JP2538484Y2 - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
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- JP2538484Y2 JP2538484Y2 JP1992022956U JP2295692U JP2538484Y2 JP 2538484 Y2 JP2538484 Y2 JP 2538484Y2 JP 1992022956 U JP1992022956 U JP 1992022956U JP 2295692 U JP2295692 U JP 2295692U JP 2538484 Y2 JP2538484 Y2 JP 2538484Y2
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- Japan
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- heating
- temperature
- liquid medium
- forced
- control
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47J—KITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
- A47J37/00—Baking; Roasting; Grilling; Frying
- A47J37/12—Deep fat fryers, e.g. for frying fish or chips
- A47J37/1266—Control devices, e.g. to control temperature, level or quality of the frying liquid
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47J—KITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
- A47J37/00—Baking; Roasting; Grilling; Frying
- A47J37/12—Deep fat fryers, e.g. for frying fish or chips
- A47J37/1242—Deep fat fryers, e.g. for frying fish or chips heated with burners
- A47J37/1252—Deep fat fryers, e.g. for frying fish or chips heated with burners of the pulse combustion type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Control Of Combustion (AREA)
- Frying-Pans Or Fryers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は調理用油,湯といった液
媒体を介して被調理物を加熱する調理器に関する。
媒体を介して被調理物を加熱する調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の調理器はフライヤ
ー,ゆで麺器等に用いられている。おいしく調理するた
めには、被調理物(以下、食材と呼ぶ)の加熱温度を適
切にする必要がある。そこで、例えばフライヤーでは調
理用油の温度を検出して油温が所定範囲内に維持される
よう燃焼器の燃焼を制御している。通常、こうした温度
制御は、燃焼器のオン・オフ制御により行われている。
つまり、検出した油温が所定範囲以下に低下したときに
燃焼を開始し、油温が上昇して所定範囲を越えたときに
燃焼を停止して油温を所定範囲内に維持するよう燃焼制
御するのである。
ー,ゆで麺器等に用いられている。おいしく調理するた
めには、被調理物(以下、食材と呼ぶ)の加熱温度を適
切にする必要がある。そこで、例えばフライヤーでは調
理用油の温度を検出して油温が所定範囲内に維持される
よう燃焼器の燃焼を制御している。通常、こうした温度
制御は、燃焼器のオン・オフ制御により行われている。
つまり、検出した油温が所定範囲以下に低下したときに
燃焼を開始し、油温が上昇して所定範囲を越えたときに
燃焼を停止して油温を所定範囲内に維持するよう燃焼制
御するのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】こうした調理器では、
加熱された液媒体(以下、油として説明する)に食材を
投入して調理するわけであるが、油温が所定範囲内に維
持されて燃焼停止状態にあるときに食材が投入されて
も、すぐには燃焼開始されずかなりの時間遅れを生じる
ことがあった。つまり、油槽内の油の温度分布,油の対
流等により油槽内に設けられた温度センサが油温低下
(所定値以下)を検出するまでにかなり時間がかかって
しまうのである。この結果、本来すぐに燃焼を開始すべ
きところ、実際には食材の周囲の油温がかなり下がって
から燃焼開始されることになり、良好に調理することが
できない。本考案の加熱調理器は上記課題を解決し、食
材投入時に対する加熱開始遅れを少なくして油温低下を
低減することを目的とする。
加熱された液媒体(以下、油として説明する)に食材を
投入して調理するわけであるが、油温が所定範囲内に維
持されて燃焼停止状態にあるときに食材が投入されて
も、すぐには燃焼開始されずかなりの時間遅れを生じる
ことがあった。つまり、油槽内の油の温度分布,油の対
流等により油槽内に設けられた温度センサが油温低下
(所定値以下)を検出するまでにかなり時間がかかって
しまうのである。この結果、本来すぐに燃焼を開始すべ
きところ、実際には食材の周囲の油温がかなり下がって
から燃焼開始されることになり、良好に調理することが
できない。本考案の加熱調理器は上記課題を解決し、食
材投入時に対する加熱開始遅れを少なくして油温低下を
低減することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の第1の加熱調理
器は、調理用油あるいは湯からなる調理用液媒体を加熱
する加熱手段と、上記液媒体の温度を検出する温度検出
手段と、上記検出された液媒体温度に応じて、上記加熱
手段による加熱と加熱停止とを切り換えて上記液媒体を
所定温度範囲に制御する温度制御手段とを備えた加熱調
理器において、上記温度検出手段の検出値に基づいて、
上記液媒体温度の下降度合を検出する下降度合検出手段
と、上記検出された下降度合が所定値以上になる場合
に、上記液媒体温度に関わりなく加熱手段による加熱を
強制的に行わせる強制加熱指令手段とを備えたことを要
旨とする。
器は、調理用油あるいは湯からなる調理用液媒体を加熱
する加熱手段と、上記液媒体の温度を検出する温度検出
手段と、上記検出された液媒体温度に応じて、上記加熱
手段による加熱と加熱停止とを切り換えて上記液媒体を
所定温度範囲に制御する温度制御手段とを備えた加熱調
理器において、上記温度検出手段の検出値に基づいて、
上記液媒体温度の下降度合を検出する下降度合検出手段
と、上記検出された下降度合が所定値以上になる場合
に、上記液媒体温度に関わりなく加熱手段による加熱を
強制的に行わせる強制加熱指令手段とを備えたことを要
旨とする。
【0005】また、本考案の第2の加熱調理器は、上記
第1の加熱調理器において、上記液媒体温度に関わりな
く強制加熱が行われた場合、強制加熱開始後の液媒体温
度が予め定められた設定値以下まで降下したとき、上記
温度制御手段による加熱制御に復帰させる復帰手段を備
えたことを要旨とする。
第1の加熱調理器において、上記液媒体温度に関わりな
く強制加熱が行われた場合、強制加熱開始後の液媒体温
度が予め定められた設定値以下まで降下したとき、上記
温度制御手段による加熱制御に復帰させる復帰手段を備
えたことを要旨とする。
【0006】更に、本考案の第3の加熱調理器は、調理
用液媒体を加熱する加熱手段と、上記液媒体の温度を検
出する温度検出手段と、上記検出された液媒体温度に応
じて、上記加熱手段による加熱と加熱停止とを切り換え
て上記液媒体を所定温度範囲に制御する温度制御手段と
を備えた加熱調理器において、上記検出される液媒体温
度に関わりなく、所定の操作により加熱手段による加熱
を強制的に行わせる強制加熱操作手段と、上記液媒体温
度に関わりなく強制加熱が行われた場合、強制加熱開姶
後の液媒体温度が予め定められた設定値以下まで降下し
たとき、上記温度制御手段による加熱制御に復帰させる
復帰手段とを備えたことを要旨とする。
用液媒体を加熱する加熱手段と、上記液媒体の温度を検
出する温度検出手段と、上記検出された液媒体温度に応
じて、上記加熱手段による加熱と加熱停止とを切り換え
て上記液媒体を所定温度範囲に制御する温度制御手段と
を備えた加熱調理器において、上記検出される液媒体温
度に関わりなく、所定の操作により加熱手段による加熱
を強制的に行わせる強制加熱操作手段と、上記液媒体温
度に関わりなく強制加熱が行われた場合、強制加熱開姶
後の液媒体温度が予め定められた設定値以下まで降下し
たとき、上記温度制御手段による加熱制御に復帰させる
復帰手段とを備えたことを要旨とする。
【0007】また、本考案の第4の加熱調理器は、上記
第1の加熱調理器において、上記液媒体温度に関わりな
く強制加熱が行われた場合、強制加熱開始から所定時間
経過したとき、上記温度制御手段による加熱制御に復帰
させる復帰手段を備えたことを要旨とする。また、本考
案の第5の加熱調理器は、 調理用液媒体を加熱する加熱
手段と、上記液媒体の温度を検出する温度検出手段と、
上記検出された液媒体温度に応じて、上記加熱手段によ
る加熱と加熱停止とを切り換えて上記液媒体を所定温度
範囲に制御する温度制御手段とを備えた加熱調理器にお
いて、上記検出される液媒体温度に関わりなく、所定の
操作により加熱手段による加熱を強制的に行わせる強制
加熱操作手段と、上記液媒体温度に関わりなく強制加熱
が行われた場合、強制加熱開始から所定時間経過したと
き、上記温度制御手段による加熱制御に復帰させる復帰
手段とを備えたことを要旨とする。
第1の加熱調理器において、上記液媒体温度に関わりな
く強制加熱が行われた場合、強制加熱開始から所定時間
経過したとき、上記温度制御手段による加熱制御に復帰
させる復帰手段を備えたことを要旨とする。また、本考
案の第5の加熱調理器は、 調理用液媒体を加熱する加熱
手段と、上記液媒体の温度を検出する温度検出手段と、
上記検出された液媒体温度に応じて、上記加熱手段によ
る加熱と加熱停止とを切り換えて上記液媒体を所定温度
範囲に制御する温度制御手段とを備えた加熱調理器にお
いて、上記検出される液媒体温度に関わりなく、所定の
操作により加熱手段による加熱を強制的に行わせる強制
加熱操作手段と、上記液媒体温度に関わりなく強制加熱
が行われた場合、強制加熱開始から所定時間経過したと
き、上記温度制御手段による加熱制御に復帰させる復帰
手段とを備えたことを要旨とする。
【0008】また、本考案の第6の加熱調理器は、上記
第1の加熱調理器において、上記液媒体温度に関わりな
く強制加熱が行われた場合、強制加熱開始後の液媒体温
度勾配が所定の上昇勾配以上になったとき、上記温度制
御手段による加熱制御に復帰させる復帰手段を備えたこ
とを要旨とする。また、本考案の第7の加熱調理器は、
調理用液媒体を加熱する加熱手段と、上記液媒体の温度
を検出する温度検出手段と、上記検出された液媒体温度
に応じて、上記加熱手段による加熱と加熱停止とを切り
換えて上記液媒体を所定温度範囲に制御する温度制御手
段とを備えた加熱調理器において、上記検出される液媒
体温度に関わりなく、所定の操作により加熱手段による
加熱を強制的に行わせる強制加熱操作手段と、上記液媒
体温度に関わりなく強制加熱が行われた場合、強制加熱
開始後の液媒体温度勾配が所定の上昇勾配以上になった
とき、上記温度制御手段による加熱制御に復帰させる復
帰手段とを備えたことを要旨とする。
第1の加熱調理器において、上記液媒体温度に関わりな
く強制加熱が行われた場合、強制加熱開始後の液媒体温
度勾配が所定の上昇勾配以上になったとき、上記温度制
御手段による加熱制御に復帰させる復帰手段を備えたこ
とを要旨とする。また、本考案の第7の加熱調理器は、
調理用液媒体を加熱する加熱手段と、上記液媒体の温度
を検出する温度検出手段と、上記検出された液媒体温度
に応じて、上記加熱手段による加熱と加熱停止とを切り
換えて上記液媒体を所定温度範囲に制御する温度制御手
段とを備えた加熱調理器において、上記検出される液媒
体温度に関わりなく、所定の操作により加熱手段による
加熱を強制的に行わせる強制加熱操作手段と、上記液媒
体温度に関わりなく強制加熱が行われた場合、強制加熱
開始後の液媒体温度勾配が所定の上昇勾配以上になった
とき、上記温度制御手段による加熱制御に復帰させる復
帰手段とを備えたことを要旨とする。
【0009】
【作用】上記構成を有する本考案の第1の加熱調理器
は、温度制御手段により所定温度範囲に温度制御された
調理用液媒体に食材を投入して調理する。
は、温度制御手段により所定温度範囲に温度制御された
調理用液媒体に食材を投入して調理する。
【0010】こうした時、液媒体温度の下降度合に基づ
いて実際の液媒体温度に関わりなく強制加熱を行う。つ
まり、食材が投入されると急速に温度降下するが、その
とき所定温度筒囲内にある場合でも強制加熱を開始する
のである。従って、温度検出手段の検出応答遅れに対処
でき、食材投入による温度低下が少なくなる。
いて実際の液媒体温度に関わりなく強制加熱を行う。つ
まり、食材が投入されると急速に温度降下するが、その
とき所定温度筒囲内にある場合でも強制加熱を開始する
のである。従って、温度検出手段の検出応答遅れに対処
でき、食材投入による温度低下が少なくなる。
【0011】更に、本考案の第2の加熱調理器は、上述
の加熱調理器に、強制加熱から通常の温度制御手段によ
る加熱制御に自動復帰する復帰手段を備えたもので、強
制加熱開始後の液媒体温度が設定値以下まで下降したと
き自動復帰する。例えば、この設定値を温度制御手段で
制御される所定温度範囲の下限値に設定しておけば、液
媒体温度がこの下限値以下に下がれば通常の温度制御に
切り換わるため、そのまま加熱が継続される。このよう
に、第2の加熱調理器では、通常の温度制御に自動復帰
するため、使用者がいちいち切換操作を行う必要がな
い。また、本考案の第3の加熱調理器は、同様に、温度
制御手段により所定温度範囲に温度制御された調理用液
媒体に食材を投入して調理するが、強制加熱操作手段に
より所定の操作がなされると、液媒体温度に関わりなく
加熱手段による加熱が強制的に行われる。つまり、液媒
体が所定温度範囲にあり加熱停止中となっている場合で
も強制的に加熱を開始する。従って、食材投入にあわせ
て強制加熱操作を行えば、温度検出手段の検出応答遅れ
(液媒体の温度分布,検出器自身の応答性等による)が
あっても、食材投入による温度低下が少なくなる。しか
も、強制加熱開始後の液媒体温度が設定値以下まで下降
したとき通常の温度制御に自動復帰するので、使用者が
いちいち切換操作を行う必要がない。
の加熱調理器に、強制加熱から通常の温度制御手段によ
る加熱制御に自動復帰する復帰手段を備えたもので、強
制加熱開始後の液媒体温度が設定値以下まで下降したと
き自動復帰する。例えば、この設定値を温度制御手段で
制御される所定温度範囲の下限値に設定しておけば、液
媒体温度がこの下限値以下に下がれば通常の温度制御に
切り換わるため、そのまま加熱が継続される。このよう
に、第2の加熱調理器では、通常の温度制御に自動復帰
するため、使用者がいちいち切換操作を行う必要がな
い。また、本考案の第3の加熱調理器は、同様に、温度
制御手段により所定温度範囲に温度制御された調理用液
媒体に食材を投入して調理するが、強制加熱操作手段に
より所定の操作がなされると、液媒体温度に関わりなく
加熱手段による加熱が強制的に行われる。つまり、液媒
体が所定温度範囲にあり加熱停止中となっている場合で
も強制的に加熱を開始する。従って、食材投入にあわせ
て強制加熱操作を行えば、温度検出手段の検出応答遅れ
(液媒体の温度分布,検出器自身の応答性等による)が
あっても、食材投入による温度低下が少なくなる。しか
も、強制加熱開始後の液媒体温度が設定値以下まで下降
したとき通常の温度制御に自動復帰するので、使用者が
いちいち切換操作を行う必要がない。
【0012】また、本考案の第4の加熱調理器は、第2
の加熱調理器と同様に強制加熱から通常の温度制御手段
による加熱制御に自動復帰する復帰手段を備えたもの
で、強制加熱開始から所定時間経過したときに自動復帰
する。従って、復帰するタイミングつまり所定時間を、
強制加熱による液媒体温度推移を考慮して予め設定して
おけば適切な時期に自動的に通常の温度制御に切り換わ
る。また、本考案の第5の加熱調理器は、所定の操作に
より、液媒体温度に関わりなく加熱手段による加熱が強
制的に行われる。つまり、液媒体が所定温度範囲にあり
加熱停止中となっている場合でも強制的に加熱を開始す
る。その後、第4の加熱調理器と同様に、復帰手段によ
り、強制加熱開始から所定時間経過したときに自動復帰
する。従って、復帰するタイミングを、強制加熱による
液媒体温度推移を考慮して予め設定しておけば適切な時
期に自動的に通常の温度制御に切り換わる。
の加熱調理器と同様に強制加熱から通常の温度制御手段
による加熱制御に自動復帰する復帰手段を備えたもの
で、強制加熱開始から所定時間経過したときに自動復帰
する。従って、復帰するタイミングつまり所定時間を、
強制加熱による液媒体温度推移を考慮して予め設定して
おけば適切な時期に自動的に通常の温度制御に切り換わ
る。また、本考案の第5の加熱調理器は、所定の操作に
より、液媒体温度に関わりなく加熱手段による加熱が強
制的に行われる。つまり、液媒体が所定温度範囲にあり
加熱停止中となっている場合でも強制的に加熱を開始す
る。その後、第4の加熱調理器と同様に、復帰手段によ
り、強制加熱開始から所定時間経過したときに自動復帰
する。従って、復帰するタイミングを、強制加熱による
液媒体温度推移を考慮して予め設定しておけば適切な時
期に自動的に通常の温度制御に切り換わる。
【0013】また、本考案の第6の加熱調理器も、強制
加熱から通常の温度制御手段による加熱制御に自動復帰
する復帰手段を備えたもので、強制加熱開始後の液媒体
温度勾配が所定の上昇勾配になったときに自動復帰す
る。食材が投入されると液媒体温度は下降するが、強制
加熱により次第に温度下降勾配が減少し、ついには温度
上昇に転じて通常の加熱制御に切り換わる。従って、液
媒体温度がどのように推移しても、その推移に応じたタ
イミングで自動復帰するため、適切な時期に通常の温度
制御に切り換わる。また、食材の投入が行われずに誤っ
て強制燃焼が開始された場合においても、温度上昇勾配
に基づいて切り換えているため、異常過熱が防止され
る。また、本考案の第7の加熱調理器は、所定の操作が
なされると、液媒体温度に関わりなく加熱手段による加
熱が強制的に行われる。つまり、液媒体が所定温度範囲
にあり加熱停止中となっている場合でも強制的に加熱を
開始する。その後、第6の加熱調理器と同様に、復帰手
段により、強制加熱開始後の液媒体温度勾配が所定の上
昇勾配になったときに自動復帰する。つまり、液媒体温
度がどのように推移しても、その推移に応じたタイミン
グで自動復帰するため、適切な時期に通常の温度制御に
切り換わる。また、誤って強制燃焼が開始された場合に
おいても、異常過熱が防止される。
加熱から通常の温度制御手段による加熱制御に自動復帰
する復帰手段を備えたもので、強制加熱開始後の液媒体
温度勾配が所定の上昇勾配になったときに自動復帰す
る。食材が投入されると液媒体温度は下降するが、強制
加熱により次第に温度下降勾配が減少し、ついには温度
上昇に転じて通常の加熱制御に切り換わる。従って、液
媒体温度がどのように推移しても、その推移に応じたタ
イミングで自動復帰するため、適切な時期に通常の温度
制御に切り換わる。また、食材の投入が行われずに誤っ
て強制燃焼が開始された場合においても、温度上昇勾配
に基づいて切り換えているため、異常過熱が防止され
る。また、本考案の第7の加熱調理器は、所定の操作が
なされると、液媒体温度に関わりなく加熱手段による加
熱が強制的に行われる。つまり、液媒体が所定温度範囲
にあり加熱停止中となっている場合でも強制的に加熱を
開始する。その後、第6の加熱調理器と同様に、復帰手
段により、強制加熱開始後の液媒体温度勾配が所定の上
昇勾配になったときに自動復帰する。つまり、液媒体温
度がどのように推移しても、その推移に応じたタイミン
グで自動復帰するため、適切な時期に通常の温度制御に
切り換わる。また、誤って強制燃焼が開始された場合に
おいても、異常過熱が防止される。
【0014】
【実施例】以上説明した本考案の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本考案の加熱調理器の好適な実施
例について説明する。
かにするために、以下本考案の加熱調理器の好適な実施
例について説明する。
【0015】図1は、一実施例としてのフライヤーの概
略構成図である。フライヤーは、フライドチキン,フラ
イドポテト等の加工食品を調理する(揚げる)もので、
調理用油が満たされる油槽10と、この油槽10内の油
を加熱するためのパルス燃焼器20とを備える。
略構成図である。フライヤーは、フライドチキン,フラ
イドポテト等の加工食品を調理する(揚げる)もので、
調理用油が満たされる油槽10と、この油槽10内の油
を加熱するためのパルス燃焼器20とを備える。
【0016】このパルス燃焼器20は、油槽10内に設
けられパルス燃焼が行われる燃焼室21と、油槽10内
で蛇行して設けられ燃焼室21からの高温燃焼排気の排
出通路となるテールパイプ22と、テールパイプ22の
下流側に設けられる排気マフラー23とで燃焼排気系を
構成し、燃焼室21およびテールパイプ22の外壁の熱
で油漕10内の油を加熱するようになっている。また、
油槽10側壁には油槽10内の油温を検出するための温
度センサ11が設けられる。
けられパルス燃焼が行われる燃焼室21と、油槽10内
で蛇行して設けられ燃焼室21からの高温燃焼排気の排
出通路となるテールパイプ22と、テールパイプ22の
下流側に設けられる排気マフラー23とで燃焼排気系を
構成し、燃焼室21およびテールパイプ22の外壁の熱
で油漕10内の油を加熱するようになっている。また、
油槽10側壁には油槽10内の油温を検出するための温
度センサ11が設けられる。
【0017】一方、燃焼室21への空気供給系として
は、燃焼用空気を吸い込む送風機24と、送風機24の
下流側に設けられる給気マフラー25と、給気マフラー
25通過後の燃焼用空気が供給されるエアチャンバ26
とから構成される。また、燃料ガス供給系としては、ガ
ス導管27に設けられ燃料ガス流路の開閉を司る元電磁
弁28,主電磁弁29と、エアチャンバ26内に設けら
れるガスチャンバ30とからなる。
は、燃焼用空気を吸い込む送風機24と、送風機24の
下流側に設けられる給気マフラー25と、給気マフラー
25通過後の燃焼用空気が供給されるエアチャンバ26
とから構成される。また、燃料ガス供給系としては、ガ
ス導管27に設けられ燃料ガス流路の開閉を司る元電磁
弁28,主電磁弁29と、エアチャンバ26内に設けら
れるガスチャンバ30とからなる。
【0018】エアチャンバ26内には、ガスチャンバ3
0に連接して燃料ガスと燃焼用空気とが供給される混合
室31が設けられ、ここで混合された混合気が燃焼室2
1に供給されるよう構成されている。燃焼室21には、
燃焼開始時に混合気に点火するための点火プラグ32
と、炎検出素子であるフレームロッド33が設けられ
る。
0に連接して燃料ガスと燃焼用空気とが供給される混合
室31が設けられ、ここで混合された混合気が燃焼室2
1に供給されるよう構成されている。燃焼室21には、
燃焼開始時に混合気に点火するための点火プラグ32
と、炎検出素子であるフレームロッド33が設けられ
る。
【0019】こうしたパルス燃焼器20は、定常燃焼時
における自己着火や燃焼用空気の自然吸引等の利点を生
かして一定のサイクルで爆発燃焼を繰り返すもので、本
実施例では燃料ガスおよび燃焼用空気の供給源側に燃焼
排気が逆流しないようにフラッパバルブ(図示略)が混
合室31の入口(燃料ガスおよび燃焼用空気の供給口)
に設けられている。
における自己着火や燃焼用空気の自然吸引等の利点を生
かして一定のサイクルで爆発燃焼を繰り返すもので、本
実施例では燃料ガスおよび燃焼用空気の供給源側に燃焼
排気が逆流しないようにフラッパバルブ(図示略)が混
合室31の入口(燃料ガスおよび燃焼用空気の供給口)
に設けられている。
【0020】このパルス燃焼器20の燃焼を制御するた
めに、本体ケース内にはコントローラ40が設けられ
る。コントローラ40は、周知の算術論理演算回路を構
成するCPU,ROM,RAM(図示略)と、温度セン
サ11,フレームロッド33からの信号を入力する入力
インタフェース(図示略)と、元電磁弁28,主電磁弁
29,送風機24,点火用イグナイタ34に制御信号を
出力する出力インタフェース(図示略)等からなるいわ
ゆるマイクロコンピュータである。更に、このコントロ
ーラ40には、温度センサ11により検出された油温と
は無関係に強制燃焼を開始させる強制スイッチ41が接
続される。
めに、本体ケース内にはコントローラ40が設けられ
る。コントローラ40は、周知の算術論理演算回路を構
成するCPU,ROM,RAM(図示略)と、温度セン
サ11,フレームロッド33からの信号を入力する入力
インタフェース(図示略)と、元電磁弁28,主電磁弁
29,送風機24,点火用イグナイタ34に制御信号を
出力する出力インタフェース(図示略)等からなるいわ
ゆるマイクロコンピュータである。更に、このコントロ
ーラ40には、温度センサ11により検出された油温と
は無関係に強制燃焼を開始させる強制スイッチ41が接
続される。
【0021】ここで、本実施例のフライヤーの燃焼制御
について図2(A)に示したフローチャートを用いて説
明する。尚、この燃焼制御ルーチンと並行して温度セン
サ11による油温検出が行われる。
について図2(A)に示したフローチャートを用いて説
明する。尚、この燃焼制御ルーチンと並行して温度セン
サ11による油温検出が行われる。
【0022】この燃焼制御では、通常時においては油温
を所定範囲内に維持するように、燃焼・燃焼停止を切り
換えるオン・オフ制御を行う。つまり、ステップ10,
11に示すように、強制スイッチ41が押されないかぎ
り所定の周期で検出される温度センサ11の出力(以
下、センサ温度と呼ぶ)に基づいてオン・オフ制御を行
う。本実施例のフライヤーにおいては、センサ温度が1
80℃より低下したときに燃焼を開始し、182℃まで
上昇したときに燃焼を停止することで、油温をほぼ18
0〜182℃に維持するように制御する。
を所定範囲内に維持するように、燃焼・燃焼停止を切り
換えるオン・オフ制御を行う。つまり、ステップ10,
11に示すように、強制スイッチ41が押されないかぎ
り所定の周期で検出される温度センサ11の出力(以
下、センサ温度と呼ぶ)に基づいてオン・オフ制御を行
う。本実施例のフライヤーにおいては、センサ温度が1
80℃より低下したときに燃焼を開始し、182℃まで
上昇したときに燃焼を停止することで、油温をほぼ18
0〜182℃に維持するように制御する。
【0023】食材は、このように油温が所定範囲に保温
されている状態でバスケット(図示略)に載せられて投
入される。そして、この投入時には使用者が強制スイッ
チ41を押すようになっている。この強制スイッチ41
の操作がなされるとステップ12に移行して強制燃焼を
開始する。つまり、スイッチ操作時でのセンサ温度に関
係なく燃焼を開始するのである。従って、本来センサ温
度が所定範囲にあり燃焼を停止している場合でも、燃焼
が開始される。この結果、油の対流,温度分布等に起因
する応答遅れの問題が解決され、図4に示すように、食
材投入による油温の低下を少なくすることができる。
尚、図4は食材投入時からの温度推移を従来例と対比し
て表している。
されている状態でバスケット(図示略)に載せられて投
入される。そして、この投入時には使用者が強制スイッ
チ41を押すようになっている。この強制スイッチ41
の操作がなされるとステップ12に移行して強制燃焼を
開始する。つまり、スイッチ操作時でのセンサ温度に関
係なく燃焼を開始するのである。従って、本来センサ温
度が所定範囲にあり燃焼を停止している場合でも、燃焼
が開始される。この結果、油の対流,温度分布等に起因
する応答遅れの問題が解決され、図4に示すように、食
材投入による油温の低下を少なくすることができる。
尚、図4は食材投入時からの温度推移を従来例と対比し
て表している。
【0024】ステップ12により強制燃焼が開始される
と、次にセンサ温度に基づいてオン・オフ制御に戻るタ
イミングを判断する処理としてステップ13に移行し、
センサ温度が予め設定した温度T(本実施例では180
℃)未満か否かを判断し、設定温度T未満になったとき
にステップ10からの処理に移行する。つまり、図4に
示すA点でオン・オフ制御に移行するのである。この場
合、そのまま燃焼状態が継続されセンサ温度が182℃
となったところで燃焼が停止される。従って、自動的に
オン・オフ制御に切り替わるため、なんら使用者が切換
操作をする必要がない。
と、次にセンサ温度に基づいてオン・オフ制御に戻るタ
イミングを判断する処理としてステップ13に移行し、
センサ温度が予め設定した温度T(本実施例では180
℃)未満か否かを判断し、設定温度T未満になったとき
にステップ10からの処理に移行する。つまり、図4に
示すA点でオン・オフ制御に移行するのである。この場
合、そのまま燃焼状態が継続されセンサ温度が182℃
となったところで燃焼が停止される。従って、自動的に
オン・オフ制御に切り替わるため、なんら使用者が切換
操作をする必要がない。
【0025】次に、燃焼制御の別の実施例について説明
する。この実施例は、上述した実施例の強制スイッチ4
1の操作に代えて、センサ温度の下降度合に基づいて自
動的に強制燃焼を開始するものである。つまり、図2
(A)のステップ10に代えて、図2(B)のステップ
20の処理を行うものであり、所定の周期で検出される
センサ温度の下降勾配(℃/秒)が予め定められた設定
下降勾配K以上となったとき(大きく温度下降したと
き)に強制燃焼を開始する。これは、食材を投入したと
きにセンサ温度が急速に低下することを利用して、下降
勾配≧Kとなったときは食材が投入されたと判断してい
るのである。この結果、食材投入による油温低下を少な
くすることができると共に、使用者によるスイッチ操作
も不要となり非常に使い勝手のよいものとなる。
する。この実施例は、上述した実施例の強制スイッチ4
1の操作に代えて、センサ温度の下降度合に基づいて自
動的に強制燃焼を開始するものである。つまり、図2
(A)のステップ10に代えて、図2(B)のステップ
20の処理を行うものであり、所定の周期で検出される
センサ温度の下降勾配(℃/秒)が予め定められた設定
下降勾配K以上となったとき(大きく温度下降したと
き)に強制燃焼を開始する。これは、食材を投入したと
きにセンサ温度が急速に低下することを利用して、下降
勾配≧Kとなったときは食材が投入されたと判断してい
るのである。この結果、食材投入による油温低下を少な
くすることができると共に、使用者によるスイッチ操作
も不要となり非常に使い勝手のよいものとなる。
【0026】次に、強制燃焼からオン・オフ制御に復帰
させる他の実施例について説明する。この処理は、図2
(A)のステップ13に代えて図3(A)のステップ3
0の処理を実行するものである。つまり、強制燃焼が開
始されると(S12)、その時点から所定時間T経過す
るのを待ってステップ10に戻るのである。例えば、図
4に示す温度推移では、点Bにおいてオン・オフ制御に
復帰する。この場合、そのまま燃焼状態が継続されセン
サ温度が182℃となったところで燃焼が停止される。
させる他の実施例について説明する。この処理は、図2
(A)のステップ13に代えて図3(A)のステップ3
0の処理を実行するものである。つまり、強制燃焼が開
始されると(S12)、その時点から所定時間T経過す
るのを待ってステップ10に戻るのである。例えば、図
4に示す温度推移では、点Bにおいてオン・オフ制御に
復帰する。この場合、そのまま燃焼状態が継続されセン
サ温度が182℃となったところで燃焼が停止される。
【0027】次に、強制燃焼からオン・オフ制御に復帰
させる更に別の実施例について説明する。この処理は、
図2(A)のステップ13に代えて図3(B)のステッ
プ40の処理を実行するものである。つまり、強制燃焼
が開始されると(S12)、所定周期で測定されるセン
サ温度の推移から、その温度勾配(℃/秒)が予め設定
した設定上昇勾配X以上か否かを判断する。食材が投入
されるとセンサ温度は下降するが、強制燃焼により次第
に温度下降勾配が減少し、ついには温度上昇に転じて設
定上昇勾配Xに達する。こうして、ステップ10に戻
り、通常のオン・オフ制御に切り換わる。本実施例で
は、設定上昇勾配を極めて小さな値としてセンサ温度が
温度上昇に転じたと判断したとき切り換わるようにして
いる。例えば、図4に示す温度推移では、センサ温度が
上昇に転じる点Cからオン・オフ制御に切り換わり、そ
のまま燃焼状態が継続されセンサ温度が182℃となっ
たところで燃焼が停止される。
させる更に別の実施例について説明する。この処理は、
図2(A)のステップ13に代えて図3(B)のステッ
プ40の処理を実行するものである。つまり、強制燃焼
が開始されると(S12)、所定周期で測定されるセン
サ温度の推移から、その温度勾配(℃/秒)が予め設定
した設定上昇勾配X以上か否かを判断する。食材が投入
されるとセンサ温度は下降するが、強制燃焼により次第
に温度下降勾配が減少し、ついには温度上昇に転じて設
定上昇勾配Xに達する。こうして、ステップ10に戻
り、通常のオン・オフ制御に切り換わる。本実施例で
は、設定上昇勾配を極めて小さな値としてセンサ温度が
温度上昇に転じたと判断したとき切り換わるようにして
いる。例えば、図4に示す温度推移では、センサ温度が
上昇に転じる点Cからオン・オフ制御に切り換わり、そ
のまま燃焼状態が継続されセンサ温度が182℃となっ
たところで燃焼が停止される。
【0028】この処理では、食材が投入されていないの
に誤って強制スイッチ41が操作され強制燃焼が開始さ
れるといったケースにおいても、油の異常過熱を確実に
防止できる。つまり、食材未投入で強制燃焼が開始され
ると、図5の一点鎖線にて示すように、そのまま油温が
上昇して異常過熱となるが、この処理では温度上昇勾配
に基づいてオン・オフ制御に切り換えるため、点Dにて
オン・オフ制御に切り換わり、点Eにて燃焼が停止され
る。従って、油の異常過熱を確実に防止できるのであ
る。
に誤って強制スイッチ41が操作され強制燃焼が開始さ
れるといったケースにおいても、油の異常過熱を確実に
防止できる。つまり、食材未投入で強制燃焼が開始され
ると、図5の一点鎖線にて示すように、そのまま油温が
上昇して異常過熱となるが、この処理では温度上昇勾配
に基づいてオン・オフ制御に切り換えるため、点Dにて
オン・オフ制御に切り換わり、点Eにて燃焼が停止され
る。従って、油の異常過熱を確実に防止できるのであ
る。
【0029】以上本考案の実施例について説明したが、
本考案はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本実施例
ではフライヤーに適用したものであったが種々の調理器
に適用できるものである。また、加熱源としてもパルス
燃焼器に限らず、ブンゼンバーナを用いたものや電熱ヒ
ータを用いたもの等であってもよい。
本考案はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本実施例
ではフライヤーに適用したものであったが種々の調理器
に適用できるものである。また、加熱源としてもパルス
燃焼器に限らず、ブンゼンバーナを用いたものや電熱ヒ
ータを用いたもの等であってもよい。
【0030】尚、測定されたセンサ温度が細かく変動す
る場合には、各センサ温度の平均化処理等を行って、温
度上昇勾配等の誤検出を防止すればよい。
る場合には、各センサ温度の平均化処理等を行って、温
度上昇勾配等の誤検出を防止すればよい。
【0031】
【考案の効果】以上詳述したように本考案の加熱調理器
によれば、強制加熱により食材投入時に対する加熱開始
遅れが少なくなり、液媒体の温度低下を低減することが
できる。この結果、被調理物を良好に調理することがで
きる。また、液媒体温度の下降度合に基づいて強制加熱
するものでは、使用者による操作も不要となり非常に使
い勝手の良いものとなる。更に、強制加熱から通常の温
度制御に自動的に切り替わるものでは、いちいち切換操
作を行う必要がなく一層便利なものとなる。
によれば、強制加熱により食材投入時に対する加熱開始
遅れが少なくなり、液媒体の温度低下を低減することが
できる。この結果、被調理物を良好に調理することがで
きる。また、液媒体温度の下降度合に基づいて強制加熱
するものでは、使用者による操作も不要となり非常に使
い勝手の良いものとなる。更に、強制加熱から通常の温
度制御に自動的に切り替わるものでは、いちいち切換操
作を行う必要がなく一層便利なものとなる。
【図1】一実施例としてのフライヤーの概略構成図であ
る。
る。
【図2】燃焼制御ルーチンを表すフローチャートであ
る。
る。
【図3】オン・オフ制御への復帰処理を表すフローチャ
ートである。
ートである。
【図4】センサ温度の推移を表すグラフである。
【図5】センサ温度の推移を表すグラフである。
10…油槽,11…温度センサ,20…パルス燃焼器,
40…コントローラ,41…強制スイッチ。
40…コントローラ,41…強制スイッチ。
Claims (7)
- 【請求項1】 調理用液媒体を加熱する加熱手段と、 上記液媒体の温度を検出する温度検出手段と、 上記検出された液媒体温度に応じて、上記加熱手段によ
る加熱と加熱停止とを切り換えて上記液媒体を所定温度
範囲に制御する温度制御手段と を備えた加熱調理器において、上記温度検出手段の検出値に基づいて、上記液媒体温度
の下降度合を検出する下降度合検出手段と、 上記検出された下降度合が所定値以上になる場合に、上
記液媒体温度に関わりなく、加熱手段による加熱を強制
的に行わせる強制加熱指令手段と を備えたことを特徴とする加熱調理器。 - 【請求項2】 上記液媒体温度に関わりなく強制加熱が
行われた場合、強制加熱開始後の液媒体温度が予め定め
られた設定値以下まで降下したとき、上記温度制御手段
による加熱制御に復帰させる復帰手段を備えた請求項1
記載の加熱調理器。 - 【請求項3】 調理用液媒体を加熱する加熱手段と、 上記液媒体の温度を検出する温度検出手段と、 上記検出された液媒体温度に応じて、上記加熱手段によ
る加熱と加熱停止とを切り換えて上記液媒体を所定温度
範囲に制御する温度制御手段と を備えた加熱調理器において、 上記検出される液媒体温度に関わりなく、所定の操作に
より加熱手段による加熱を強制的に行わせる強制加熱操
作手段と、 上記液媒体温度に関わりなく強制加熱が行われた場合、
強制加熱開始後の液媒体温度が予め定められた設定値以
下まで降下したとき、上記温度制御手段による加熱制御
に復帰させる復帰手段とを備えたことを特徴とする加熱
調理器。 - 【請求項4】 上記液媒体温度に関わりなく強制加熱が
行われた場合、強制加熱開始から所定時間経過したと
き、上記温度制御手段による加熱制御に復帰させる復帰
手段を備えた請求項1記載の加熱調理器。 - 【請求項5】 調理用液媒体を加熱する加熱手段と、 上記液媒体の温度を検出する温度検出手段と、 上記検出された液媒体温度に応じて、上記加熱手段によ
る加熱と加熱停止とを切り換えて上記液媒体を所定温度
範囲に制御する温度制御手段と を備えた加熱調理器において、 上記検出される液媒体温度に関わりなく、所定の操作に
より加熱手段による加熱を強制的に行わせる強制加熱操
作手段と、 上記液媒体温度に関わりなく強制加熱が行われた場合、
強制加熱開始から所定時間経過したとき、上記温度制御
手段による加熱制御に復帰させる復帰手段とを備えたこ
とを特徴とする加熱調理器。 - 【請求項6】 上記液媒体温度に関わりなく強制加熱が
行われた場合、強制加熱開始後の液媒体温度勾配が所定
の上昇勾配以上になったとき、上記温度制御手段による
加熱制御に復帰させる復帰手段を備えた請求項1記載の
加熱調理器。 - 【請求項7】 調理用液媒体を加熱する加熱手段と、 上記液媒体の温度を検出する温度検出手段と、 上記検出された液媒体温度に応じて、上記加熱手段によ
る加熱と加熱停止とを切り換えて上記液媒体を所定温度
範囲に制御する温度制御手段と を備えた加熱調理器において、 上記検出される液媒体温度に関わりなく、所定の操作に
より加熱手段による加熱を強制的に行わせる強制加熱操
作手段と、 上記液媒体温度に関わりなく強制加熱が行われた場合、
強制加熱開始後の液媒体温度勾配が所定の上昇勾配以上
になったとき、上記温度制御手段による加熱制御に復帰
させる復帰手段とを備えたことを特徴とする加熱調理
器。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992022956U JP2538484Y2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 加熱調理器 |
KR2019920017995U KR0139404Y1 (ko) | 1992-03-16 | 1992-09-22 | 가열조리기 |
DE1993600342 DE69300342T2 (de) | 1992-03-09 | 1993-03-09 | Kocher. |
US08/028,335 US5379683A (en) | 1992-03-16 | 1993-03-09 | Cooker |
EP19930301755 EP0560566B1 (en) | 1992-03-09 | 1993-03-09 | Cooker |
ES93301755T ES2075759T3 (es) | 1992-03-09 | 1993-03-09 | Aparato de cocinar. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992022956U JP2538484Y2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 加熱調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622748U JPH0622748U (ja) | 1994-03-25 |
JP2538484Y2 true JP2538484Y2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=12097064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992022956U Expired - Lifetime JP2538484Y2 (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-16 | 加熱調理器 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5379683A (ja) |
JP (1) | JP2538484Y2 (ja) |
KR (1) | KR0139404Y1 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5575272A (en) * | 1995-02-24 | 1996-11-19 | Garlock Equipment Company | Roofing kettle with automatic fuel ignition and control system |
IT1283718B1 (it) * | 1996-04-04 | 1998-04-30 | Whirlpool Europ S R L | Metodo d'insonorizzazione e stabilizzazione della fiamma di bruciatori a gas alimentati attraverso valvole elettromagnetiche |
US5941236A (en) * | 1997-01-13 | 1999-08-24 | Garlock Equipment Company | Roofing kettle control apparatus |
JP2001078901A (ja) * | 1999-09-14 | 2001-03-27 | Paloma Ind Ltd | 液体加熱調理器 |
JP2002000466A (ja) * | 2000-06-21 | 2002-01-08 | Paloma Ind Ltd | フライヤー |
US6824383B2 (en) * | 2002-08-08 | 2004-11-30 | North American Manufacturing Company | Diffuse combustion method and apparatus |
CN100353896C (zh) * | 2002-08-29 | 2007-12-12 | 皇家飞利浦电子股份有限公司 | 具有改善了的温度控制的热油油炸锅 |
JP4430494B2 (ja) * | 2004-09-15 | 2010-03-10 | 三菱電機株式会社 | 加熱調理器 |
KR100779429B1 (ko) * | 2006-05-15 | 2007-11-28 | 조윤남 | 조리기구의 과열방지장치 및 그 방법 |
JP5265390B2 (ja) * | 2009-01-09 | 2013-08-14 | ニチワ電機株式会社 | フライヤ |
EP2542132B1 (en) * | 2010-03-01 | 2014-05-07 | PPM Technologies, LLC | Batch cooker |
US9995481B2 (en) | 2011-12-20 | 2018-06-12 | Eclipse, Inc. | Method and apparatus for a dual mode burner yielding low NOx emission |
US9872586B2 (en) | 2014-03-28 | 2018-01-23 | Frymaster L.L.C. | Method and system using setpoint control to maintain quality of oil in a fryer |
JP6719716B2 (ja) * | 2018-11-28 | 2020-07-08 | クールフライヤー株式会社 | フライヤー |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH573739A5 (ja) * | 1973-09-25 | 1976-03-31 | Schmid Charles | |
US3894483A (en) * | 1974-02-07 | 1975-07-15 | Anetsberger Bros Inc | Food production heat exchange control |
US3938498A (en) * | 1974-06-17 | 1976-02-17 | The Frymaster Corporation | Control system for frying apparatus |
US3977390A (en) * | 1974-11-07 | 1976-08-31 | Burger King Corporation | Heated oil cooking apparatus for comestibles |
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US4282423A (en) * | 1979-05-18 | 1981-08-04 | International Foodservice Equipment Systems, Inc. | Deep fat fryer having a solid-state control circuit |
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US4549527A (en) * | 1983-07-08 | 1985-10-29 | The Frymaster Corporation | Solid state temperature controller |
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JPS62298322A (ja) * | 1986-06-18 | 1987-12-25 | 株式会社 コメツトカトウ | 揚物調理器における油温調節装置 |
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JPH0236709A (ja) * | 1988-07-26 | 1990-02-06 | Hirose Electric Co Ltd | シールド線除去装置 |
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-
1992
- 1992-03-16 JP JP1992022956U patent/JP2538484Y2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1992-09-22 KR KR2019920017995U patent/KR0139404Y1/ko not_active IP Right Cessation
-
1993
- 1993-03-09 US US08/028,335 patent/US5379683A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5379683A (en) | 1995-01-10 |
JPH0622748U (ja) | 1994-03-25 |
KR930020950U (ko) | 1993-10-15 |
KR0139404Y1 (ko) | 1999-03-20 |
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JPS62248925A (ja) | 自動調理器具 |
Legal Events
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---|---|---|---|
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