JPH02142774A - 2−(4−置換フェニル)イミダゾリノン類、その製造法、およびそれらを有効成分として含有する除草剤 - Google Patents

2−(4−置換フェニル)イミダゾリノン類、その製造法、およびそれらを有効成分として含有する除草剤

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JPH02142774A
JPH02142774A JP29626588A JP29626588A JPH02142774A JP H02142774 A JPH02142774 A JP H02142774A JP 29626588 A JP29626588 A JP 29626588A JP 29626588 A JP29626588 A JP 29626588A JP H02142774 A JPH02142774 A JP H02142774A
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cycloalkyl
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JP29626588A
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Shuji Ozawa
修二 小澤
Tamotsu Asano
保 浅野
Hideo Yamazaki
秀雄 山崎
Makoto Nishida
誠 西田
Junko Watanabe
純子 渡辺
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規な2−(4−置換フェニル)イミダゾリノ
ン類、その製造法、およびそれらを有効成分として含有
する除草剤に関する。
[従来技術] 2位にイミダゾリノン基が置換したある種の安息香酸類
が除草活性を有することは特開昭5464637号、特
開昭54−105061号等に記載されている。これら
の化合物はベンゼン環の2位にカルボキシル基をもつの
が特徴であり、畑作用除草剤として既に実用化されてい
るものもある。
また、ベンゼン環にイミダゾリノン基が置換したある種
の2−(置換フェニル)イミダゾリノン類が除草活性を
有することは特開昭60−123475号、西独特許D
E−3408403号に記載されている。しかしながら
、水田用除草剤として実用的に十分な除草活性、および
選択性を有する化合物は見いだされていない。
更に、2−(置換フェニル)イミダゾリノン類は特開昭
60−56962号、特開昭61−282381号、米
国特許US−4554013号、西独特許DE−340
3730号、ヨーロッパ特許EP−158000号、ヘ
ルベチヵ キミ力 アクタ(Helv、 Chim、 
Acta)  60.2476 (1977) 、プレ
タン オブ ザ ケミカル ソサイアティ オブ ジャ
パン(Bull、 Chem、 Soc、 Jap、>
 47.1720(1974)に記載されている。しか
し、これらの化合物は反応中間体としての記載であり、
その除草剤としての有用性は何ら記載されていない。
[発明が解決しようとする課題〕 これまでに多くの除草剤が開発されているにもかかわら
ず、近年、特に水田においてはヒエ、サヤヌカグサ、ヨ
シ、クマガヤッリ、キカシグサ、アゼナ、コナギ等の一
年生雑草およびマツバイ、ウリカワ、ホタルイ等の多年
生雑草の防除が困難なため問題になっており、これらの
雑草をイネに対する薬害の懸念なく効果的に防除できる
薬剤の開発が望まれている。本発明はこれらの要望を満
たし得る優れた除草活性並びに、イネに対する選択性を
有する化合物を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段および作用]本発明者らは
、従来の除草剤に比較してより低薬量で効果が優れ、か
つ薬害の見られない除草剤を得るべく、2−(置換フェ
ニル)イミダゾリノン類について更に研究した結果、フ
ェニル基の4位に置換基を有する新規な2−(4−置換
フェニル)イミダゾリノン類が水田用除草剤として極め
て優れた特徴を有していることを見いだし、本発明を完
成した。
本発明は、一般式(1) (式中、Xは水素、01〜C6アルキル基、03〜C,
シクロアルキル基、Yは01〜C6アルキル基を意味す
るか、X、及びYはそれらが結合している炭素原子と一
緒で、場合によっては、メチル基で2換されているC8
〜C6スビロシクロアルキル基を意味する。Rは02〜
C6アルキル基、C3〜C6アルケニル基、03〜C6
アルキニル基、03〜C7シクロアルキル基、02〜C
6ビニル基、01〜C6ハロアルキル基、フェニル基、
置換フェニル基、ヘンシル基、置換ヘンシル基、Cl−
06アルコキシ基、03〜C6アルケニルオキシ基、0
3〜C6アルキニルオキシ基、C3〜C6アルコキシア
ルコキシ基、フェノキシ基、置換フェノキシ基、ベンジ
ルオキシ基、置換ベンジルオキシ基、フェニルアルコキ
シ基、置換フェニルアルコキシ基、フェノキシアルキル
基、置換フェノキシアルキル基、ピリジルオキシ基、置
換ピリジルオキシ基、02〜C6アシル基、ベンゾイル
基、置換ベンゾイル基、−CONRIR2基を意味する
。R1、R1は互に無関係に水素、C3〜C6アルキル
基、03〜Cアルケニル基、フェニル基を意味する。) で表わされる2−(4−置換フェニル)イミダゾリノン
類、その製造法およびそれらを有効成分として含有する
除草剤である。
一般に同系統の化合物、構造的に近似の化合物は同じよ
うな特性を有するものの如くに考えられがちであるが、
現実にはその作用特性は容易に類推できるものではなく
、単に一つの置換基を変換するだけにおいても、雑草に
対する除草活性および作物に対する薬害は大きく変動す
る場合が多い。
本発明に係わる化合物は、前記特開昭60123475
号等記載の化合物とイミダゾリノン誘導体という意味で
は構造が類似であるが、フェニル基の2位が無置換であ
り、4位にのみ置換基を有する点で、前記先行技術と異
なる。本発明のごとくフェニル基の2位を無置換にする
ことにより、水田用除草剤として極めて優れた特徴を有
するようになった。すなわち、本発明化合物は、イネに
対する薬害の懸念な(、はとんどの水田で問題となるヒ
エ、サヤヌカグサ、ヨシ、クマガヤツリ、キカシグサ、
アゼナ、コナギ等の一年生雑草からマツバイ、ウリカワ
、ホタルイ等の多年生雑草に卓効を示す。
本発明化合物は下記の方法により製造することができる
。即ち、一般式(n) Y (式中、X、Y、Rは前記と同じ。) で表わされる化合物を環化させて製造することができる
。環化はアミンの存在下、脱水剤を用いて環化させるか
、あるいは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
マグネシウム、水酸化カルシウム等アルカリ金属水酸化
物またはアルカリ土類金属水酸化物を用いて水溶液中で
環化させることができるが、望ましくはアミンの存在下
、脱水剤を用いて環化させるのがよい。アミンとしては
、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリーnプロ
ピルアミン、ピリジン、N、N−ジメチルアニリン、N
、N−ジエチルアニリン、N−メチルピロリジン等第3
級アミン類があげられる。脱水剤としては、塩化チオニ
ル、オキシ塩化リン、塩化アセチル、無水酢酸等があげ
られるが、望ましくは塩化チオニル、オキシ塩化リンを
使用するのがよい。
通常、反応はアミンを溶媒として行うことができ1す るが、場合によっては不活性溶媒中、2から10モル等
量のアミンを用いて行うことができる。溶媒としては、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジジメトキシエタン
等のエーテル類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化
炭素等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、
キシレン等の芳香族炭化水素、酢酸エチル、酢酸ブチル
等のエステル類等があげられる。反応はアミンの存在下
、■から2モル等量の塩化チオニル、あるいはオキシ塩
化リンを使用して実施される。反応温度はO′Cから溶
媒の沸点まで可能であるが、40’Cから70’Cで塩
化チオニル、オキシ塩化リンを滴下するのが望ましい。
反応は発熱反応であり、場合によっては冷却しながら脱
水剤を滴下する。反応は一般には短時間で完結する場合
が多く、脱水剤の滴下終了後20分ないし1時間以内で
完結する。反応終了後、通常の後処理を実施し、必要な
らばカラムクロマトグラフィーにより精製し、−数式(
1)で示される2−(4−置換フェニル)イミダゾリノ
ン類を得ることができる。
ここに理解されるべきことは一般式(1)の2(4−置
換フェニル)イミダゾリノン類は互変異性体であること
である。便宜上それらを一般式(1)の単一・構造で示
しているが次のような異性形の何れかとして存在する: または O (式中、X、Y、Rは前記と同し。) かくして−数式(1)を以て両異性体形の2(4−置換
フェニル)イミダブリノン類を表示する。
かくして得られる本発明化合物はほとんどの水田で問題
となるヒエ、サヤヌカグサ、ヨシ、クマガヤッリ、キカ
シグサ、アゼナ、コナギ等の一年住雑草からマツバイ、
ウリカワ、ホタルイ等の多12、 年生雑草に卓効を示す。一方重要作物、特にイネに対す
る薬害は極めて少ない。また本発明に係わる除草剤は温
水土壌処理、土壌処理、土壌混層処理、茎葉散布処理な
どあらゆる処理法において有効である。
一般式(1)で表わされる化合物は、処理する植物に対
して原体をそのまま使用して良いが、般には不活性な液
体担体または固体担体と混合し、必要に応じて他の補助
剤を添加混合し、通常用いられる製剤形態、たとえば粉
剤、粒剤、永和削、乳剤、フロアブル製剤等に調整した
除草剤として使用される。固体担体としては、クレー類
、タルク、ベントナイト、炭酸カルシウム、ケイソウ土
、無水ケイ酸等の如き無機物質;小麦わ〕、大豆粉、デ
ンプン、結晶セルロースの如き植物性有機質;石油樹脂
、ポリ塩化ビニル、ポリアルキレングリコール等の如き
高分子化合物;尿素;ワックス類等が挙げられる。また
液体担体としては各種オイル類、各種有機溶媒類、水等
が挙げられる。
補助剤としては、例えば湿潤剤、分散剤、固着剤、展着
剤などを必要に応じて適宜単独で、または組合せて使用
できる。
湿潤、分散、拡展、成分安定化、物性安定化等の目的で
使用される補助剤としては、各種界面活性剤、またはゼ
ラチン、アルブミン、アルギン酸ナトリウム、メチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール、キサンタンガム等の
如き高分子化合物、あるいはその他補助剤が挙げられる
。また、防菌防黴のために、場合によっては工業用殺菌
剤、防菌防黴剤を添加しても良い。
界面活性剤としては、非イオン性、陰イオン性、陽イオ
ン性及び両イオン性のものを適宜使用できる。好ましい
例としては、アルキルフェノール、高級アルコール、ア
ルキルナフトール、高級脂肪酸、脂肪酸エステル、ジア
ルキルリン酸アミン等にエチレンオキシドとプロピレン
オキシドを重合させたもの、アルキル硫酸エステル塩(
ラウリル硫酸ナトリウム等)、アルキルスルフォン酸塩
(2−エチルヘキセンスルフオン酸ナトリウム等)、ア
リールスルフォン酸塩(リグニンスルフオン酸ナトリウ
ム、ドデシルベンゼンスルフオン酸ナトリウム等)が挙
げられる。
本発明に係わる除草剤における一般式(1)で表わされ
る化合物の含有量は、製剤形態によって異なるが、通常
粉剤では1〜20重量%、水和剤では20〜9帽1%、
粒剤では1〜30重量%、乳剤では1〜50重景%、フ
ロアブル製剤では10〜50重量%、ドライフロアブル
製剤では20〜70重量%である。補助剤の含有量は0
〜80重量%であり、担体の含有量は、100重量%か
ら有効成分化合物及び補助剤の含有量を差し引いた量で
ある。
本発明の除草剤は、他の除草剤の一種または二種以上、
殺虫剤、植物成長調節剤等の如き農薬、土壌改良剤また
は肥効性物質と混合使用可能であるのはもちろんのこと
、これらとの混合製剤とすることも可能であり、場合に
よっては相乗効果も期待できる。
[実施例] 次に本発明を実施例をあげて更に具体的に説明する。
実施例1 2−(4−イソプロピルフェニル)−5−イ
ソプロピル−5−メチル−2−イミダシリン4−オンの
製造 N−(1−カルバモイル−1,2−ジメチルプロピル)
4−イソプロピルヘンシイルアミド(5,5g)のピリ
ジン(20ml)溶液に50°Cで、オキシ塩化リン(
2,3m1)を5分で滴下した。この時反応温度は80
°Cまで上昇した。そのまま反応混合物を20分撹拌し
た後、溶媒を減圧下に留去した。残渣に希塩酸を加え、
これを酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗し、無水硫
酸ナトリウムにて乾燥し、次いで溶媒を留去した。残渣
をシリカゲルクロマトグラフィ(展開溶媒系;n−ヘキ
サン:酢酸エチル−3=1)にて精製し、2−(4−イ
ソプロピルフェニル)5−イソプロピル−5−メチル−
2−イミダシリン−4オンを4.2gを得た。
H−NMRスペクトル(CDCh−TMS)  δ:1
.06.1.16 (6H,d、 J=6.0Hz) 
、 1.24 (61(、d、 J=6.0Hz)1.
68(3tl、s)、2.3〜2.6(IH,m)、2
.7〜3.0(Ill、m)6.3(II、s)、7.
08(2H,d、J=8.0Hz)、7.52(2)1
.d。
J・8.0Hz) 実施例2 2−(4−tert−ブチルフェニル)−5
−イソプロピル−5−メチル−2−イミダシリン4−オ
ンの製造 N−(1−カルバモイル−1,2−ジメチルプロピル)
4−tert−ブチルベンゾイルアミド(5,8g)の
ピリジン(20ml)溶液に50°Cで、塩化チオニル
(1,7m1)を5分で滴下した。この時反応温度は8
0°Cまで上昇した。そのまま反応混合物を20分撹拌
した後、溶媒を減圧下に留去した。残渣に希塩酸を加え
、これを酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗し、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥し、次いで溶媒を留去した。残
渣をシリカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒系;n−
ヘキサン:酢酸エチル−3:1)にて精製し、2−(4
−tert−ブチルフェニル)−5−イソプロピル−5
−メチル−2−イミダシリン−4−オンを4.6gを得
た。
)1−NMRスペクトル(DMSO−d6TMS)  
δ:0.96,1.10(6H,d、J=6.0Hz)
、1.32(9H,s)、1.54(3H,s)、2.
4〜2.7(IH,m)、7.40(2H,d、J=8
.0l−1z)7.72(2H,d、J=8.01(z
)、8.32(IH,s)実施例3 2−(4−ヘンジ
イルフェニル)−5−イソプロピル−5−メチル−2−
イミダシリン−4オンの製造 N−(1−カルバモイル−1,2−ジメチルプロピル)
4−ベンジルベンゾイルアミド(6,8g)のピリジン
(20ml)溶液に50°Cで、オキシ塩化リン(2,
3m1)を5分で滴下した。この時反応温度は80°C
まで上昇した。そのまま反応混合物を20分撹拌した後
、溶媒を減圧下に留去した。残渣に希塩酸を加え、これ
を酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗し、無水硫酸ナ
トリウムにて乾燥し、次いで溶媒を留去した。残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒系;n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=3 : 1)にて精製し、2−(4−
ヘンジイルフェニル)−5−イソプロピル−5−メチル
−2−イミダシリン−4−オンを2.9gを得た。
H−NMRスペクトル(DMSO−d6−TMS)  
δ:1.00,1.14(6H,d、J=8.0Hz)
、1.64(3H,s)、2.5(IH。
m) 、7.4〜8.0(9L+n) 、8.66(I
II、s)本発明に係わる一般式(I)で表わされる化
合物及びそれらの物性を第1表に記載する。
以下余白 次に本発明に係わる除草剤の製剤例及び除草活性試験例
を示す。なお、製剤例、試験例の有効成分化合物は、第
1表に記載の化合物番号によって示した。
製剤例1(水和剤) 本発明化合物(3)  :20ffi1部、アルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム=2重量部、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル72WLN部及びジ−
クライトエフ6重量部をよく粉砕混合して水和剤を得た
製剤例2(水和剤) 本発明化合物(7):50重量部、ホワイトカーボン:
5重量部、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル硫酸アンモニウム塩:4重量部、リグニンスルホン酸
ナトリウム=2重量部及びケイソウ土:39重量部をよ
く粉砕混合して水和剤を得た。
製剤例3(フロアブル剤) 本発明化合物(3):20重量部、リグニンスルホン酸
ナトリウム:2重量部、キサンタンガム:0.3重量部
及びポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル:1
重量部に、水: 76.7重量部を加えて混合後、サン
ドグラインダーを用いて微粉砕してフロアブル剤を得た
製剤例4(粉剤) 本発明化合物(3)1重量部、リグニンスルホン酸ナト
リウム:3重量部、ポリオキシエチレンアルキルアリー
ルエーテル:2重量部及びクレー:92重量部を混合粉
砕して粉剤を得た。
製剤例5(ドライフロアブル剤) 本発明化合物(3)=60重量部、アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム=5重量部及びポリプロピレングリ
コールポリエチレングリコールエーテル:35重量部を
混合し、Jet−0−マイザーを用いて微粉砕してドラ
イフロアブル剤を得た。
製剤例6(粒剤) 微粉砕した本発明化合物(3):5重量部、ゴーセノー
ル(Gosenol)GL−05s (日本合成化学(
株)PVA):2重量部、サンエキスp−252(山場
国策パルプ(株)製リグニンスルホン酸ソーダ2 ル ):2重量部及びクレー:91重量部を良く混合した後
、適当量の水を加えて湿潤させ、次に射出成形機で押し
出し造粒した。これを60〜90°Cで風乾し解砕した
後、整粒機で0.3〜1mmに整粒して粒剤を得た。
製剤例7(乳剤) 本発明化合物(3):IQ重量部、ツルポール800A
 (東邦化学(株)製画品名:非イオン性界面活性剤と
アニオン性界面活性剤の混合物):10重量部及び0−
キシレン:80重量部を混合溶解して乳剤を得た。
試験例1 湛水土壌処理試験 115000アールワグネルポツトに土壌を詰め、タイ
ヌビエ、コナギ、−年生広葉雑草、ホタルイの種子、ま
たは塊茎を播種して湛水状態とした。
これに予め育苗しておいた水稲苗(2〜3葉期)2本を
1株とし、その2株を移植して温室内で生育させた。1
日後(雑草発生前に)、供試化合物の所定量を前記製剤
例12に記載した方法に阜して調製した粒剤を用いて処
理し、30日後に雑草の発生状況及び水稲に対する薬害
状況を調査した。その結果を第2表に示した。
表中、被検植物の被害程度は、植物の生育状態を無処理
の場合の風乾型と比較し以下の基準で表示した。
表示 対無処理区風乾重比で示した生育率(χ)5  
  0〜5    (枯死) 4    6〜10(甚害) 3    11〜40(中吉) 2    41〜70(小書) 1    71〜90(僅少害) 091〜100(無害) なお、対照化合物として次の化合物を用いた。
Δ:2−<A−メチルフェニル)−5−イソプロピル−
5メチル−2−イミダシリン−4−オン (特開昭60−56962号公報記載の化合物)B:2
−(2−トリフルオロメチルフェニル)−5−イソプロ
ピル−5−メチル−2−イミダシリン−4オン (特開昭60−123475号公報記載の化合物)C:
2−(2−トリフルオロメチル−4−イソプロピルフェ
ニル)−5−イソプロピル−5−メチル−2イミダシリ
ン−4−オン (特開昭60−123475号公報記載の化合物)本試
験において、本発明に係わる化合物は、対照化合物A、
B、及びCと比較して供試した水田雑草に高い活性を示
し、しかも水稲に対して優れた選択性を示した。
以下余白 [発明の効果] 本発明に係る一般式(1)で表わされる化合物を含有す
る除草剤は、農業で問題となる雑草種に対して低薬量で
顕著な除草活性を示し、また幅広い除草スペクトラムを
有する。一方、有用作物、特に水田におけるイネに対し
ては、安全に使用可能であり、比較薬剤、あるいはその
他の公知化合物を凌駕する性能を有している。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Xは水素、C_1〜C_6アルキル基、C_3
    〜C_6シクロアルキル基、YはC_1〜C_6アルキ
    ル基を意味するか、X、及びYはそれらが結合している
    炭素原子と一緒で、場合によっては、メチル基で置換さ
    れているC_3〜C_6スピロシクロアルキル基を意味
    する。RはC_2〜C_6アルキル基、C_3〜C_6
    アルケニル基、C_3〜C_6アルキニル基、C_3〜
    C_7シクロアルキル基、C_2〜C_6ビニル基、C
    _1〜C_6ハロアルキル基、フェニル基、置換フェニ
    ル基、ベンジル基、置換ベンジル基、C_1〜C_6ア
    ルコキシ基、C_3〜C_6アルケニルオキシ基、C_
    3〜C_6アルキニルオキシ基、C_1〜C_6アルコ
    キシアルコキシ基、フェノキシ基、置換フェノキシ基、
    ベンジルオキシ基、置換ベンジルオキシ基、フェニルア
    ルコキシ基、置換フェニルアルコキシ基、フェノキシア
    ルキル基、置換フェノキシアルキル基、ピリジルオキシ
    基、置換ピリジルオキシ基、C_2−C_6アシル基、
    ベンゾイル基、置換ベンゾイル基、−CONR_1R_
    2基を意味する。R_1、R_1は互に無関係に水素、
    C_1〜C_6アルキル基、C_3〜Cアルケニル基、
    フェニル基を意味する。) で表わされる2−(4−置換フェニル)イミダゾリノン
    類。
  2. (2)一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Xは水素、C_1〜C_6アルキル基、C_3
    〜C_6シクロアルキル基、YはC_1〜C_6アルキ
    ル基を意味するか、X、及びYはそれらが結合している
    炭素原子と一緒で、場合によっては、メチル基で置換さ
    れているC_3〜C_6スピロシクロアルキル基を意味
    する。RはC_2〜C_6アルキル基、C_3〜C_6
    アルケニル基、C_3〜C_6アルキニル基、C_3〜
    C_7シクロアルキル基、C_2〜C_6ビニル基、C
    _1〜C_6ハロアルキル基、フェニル基、置換フェニ
    ル基、ベンジル基、置換ベンジル基、C_1〜C_6ア
    ルコキシ基、C_3〜C_6アルケニルオキシ基、C_
    3〜C_6アルキニルオキシ基、C_1〜C_6アルコ
    キシアルコキシ基、フェノキシ基、置換フェノキシ基、
    ベンジルオキシ基、、置換ベンジルオキシ基、フェニル
    アルコキシ基、置換フェニルアルコキシ基、フェノキシ
    アルキル基、置換フェノキシアルキル基、ピリジルオキ
    シ基、置換ピリジルオキシ基、C_2〜C_6アシル基
    、ベンゾイル基、置換ベンゾイル基、−CONR_1R
    _2基を意味する。R_1、R_1は互に無関係に水素
    、C_1〜C_6アルキル基、C_3〜Cアルケニル基
    、フェニル基を意味する。) で表わされるアミド類を塩基の存在下、脱水剤で水を脱
    離することにより環化させることを特徴とする、一般式
    ( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、X、YおよびRは前記の意味を表す。)で表わ
    される2−(4−置換フェニル)イミダゾリノン類の製
    造法。
  3. (3)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Xは水素、C_1〜C_6アルキル基、C_3
    〜C_6シクロアルキル基、YはC_1〜C_6アルキ
    ル基を意味するか、X、及びYはそれらが結合している
    炭素原子と一緒で、場合によっては、メチル基で置換さ
    れているC_3〜C_6スピロシクロアルキル基を意味
    する。RはC_2〜C_6アルキル基、C_3〜C_6
    アルケニル基、C_3〜C_6アルキニル基、C_3〜
    C_7シクロアルキル基、C_2〜C_6ビニル基、C
    _1〜C_6ハロアルキル基、フェニル基、置換フェニ
    ル基、ベンジル基、置換ベンジル基、C_1〜C_6ア
    ルコキシ基、C_3〜C_6アルケニルオキシ基、C_
    3〜C_6アルキニルオキシ基、C_1〜C_6アルコ
    キシアルコキシ基、フェノキシ基、置換フェノキシ基、
    ベンジルオキシ基、置換ベンジルオキシ基、フェニルア
    ルコキシ基、置換フェニルアルコキシ基、フェノキシア
    ルキル基、置換フェノキシアルキル基、ピリジルオキシ
    基、置換ピリジルオキシ基、C_2〜C_6アシル基、
    ベンゾイル基、置換ベンゾイル基、−CONR_1R_
    2基を意味する。R_1、R_1は互に無関係に水素、
    C_1〜C_6アルキル基、C_3〜Cアルケニル基、
    フェニル基を意味する。) で表される2−(4−置換フェニル)イミダゾリノン類
    を有効成分として含有することを特徴とする除草剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6667327B2 (en) 2002-02-04 2003-12-23 Hoffmann-La Roche Inc. Pyridine amido derivatives
US7173023B2 (en) 2003-10-23 2007-02-06 Hoffmann-La Roche Inc. Bicyclic compounds
EP3904350A1 (en) * 2018-04-12 2021-11-03 Bayer Aktiengesellschaft N-(cyclopropylmethyl)-5-(methylsulfonyl)-n-{1-[1-(pyrimidin-2-yl)-1h-1,2,4-triazol-5-yl]ethyl}benzamide derivatives and the corresponding pyridine-carboxamide derivatives as pesticides

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