JPH0232080A - ピラノまたはチオピラノ〔4,3−c〕ピラゾール誘導体およびそれを有効成分とする除草剤 - Google Patents

ピラノまたはチオピラノ〔4,3−c〕ピラゾール誘導体およびそれを有効成分とする除草剤

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JPH0232080A
JPH0232080A JP63178048A JP17804888A JPH0232080A JP H0232080 A JPH0232080 A JP H0232080A JP 63178048 A JP63178048 A JP 63178048A JP 17804888 A JP17804888 A JP 17804888A JP H0232080 A JPH0232080 A JP H0232080A
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JP
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pyrano
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thiopyrano
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JP63178048A
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Koichi Moriyasu
森安 宏一
Seiji Arai
新井 清司
Junya Fujiwara
藤原 純也
Makoto Nishida
誠 西田
Norio Inoue
典夫 井上
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ピラノまたはチオピラノ(4,3−C)ピラ
ゾール誘導体、およびそれらの化合物を有効成分として
含有することを特徴とする除草剤に関する。
(従来技術) 2トインダゾ一ル誘導体が優れた除草効力を有すること
は知られている(特開昭59−84872等)。
2H−インダゾール誘導体は、極めて細葉うで効果を現
すものであるが、その及ぼす薬害は甚大であり、実用上
問題視せざるを得ない。
従って、有用作物に対して選択性を有し、しかも低薬量
でイネ科雑草から広葉雑草まで広い除草効果を持つ薬剤
の開発が強く要望されている。
〔発明が解決しようとする課題] 本発明は、作物の栽培において作物には害を与えず、し
かも低薬量で作物の栽培に有害な雑草に効果を有する選
択性除草剤を提供することにある。
〔課題を解決するための手段および作用〕本発明者らは
、有用作物に対して高い選択性を有する除草剤の開発を
目標に、数多くの化合物について研究した結果、ピラノ
またはチオピラノ(4,3−c)ピラゾール誘導体が、
低薬量で、しかも極めて幅広い除草効果を有しつつ、有
用作物、特にイネやコムギに対して薬害部えず、優れた
選択性除草作用を持つことを見いだし、本発明を完成し
た。
本発明のピラノまたはチオピラノ(4,3−c)ピラゾ
ール誘導体は一般式(1)で示される新規化合物である
(式中Rは低級アルキル基またはプロパルギル基を、R
oはメチル基または塩素原子を、X、Yはそれぞれ独立
に酸素原子または硫黄原子を表す、)。
本化合物を存効成分として含有する除草剤はその作用特
性として、問題となる有害雑草、例えば水田雑草のタイ
ヌビエ等のイネ科雑草、アゼナ、キカシグサ、ミゾハコ
ベ等の広葉雑草、ホタルイマツバイ等のカヤツリグサ科
雑草およびウリカワ等多年性広葉雑草および畑地のアオ
ビユ、ホトケノザ、オナモミ、シロザ、ハコベ、マルバ
アサガオ、チョウセンアサガオ等の広葉雑草、ヒエ、イ
ヌビエ、エノコログサ、メヒシバ、エンバク等のイネ科
雑草に対して優れた除草効果を有する。
方、有用作物であるイネおよびコムギ、トウモロコシ等
に対して、殆ど害を示さない。
本発明のピラノおよびチオピラノ(4,3−c)ピラゾ
ール誘導体は下記の方法によって製造される。
■)一般式(1)において、R3がメチル基の場合 フェニルヒドラジン誘導体(II)と2−アセチル−テ
トラヒドロピラン−4−オンまたはチオピラン−4−オ
ン(II[)を不活性溶媒中で反応させることにより合
成できる。
(■)      (V)        (Vl)(
式中、X、Yはそれぞれ独立に酸素原子または硫黄原子
を示す。) 反応は加熱上還流し、水を除去しながら行う。
不活性溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族
炭化水素類、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタ
ン等のハロゲン化炭化水素類、ジオキサン等のエーテル
類等があげられる。
反応終了後は、通常の処理を行い、必要ならばシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー、蒸留、再結晶等によって
精製する。
一般式(II)のヒドラジン誘導体は公知の方法により
合成できる。また一般式(■)の化合物は新規であり、
下記の方法で合成できる。
(式中、Yは酸素原子または硫黄原子を示す。)エナミ
ン(Vl)は、ケトン(rV)およびモルホリン、ピロ
リジンあるいはピペリジン等のアミン(V)と、ベンゼ
ン、トルエン、クロルベンゼン等の不活性溶媒中で加熱
還流し、水を除去しながら反応することにより合成でき
る。次に、ハロゲン化アセチルまたは無水酢酸をエナミ
ン(Vl)に加え、0〜200°Cで1〜20時間加熱
し、冷却後、希酸で加水分解する。さらに、通常の後処
理を行い、シリカゲルカラムクロマトグラフィー、蒸留
等により、目的の化合物(Iff)を得る。
2)式(1)において、Lが塩素原子の場合。
チオピラノ(4,3−e:lピラゾールは以下の方法で
(■) (式中、X、Yは前記と同じ意味を示す、)本発明の化
合物(I)は3−オキシピラノまたはチオピラノ[4,
3−calピラゾール(■)と1〜2当量のオキシ塩化
リンとを不活性溶媒中または無溶媒中で、0〜200’
C11〜40時間反応することにより合成できる。この
場合、ジメチルホルムアミド、ピリジン、N、N−ジア
ルキルアニリン等を加えて反応を促進することもできる
。不活性溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン
、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族炭化水
素類、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン等の
ハロゲン化炭化水素類、ジオキサン等のエーテル類等が
あげられる。反応終了後は、通常の後処理を行い、必要
ならば、カラムクロマトグラフィー、蒸留、再結晶によ
り精製する。
また、式(■)で示される3−オキシピラノまたは合成
できる。
(■)       (■) (式中、X、Yは前記と同じ意味を示し、R′は低級ア
ルキル基を示す。) フェニルヒドラジン誘導体(II)と0.5〜2当量の
2−アルコキシカルボニル−テトラヒドロピランまたは
チオビラン−4,オン(■)を不活性溶媒中0〜200
°Cで1〜40時間反応した後、さらに触媒量の塩基の
存在下0〜200°Cで反応して合成できる。
不活性溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族
類、メタノール、エタノール、等のアルコール類等があ
げられる。塩基には、ナトリウムメトキシド、トリエチ
ルアミン、ピリジン等がある0反応終了後通常の後処理
を行い、必要ならば、シリカゲルクロマトグラフィー、
蒸留または再結晶等によって精製することができる。
−最大(n)のヒドラジン誘導体は公知の方法により合
成できる。また−最大(■)のβ−ケトエステルのXが
硫黄原子の場合、公知の方法で合成できる。また、Xが
酸素原子の場合は新規であり、下記の方法で合成できる
(IX)      (V)         (X)
(XII) エナミン(X)は、ケトン(IX)およびモルホリン、
ピロリジンあるいはピペリジン等のアミン(V)と、ベ
ンゼン、トルエン、クロルベンゼン等の不活性溶媒中で
加熱還流しながら、水を除去しながら反応することによ
り合成できる。次に、クロロホーメート(XI)(ここ
でR′は低級アルキル基を表す)をエナミン(X)に加
え、0〜200℃で1〜20時間加熱し、冷却後、希酸
で加水分解する。さらに通常”の後処理を行い、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー、蒸留等を行い、目的の
β−ケトエステル(XII)を得る。
本発明のピラノまたはチオピラノ(4,3−c]ピラゾ
ール誘導体の施用量は、雑草の生育を抑制する必要に応
じて任意の量で使用可能であり、標準的には有効成分量
はへクタール当り0.05〜1kgの範囲であり、好ま
しくは、ヘクタール当り0.1〜0.5 kgの範囲で
ある。
本発明に係る除草剤は、本発明の一般式(I)で表わさ
れる化合物を主成分として含有するものである0本発明
の一般式(1)で表わされる化合物は、処理する植物に
対して、原体をそのままで使用してもよい、しかし、−
IIには本発明の一般式(I)で表わされる化合物に、
担体及び必要に応じて他の補助剤を添加混合し、通常用
いられる製剤形態、例えば粉剤、粒剤、水和剤、乳剤、
フロアブル製剤等に調製した除草剤として使用でき担体
としては、クレー類、タルク、ベントナイト、炭酸カル
シウム、ケイソウ土、ゼオライト、無水ケイ酸等の如き
無機物賓;小麦粉、大豆粉、デンプン、結晶セルロース
等の如き植物性有機物質;石油樹脂、ポリ塩化ビニル、
ポリアルキレングリコール等の如き高分子化合物;尿素
冨ワックス類等があげられる。また、各種オイル類、有
機溶媒、水等の如き液体担体を使用することもできる。
補助剤としては、例えば、潤滑剤、分散剤、固着剤、展
着剤等を必要に応じて適宜単独で、または組合せて使用
できる。
湿潤、分散、拡展、成分安定化、物性安定化等の目的で
使用される補助剤としては、各種界面′活性側、または
ゼラチン、アルブミン、アルギン酸ナトリウム、メチル
セルロース、ポリビニルアルコール、キサンタンガム等
の如き高分子化合物、あるいはその他補助剤があげられ
る。また、フロアブル剤の場合には、防菌、防黴のため
に場合によっては、工業用殺菌剤、防菌防黴剤を添加す
ることもできる。
界面活性剤としては、非イオン性、陰イオン性陽イオン
性及び両イオン性のものを適宜使用できる。好ましい例
としては、アルキルフェノール、高級アルコール、アル
キルナフトール、高級脂肪酸、脂肪酸エステル、ジアル
キルリン酸アミン等にエチレンオキシドとプロピレンオ
キシドを重合させたもの、アルキル硫酸エステル塩(ラ
ウリル硫酸ナトリウム等)、アルキルスルフォン酸塩(
2−エチルへキシルスルホン酸ナトリウム等)、アリー
ルスルホン酸塩(リグニンスルホン酸ナトリウム、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム等)があげられる。
本発明に係わる除草剤における一般式(I)で表わされ
る化合物の含有量は、製剤形態によって異なるが、通常
、粉剤では0.01〜5重量%、水和剤では1〜50重
量%、粒剤では0.1〜5重量%、乳剤では1〜50重
量%、フロアブル製剤では1〜50重量%、ドライフロ
アブル製剤では1〜50重量%である。補助剤の含有量
は0〜80重量%であり、担体の含有量は、10011
%から有効成分化合物及び補助剤の含有量を差し引いた
量である。
本発明の除草剤は、他の除草剤の一種または二種以上を
混合したり、殺虫剤、植物成長調節剤等の如き農薬や、
土壌改良剤または肥効性物質と混合したりして使用する
ことが可能であるのは勿論のこと、これらとの混合製剤
とすることも可能であり、場合によっては相乗効果も期
待できる。
〔実施例〕
本発明の化合物の合成方法を実施例をあげて説明する。
(合成例1) 2−(4−クロロ−2−フルオロ−5−プロパルギルオ
キシフェニル)−3−メチル−6,7−シヒドロー2H
−ピラノ(4,3−c)ピラゾール(化合物番号1)の
合成2−アセチル−テトラヒドロピラン−4−オン0.
40g(2,8mmol)のトルエン溶液(50d)に
、室温で4−クロロ−2−フルオロ−5−プロパルギル
オキシフェニルヒドラジン0.60g(2,8mmol
)を加え、8時間脱水しながら、加熱還流した。放冷後
、反応混合物を濃縮し、残渣をクロロホルムに溶解し、
氷水で洗浄、乾燥、*m後、カラムクロマトグラフィー
により精製して、83%の収率で目的物を得た。
(合成例2) 2−(4−クロロ−2−フルオロ−5−プロパルギルオ
キシフェニル)−3−クロロ−6,7−シヒドロー2H
−ヂオピラノ(4,3−c)ピラゾール(化合物番号2
)の合成 0−キシレン(40m)中に4−クロロ−2−フルオロ
−5−プロパルギルオキシフェニルヒドラジン2.Og
(9,3ffl+mol)及び3−カルボメトキシ−2
,3,5,6−テトラヒドロ−4H−チオピラン−4−
オン1.62g (9,3m@ol)を加え、8時間脱
水しながら加熱還流した。O−キシレンを減圧下で除去
した後、i−ヘキサンを加えて析出した固体をろ取する
ことにより、67%の収率テ2−(4−70ロー2−フ
ルオロ−5−・プロパルギルオキシフェニル)−2,3
,6,7−チトラヒドローIH−チオピラノ(4,3−
c)ピラゾール−3−オンを得た。 (mρ。
93.0〜98.0℃) このようにして得られた2−(4−クロロ−2−フルオ
ロ−5−プロパルギルオキシフェニル)−2,3,6,
7−fトラヒドロ−1旧チオピラノ(4,3−c)ピラ
ゾール3−オン2.0g(5,9mmol)にオキシ塩
化リン1.46gを加え、120’cで5時間撹拌した
。冷却後、乾燥、濃縮した後、残渣をカラムクロマトグ
ラフィーにより精製して、78%の収率で目的物を得た
このようにして合成した化合物の物性値を表1に示す。
また、本発明の一般式(r)の化合物を合成するための
中間体の合成例を参考例として次に示す。
(参考例1) 2−アセチル−テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン
の合成 テトラヒドロ−4H−ビラン−4−オン3 、0g (
30mmo l)とピロリジン4.27g(60v++
ol)をベンゼン中、脱水しながら6時間加熱還流した
。放冷後、減圧上濃縮し、残渣をジオキサンに溶解し、
無水酢酸6.13g(60+mmol)を室温で滴下し
た。そのまま10時間攪拌後、水10−を加え、2時間
加熱還流した。室温まで冷却後、反応混合物を飽和重曹
水に注ぎ、エーテルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗
浄した後、カラムクロマトグラフィーで精製して、79
%の収率で目的物を得た。
NMR(CC14)  δppm;2.05(s、3t
l) 、2.35−2.68(m、2tl)3.72−
4.22(n、28)、4.45(s、2H)、15.
48(s、111)IRI/++smt(cm−’);
1730,1630(参考例2) 2−アセチル−テトラヒドロ−4H−チオビラン−4オ
ンの合成 テトラヒドロ−411−チオピラン−4−オンを原料と
して、参考例1と同様の方法により、収率84%で目的
物を得た。
NMR(CC14)  δppm;2.20(s、3H
) 、2.72−3.04(m、4H)3.40(S、
2+()、16.16(!!、1)1)IRシフ。t(
cm−’>1710.1610(参考例3) 2−メトキシカルボニル−テトラヒドロ−4トチオピラ
ン−4−オンの合成 ナトリウムメトキシド3.5gをエーテル(20d)に
けん濁し、これにジメチル3.3”−チオジプロピオネ
ート6.2g(30,1mmol)を滴下して、そのま
ま3時間加熱還流した0反応終了後、水に排出し、エー
テルで抽出した。抽出液をNatSOaで乾燥し、濃縮
後、カラムクロマトグラフィーで精製して、81%の収
率で目的物を得た。
NMR(CDCIs)δppm;2.52−3.40(
m、5H)、3.60−3.88(m、5M) IRν、l−t(cm−’)1740.1660次に本
発明にかかる除草剤の製剤例及び殺草活性試験例を示す
製剤例1(水和剤) 本発明化合物(1120重量部、アルキルベンゼンスル
ボン酸すトリウム:2重量部、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル:2重Ill及びジ−クライト:
76重量部をよく粉砕混合して水和剤を得た。
製剤例2(フロアブル剤) 本発明化合物(2):20重量部1 リグニンスルホン
酸ナトリウム=2重量部、キサンタンガム:0.3 l
1部及びポリオキシェチ1/ンアルキルアリールエーテ
ル=1重量部に、水: 76.7重量部を加えて混合後
、サンドグラインダーを用いて微粉砕してフロアブル剤
を得た。
製剤例3(粉剤) 本発明化合物(415重量部、リグニンスルホン酸ナト
リウムニ5重量部、ポリオキシエチレンアルキルアリー
ルエーテル=4を置部及びクレー:86重量部を混合粉
砕して粉剤を得た。
製剤例4(ドライフロアブル剤) 本発明化合物(5):20重量部、アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム:5重量部及びポリプロピレングリ
コールポリエチレングリコールエーテル=75重量部を
混合し、Jet−0−マイザーを用いて微粉砕してドラ
イフロアブル剤を得た。
製剤例5(粒剤) 微粉砕した本発明化合物(3):0.31量部。
ゴーセノールGL−055(日本合成化学(株)商品名
;ポリビニルアルコール)=2.0重量部。
サンエキスP−252(重陽国策バルブ(株)商品名;
リグニンスルホン酸ソーダ):2.0重量部及びクレー
: 95.7重量部を良く混合した後、適当量の水を加
えて湿潤させ、次に射出成形機で押し出し造粒した。こ
れを60〜90℃で風乾し解砕した後、整粒機で0.3
〜11に整粒して粒剤を得た。
製剤例6(乳剤) 本発明化合物(2):10重量部、ツルポール800A
(東邦化学(株)商品名:非イオン性界面活性剤とアニ
オン性界面活性剤の混合物〕:10重量部及びキシレン
:841部を混合熔解して乳剤を得た。
試験例1 [畑地茎葉処理試験1 1 /10000アール樹脂性ポットに畑土壌を充填し
、これにアサガオ、アオビユ、ハコベ、ナズナ、ヒエ、
メヒシバ、トウモロコシ、コムギを一種類づつ播種し、
温室内にて生育させる。各植物が2〜3葉になった時に
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート及びソルビ
タンモノラウレートを含むアセトンにより各化合物を溶
液とし、所定量を加圧微量噴霧器にて散布した。散布量
はへクタール当り2 kiとした。薬剤散布後21日目
に、作物及び雑草に対する影響を観察調査した。結果を
第2表に示す。
表中、作物に対する薬害程度及び雑草に対する除草効果
は、作物または雑草の生育状態を無処理の場合の風乾型
と比較し以下の基準で調査した。
表示 対無処理区風乾重比で示した生育率(%)5  
   0〜5 (枯死) 4     6〜10 3    11〜40 2    41〜70 1    71〜90 0    91〜100(無害) 試験例2 [水田発芽簡単湛水土壌処理試験] 115000アールワグネルボソトに土壌を詰め、タイ
ヌビエ、コナギ、ホタルイ、ウリカワの種子または塊茎
を播種し、湛水状態とした。これに予め育苗しておいた
水稲苗(2〜3葉′M)2本を1株とし、その2株を移
植して温室内で生育させた。
水稲移植1日後の雑草発生前に供試化合物の所定量を前
記製剤例5に記載した方法に準じて調製した粒剤を用い
て導水下に処理し、処理30日後に、雑草の発生状況及
び水稲に対する薬害を調査した。
結果を第3表に示した。
表中、水稲に対する薬害程度及び雑草に対する除草効果
は、作物または雑草の発生ないし生育の状態を無処理の
場合の風乾型と比較し、試験例1と同様の基準で調査し
た。その結果を第3表に示した。
本試験の結果から明らかなように、本発明に係る一般式
(I)で表される化合物を含有する除草剤は、供試した
畑地および水田のすべての雑草に対して低薬量において
顕著な草殺活性を示す一方、イネ科有用作物、特にイネ
、コムギに対しては、高薬量においても全く薬害が観察
されず、卓越した選択性を示しており、比較薬剤を凌駕
する性能を存している。
[発明の効果] 本発明に係わる一般式(I)で表されるピラノまたはチ
オピラノ(4,3−c)ピラゾール誘導体は新規であり
、本化合物を含有する除草剤は、畑地および水田の雑草
に対して低薬量において顕著な殺草活性を示す一方、イ
ネ科有用作物、特にイネ、コムギに対しては、著しい高
薬量においても全く薬害が示さず、卓越した選択性を有
し、水田、畑の除草剤として、有効に利用できる。
特許出廓人 三井東圧化学株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Rは低級アルキル基またはプロパルギル基を、R
    _1はメチル基または塩素原子を、X、Yはそれぞれ独
    立に酸素原子または硫黄原子を表す。)で表される、ピ
    ラノまたはチオピラノ〔4,3−c〕ピラゾール誘導体
  2. (2)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Rは低級アルキル基またはプロルパギル基を、R
    _1はメチル基または塩素原子を、X、Yはそれぞれ独
    立に酸素原子または硫黄原子を表す。)で表されるピラ
    ノまたはチオピラノ〔4,3−c〕ピラゾール誘導体を
    有効成分として含有することを特徴とする除草剤。
JP63178048A 1988-07-19 1988-07-19 ピラノまたはチオピラノ〔4,3−c〕ピラゾール誘導体およびそれを有効成分とする除草剤 Pending JPH0232080A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0468766A1 (en) 1990-07-24 1992-01-29 Mitsubishi Chemical Corporation Halogen-containing compounds, herbicidal composition containing the same as an active ingredient, and intermediary compounds therefor
JPH0623598A (ja) * 1992-04-03 1994-02-01 Kikusui Seisakusho:Kk 錠剤機の部品洗浄装置
CN102373741A (zh) * 2011-12-02 2012-03-14 浙江海欣五金制品有限公司 连体马桶冲水系统

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