成樹脂製のロツクレ
バー22とから成る。
そして、前者の筒状本体21は、自身の外壁面
に環状のフランジ部23を形成すると共に、対向
する二対の外壁面に弾性係合爪部24aと単なる
係合爪部24bを夫々一体に形成し、且つ上記フ
ランジ部23の上方に位置する本体21の一側壁
面側に、ロツクレバー22を嵌入する従来と同様
なガイド壁部25を一体に横設する構成となつて
いる。
更に、本実施例にあつては、斯る構成に加え
て、図示する如く、上記ガイド壁部25と対向す
る本体21の他側壁面側に、後述するロツクレバ
ー22の二叉ロツク爪を係入する2個の係入孔2
6を穿設して、ロツク爪によるU字状金具2のロ
ツク状態にあつては、ロツク爪の先端部を該係入
孔26内に係入保持できる構成となしている。
又、後者のロツクレバー22は、上記本体21
内に臨む自身の端部に、二叉のロツク爪29を形
成することは言うまでもないが、図示する如く、
該二叉のロツク爪29の各先端部上面に、本体2
1側の係入孔26の上孔縁に係止する係止段部3
0を夫々形成して、ロツク爪29の先端部が係入
孔26内に係入された際には、該係止段部30が
孔縁に係止して、衝撃等によりU字状金具2でロ
ツク爪29の先端部が上方に持ち上げられたこと
を確実に阻止できる構成となつている。
更に、斯るロツクレバー22は、自身のフツク
部31と本体21側に設けられたフツク部27間
に装着されたコイルばね32のばね圧により、ガ
イド壁部25内において、上記ロツク爪29が常
時係入孔26へ係入される方向に付勢されると共
に、ガイド壁部25から引き出される際には、上
面に設けられた突起33がガイド壁部25のスト
ツパー孔28の孔縁に当接して、以後の引き出し
ができないように構成されている。
依つて、斯る構成の固定具を用いて、シートク
ツシヨン1をフロアーパネル3に固定する場合に
は、従来と同様にまず、上記フランジ部23と係
合爪部24a,24bを介して、ガイド壁部25
内にロツクレバー22を嵌入した本体21を、フ
ロアーパネル3の固定段部3aに穿設されている
各取付孔4に係着する。
そして、コイルばね32のばね圧に抗して、ロ
ツクレバー22をガイド壁部25から引き出し
て、二叉のロツク爪29を係入孔26からガイド
壁部25側に後退させて、本体21内部にU字状
の金具2を夫々挿入した後、ロツクレバー22の
引き出しを解除して、コイルばね32のばね圧に
より、ロツク爪29を本体21の係入孔26内に
自動係入すれば、第2図に示す如く、該ロツク爪
29の係入孔26内に対する係入により、ロツク
爪29の係止段部30が係入孔26の上孔縁に係
止した状態を得て、U字状金具2が本体21内に
確実にロツクされるので、これによりシートクツ
シヨン1がフロアーパネル3に固定されることと
なる。
しかも、斯るシートクツシヨン1の固定状態に
あつては、図示する如く、ロツクレバー22に一
体に連設されたロツク爪29の基部側は、本体2
1のガイド壁部25内壁面により保持される一
方、係入孔26内に係入されている先端部側は、
係止段部30を係入孔26の上孔縁に係止して、
両端部側がバランス良く確実に保持されて、ロツ
ク爪に加わる力に両側から対抗できるので、金具
2に対するロツク爪29のロツク力が頗る向上す
る。
従つて、例え事故等の衝撃を受けた場合でも、
従来の如く、ロツク爪29の先端部側が持ち上げ
られて、該ロツク爪29から金具2が外れること
がなくなるばかりか、ロツク爪29自体が折損す
る心配も全くなくなるので、普通車は勿論である
が、特にシート全体の重量がかなり増大している
高級車に対しては、極めて最適な固定具となり得
る。
「考案の効果」 以上の如く、本考案は、ガイド壁部と対向する
本体の他側壁面側に、ロツクレバーのロツク爪を
係入する係入孔を穿設すると共に、ロツクレバー
のロツク爪の先端部に、上記係入孔の孔縁に係止
する係止部を形成して、ロツク爪の係止部が本体
の係入孔に係入する状態を得て、シートクツシヨ
ンのU字状金具を本体内にロツクすることを特徴
とするものであるから、シートクツシヨンの金具
を本体内にロツクする状態にあつては、ロツク爪
の基部側はガイド壁部により保持され、ロツク爪
の先端部側は、本体の係入孔内に係入されて、係
止部が係入孔の孔縁に係止しているので、両端部
側がバランス良く確実に保持されて、U字状金具
に対するロツク爪のロツク力を頗る向上すること
が可能となつた。
従つて、例え事故等の衝撃を受けた場合にも、
ロツク爪の先端部側が持ち上げられて、該ロツク
爪から金具が外れることがなくなるばかりか、ロ
ツク爪自体が折損する心配も全くなくなり、従来
固定具の問題点を有効に解決できることとなつ
た。
しかも、金具に対するロツク力の向上は、固定
具自体の成形材料に安価なものを選択することが
可能となるばかりか、構成部品の肉厚を極端に厚
くする必要もなくなるので、コストの低減及び固
定具自体の小型化にも貢献できることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る固定具を分解し
て示す斜視図、第2図は同固定具を用いてシート
クツシヨンをフロアーパネルに固定した状態を示
す要部断面図、第3図はシートクツシヨンをフロ
アーパネルに固定する基本構造を示す斜視図、第
4図は従来の固定具を分解して示す斜視図、第5
図は同固定具を用いてシートクツシヨンをフロア
ーパネルに固定した状態を示す要部断面図であ
る。 1……シートクツシヨン、2……U字状の金
具、3……フロアーパネル、3a……固定段部、
4……取付孔、21……筒状本体、22……ロツ
クレバー、23……フランジ部、24a,24b
……係合爪部、25……ガイド壁部、26……係
入孔、29……ロツク爪、30……係止段部(係
止部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部にシートクツシヨンのU字状の金具を挿入
    する筒状本体と、該本体内に挿入された金具をロ
    ツクするロツクレバーとから成り、本体の外壁面
    にフロアーパネルの取付孔に係着するフランジ部
    と係合爪部を形成すると共に、本体の一側壁面側
    に上記ロツクレバーをスライド可能に嵌入するガ
    イド壁部を横設する一方、筒状本体内に臨むロツ
    クレバーの端部にロツク爪を形成した固定具であ
    つて、上記ガイド壁部と対向する本体の他側壁面
    側に、ロツクレバーのロツク爪を係入する係入孔
    を穿設すると共に、ロツクレバーのロツク爪の先
    端部に、上記係入孔の孔縁に係止する係止部を形
    成して、ロツク爪の係止部が本体の係入孔に係入
    する状態を得て、シートクツシヨンのU字状金具
    を本体内にロツクするように構成したことを特徴
    とするシートクツシヨン用固定具。
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