JP2537724B2 - 簡易帯 - Google Patents

簡易帯

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JP2537724B2
JP2537724B2 JP3354984A JP35498491A JP2537724B2 JP 2537724 B2 JP2537724 B2 JP 2537724B2 JP 3354984 A JP3354984 A JP 3354984A JP 35498491 A JP35498491 A JP 35498491A JP 2537724 B2 JP2537724 B2 JP 2537724B2
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英二 小出
高橋  清
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従来着付けの難しかっ
た帯の装着が極めて簡単であると共に、装着後の安定性
に優れた簡易帯に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来市販されている簡易帯としては、帯本
体と帯本体に取付けて使用する垂れ帯からなるものにお
いて、帯本体1が一端を裏面で上方に折り返し、その先
端が45度の角度をなすように折り返し片2を固定し、
折り返しの延長部3を帯本体1裏側に折り返し可能な状
態に形成され、さらに帯本体1と折り返し片2の間に上
方に向けて細長い手4が取付けられており、手4の帯本
体1への取付け位置に手4の先を挿入可能な開口部11
が設けられ、さらに手4は帯本体1への取付け位置に外
側に突出した受け具を芯体5として含んでいること、及
び帯本体1の他端近く裏面上方にベルベット式ファスナ
ー6aが、帯本体1の縁に平行して取り付けられ、この
ベルベット式ファスナー6aと対をなすファスナー6b
が上記折り返し片2の延長部3の裏面に取付けられてい
ること、帯本体1の中央部裏面下方にベルベット式ファ
スナー7aが、帯本体1の縁に平行して取付けられ、該
ベルベット式ファスナー7aと対をなすファスナー7b
が帯本体1の折り返し片2の存在しない他端表面下方に
取り付けられていること、手4の裏面に長手4方向に向
けてベルベット式ファスナー8aが取付けられ、このベ
ルベット式ファスナー8aと対をなすファスナー8bが
折り返し片2の延長部3表面に取付けられていることを
特徴とした簡易帯が知られている(実公平03−364
96号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の帯本体は、その表及び裏にそれぞれベルベット式
ファスナーが取付けられていることから帯本体の裏面を
帯として使用するわけにはいかない。また装着する人の
腰回りにより帯本体の重なる位置が異なる関係から腰の
太さに対応すべくベルベット式ファスナーを長めに取り
付けなければならないといった不都合がある。さらに帯
本体を固定するためにベルベット式ファスナーとして強
力なものを用いる必要があるが、ベルベット式ファスナ
ーが着物や洋服等と触れると糸がひける危険性があり、
高価な着物等が台無しになるといった不都合もある。そ
こで本発明はかかる従来技術の欠点に鑑み、従来のもの
よりも装着が簡単であり、帯本体、垂れ帯がリバーシブ
ルで使用できると共に帯本体の固定に際してベルベット
式ファスナーを用いなくても良いものを提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、略同
一幅からなりその一端が下から上に向けて略45度のテ
ーパーをなすように縫製され、その他端が下から上へ略
45度のテーパー状に幅が狭められた後に所定の幅の帯
固定縁が連設された帯本体と、略長方形からなる前記帯
本体と同一柄の垂れ帯とからなり、前記帯固定縁の上に
帯本体と垂直に所定の長さで帯本体の裏側と同一柄で幅
が約2分の1の帯留め片が縫着され、前記帯固定縁の先
端部及び帯本体の他端に結び紐がそれぞれ縫着され、前
記帯本体、垂れ帯及び帯留め片の表裏がそれぞれ異なる
柄又は色で構成され、帯本体及び垂れ帯の表と裏の柄又
は色が帯留め片の表と裏の柄又は色と逆に構成された簡
易帯により本目的を達成する。また前記帯固定縁の幅
は、帯本体の幅の約3分の1程度であることが望まし
い。
【0005】
【作用】本発明にかかる簡易帯では、帯本体の帯固定縁
を有する側を上として胴体に巻き、その後に結び紐同士
を結んで身体に固定する。結び紐は、帯本体と胴体との
間に差し込み、これを見えないようにする。この時帯本
体の両端が下から上へ略45度のテーパー状に形成され
ていることから、正式に帯を締めた時と同様に斜めの折
り目のように見える。次に垂れ帯を片流し、花結び、花
文庫又は文庫結び等に適当に結び翼を完成させ、翼の中
心を狭め、これを帯固定縁にあわせた後に帯留め片を帯
固定縁を中心として1、2回巻き、帯留め片の端部を帯
本体の重なり部又は帯本体と胴体との間に押し込み翼を
帯本体に固定する。この時帯留め片の裏面の柄又は色が
前記帯本体の表面の柄又は色と同一に形成されているこ
とから、視覚的に帯本体をそのまま巻いたように見え
る。また帯本体の柄を変えたい時には裏面を表に出し、
前述したように帯固定縁が上側にくるように胴体に巻
き、結び紐同士を結んで固定する。そして前述のように
帯固定縁を中心として垂れ帯の翼を巻いて帯本体に固定
する。この時、帯本体の表地と帯留め片の裏地とが同一
柄で構成されている関係から帯本体のどの側を用いて
も、表に現れる帯留め片の柄は帯本体の柄と一致する。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図面に示された実施例に従っ
て詳細に説明する。図において10は本発明にかかる実
施例の表地と裏地とが異なる柄からなる帯本体であり、
略同一の幅のもので構成されている。帯本体10の一端
はその下から上に向けて略45度のテーパー状で折り目
を出すためのカット12が施されており、該カット12
は帯の幅が略3分の1程度になったところで帯本体の幅
の約半分程度の長さで平行な帯固定縁14が形成されて
いる。また帯本体10の他端は下から上に向けて略45
度のテーパーをなすように縫製されている。これら帯本
体10の両端には帯本体10を胴体に固定するための結
び紐15、16が縫着されており、また一方の端である
帯固定縁14にはその幅が略帯本体10の幅の2分の1
で、長さが帯本体の幅より2倍以上で、若干テーパー状
に縫製された帯留め片18が帯本体10の長手方向に対
して垂直に縫着されている。
【0007】この帯留め片18は図1及び図2に示され
るように帯本体10の表柄と帯留め片18の裏柄及び帯
本体10の裏柄と帯留め片18の表柄とが一致するよう
になっている。帯本体10の端部に縫製された帯固定縁
は、垂れ帯20を結んでできた翼を固定するように芯材
が内部に装着されている。尚、垂れ帯20も、前述同様
にリバーシブルに使用できるように表地の柄と裏地の柄
とが異なっている。
【0008】以上述べた構成において、本実施例にかか
る簡易帯は図4に示すように帯本体10をその帯固定縁
14が上側に位置するように胴体に巻き、両端に縫着さ
れた結び紐15、16同士を結び胴体に固定する。この
結果帯留め片18だけが自由に飛び出した状態になる。
【0009】次に垂れ帯20を適当に折ったり結んだり
して翼22を完成させ、この翼22の中心を丸めるよう
に幅を狭めて、帯本体10の帯固定縁14に当てがう。
そして帯留め片18を上から下というように翼22の中
心部と帯固定縁14の周囲を1、2回程度強く巻き、帯
本体10と帯固定縁14との間の通して出て来る帯留め
片18の先端部を内側に折り曲げ、帯本体10間又は帯
本体10と胴体との間に差し込み、固定する。さらに帯
本体10を胴の周囲で摺動させ帯固定縁及び翼22が腰
の中心部に位置する。
【0010】この結果帯本体10と帯固定縁14との間
の挾持力及び帯留め片18の折り曲げ部がが帯本体10
に支持されること、さらには垂れ帯20の翼22が帯固
定縁14と帯本体10とにより支持される関係から翼2
2は帯本体に確りと固定された状態となる。尚、本実施
例では帯本体10の両端を下から上に向けて略45度の
テーパー状に縫製しているがこれに限定されるものでは
なく、例えば図8に示すようにテーパー状の切り目の部
分にも本体10を延設し、破線で描いた部分を折り目2
4として折り込むような折り部26を設けても良い。尚
このようにすれば帯本体10の裏面と表面の柄が異なる
ような場合でも、外から見てこの折り部に裏地が見えな
いために、あたかも普通の帯を折り曲げて着付けしてい
るかのごとく印象を与えることができる。
【0011】
【効果】以上述べたように本発明にかかる簡易帯は、従
来の簡易帯のようにベルベット式ファスナーを用いずに
結び紐で固定する方式を採用している関係から、どんな
サイズの人にもこの簡易帯を簡単に装着することが可能
である。また従来の簡易帯ではリバーシブルなものを提
供することが出来なかったが、本発明にかかるものでは
帯本体、垂れ帯及び帯留め片の表と裏の柄と色とを異な
るもので構成しているので、多様性の簡易帯を提供する
ことができる。さらに、ベルベット式ファスナーを用い
ていないことから、従来のものでは起りがちであった糸
引けなどを起こさないで済み、着物を痛めないで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる簡易帯の帯本体の表面図であ
る。
【図2】 本発明にかかる簡易帯の帯本体の裏面図であ
る。
【図3】 本発明にかかる垂れ帯の表面図である。
【図4】 帯本体を胴体に巻いた状態を示す透視図であ
る。
【図5】 垂れ帯を文庫結びのために折り畳んだ状態の
斜視図である。
【図6】 帯本体に文庫結びの翼をあてがった状態の正
面図である。
【図7】 帯本体に結びの翼を装着した状態の断面図で
ある。
【図8】 帯本体の他の実施例を示す部分表面図であ
る。
【図9】 従来技術における帯本体の表面図である。
【図10】 従来技術における帯本体の裏面図である。
【符号の説明】
1 帯本体 2 折り返し片 3 延長部 4 手 5 芯体 6a,6b,7a,7b,8a,8b ベルベッ
ト式ファスナー 9 垂れ帯 10 帯本体 12 カット 14 帯固定縁 15、16 結び紐 18 帯留め片 20 垂れ帯 22 翼 24 折り目 26 折り部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略同一幅からなりその一端が下から上に
    向けて略45度のテーパーをなすように縫製され、その
    他端が下から上へ略45度のテーパー状に幅が狭められ
    た後に所定の幅の帯固定縁が連設された帯本体と、略長
    方形からなる前記帯本体と同一柄の垂れ帯とからなり、
    前記帯固定縁の上に帯本体と垂直に所定の長さで帯本体
    の裏側と同一柄で幅が約2分の1の帯留め片が縫着さ
    れ、前記帯固定縁の先端部及び帯本体の他端に結び紐が
    それぞれ縫着され、前記帯本体、垂れ帯及び帯留め片の
    表裏がそれぞれ異なる柄又は色で構成され、帯本体及び
    垂れ帯の表と裏の柄又は色が帯留め片の表と裏の柄又は
    色と逆に構成されていることを特徴とする簡易帯。
JP3354984A 1991-12-20 1991-12-20 簡易帯 Expired - Lifetime JP2537724B2 (ja)

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JPH05171503A JPH05171503A (ja) 1993-07-09
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