JPH04117355A - 4―エチル―3―(置換フェニル)―1―(3―トリフルオロメチル―4―置換フェニル)ピロリジン―2―チオン誘導体およびこれらを有効成分とする除草剤 - Google Patents

4―エチル―3―(置換フェニル)―1―(3―トリフルオロメチル―4―置換フェニル)ピロリジン―2―チオン誘導体およびこれらを有効成分とする除草剤

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JPH04117355A
JPH04117355A JP23330590A JP23330590A JPH04117355A JP H04117355 A JPH04117355 A JP H04117355A JP 23330590 A JP23330590 A JP 23330590A JP 23330590 A JP23330590 A JP 23330590A JP H04117355 A JPH04117355 A JP H04117355A
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pyrrolidine
ethyl
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atom
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Koichi Moriyasu
森安 宏一
Kanji Tomitani
冨谷 完治
Toru Miura
徹 三浦
Makoto Nishida
誠 西田
Masami Oyamada
小山田 正美
Sachiko Hibi
日比 佐知子
Kengo Oda
小田 研悟
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は新規な4−エチル−3−(置換フェニル)−1
(3−トリフルオロメチル−4−置換フェニル)ピロリ
ジン−2−チオン誘導体、およびこれらの化合物を有効
成分として含有することを特徴とする特許剤に関する。
[従来技術] ある種の2−ピロリジノン誘導体及びピロリジン−2−
チオン誘導体が除草活性を有することは既に開示されて
おり、特開昭52−89666号公報、特開昭58−1
54558号公報あるいは特開昭60−58960号公
報などに記載されている。また、米国特許第4.132
.713には2−ピロリジノン誘導体の製造方法が開示
されている。
特開昭52−89666号公報及び5B−154558
号公報に開示されている代表化合物の3−クロロ−4−
(クロロメチル”) −1−(3−)リフルオロメチル
フェニル)−2−ピロリジノン(−船名、f 1uor
ochloridone)は市販されている。
[発明が解決しようとする課題コ 上記特開昭52−89666号に開示されている化合物
類及び特開昭58−154558号公報に開示されてい
る化合物類は、除草剤として使用した場合、比較的多量
の薬量を必要とし、特にこれらの化合物を水田で用いた
場合、一部の有害雑草に有効な薬量で、有用作物である
イネに対して甚大な薬害を及ぼすという問題を有してい
る。
従って本発明は、水田、及び畑作において、を用作物に
害を与えず、しかも低薬量で有害雑草に効果を有する、
選択性除草側を提供することを課題とする。
[課題を解決するための手段および作用]本発明者らは
、従来の除草剤に比較して、より低薬量で効果が優れ、
かつ薬害の見られない除草剤を得るべく、ピロリジン−
2−チオン誘導体について更に研究を進めた結果、ピロ
リジン−2−チオン環の3−位に特定のフェニル基を有
し、かつ4−位にエチル基を有する、新規な4−エチル
−3−(置換フェニル)−1−(3−)リフルオロメチ
ル−4−置換フェニル)ピロリジン−2−チオン誘導体
が、除草剤として極めて優れ、しかも有用作物に対して
薬害を与えない特徴を有していることを見いだした。
本発明の4−エチル−3−(置換フェニル)−1−(3
−トリフルオロメチル−4−置換フェニル)ピロリジン
、2−チオン誘導体は、下記一般式(1)で表わされる
ことを特徴とする。
(式中、Rは水素原子、フッ素原子または塩素原子を示
し、Xは水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、
トリフルオロメチル基、メチル基を示し、nは1または
2であって、Xで表わされる置換基の数を示し、n=2
におけるXは同一であっても、異なっていてもよい、) また、本発明の除草剤は、上記一般式(1)で表わされ
る4−エチル−3−(置換フェニル)−1−(3−)リ
フルオロメチル−4−置換フェニル)ピロリジン−2−
チオン誘導体を有効成分として含有することを特徴とす
る 特開昭52−89666号公報、58−154558号
公報に開示されている化合物類は、実際の圃場で使用し
た場合、比較的多量の薬量を必要とし、特に水田におい
ては、イネに重大な薬害を及ぼすため、その使用は極め
て制限される。本発明化合物は、より低薬量で畑地作物
への適用が可能であるばかりでなく、水田においても、
イネに対して安全性が高いため、その適用範囲が極めて
拡大された。
本発明の化合物は、前記先行技術の化合物と構造が類似
しているが、ピロリジン−2−チオン環の3−位のハロ
ゲン原子が特定のフェニル基に、4−位のクロロメチル
基がエチル基にそれぞれ変換されている点において異な
る。この変換は大きな意味を有するものであり、この変
換により、除草剤としての高活性化が達成され、また水
田において、イネと雑草間の選択性の幅が拡大され、水
田での適用がより容易となった。
本発明化合物を有効成分として含有する除草剤は、その
作用特性として、はとんどの水田、もしくは畑地で問題
となる有害雑草、例えば水田雑草のノビエ等のイネ科雑
草、カヤツリグサ、ホタルイ等のカヤツリグサ科雑草及
びウリカワ等の多年生広葉雑草、さらに畑地においては
、アオビユ、ホトケノザ、ハコベ等の広葉雑草及びメヒ
シバ、エンバク等のイネ科雑草に対して優れた除草効果
を有する。一方、有用作物であるイネ、及びコムギ、ト
ウモロコシ、ダイズ、ワタ等に対して薬害を示さない。
また本発明化合物類に係わる除草剤は、温水土壌処理、
土壌処理、土壌混層処理、茎葉散布処理など、あらゆる
処理法において有効である。
本発明の4−エチル−3−(置換フェニル)−1−(3
−)リフルオロメチル−4−置換フェニル)ピロリジン
2−チオン誘導体は新規化合物であり、下記の方法によ
って容易に製造することができる。
すなわち、−船蔵(n)で表わされる2−ピロリジノン
誘導体と、三硫化リンもしくはローソン試薬などを反応
させることにより製造することができる。
N) (上記反応中、R1χ1 nは前記と同じ意味を示す。
) 反応は一般的に溶媒中で行われ、適当な溶媒としては例
えばベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、
ジクロロベンゼン等の芳香族e、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエ
ーテル類などが挙げられる。また、ピリジンなどの塩基
性溶媒も有効である0反応は任意の温度で進行するが、
好ましくは40〜200°C1より好ましくは110〜
160°Cである。また、溶媒の還流温度で反応させて
もよい。
一般式(I[)で表わされる2−ピロリジノン誘導体は
、下記−船蔵(I[[)で表わされるアミド誘導体を還
元的に環化反応することにより、容易に製造することが
できる。
(III) (上記反応式中、R,X、nは前記と同じ意味を示し、
Yはハロゲン原子をしめす、) 二の環化反応に有効な環化剤としては、トリブチルチン
ヒドリドに代表されるトリアルキルチンヒドリドが挙げ
られ、−船釣にはベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族系の溶媒中で反応が行われる0反応温度は50〜
140℃が好ましく、より好ましくは60〜90°Cで
、触媒量のα、α−アゾビスイソブチロニトリル、ある
いはベンゾイルパーオキサイドなどの、ラジカル発生剤
を反応混液中に加えることで、反応が進行する。また、
光を照射するのも有効な手段である。
一般式(III)で表わされるアミド誘導体は、下記−
船蔵(IV)のアミンと下記−船蔵(V)のカルボン酸
誘導体を反応することによって、製造することができる
(IV) (上記式中、R,X、n、Yは前記と同じ意味を、Zは
ハロゲンを示す、) 反応は、無溶媒または不活性溶媒中で行われ、不活性溶
媒としては例えばベンゼン、トルエン、キシレン、クロ
ロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族類、ジクロロ
メタン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン化炭
化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサンなどのエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチルな
どのエステル類などが挙げられる。また、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシドなどの非プロトン性の
極性溶媒も有効である0反応は任意の温度で進行し、ま
たトリエチルアミン、ピリジン、N。
N−ジメチルアニリン、水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリ
ウムなどの、塩基の存在下に反応を行ってもよい。
式(IV)のアミンは、米国特許4,132,713な
どに記載された方法で製造される。また−船蔵(V)の
酸ハロゲン化物は、マンデル酸誘導体またはフェニル酢
酸の誘導体などから、公知の方法で製造することができ
る。
かくして得られる本発明に係わる一般式(I)で表わさ
れる化合物は、一般には不活性な液体担体、または固体
と混合し、通常用いられる製剤形態である粉剤、粒剤、
水和剤、乳剤、フロアブル剤等に調整して使用される。
さらに製剤上必要ならば、補助剤を添加することもでき
る。
担体としては、通常農園芸用薬剤に使用されるものであ
るならば、固体、または液体のいずれでも使用でき、特
定のものに限定されるものではない0例えば固体担体と
しては、クレー、タルク、ベントナイト、炭酸カルシウ
ム、ケイソウ土、ホワイトカーボンの如き鉱物質粉末、
大豆粉、デンプンの如き植物性粉末、石油樹脂、ポリビ
ニルアルコール、ポリアルキレングリコール等の如き高
分子化合物、尿素、ワックス類等が挙げられる。
また液体担体としては、キシレン、トルエン、メチルナ
フタレン、アルキルベンゼン等の各種有機溶剤類や水等
が挙げられる。
補助剤としては、通常農園芸用薬剤に使用される界面活
性剤、結合剤、安定剤等を必要に応じて単独または組合
せて使用できる。さらに場合によっては防菌防黴のため
に、工業用殺菌剤、防菌防黴剤を添加することもできる
界面活性剤の例としては、非イオン性、陰イオン性、陽
イオン性及び両イオン性のものを適宜単独または混合で
使用できる。非イオン性のものとしては、アルキルフェ
ノール、高級アルコール、アルキルナフトール、高級脂
肪酸、脂肪酸エステル等にエチレンオキサイドまたはプ
ロピレンオキシドを付加させたもの等が好ましい。陰イ
オン性のものとしては、アルキルフェノール、アルキル
ナフトール、高級アルコール、高級脂肪酸、脂肪酸エス
テル等をアルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル
塩、リン酸エステル塩等としたものが好ましい、またリ
グニンスルホン酸塩等も好ましい。
本発明に係わる除草剤における一般式(I)で表わされ
る化合物の含有量は、製剤形態によって異なるが、通常
粉剤では0.01〜20重量%、水和剤では1〜50重
量%、粒剤では0.01〜10重量%、乳剤では1〜5
0重量%、フロアブル製剤では1〜50重量%、ドライ
フロアブル製剤では1〜50重量%であり、好ましくは
、粉剤では0.1〜3重量%、水和剤では10〜40重
量%、粒剤では0.1〜5重量%、乳剤では10〜30
重量%、フロアブル製剤では20〜30重量%、ドライ
フロアブル製剤では20〜40重量%である。
本発明に係わる除草剤は、他の除草剤、または殺菌剤、
殺虫剤、植物成長調節剤や肥料、土壌改良剤等と混合使
用が可能であり、場合によっては相乗効果も期待できる
[実施例] 本発明の化合物の合成方法を実施例を挙げて説明する。
実施例1 4−エチル−3−フェニル−1−(3−)リフルオロメ
チルフェニル)ピロリジン−2−チオン(化合物番号1
)の合成 キシレン10d中、4−エチル−3−フェニル−1−(
3−トリフルオロメチルフェニル)−2−ピロリジノン
(第2表化合物番号i ) 1.0gに三硫化リン1.
1gを加え、140〜150 @Cで3時間攪拌した0
反応混液を水中に注ぎ、トルエンで抽出して無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。エバポレータで濃縮した後、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(トルエン/ヘキサン
・3/2、v/v)を行い、目的の化合物0.7gを得
た。
実施例2 4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−(3
−トリフルオロメチルフェニル)ピロリジン−2−チオ
ン(化合物番号2)の合成 ピリジン10d中、4−エチル−3−(4−フルオロフ
ェニル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−
2−ピロリジノン(第2表化合物番号ii ) 1.0
gに三硫化リン1.2gを加え、還流温度で7時間攪拌
した0反応混液を水中に注ぎ、トルエンで抽出して無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。エバポレータで濃縮した
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(トルエン/
ヘキサン・3/2、V/V)を行い、目的の化合物0.
68を得た。
実施例1及び2の方法に従い、本発明に係わる−船蔵(
[)で表わされる、その他のピロリジン−2−チオン誘
導体を合成した。
本発明に係わる一般式(1)で表わされる化合物及びそ
れらの物性を第1表に記載する。
また、本発明の一般式(1)の化合物を合成するための
、重要中間体の合成例を参考例として次に示す。
参考例1 4−エチル−3−フェニル−1−(3−)リフルオロメ
チルフェニル)−2−ピロリジノン(第2表化合物番号
■、■)の合成 ベンゼン15d中、N−(2−ブテニル)−N−(3−
)リフルオロメチルフェニル)−2−クロロ−2−フェ
ニルアセタミド1.5gを加え、還流温度で撹拌しなが
ら、トリブチルチンヒドリド1.2g及びα、α−アゾ
ビスイソブチロニトリル(AIBN)極少量を加えた。
70分間撹拌を続けた後、飽和食塩水40dを加え、ト
ルエンで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後
、エバポレーターで濃縮して、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーを行うことで、3.4− )ランス体0.
67g及び3.4−シス体0.27gを得た。
参考例2 4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−(3
−)リフルオロメチルフェニル)−2−ピロリジノン(
第2表化合物番号■、■)の合成 トルエン20d中、N−(2−ブテニル)−N−(3−
トリフルオロメチルフェニル)−2−ブロモ−2−(4
−フルオロフェニル)アセタミド1.9gを加え、70
゛Cで撹拌しながら、トリブチルチンヒドリド1.27
及びαα−アブビスイソブチロニトリル(AIBN)極
微量を加えた。1時間撹拌を続けた後、20%塩酸60
m1を加え、トルエンで抽出した。無水硫酸ナトリウム
で乾燥した後、エバポレーターで濃縮してシリカゲルク
ロマトグラフィーを行うことで、3.4−)ランス体0
.9g及び3.4−シス体0.27gを得た参考例1及
び2の方法に従い、本発明に係わる重要中間体である一
般式(II)で表わされる、その他のピロリジノン誘導
体を合成した。
−船蔵(If)で表わされる化合物及びそれらの物性を
第2表に記載する。
参考例3 N−(2−ブテニル)−N−(3−トリフルオロメチル
フェニル)−2−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル
)アセタミドの合成 トルエン41)d中、N−(2−ブテニル)−N−(3
−トリフルオロメチルフェニル)アミン2.2gに、2
−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)アセチルクロ
リド2.6gを、撹拌しながら20〜30°Cで徐々に
滴下した。更に、20分間撹拌を行った後、析出した不
溶物を濾別して、トルエン50adを加えた。トルエン
溶液を飽和重曹水、及び飽和食塩水で2回ずつ洗浄した
。無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、エバポレーターで
濃縮して、目的の油状物を定量的に得た。
また、同様の方法で、−船蔵(I[I)で表わされるそ
の他のアミド誘導体を合成した。
−船蔵(DI)で表わされるアミド誘導体、及びそれら
の物性を第3表に記載する。
参考例4 N−(2−ブテニル)−N−(3−)リフルオロメチル
フェニル)アミンの合成 ジメチルホルムアミド30威中、3−アミノベンシトリ
フルオライド1.6gに、無水炭酸カリウム1.4g及
び1−クロロ−2−ブテン1.Ogを加え、70°Cか
ら90°Cで2時間撹拌した。炭酸カリウムを濾別した
後飽和食塩水100 dを加え、ベンゼンで抽出した。
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮してシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル−3
5/1.v/v)を行い、目的の化合物を得た。
IRv neat cm−’ : 3400nエ 22
.8℃: 1.4903 収率:65.5% また同様の方法で一般式(IV)で表わされるアミン誘
導体を合成した。その物性値を以下に示すN−(2−ブ
テニル)−N−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル
フェニル)アミン IRyneat cs−’ : 3430nm  22
.8  ”C: 1.5137N−(2−ブテニル)−
N−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル
)アミン IRy neat cm−’ : 340ONMR(2
70MH2,CDC13)    δppm :1.5
5(1B、broad)、1.70〜1.74(3H,
m)3.65〜3.76(2Hv)、5.52〜5.5
8(IH,m)。
5.66〜5.77(LH,鍋)、6.66〜6.75
(2H,s)。
6.95〜7.03(IHv) 参考例5 2−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)アセチルク
ロリドの合成 4−フルオロフェニル酢酸15.4gに、塩化チオニル
lbを加え、撹拌下で加熱還流しながら、臭素18gを
滴下した0滴下終了後、30時間加熱還流を続ケ、冷却
後、エバポレータでS縮し、目的の酸クロリドを定量的
に得た。
参考例6 2−クロロ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)アセ
チルクロリドの合成 3.5−ジフルオロマンデル酸2.0gおよび五塩化リ
ン4.6gを攪拌しながら、160″Cで30分間加熱
した後、減圧濃縮して目的の酸クロリドを定量的に得た
更に、参考例5および6の方法に従って、−船蔵(V)
で表わされるその他のカルボン酸誘導体を合成した。
こうして得られた一般式(V)で表わされるカルボン酸
誘導体、およびそれらの物性を第4表に示す。
参考例7 3.5−ジフルオロマンデル酸の合成 3.5−ジフルオロベンズアルデヒド10.0g 、シ
アン化ナトリウム3.6gおよび水15dの混合物に、
攪拌下飽和重亜硫酸す) IJウム水溶液21−を少し
づつ加えた。その際、同時に氷片を加えて反応温度を2
0〜30℃に保った。
10分間攪拌の後、反応液をベンゼンで抽出した。得ら
れた有機層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧濃縮し、粗3,5−ジフルオロマンデニトリル10.
2gを得た。
これに、濃塩酸12献を加え、60分間加熱還流した後
、水30I11を更に加えてから、酢酸エチルで3回抽
出した(100aeX3)、有機層を合わせて飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し
た。得られた濃縮物からベンゼン中で生じた結晶を分取
、洗浄、乾燥し、目的化合物の結晶8.8 g(収率6
6.3%)を得た。
得られた結晶の融点は134.5〜136.0°Cであ
った。
更に、上記の方法に従ってその他のマンデル酸誘導体を
得た。
こうして得たマンデル酸誘導体およびそれらの物性を第
5表に示す。
[製剤例および試験例] 次に本発明に係わる除草剤の製剤例、及び除草活性試験
例を示す。
製剤例1 (水和剤) 本発明化合物(1):20重量部、ネオペレックス(商
品名、花王製;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
);2重量部、ノイゲンEA(商品名、第−工業製薬型
;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル):2重
量部、ホワイトカーボン:5重量部および珪藻±71重
量部をよく粉砕混合して水和剤を得た。
製剤例2 (粉剤) 本発明化合物(3):1重量部、エマルゲン910(商
品名、花王製;ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル):0.5重量部、およびカオリンクレー18.5
重量部をよく粉砕混合して粉剤を得た。
製剤例3 (粒剤) 微粉砕した本発明化合物(5):1重量部、ネオペレッ
クス(商品名、前記と同様)=2重量部、サンエキスP
252  (商品名、山陽国策パルプ製;リグニンスル
ホン酸ナトリウム):2重量部、ベントナイト:72重
量部およびタルク:23重量部をよく混合した後、適当
量の水を加えて湿潤させ、次に小型射出成形機で押し出
し、造粒した。これを30〜60°Cで風乾し解砕した
後、製粒機で0.3〜2II−に製粒して粒剤を得た。
製剤例4 (乳剤) 本発明化合物(7):10重量部、ツルポール800 
A (商品名、東邦化学製;非イオン性界面活性剤と陰
イオン性界面活性剤の混合物);10重量部および0−
キシ1フ880重量部を混合溶解して乳剤を得た。
製剤例5 (フロアブル剤) 本発明化合物(2) : 30311部と、水50重量
部に溶解したサンエキスP252  (商品名、前記と
同様):10重量部を湿式粉砕混合し、その抜水9,6
重量部に溶解したケルサンS(商品名、ケルコ製:キサ
ンタンガム):0.2重量部とデルトンブ(商品名、武
田薬品工業製;有機ヨウ素系防黴剤):0.2重量部を
加えて混合し、フロアブル剤を得た。
試験例1 湛水土壌処理試験(発生前処理)11500
0アールワグネルポツトに土壌を詰め、タイヌビエ、ホ
タルイ、ウリカワ、コナギ、ミズガヤツリの種子、また
は塊茎を播種して湛水状態とした。これに予め育苗して
おいた水稲苗(2〜3葉期)2本を1株とし、その2株
を移植して、温室内で生育させた。1日後(雑草発生前
に)、供試化合物の所定量を、前記製剤例3に記載した
方法に準じて調製した粒剤を用いて処理し、30日後に
雑草の生育状況、及び水稲に対する薬害状況を観察調査
した。その結果を第6表に示した。
表中、被検植物の被害程度、及び水稲に対する薬害程度
は、植物の生育状態を無処理の場合と比較し、以下の基
準で表示した。
5    0〜5   (枯死) 4    6〜10(甚害) 3    11〜40(中寄) 2    41〜70(小書) 1    71〜90(僅少害) 091〜100(無害) なお、比較化合物A、Bは下記の化合物を表わす。(試
験例2〜3も同様) A : 1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3
−クロロ−4−クロロメチル−2−ピロリジノンB:1
−アリルー3−クロロ−4−クロロメチルピロリジン−
2−チオン 本試験において、本発明に係わる除草剤は、比較薬剤A
、 Bと比較して、供試した水田雑草に対して高い殺草
効果を示し、かつ水稲に対して優れた安全性を示した。
試験例2 畑地土壌処理試験(発生前処理)1 /25
00アールの樹脂性ポットに畑地土壌を詰め、トウモロ
コシ、コムギ、及びダイスを播種して、ヒエ、エノコロ
グサ、ハコベ、ナズナ、アサガオ、及びメヒシバの種子
を混合した土壌で、2〜3cmの覆土を行い、温室内で
生育させた。1日後(雑草発生前に)、供試化合物の所
定量を、前記製剤例1に記載した方法に準じて調製した
水和剤を、水で稀釈調製し、1アール当り10!相当の
散布液量で、土壌表面に加圧微量霜囲を用いて、均一に
散布した。30日後に、雑草の生育状況、および作物に
対する薬害状況を、観察調査した。その結果を第7表に
示した。表中、被検植物の被害程度、及び作物に対する
薬害程度は、試験例1と同様に表示した。
本試験において、本発明に係わる化合物は、比較薬剤A
、Bと比較して、供試した畑地雑草に対して高い殺草効
果を示し、かつ作物のトウモロコシ、コムギ、及びダイ
スに対して優れた安全性を示した。
試験例3 畑地茎葉処理試験 1 /10000アール樹脂性ポットに畑土壌を充填し
、これにアサガオ、オオイヌタデ、ハコベ、シロザ、ヒ
エ、メヒシバ、トウモロコシ、コムギを一種類づつ播種
し、温室内で生育させた。各植物が2〜3葉になった時
、供試化合物の所定量を、前記製剤例4に記載した方法
に準じて調製した乳剤を水で稀釈調製し、1アール当た
り51相当の散布液量で、加圧微量散布器を用いて均一
に散布した。薬剤散布後30日経過後に、雑草の生育状
況、および作物に対する薬害状況を、観察調査した、そ
の結果を第8表に示した。表中、被検植物の被害程度、
及び作物に対する薬害程度は、試験例1と同様に表示し
た。
本試験において、本発明に係わる化合物は、比較薬剤A
、Bと比較して、供試した畑地雑草に対して高い殺草効
果を示し、かつ作物のトウモロコシ、コムギに対して優
れた安全性を示した。
C発明の効果〕 本発明に係わる一般式(1)で表わされる4−エチル−
3−(置換フェニル)4−(3−)リフルオロメチル−
4−置換フェニル)ピロリジン−2−チオン誘導体は、
新規化合物であり、本発明化合物を含有する除草剤は、
水田および畑地で問題となる種々の雑草に対してきわめ
て低薬量で顕著な除草活性を示し、また広範な除草スペ
クトラムを有する。
方、成る種の有用作物、特に水田におけるイアに対して
、卓越した選択性を示すため、きわめて安全に使用可能
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは水素原子、フッ素原子または塩素原子を示
    し、Xは水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、
    トリフルオロメチル基、メチル基を示し、nは1または
    2であって、Xで表わされる置換基の数を示し、n=2
    におけるXは同一であっても、異なっていてもよい) で表わされる4−エチル−3−(置換フェニル)−1−
    (3−トリフルオロメチル−4−置換フェニル)ピロリ
    ジン−2−チオン誘導体。
  2. (2)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは水素原子、フッ素原子または塩素原子を示
    し、Xは水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、
    トリフルオロメチル基、メチル基を示し、nは1または
    2であって、Xで表わされる置換基の数を示し、n=2
    におけるXは同一であっても、異なっていてもよい) で表わされる4−エチル−3−(置換フェニル)−1−
    (3−トリフルオロメチル−4−置換フェニル)ピロリ
    ジン−2−チオン誘導体を有効成分として含有すること
    を特徴とする除草剤。
JP23330590A 1990-09-05 1990-09-05 4―エチル―3―(置換フェニル)―1―(3―トリフルオロメチル―4―置換フェニル)ピロリジン―2―チオン誘導体およびこれらを有効成分とする除草剤 Pending JPH04117355A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5302726A (en) * 1992-12-21 1994-04-12 Imperial Chemical Industries Plc N-benzyl-4-alkyl-pyrrolidinone herbicides
CN100412067C (zh) * 2006-11-06 2008-08-20 东华大学 手性噻唑烷-2-硫酮类化合物的合成方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5302726A (en) * 1992-12-21 1994-04-12 Imperial Chemical Industries Plc N-benzyl-4-alkyl-pyrrolidinone herbicides
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