JPS5812806Y2 - 帯結び用紐 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はふぐら雀結び蝶結び等の羽根を形成する帯を結
ぶために便利な帯結び周縁に関するものである。

従来ふぐら雀結びや蝶結び等羽根を作る帝を結ぶ場合に
はよほど馴れた人でないとなかなか結べないし、折角結
んでも着用中に形崩れを起す等の欠点がある。

本考案は斯る点に鑑みてなされたもので、はぼ帯巾の長
さの２本の伸縮紐とこの伸縮紐の上の長さの２本の伸縮
紐を長い方の伸縮紐の一本の中央部表面にベルベットフ
ァスナの一方例えばループ部片を貼着すると共に短い方
の２本の伸縮紐の一端にベルベットファスナの他方のフ
ック部片を貼着して該フック部片をループ部片に着脱自
在に係着させて重合し、これを他の長い方の伸縮紐の上
に重ねて引き揃えこれらの両端に結び紐を繋着して背部
から前に廻して前で結ぶ長さとして成る事を特徴とし、
ふぐら雀結び、蝶結びが簡単に結べて着用中に形崩れが
釦こらないようにしたものである。

以下本考案は図面に示す実施例について説明すると、は
ぼ帯巾の長さの本の伸縮紐１，２とこの伸縮紐の圭長さ
の２本の伸縮紐３，４を、長い方の伸縮紐の一方２の中
央部表面に短い方の伸縮紐３．４のほぼｉはどのベルベ
ットファスナの一方例えばループ部片５を縫合せにより
貼着すると共に短い方の伸縮紐３，４の一端の片面に前
記ルー１ ゛ プ部片５のｉの長キのベルベットファスナの他方フック
部片６ａ 、６ｂをそれぞれ縫合せにより貼着して該フ
ック部片６ａ 、６ｂをループ部片５に係着させて重合
し、これを他の長い方の伸縮紐１上に重ねて引き揃え、
これらの両端に結び紐７ａ。

７ｂをそれぞれの一端において縫合により繋着して成る
ものである。

つぎに使用状態の実施例を示すと、まず第２図に示すよ
うにきものＡをたて締め（図示せず）を締め終って着付
けたうえで帯Ｂを胴部に巻着して千８、たれ９の結び目
のしわをひろげた状態で本考案に係る帝結び周縁Ｃを帯
Ｂの上縁に副わせて結着し、次で第３図に示すように手
８を端部を折返し、三つ山ひだを作って右羽根１０を形
成し、右側の伸縮紐４を係着部から外してこれを右羽根
１０に掛け、再びファスナを係着させて抑圧状態に保持
させ、続いて第４図に示すようにたれ９の上部を折返し
て三つ山ひだを作って左羽根１１を形成し、左側の伸縮
紐３を係着部から外してこれを左羽根１１に掛け、再び
ファスナを係着させて抑圧状態に保持させて第５図に示
すように両羽１０．１１を形成し、続いてたれ９を伸縮
紐１゜２間を通して第６図に示すように形成し、次で第
７図に示すように羽根１０．１１間に帯揚げ１２に包ん
だ帯性を当ててたれ９を降し、箱ひだを整理してお太鼓
の大きさを極めて帯締め１３を当ててたれ先１４を折返
して釦太鼓１５を形成し帯締め１３を前で結び、仕上げ
てふくら雀結びを構成するもので、蝶結びも同様にして
構成する。

本考案は上記のように、従来のように羽根を作る場合に
紐で結えて肩に掛けて着用者に引張らせるような煩雑な
手数を要するととｉく、しかも伸縮紐１，２０間にたれ
を通して止める環を形成し、伸縮紐２に、伸縮紐３，４
を中央部に釦いてファスナにより、係着自在として羽根
形成時に外して羽根を作ってこれに伸縮紐３，４をそれ
ぞれ掛けて再び係着させて羽根を保持させるようにした
ので操作が極めて簡単であり、着用中における形部れを
防止することができる等の諸効果を奏し、実用的価値の
ある考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る帯結び周縁の斜面図、第２図乃至
第８図は本考案に係る帯結び用を使用してふくも雀を結
ぶ順序を示す説明図である；Ａ・・・きもの、Ｂ・・・
帯、１．２，３，４・・・伸縮紐、５・・・ループ片、
６ａ 、６ｂ・・・フック片、７ａ 、 ７ｂ・・・結
び紐、８・・・手、９・・・たれ、１０，１１・・・羽
根。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 帯巾の長さの２本の伸縮紐とこの伸縮紐の上の長さの２
   本の伸縮紐を長い方の伸縮紐の一本の中央部表面にベル
   ベットファスナの一方を貼着すると共に短い方の２本の
   伸縮紐の一端にベルベットファスナの他方を貼着して着
   脱自在に係着させてこれらを重合して揃えこれらの両端
   に結び紐を繋着して背部から前に廻して前で結ぶ長さと
   して成る帯結び周縁。