JP3090995B2 - 3,4−トランス−4−エチル−3−(置換フェニル)−1−(3−イソプロピルフェニル)−2−ピロリジノン誘導体、 - Google Patents

3,4−トランス−4−エチル−3−(置換フェニル)−1−(3−イソプロピルフェニル)−2−ピロリジノン誘導体、

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JP3090995B2
JP3090995B2 JP03291127A JP29112791A JP3090995B2 JP 3090995 B2 JP3090995 B2 JP 3090995B2 JP 03291127 A JP03291127 A JP 03291127A JP 29112791 A JP29112791 A JP 29112791A JP 3090995 B2 JP3090995 B2 JP 3090995B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な3,4−トランス
−4−エチル−3−(置換フェニル)−1−(3−イソ
プロピルフェニル)−2−ピロリジノン誘導体とこれら
を有効成分とする除草剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ある種の2−ピロリジノン誘導体が除草
活性を有することは既に開示されており、特開昭52−
89666号公報、特開昭60−58960号公報、米
国特許4,874,422、EP387,869などに
記載されている。また、これらに記載されている代表化
合物の3−クロロ−4−クロロメチル−1−(3−トリ
フルオロメチルフェニル)−2−ピロリジノン(一般
名、フルオロクロリドン;fluorochlorid
one)は市販されている。また、米国特許4,96
0,457には一般式(式II)(化3)に示したピロ
リジノン誘導体と除草剤が開示されている。
【0003】
【化3】
【0004】(式中、mは1、2、3、4または5を表
しnは0、1、2、3、4または5を表す。またR1
ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、シアノ基、炭素
数1から4のアルキル基、または炭素数1から4のアル
コキシ基から選択され、mが1より大きい時は同一であ
っても組み合わせでもよい。R2 は水素原子、またはハ
ロゲン原子から選択され、R3 はハロゲン原子、トリフ
ルオロメチル基、シアノ基、炭素数1から4のアルキル
基、炭素数1から4のアルコキシ基から選択され、nが
1より大きい時はそれらは同一であっても組み合わせで
あってもよい。また、R4 は炭素数1から4のアルキル
基、またはハロゲンに置換された炭素数1から4のアル
キル基から選択される。)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭52−89
666号、特開昭60−58960号および米国特許
4,874,422に開示されている化合物類は、除草
剤として使用した場合、比較的多量の薬量を必要とし、
特にこれらの化合物を水田で用いた場合、有用作物であ
るイネに対して甚大な薬害を及ぼすという問題を有して
いる。
【0006】また、EP387,869あるいは米国特
許4,960,457の実施例に開示された化合物は、
水田で使用した場合、発生後の生育期の雑草に対する効
果が低いという問題を有している。
【0007】従って本発明は、水田においてイネに害を
与えず、しかも低薬量で、雑草の発生前から発生後の生
育期まで、広い期間にわたって使用可能な、選択性除草
剤を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明者らは
前記課題を解決すべく2−ピロリジノン誘導体について
更に研究を進めた結果、ピロリジノン環1−位と3−位
に特定のフェニル基を有し、かつ4−位にエチル基を有
する、新規な3,4−トランス−4−エチル−3−(置
換フェニル)−1−(3−イソプロピルフェニル)−2
−ピロリジノン誘導体が、除草剤として極めて優れ、し
かも有用作物であるイネに対して薬害を与えない特徴を
有していることを見出した。
【0009】本発明の3,4−トランス−4−エチル−
3−(置換フェニル)−1−(3−イソプロピルフェニ
ル)−2−ピロリジノン誘導体は、一般式(I)(化
4)で表されることを特徴とする。
【0010】
【化4】 (式中、Xは3−位に置換されたフッ素原子、塩素原
子、臭素原子、3−位と4−位または3−位と5−位に
置換されたフッ素原子を示す)
【0011】特開昭52−89666号公報、特開昭6
0−58960号公報、米国特許4,874,422に
開示されている化合物類は、水田で使用した場合イネに
重大な薬害をおよぼすため、その使用は不可能である。
【0012】本発明化合物は、ピロリジノン環1−位に
3−イソプロピルフェニル基を、ピロリジノン環3−位
に特定のフェニル基を4−位にエチル基を導入し、ピロ
リジノン環の3,4位がトランスであることに特徴があ
る。
【0013】一方、米国特許4,960,457には一
般式(II)(化5)に示される化合物が開示されてい
る。
【0014】
【化5】
【0015】(式中、mは1,2,3,4または5を表
しnは0,1,2,3,4または5を表す。またR1
ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、シアノ基、炭素
数1から4のアルキル基、または炭素数1から4のアル
コキシ基から選択され、mが1より大きい時は同一であ
っても組み合わせでもよい。R2 は水素原子、またはハ
ロゲン原子から選択され、R3 はハロゲン原子、トリフ
ルオロメチル基、シアノ基、炭素数1から4のアルキル
基、炭素数1から4のアルコキシ基から選択され、nが
1より大きい時はそれらは同一であっても組み合わせで
あってもよい。また、R4 は炭素数1から4のアルキル
基、またはハロゲンに置換された炭素数1から4のアル
キル基から選択される。)すなわち、米国特許4,96
0,457は、上位概念において本発明の化合物を包含
する。しかしながら、米国特許4,960,457は極
めて広い範囲の化合物を請求しているが、実施例化合物
が限られている。例えば、前述の一般式(II)で定義
されたR1 の実施例はトリフルオロメチル基、シアノ
基、塩素原子、フッ素原子のみに限られ、R1 がアルキ
ル基の場合の実施例は記載されていない。
【0016】米国特許4,960,457の実施例に記
載された化合物類、またはEP387869に記載され
た化合物類は、水田で使用した場合、発生後の生育期の
雑草に対して効果が低い。したがって、その使用場面は
雑草の発生前のみに限定される。
【0017】本発明化合物は、ピロリジノン環1−位に
3−イソプロピルフェニル基を、ピロリジノン環3−位
に特定のフェニル基を、4−位にエチル基を導入、ピロ
リジノン環の3,4位がトランスであるところに特徴が
ある。これらの特定の置換基を配した意義、特に、ピロ
リジノン環1−位に3−イソプロピルフェニル基を導入
した意義は大きく、この変換により、除草剤としての高
活性化が達成され、しかも、発生前の雑草から発生後の
生育期の雑草にまで、高い除草活性を示すこととなり、
そのために、より広い期間にわたっての水田適用が可能
となった。
【0018】本発明の化合物を有効成分として含有する
除草剤は、その作用特性として、ほとんどの水田で問題
となる有害雑草、例えばノビエ等のイネ科雑草、カヤツ
リグサ、ホタルイ等のカヤツリグサ科雑草およびウリカ
ワ等の多年性雑草に対して優れた除草効果を有する。一
方、有用作物であるイネに対しては薬害を示さない。ま
た、本発明化合物係わる除草剤は、湛水土壌処理、土壌
処理、土壌混和処理など、あらゆる処理法において、雑
草の発生前から発生後の生育期の広い期間にわたり、有
効に使用できる。
【0019】本発明の3,4−トランス−4−エチル−
3−(置換フェニル)−1−(3−イソプロピルフェニ
ル)−2−ピロリジノン誘導体は新規化合物であり、反
応式(I)(化6)に示される方法によって製造され
る。
【0020】
【化6】
【0021】すなわち、一般式(III)(式中、Xは
3−位に置換されたフッ素原子、3−位と4−位または
3−位と5−位に置換されたフッ素原子を、Rはフッ素
原子以外のハロゲン原子を示す。)で表わされるピロリ
ジノン誘導体を還元的に脱ハロゲン化することによって
製造される。
【0022】本反応は、適当な溶媒中パラジウムカーボ
ン、ラネーニッケルなどの触媒の存在下、水素を用い
て、または用いないで行うことができる。適当な溶媒と
しては例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエー
テル等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエス
テル類、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタ
ノール等の低級アルコール類、酢酸、プロピオン酸、酪
酸等の低級有機酸類、ジメチルホルムアミドなどの非プ
ロトン性溶媒などが挙げられる。反応温度は0〜160
℃であり、溶媒の還流温度で反応させてもよい。また、
酢酸あるいはギ酸、もしくはそのアルカリ金属塩、ある
いは次亜リン酸ナトリウムなどの存在下に反応を行うこ
とも可能である。
【0023】また、本発明化合物の一般式(I)、また
は一般式(III)で表されるピロリジノン誘導体は、
反応式(II)(化7)に示される方法によって製造さ
れる。
【0024】
【化7】
【0025】すなわち、一般式(IV)(式中、Xは3
−位に置換されたフッ素原子、塩素原子、臭素原子、3
−位と4−位または3−位と5−位に置換されたフッ素
原子を、Yはハロゲン原子を、R2は水素原子、または
フッ素原子以外のハロゲン原子を示す。)で表わされる
アミド誘導体を環化反応することにより、容易に製造す
ることができる。この環化反応に有効な環化剤として
は、トリブチルチンヒドリドに代表されるトリアルキル
チンヒドリドがあげられ、一般的にはベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族系の溶媒中で反応が行われ
る。反応温度は50〜140℃で、好ましくは80〜1
20℃である。また、触媒量のα,α−アゾビスイソブ
チロニトリル、あるいはベンゾイルパーオキサイドなど
の、ラジカル発生剤を反応液中に加えることで、反応が
進行する。光を照射するのも有効な手段である。また反
応の終了後は、目的の3,4−トランス体を収率良く得
るため、適当なアルカリで処理する方法も有効である。
【0026】一般式(IV)で表わされるアミド誘導体
は、反応式(III)(化8)に示される方法によって
製造される。
【0027】
【化8】
【0028】すなわち、一般式(V)(式中、R2は前
記と同じ意味を示す。)のアミンと一般式(VI)(式
中、XおよびYは前記と同じ意味を示し、Zはハロゲン
原子を示す。)のカルボン酸誘導体を反応することによ
って、製造することができる。反応は、無溶媒または不
活性溶媒中で行われ、溶媒としては例えばベンゼン、ト
ルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン
等の芳香族類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエ
チルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル
等のエステル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素などのハロゲン化炭化水素類などが挙げられる。
また、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドな
どの非プロトン性溶媒も有効である。反応は任意の温度
で進行し、また、トリエチルアミン、ピリジン、N,N
−ジメチルアニリン、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウ
ムなどの塩基の存在下に反応を行ってもよい。
【0029】一般式(V)のアミン、および一般式(V
I)のカルボン酸誘導体は、公知の方法で製造される。
【0030】かくして得られる本発明に係わる一般式
(I)で表される化合物は、一般には不活性な液体担
体、または固体と混合し、通常用いられる製剤形態であ
る粉剤、粒剤、水和剤、乳剤、フロアブル剤等に調製し
て使用される。さらに製剤上必要ならば、補助剤を添加
することもできる。
【0031】担体としては、通常農園芸用薬剤に使用さ
れるものであるならば、固体、または液体のいずれでも
使用でき、特定のものに限定されるものではない。例え
ば固体担体としては、クレー、タルク、ベントナイト、
炭酸カルシウム、ケイソウ土、ホワイトカーボンの如き
鉱物質粉末、大豆粉、デンプンの如き植物性粉末、石油
樹脂、ポリビニルアルコール、ポリアルキレングリコー
ル等の如き高分子化合物、尿素、ワックス類等が挙げら
れる。また液体担体としては、キシレン、メチルナフタ
レン、アルキルベンゼン等の各種有機溶剤類、植物オイ
ル等各種オイル、水等が挙げられる。
【0032】補助剤としては、通常農園芸用薬剤に使用
される界面活性剤、結合剤(例えば、リグニンスルフォ
ン酸、アルギン酸、ポリビニルアルコール、アラビアガ
ム、CMCナトリウム等)、安定剤(例えば、酸化防止
用にフェノール系化合物、チオール系化合物又は高脂肪
酸エステル類等を用いたり、pH調整剤として燐酸塩を
用いたり、時に光安定剤も用いる)等を必要に応じて単
独または組合せて使用できる。さらに場合によっては防
菌防黴のために工業用殺菌剤、防菌防黴剤などを添加す
ることもできる。
【0033】界面活性剤の例としては、非イオン性、陰
イオン性、陽イオン性及び両イオン性のものを適宜単独
または混合して使用できる。非イオン性としては、アル
キルフェノール、高級アルコール、アルキルナフトー
ル、高級脂肪酸、脂肪酸エステル等にエチレンオキシド
(例えば、X−77とか、ノイゲンEA80等の如きも
の)またはプロピレンオキシドを付加させたもの等が好
ましい。陰イオン性のものとしては、アルキルフェノー
ル、アルキルナフトール、高級アルコール、高級脂肪
酸、脂肪酸エステル等をアルキルスルホン酸塩(例えば
ネオペレックスの如きもの)、アルキル硫酸エステル
塩、リン酸エステル塩等としたものが好ましい。またリ
グニンスルホン酸塩(例えばサンエキスの如きもの)等
も好ましい例の一つである。
【0034】本発明に係わる除草剤における式(I)で
表わされる化合物の含有量は、製剤形態によって異なる
が、通常粉剤では0.01〜20重量%、水和剤では1
〜50重量%、粒剤では0.01〜10重量%、乳剤で
は0.1〜50重量%、フロアブル製剤では0.1〜5
0重量%、ドライフロアブル製剤では1〜50重量%で
あり、好ましくは、粉剤では0.1〜3重量%、水和剤
では10〜40重量%、粒剤では、0.1〜5重量%、
乳剤では1〜30重量%、フロアブル製剤では1〜30
重量%、ドライフロアブル製剤では10〜40重量%で
ある。
【0035】補助剤の含有量は0〜80重量%であり、
担体の含有量は、100重量%から有効成分化合物及び
補助剤の含有量を差し引いた量である。
【0036】式(I)で表わされる本発明の除草剤は、
他の除草剤の一種または二種以上、あるいは殺菌剤、殺
虫剤、植物成長調節剤の如き農薬、肥料、土壌改良剤等
と混合使用が可能であることはもちろんのこと、これら
との混合製剤も可能であり、場合によっては相乗効果も
期待できる。
【0037】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明化合物の製造法を
具体的に説明する。
【0038】実施例1 3,4−トランス−4−エチル
−3−(3−フルオロフェニル)−1−(3−イソプロ
ピルフェニル)−2−ピロリジノンの合成〔化合物番号
−1〕 ジメチルホルムアミド10ml中、3,4−トランス−
4−エチル−3−(3−フルオロフェニル)−1−(4
−クロロ−3−イソプロピルフェニル)−2−ピロリジ
ノン1.0g、ギ酸2.0mlおよび5%−パラジウム
カーボン0.7gを加え、6時間還流温度で撹拌した。
パラジウムカーボンを濾別した後、トルエンで抽出し
た。無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、エバポレータで
濃縮して、目的の化合物を定量的に得た。
【0039】実施例2 3,4−トランス−4−エチル
−3−(3−クロロフェニル)−1−(3−イソプロピ
ルフェニル)−2−ピロリジノンの合成〔化合物番号−
4〕 トルエン15ml中、N−(2−ブテニル)−N−(3
−イソプロピルフェニル)−2−クロロ−2−(3−ク
ロロフェニル)アセタミド1.5gを加え、還流温度で
撹拌しながら、トリブチルチンヒドリド1.2gとα,
α−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)極少量を
加えた。10分間撹拌を続けた後、室温にもどしDBU
0.3mlを加え、さらに5分間撹拌した。反応液をエ
バポレータで濃縮してカラムクロマトグラフィーを行う
ことで、目的の化合物0.9gを得た。
【0040】実施例1と同様の方法で、本発明に係わる
一般式(I)で表されるその他の化合物を合成した。以
下に、本発明に係わる一般式(I)で表される化合物の
物性を記す。
【0041】3,4−トランス−4−エチル−3−(3
−フルオロフェニル)−1−(3−イソプロピルフェニ
ル)−2−ピロリジノン〔化合物番号−1〕 IRνnujol(cm-1) :1695 NMR(CDCl3)δppm :0.97(3H,t,J=7.3Hz),1.26(6H,d,J=
6.8Hz),1.51〜1.62(1H,m),1.70〜1.80(1H,m),2.38 〜2.
50(1H,m),2.86 〜2.96(1H,m),3.48(1H,d,J=10.4Hz),3.5
8(1H,t,J=9.2Hz),4.01(1H,t,J=9.2Hz),6.96 〜7.07(4H,
m),7.25〜7.41(3H,m),7.57 〜7.64(1H,m) m.p. 58.5 〜60.0℃
【0042】3,4−トランス−4−エチル−3−
(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(3−イソプロ
ピルフェニル)−2−ピロリジノン〔化合物番号−2〕 IRνneat(cm -1) :1699 NMR(CDCl3)δppm :0.98(3H,t,J=7.3Hz),1.26(6H,d,J=
6.8Hz),1.51〜1.58(1H,m),1.70〜1.77(1H,m),2.37 〜2.
42(1H,m),2.89 〜2.94(1H,m),3.44(1H,d,J=10.3Hz),3.5
8(1H,t,J=8.8Hz),3.98(1H,t,J=8.8Hz),6.98 〜7.39(6H,
m),7.55〜7.64(1H,m)
【0043】3,4−トランス−4−エチル−3−
(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(3−イソプロ
ピルフェニル)−2−ピロリジノン〔化合物番号−3〕 IRνnujol(cm-1) :1687 NMR(CDCl3)δPPM :0.98(3H,t,J=7.3Hz),1.26(6H,d,J=
6.6Hz),1.53〜1.60(1H,m),1.72〜1.77(1H,m),2.40 〜2.
44(1H,m),2.89 〜2.96(1H,m),3.47(1H,d,J=10.3Hz),3.5
8(1H,t,J=9.2Hz),3.99(1H,t,J=9.2Hz),6.72 〜6.85(3H,
m),7.04〜7.55(3H,m),7.61 〜7.63(1H,m) m.p. 77.0 〜79.0℃
【0044】3,4−トランス−4−エチル−3−(3
−クロロフェニル)−1−(3−イソプロピルフェニ
ル)−2−ピロリジノン〔化合物番号−4〕 IRνnujol(cm-1) :1704 NMR(CDCl3)δppm :0.97(3H,t,J=7.6Hz),1.26(6H,d,J=
6.6Hz),1.50〜1.61(1H,m),1.71〜1.78(1H,m),2.41 〜2.
50(1H,m),2.92(1H,sept,J=6.6Hz),3.46(1H,d,J=10.3H
z),3.58(1H,t,J=9.2Hz),4.11(1H,t,J=9.2Hz),7.05(1H,
d,J=8.0Hz),7.16(1H,d,J=7.3Hz),7.22 〜7.41(5H,m),7.
64(1H,d,J=2.2Hz) . m.p. 88.5〜90.0℃
【0045】3,4−トランス−4−エチル−3−(3
−ブロモフェニル)−1−(3−イソプロピルフェニ
ル)−2−ピロリジノン〔化合物番号−5〕 IRνKbr(cm -1) :1700 NMR(CDCl3)δppm :0.97(3H,t,J=7.6Hz),1.21(6H,d,6.6H
z),1.52 〜1.59( 1H,m),1.71〜1.76(1H,m),2.2.38 〜
2.50(1H,m),2.89 〜2.94(1H,m),3.45(1H,d,J =10.3Hz),
3.57(1H,dd,J=8.8Hz,9.5Hz),4.00(1H,dd,J=8.1Hz,8.8H
z),7.04(1H,d,J=7.3Hz),7.15〜7.43(6H,m),7.64(1H,s) m.p. 82.0〜83.2℃
【0046】また、本発明の一般式(I)の化合物を合
成するための、重要中間体の合成例を参考例として次に
記す。
【0047】参考例1 3,4−トランス−4−エチル
−3−(3−フルオロフェニル)−1−(4−クロロ−
3−イソプロピルフェニル)−2−ピロリジノンの合成 トルエン15ml中、N−(2−ブテニル)−N−(4
−クロロ−3−イソプロピルフェニル)−2−クロロ−
2−(3−フルオロフェニル)アセタミド2.0gを加
え、還流温度で撹拌しながら、トリブチルチンヒドリド
1.8gとα,α−アゾビスイソブチロニトリル(AI
BN)極少量を加えた。10分間撹拌を続けた後、室温
にもどしDBU0.3mlを加え、さらに5分間撹拌し
た。反応液をエバポレータで濃縮してカラムクロマトグ
ラフィーを行うことで、目的の化合物1.4gを得た。
【0048】参考例1と同様の方法で、一般式(II
I)で表されるその他のピロリジノン誘導体を合成し
た。以下に、一般式(III)で表される化合物の物性
を記す。 3,4−トランス−4−エチル−3−(3−フルオロフ
ェニル)−1−(4−クロロ−3−イソプロピルフェニ
ル)−2−ピロリジノン IRνneat(cm -1) :1702 NMR(CDCl3)δppm :0.97(3H,t,J=7.2Hz),1.21 〜1.27(6
H,m),1.50 〜1.60(1H,m),1.70〜1.80(1H,m),2.40 〜2.5
0(1H,m),3.35 〜3.45(1H,m),3.48(1H,d,J=10.4Hz),3.54
(1H,t,J=8.8Hz),3.99(1H,t,J=8.8Hz),6.96 〜7.06(3H,
m),7.26〜7.37(3H,m),7.76(1H,s)
【0049】3,4−トランス−4−エチル−3−
(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(4−クロロ−
3−イソプロピルフェニル)−2−ピロリジノン IRνneat(cm -1) : 1702 nD 22.2℃: 1.5398
【0050】3,4−トランス−4−エチル−3−
(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(4−クロロ−
3−イソプロピルフェニル)−2−ピロリジノン IRνneat(cm -1) : 1701 nD 23.1℃: 1.5670
【0051】参考例2 N−(2−ブテニル)−N−
(4−クロロ−3−イソプロピルフェニル)−2−クロ
ロ−2−(3−フルオロフェニル)アセタミドの合成 N,N−ジメチルホルムアミド40ml中、N−(2−
ブテニル)−N−(4−クロロ−3−イソプロピルフェ
ニル)アミン2.2gと無水炭酸カリウム2.0gに、
2−クロロ−2−(3−フルオロフェニル)アセチルク
ロリド2.6gを、撹拌しながら20〜30℃で徐々に
滴下した。更に20分間撹拌を続けた後、炭酸カリウム
を濾別してトルエンで抽出した。無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後、エバポレータで濃縮して、目的の油状物を
定量的に得た。
【0052】参考例2と同様の方法で、一般式(IV)
で表されるその他のアミド誘導体を合成した。以下に、
一般式(IV)で表される化合物の物性を記す。
【0053】N−(2−ブテニル)−N−(4−クロロ
−3−イソプロピルフェニル)−2−クロロ−2−(3
−フルオロフェニル)アセタミド IRνneat(cm -1) : 1679 nD 32.1℃: 1.5502
【0054】N−(2−ブテニル)−N−(4−クロロ
−3−イソプロピルフェニル)−2−クロロ−2−
(3,5−ジフルオロフェニル)アセタミド IRνneat(cm -1) : 1680 nD 24.6℃: 1.5175
【0055】N−(2−ブテニル)−N−(4−クロロ
−3−イソプロピルフェニル)−2−ブロモ−2−
(3,4−ジフルオロフェニル)アセタミド IRνneat(cm -1) : 1677 nD 24.2℃: 1.5497
【0056】N−(2−ブテニル)−N−(3−イソプ
ロピルフェニル)−2−クロロ−2−(3−クロロフェ
ニル)アセタミド IRνneat(cm -1) : 1676 nD 21.4℃: 1.5617
【0057】参考例3 N−(2−ブテニル)−N−
(4−クロロ−3−イソプロピルフェニル)アミンの合
成 N,N−ジメチルホルムアミド15ml中、4−クロロ
−3−イソプロピルアニリン3.2gに、無水炭酸カリ
ウム2.8gおよび1−クロロ−2−ブテン2.0gを
加え、70℃から90℃で1時間撹拌した。炭酸カリウ
ムを濾別した後、水100mlを加え、トルエンで抽出
した。無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、エバポレータ
で濃縮してシリカゲルカラムクロマトグラフィーを行う
ことで、目的の化合物1.5gを得た。
【0058】IRνneat(cm -1) : 3418 nD 23.0℃: 1.5145
【0059】また、同様の方法でN−(2−ブテニル)
−N−(3−イソプロピルフェニル)アミンを合成し
た。
【0060】IRνneat(cm -1) : 3413 nD 21.4℃: 1.5303
【0061】参考例4 3,4−シス−4−エチル−3
−(3−クロロフェニル)−1−(3−イソプロピルフ
ェニル)−2−ピロリジノンの合成〔化合物番号−6〕 トルエン15ml中、N−(2−ブテニル)−N−(3
−イソプロピルフェニル)−2−クロロ−2−(3−ク
ロロフェニル)アセタミド2.0gを加え、還流温度で
撹拌しながら、トリブチルチンヒドリド1.7gとα,
α−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)極少量を
加えた。10分間撹拌を続けた後、室温にもどし、反応
液をエバポレータで濃縮した。カラムクロマトグラフィ
ーを行うことで、最初に溶出されてきた化合物、3,4
−トランス−4−エチル−3−(3−クロロフェニル)
−1−(3−イソプロピルフェニル)−2−ピロリジノ
ン〔化合物番号−4〕0.9g 、および後から溶出さ
れてきた化合物、3,4−シス−4−エチル−3−(3
−クロロフェニル)−1−(3−イソプロピルフェニ
ル)−2−ピロリジノン〔化合物番号−6〕0.3gを
得た。
【0062】3,4−シス−4−エチル−3−(3−ク
ロロフェニル)−1−(3−イソプロピルフェニル)−
2−ピロリジノン〔化合物番号−6〕の物性 IRνnujolcm -1:1702 . NMR(CDCl3)δPPM :0.91(3H,t,J=7.6Hz),1.24(6H,d,J=
6.6Hz),1.21〜1.75(2H,m),,2.63 〜2.74(1H,m),2.80 〜
2.95(1H,m,),3.69(1H,dd,J=7.4Hz,9.3Hz),4.00(1H,d,J=
8.9Hz),4.03(1H,dd,J=7.3Hz,9.3Hz),7.03(1H,d,J=8.0H
z),7.13(1H,d,J=7.3Hz),7.20〜7.66(6H,m)
【0063】なお、ピロリジノン環3−位と4−位の立
体配置は、ピロリジノン環3−位のプロトン(3−Hと
表示)とピロリジノン環4−位のプロトン(4−Hと表
示)の結合定数により決定される。すなわち、4−エチ
ル−3−(3−クロロフェニル)−1−(3−イソプロ
ピルフェニル)−2−ピロリジノンの場合は、J3H-4 H
=10.3Hzの値を示す方が3,4−トランス体、J
3H-4H =8.9Hzの値を示す方が3,4−シス体と決
定される。
【0064】製剤例および試験例 次に本発明に係わる除草剤の製剤例及び除草活性試験例
を示す。
【0065】製剤例1 (水和剤) 本発明化合物(1):20重量部、ネオペレックス(商
品名、花王製;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム):2重量部、ノイゲンEA80(商品名、三洋化成
製;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル):1
重量部、ホワイトカーボン:5重量部および珪藻土72
重量部をよく粉砕混合して水和剤を得た。
【0066】製剤例2 (水和剤) 本発明化合物(2):20重量部、アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム:2重量部、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル:1重量部及びジークライト:
77重量部をよく粉砕混合して水和剤を得た。
【0067】製剤例3 (水和剤) 本発明化合物(3):50重量部、ホワイトカーボン:
5重量部、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル硫酸アンモニウム塩:6重量部、リグニンスルホン酸
ナトリウム:2重量部及び珪藻土:37重量部をよくJ
et−0− マイザーを用いて粉砕混合して水和剤を得
た。
【0068】製剤例4 (フロアブル剤) 本発明化合物(1):5重量部、リグニンスルホン酸ナ
トリウム:2重量部、キサンタンガム:0.3重量部及
びポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル:1重
量部に、水:91.7重量部を加えて混合後、サンドグ
ラインダーを用いて微粉砕してフロアブル剤を得た。
【0069】製剤例5 (フロアブル剤) 本発明化合物(2):30重量部と水50重量部に溶解
したサンエキスP252(商品名、前記と同様):10
重量部を湿式粉砕混合し、その後水9.6重量部に溶解
したケルザンS(商品名、ケルコ製;キサンタンガ
ム):0.2重量部とデルトップ(商品名、武田薬品工
業製:有機ヨウ素系防黴剤):0.2重量部を加えて混
合し、フロアブル剤を得た。
【0070】製剤例6 (粉剤) 本発明化合物(3):1重量部、エマルゲン910(商
品名、花王製;ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル):0.5重量部およびカオリンクレー:98.5
重量部をよく粉砕混合して粉剤を得た。
【0071】製剤例7 (粉剤) 本発明化合物(4):3重量部、リグニンスルホン酸ナ
トリウム:3重量部、ポリオキシエチレンアルキルアリ
ールエーテル:2重量部及びクレー:92重量部を混合
粉砕して粉剤を得た。
【0072】製剤例8 (ドライフロアブル剤) 微粉砕した本発明化合物(3):60重量部、アルキル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム:5重量部及びポリプロ
ピレングリコールポリエチレングリコールエーテル:3
5重量部を混合し、ドライフロアブル剤を得た。
【0073】製剤例9 (粒剤) 本発明化合物(1):0.3重量部、ネオペレックス
(商品名、前記と同様):2重量部、サンエキスP25
2(商品名、山陽国策パルプ製;リグニンスルホン酸ナ
トリウム):2重量部、ベントナイト:72.7重量部
およびタルク:23重量部をよく混合した後、適当量の
水を加えて湿潤させ、次に小型射出成形機で押し出し造
粒した。これを30〜60℃で風乾し解砕した後、製粒
機で 0.3〜2mmに製粒して粒剤を得た。
【0074】製剤例10 (粒剤) 本発明化合物(4)0.5 重量部、ゴーセノール(G
osenol)GL−05s(日本合成化学製PV
A):2重量部、サンエキスP252(山陽国策パルプ
製ベンゼンスルホン酸ソーダ):2重量部及びクレー:
95.5重量部を良く混合した後、適当量の水を加えて
湿潤させ、次に射出成形機で押し出し造粒した。これを
60〜90℃で風乾し解砕した後、整粒機で0.3〜1
mmに整粒して粒剤を得た。
【0075】製剤例11 (乳剤) 本発明化合物(3):10重量部、ソルポール 800
A(商品名、東邦化学製;非イオン性界面活性剤と陰イ
オン性界面活性剤の混合物):10重量部およびo−キ
シレン:80重量部を混合溶解して乳剤を得た。
【0076】生理試験例 試験例1 湛水土壌処理(発生前処理) 1/5000アールワグネルポットに土壌を詰め、タイ
ヌビエ、ホタルイ、コナギ、アゼナの種子を播種して湛
水状態とした。これに予め育苗しておいた水稲苗(2〜
3葉期)2本を1株とし、その2株を移植して温室内に
生育させた。1日後(雑草発生前に)、供試組成物の所
定量を前記製剤例9に記載した方法に準じて調整した粒
剤を用いて処理し、30日後に、雑草の発生状況および
水稲に対する薬害状況を観察調査した。その結果を第1
表(表1)、(表2)に示した。表中、被検植物の被害
程度および水稲に対する薬害程度は、無処理の場合の風
乾重と比較し以下の基準で表示した。
【0077】 表示 対無処理区風乾重比で示した生育率(%) 5 0〜5 (枯死) 4 6〜10 (甚害) 3 11〜40 (中害) 2 41〜70 (小害) 1 71〜90 (僅少害) 0 91〜100 (無害) なお、比較化合物A、B、Cは下記の化合物を表す。
(試験例2も同様) A:1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−ク
ロロ−4−クロロメチル−2−ピロリジノン B:4−クロロメチル−3−(3−クロロフェニル)−
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2−ピロリ
ジノン C:4−エチル−3−(3−フルオロフェニル)−1−
(3−トリフルオロメチルフェニル)−2−ピロリジノ
【0078】
【表1】
【0079】
【表2】
【0080】本試験において本発明に係わる除草剤は、
比較薬剤A、B、Cと比較して、低薬量処理において
も、供試した水田雑草に対して高い殺草効果を示し、か
つ水稲に対して優れた安全性を示した。また、本発明化
合物の異性体〔化合物番号6〕は、殆んど除草効果を示
さなかった。
【0081】試験例2 湛水土壌処理(生育期処理) 1/5000アールワグネルポットに土壌を詰め、タイ
ヌビエ、ホタルイ、コナギ、アゼナの種子を播種して湛
水状態とした。これに予め育苗しておいた水稲苗(2〜
3葉期)2本を1株とし、その2株を移植して温室内で
生育させた。ヒエが2葉になった時に、供試組成物の所
定量を前記製剤例10に記載した方法に準じて調整した
粒剤を用いて処理し、30日後に、雑草の発生状況およ
び水稲に対する薬害状況を観察調査した。その結果を第
2表(表3)、(表4)に示した。表中被検植物の被害
程度および水稲に対する薬害程度は、試験例1と同様に
表示した。
【0082】
【表3】
【0083】
【表4】
【0084】本試験において本発明に係わる除草剤は、
比較薬剤A、B、Cと比較して、低薬量処理において
も、供試した水田雑草に対して高い殺草効果を示し、か
つ水稲に対して優れた安全性を示した。また、本発明化
合物の異性体〔化合物番号6〕は、殆除草効果を示さな
かった。
【0085】
【発明の効果】本発明に係わる一般式(I)で表される
3,4−トランス−4−エチル−3−(置換フェニル)
−1−(3−イソプロピルフェニル)−2−ピロリジノ
ン誘導体は、新規化合物であり、本発明化合物を含有す
る除草剤は、水田で問題となる種々の雑草に対して、発
生前から発生後の生育期まで、低薬量で、除草活性を示
す。また、イネに対して卓越した選択性を示すため、安
全に使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 誠 千葉県茂原市東郷1144番地三井東圧化学 株式会社内 (72)発明者 日比 佐知子 千葉県茂原市東郷1144番地三井東圧化学 株式会社内 審査官 榎本 佳予子 (56)参考文献 特開 平4−117357(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 207/26 A01N 43/36 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)(化1) 【化1】 (式中、Xは3−位に置換されたフッ素原子、塩素原
    子、臭素原子、3−位と4−位または3−位と5−位に
    置換されたフッ素原子を示す)で表わされる3,4−ト
    ランス−4−エチル−3−(置換フェニル)−1−(3
    −イソプロピルフェニル)−2−ピロリジノン誘導体。
  2. 【請求項2】 一般式(I)(化2) 【化2】 (式中、Xは3−位に置換されたフッ素原子、塩素原
    子、臭素原子、3−位と4−位または3−位と5−位に
    置換されたフッ素原子を示す)で表わされる3,4−ト
    ランス−4−エチル−3−(置換フェニル)−1−(3
    −イソプロピルフェニル)−2−ピロリジノン誘導体を
    含有することを特徴とする除草剤。
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