JP2553443B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2553443B2
JP2553443B2 JP4326679A JP32667992A JP2553443B2 JP 2553443 B2 JP2553443 B2 JP 2553443B2 JP 4326679 A JP4326679 A JP 4326679A JP 32667992 A JP32667992 A JP 32667992A JP 2553443 B2 JP2553443 B2 JP 2553443B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスコンロや、電気コ
ンロ、オーブン等の加熱調理器に関し、特に該加熱調理
器の安全性のための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の加熱調理器の安全装置と
しては、例えば特公平4−50489号公報に開示され
ているものが知られている。
【0003】この安全装置は、調理物の加熱開始時点か
ら時間を計測し、その計測時間があらかじめ定めた所定
の時間に達しても、加熱源が停止されていないときに
は、自動的に該加熱源の加熱作動を停止せしめるように
したものである。
【0004】しかしながら、かかる安全装置にあって
は、調理物の加熱開始時点から加熱源を停止させるまで
のタイマ時間を所定値に固定しているために次のような
不都合があった。
【0005】すなわち、例えば、調理物として油物と煮
物とを比較すると、一般に、調理時間は、煮物の方が長
く、また、調理温度は油物の方が高い。
【0006】このため、例えば煮物調理等のように、長
い調理時間を要する調理の途中で加熱源が停止してしま
うことのないように、前記タイマ時間を比較的長いもの
に設定しておくと、油物調理等のように、高い調理温度
で行う調理の際に、使用者が誤って長時間にわたって離
れてしまうような場合には、調理物が高温で加熱調理さ
れたまま長時間にわたって放置されることとなり、極端
な焦げつき等を生じる虞れがあるという不都合があっ
た。
【0007】また、かかる弊害を防止するために、前記
タイマ時間を比較的短いものに設定しておくと、煮物調
理等のように長い調理時間を要する調理の途中で、使用
者の意に反して加熱源が停止してしまうことがあり、こ
のような場合には、使用者は再び加熱源を作動させなけ
ればならないという不都合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消し、加熱源が作動したまま放置された場合に、調
理内容に応じた適切なタイミングで該加熱源を停止させ
ることができ、安全性や使用性に優れた加熱調理器を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために、調理物を加熱する加熱源を備えた加熱調
理器において、前記調理物の調理温度を検出する温度検
出手段と、前記調理物の加熱開始時点から所定の単位時
間毎に前記温度検出手段により検出された調理温度に応
じてあらかじめ定められた加算数を累積加算する加算手
段と、該加算手段により算出された累積加算値が所定値
以上となった時に前記加熱源の加熱作動を停止せしめる
停止手段とを備え、前記加算数が前記調理温度が高い
程、大きな値に定められていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、前記温度検出手段により検出
される前記調理物の調理温度が高い程、前記加算手段に
より前記単位時間毎に前記加算数を累積加算してなる累
積加算値は比較的短時間で前記所定値に達することとな
り、従って、比較的短時間で前記停止手段により前記加
熱源が停止される。
【0011】逆に、前記調理温度が比較的低い場合に
は、前記単位時間毎に累積加算される前記加算数は比較
的小さな値であるので、前記累積加算値が前記所定値に
達するまでの時間が長くなり、従って、前記加熱手段に
より前記加熱源が停止されるまでの時間が長くなる。
【0012】
【実施例】本発明の一例を図1乃至図3に従って説明す
る。図1は本実施例の加熱調理器のシステム構成図、図
2は該加熱調理器の要部のブロック構成図、図3は該加
熱調理器の作動を説明するためのフローチャートであ
る。
【0013】図1において、本実施例の加熱調理器は、
調理物の加熱源である例えば2個のコンロバーナ1,2
と、これらのコンロバーナ1,2の作動制御を行うコン
トローラ3とを備えるものであり、各バーナ1,2に
は、ガス供給管4からそれぞれ分岐された分岐管5,6
を介してガスが供給されるようになっている。各分岐管
5,6には、コントローラ3により開閉制御される電磁
弁7,8が介装され、さらに、図示しないが、各バーナ
1,2へのガス供給量を調整するための流量調整弁が介
装されている。該流量調整弁は、図示しないガス量調整
操作子の操作に連動して作動するようになっている。
【0014】尚、バーナ1に至る分岐管5には、電磁弁
7の下流側で補助分岐管9が並列に設けられ、この補助
分岐管9には、コントローラ3により適宜、開閉制御さ
れる火力調整用電磁弁10が介装されている。
【0015】各バーナ1,2の近傍には、コントローラ
3からスパーカ11を介して通電制御される点火電極1
2,13と、各バーナ1,2における着火/失火を検知
してその検知信号をコントローラ3に出力する炎検知セ
ンサ14,15とが設けられている。さらに、各バーナ
1,2の中心部には、調理物の調理温度を検出する温度
センサ16,17が設けられ、これらの温度センサ1
6,17は、各バーナ1,2上に調理物を収納した調理
用鍋等が載架された時に、該調理用鍋等に接触して調理
物の調理温度を検出し、その調理温度に応じた信号をコ
ントローラ3に出力するようにしている。
【0016】前記コントローラ3は、CPUやRAM、
ROM等を含む電子回路により構成されるものであり、
このコントローラ3には、前記電磁弁7,8,10や温
度センサ16,17等が接続されると共に、前記各バー
ナ1,2の点火/消火を行うための図示しない点火/消
火つまみに連動する運転スイッチ18,19が接続され
ている。
【0017】尚、本実施例の加熱調理器においては、前
記バーナ1を用いて調理を行う際に、油もの調理や、煮
物調理、湯沸かしにおける沸騰後の保温、焼き物調理等
の種々の調理メニューに応じてバーナ1の作動を所定の
シーケンスに従って自動制御し得るようになっており、
これらの調理メニューを選択・設定するための操作部2
0がコントローラ3に接続されている。
【0018】図2を参照して、コントローラ3は、その
機能的構成として、前記温度センサ16,17を介して
各バーナ1,2における調理物の調理温度を検出する温
度検出部21と、該温度検出部21により検出された調
理温度に応じて後述の加算数を設定する加算数設定部2
2と、該加算数設定部22により設定された加算数を所
定の単位時間毎に累積加算する加算演算部23と、該加
算演算部23により得られた累積加算値を後述するよう
に所定の基準値と比較する比較部24と、前記運転スイ
ッチ18,19、操作部20及び炎検知センサ14,1
5からの信号並びに前記比較部24による比較結果等に
基づいて前記電磁弁7,8,10やスパーカ11を介し
てバーナ1,2の作動を制御する運転制御部25とを備
えている。ここで、温度センサ16,17及び温度検出
部21は、本発明に係わる温度検出手段26を構成する
ものであり、加算数設定部22及び加算演算部23は加
算手段27を構成するものであり、比較部24、運転制
御部25及び電磁弁7,8は停止手段28を構成するも
のである。
【0019】次に、本実施例の加熱調理器の作動を説明
する。
【0020】図1を参照して、本実施例の加熱調理器に
おいて、例えば、バーナ1を用いて調理を行う際には、
まず、前記運転スイッチ18を投入する。この時、コン
トローラ3は、運転スイッチ18の信号を受けると、バ
ーナ1に至る分岐管5の電磁弁7を開成してバーナ1へ
のガス供給を行わしめると共に、前記スパーカ11を介
して点火電極12に通電し、これによりバーナ1を点火
する。
【0021】尚、この時、炎検知センサ14により着火
/失火が検知され、失火が検知された場合には、電磁弁
7を閉じると共に、図示しないブザーや点灯ランプ等に
より使用者に警告が発せられる。
【0022】このように、バーナー1が着火し、調理が
開始されると、コントローラ3は、図3のフローチャー
トに示すような演算・制御を行う。
【0023】すなわち、バーナー1が着火して調理が開
始されると、コントローラ3は、所定の単位時間(例え
ば1秒)毎に、前記温度検出部21により温度センサ1
6を介して調理物の調理温度Tを検出し、その調理温度
Tに応じた加算数を前記加算演算部23により累積加算
する。
【0024】この場合、加算数は、前記加算数設定部2
2により、検出された調理温度Tに応じて定められる数
値であり、例えばT≦100°Cでは、“1”に設定さ
れ、100°C<T≦200°Cでは、“2”に設定さ
れ、T>200°Cでは“3”に設定され、調理温度T
が高くなる程、大きな値に設定される。
【0025】そして、コントローラ3は、上記のように
設定された加算数を単位時間毎に累積加算して得られた
累積加算値Nを、前記比較部24により、あらかじめ定
められた所定の基準値NMAX と比較し、N<NMAX であ
るときには、前述の演算を単位時間毎に繰り返す。
【0026】一方、N≧NMAX となったときには、その
ことを示す信号がコントローラ3の比較部24から運転
制御部25に出力され、この時、運転制御部25は、必
要以上に調理時間が長いものとして、前記電磁弁7を閉
弁し、これにより、バーナ1へのガス供給を遮断して該
バーナ1の加熱作動を停止させる。
【0027】前記基準値NMAX は、具体的には、前記の
累積加算演算を行う単位時間を1秒とすると、例えば
“7200”程度の数値に定められる。
【0028】この場合、一般の煮物調理等のように、高
々100°C程度の比較的低い調理温度Tで調理が行わ
れるようなときには、前記加算数は、ほぼ、単位時間毎
に“1”に設定されることとなるので、その累積加算値
は加熱調理の開始から2時間程度で基準値NMAX に達
し、バーナ1が自動的に停止されることとなる。但し、
一般には、比較的長い調理時間を要する煮物料理等にお
いても、上記累積加算値が基準値NMAX に達する前に調
理が終了するので、その終了前に自動的にバーナ1が停
止されてしまうようなことはなく、支障なく調理を行う
ことができる。そして、万が一、使用者がバーナ1によ
り調理物を加熱した状態で放置し、異常に長時間にわた
って調理物の加熱が行われてたときには、上記のよう
に、自動的にバーナ1が停止されるので、極端な焦げつ
き等の不都合を回避することができる。
【0029】また、一般の油物調理等のように、100
°Cあるいは200°Cを越える比較的高い調理温度T
で調理が行われるようなときには、前記加算数は、調理
開始直後の調理温度Tが低い状態を除き、ほぼ、単位時
間毎に“2”あるいは“3”に設定されることとなるの
で、その累積加算値は調理の開始から比較的短時間(例
えば1時間弱)で基準値NMAX に達し、バーナ1が自動
的に停止されることとなる。但し、一般には、この種の
高温調理では、上記累積加算値が基準値NMAXに達する
前に調理が終了するので、その終了前に自動的にバーナ
1が停止されてしまうようなことはなく、支障なく調理
を行うことができる。また、万が一、使用者がバーナ1
により調理物を加熱した状態で放置されたときには、上
記のように、自動的にバーナ1が停止されるので、極端
な焦げつき等を回避することができる。そして、このよ
うな高温調理では、上記のように比較的低温での調理の
場合に較べて短時間でバーナ1が停止されるので、極端
な焦げつき等の不都合を確実に回避することができる。
【0030】また、一般に、調理物はその量が多い程、
長い調理時間を要するものの、この場合、加熱調理の開
始時点から調理に適した調理温度Tに達するまでの時間
が長くなり、換言すれば、比較的調理温度Tの低い時間
が長くなるので、前記累積加算値が基準値NMAX に達す
るまでの時間も長くなり、従って、バーナ1が自動的に
停止するまでの時間内に十分調理を終了することができ
る。
【0031】このように、本実施例の加熱調理器におい
ては、調理温度Tが高い程、比較的短時間でバーナ1が
自動的に停止されるので、焦げつき等の弊害を確実に防
止することができ、安全性の高い加熱調理器となってい
る。
【0032】また逆に、煮物料理等の比較的低温で長時
間にわたって調理を行うような場合には、バーナ1が自
動的に停止してしまうまでの時間が十分に長くなるの
で、調理の途中で、使用者の意に反してバーナ1が停止
してしまうようなことはなく、使用性に優れたものとな
っている。
【0033】尚、本実施例の加熱調理器においては、前
述したような作動は、前記バーナ2を使用した場合にも
全く同様に行われる。
【0034】また、バーナ1を用いた調理においては、
前記操作部20により、油物調理や、煮物調理、湯沸か
しにおける沸騰後の保温、焼き物調理等の調理メニュー
が設定された場合には、コントローラ3は、その調理メ
ニューに応じた所定のシーケンスに従って、前記火力調
整用電磁弁10等を開閉制御して、バーナ1の加熱作動
を自動制御するようにしている。そして、この場合にお
いても、前述したように、調理の開始時から単位時間毎
に調理温度Tに応じた加算数が累積加算され、該累積加
算値Nと基準値NMAX とを比較することにより、必要以
上に調理時間が長い場合には、自動的にバーナ1が停止
される。
【0035】尚、本実施例においては、加熱調理器とし
てガスコンロを例にとって説明したが、電気コンロやオ
ーブン等の各種の加熱調理器において本実施例と同様に
本発明を適用することができることはもちろんである。
【0036】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、調理物の加熱開始時点から所定の単位時間毎
に温度検出手段により検出された調理温度に応じてあら
かじめ定められた加算数を累積加算し、その累積加算値
が所定値以上となった時に前記加熱源の加熱作動を停止
せしめと共に、前記加算数を前記調理温度が高い程、大
きな値に定めたことによって、加熱源が作動したまま放
置された場合でも、煮物料理や油物料理等、調理内容に
応じた適切なタイミングで該加熱源を停止させることが
でき、安全性や使用性に優れた加熱調理器を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱調理器の一例のシステム構成図。
【図2】図1の加熱調理器の要部のブロック構成図。
【図3】図1の加熱調理器の作動を説明するためのフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1,2…バーナ(加熱源)、26…温度検出手段、27
…加算手段、28…停止手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理物を加熱する加熱源を備えた加熱調理
    器において、前記調理物の調理温度を検出する温度検出
    手段と、前記調理物の加熱開始時点から所定の単位時間
    毎に前記温度検出手段により検出された調理温度に応じ
    てあらかじめ定められた加算数を累積加算する加算手段
    と、該加算手段により算出された累積加算値が所定値以
    上となった時に前記加熱源の加熱作動を停止せしめる停
    止手段とを備え、前記加算数が前記調理温度が高い程、
    大きな値に定められていることを特徴とする加熱調理
    器。
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