JP3071344U - 帯 - Google Patents

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JP3071344U
JP3071344U JP2000001068U JP2000001068U JP3071344U JP 3071344 U JP3071344 U JP 3071344U JP 2000001068 U JP2000001068 U JP 2000001068U JP 2000001068 U JP2000001068 U JP 2000001068U JP 3071344 U JP3071344 U JP 3071344U
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康子 和田
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康子 和田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に帯結びできるとともに、胴背面の太鼓
型や文庫型等の型がずれ落ちるのを防止できる帯を提供
すること。 【解決手段】 胴帯部11と、この胴帯部11の結び目
M上部に位置するように紐(32,32)で胴に取り付
けられた帯枕31を介して当該胴帯部11に係止され型
Kを形成可能な型形成帯部21とからなり、帯枕31の
紐(32,32)をその長手方向の移動は許容するが型
形成帯部21の長手方向への移動は規制する帯枕規制部
(42,42)を当該型形成帯部21に設けた。また、
胴帯部11の結び目M予定部分に、当該部分を折って細
くした状態を保持可能な紐(15,15)を取り付け
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、胴の背面部分に太鼓型(二重太鼓等)や文庫型等の型を形成可能な 帯に関する。
【0002】
【従来の技術】
和服(着物,浴衣)を着るには帯は欠かせないものである。帯には、丸帯、袋 帯、名古屋帯、半幅帯など種々ある。
【0003】 現在、帯結びのなかでも最も一般的になされる太鼓結びは、一本の長い帯を二 つ折りにするなどして人の胴に巻きつけた後、胴の背面で結び、端部を広げた状 態で折り曲げ帯枕などを用いて太鼓型を形成するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の太鼓結びでは、一本の長い帯を胴に巻きつけ後、胴 の背面で太鼓型を形成しなければならないために、着物に不慣れな初心者や手や 腕の運動機能が低下している者(高齢者等)にとっては、見栄えよく着付けする のが困難となる不都合を有する。なお、他の帯結び(文庫型、立て矢型等)でも 同様な不都合が生じる。
【0005】 そこで、かかる不都合を解消するために、従来、胴に巻きつける胴帯部分と太 鼓型等の型とが別体とされ、胴に胴帯部分を巻きつけ後、胴の背面に型を紐を用 いて取り付け可能な帯が使用されることがある。
【0006】 しかし、このような帯では、型の部分が紐だけで止められているので、下へず れ落ちて見苦しくなりやすい。なお、型のずれ落ちを防止するために紐をきつく 結ぶことが考えられるが、これでは胴が過度に締め付けられることになり息苦し くなってしまう。
【0007】 また、型は形状等が予め定められているので、和服を着る人の年齢や体型ある いは好みなどによって、型を微妙に変化させることが困難で着こなしの面から問 題がある。
【0008】 また、かかる帯のなかには、胴帯部分の両端部に紐が取り付けられ、当該胴帯 部分を胴に巻きつけ後に紐を結んで締め付けるものがあるが、このような帯では 胴帯部分を均等の力で胴に巻くのが困難で、だらしない印象を与えやすい。
【0009】 本考案の目的は、簡単に帯結びできるとともに、胴背面の太鼓型や文庫型等の 型がずれ落ちるのを防止できる帯を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、胴に巻きつけ可能かつ結び目の形成で発生したテンション で胴を締め付け可能な胴帯部と、この胴帯部の結び目上部に位置するように紐で 胴に装着された帯枕を介して当該胴帯部に係止され型を形成可能な型形成帯部と からなり、帯枕の紐をその長手方向の移動は許容するが型形成帯部の長手方向へ の移動は規制する帯枕規制部を当該型形成帯部に設けたことを特徴とする帯であ る。
【0011】 かかる考案の場合、胴に巻きつける胴帯部と、型を形成するための型形成帯部 とは別個に形成されているので、一本の長い帯を用いて帯結びを行う従来例に比 べて簡単に帯結びできる。また、帯枕の紐と帯枕規制部との協働によって、当該 帯枕と型とが相対的に位置ずれするのが阻止される。したがって、帯枕の紐をき つく締めなくても型がずれ落ちるのを防止できる。また、型形成帯部は、胴帯部 とは別体の一枚の帯であるので、和服を着る人の年齢や好みなどに合わせて、自 由に型作りすることができる。また、胴帯部および型形成帯部をそれぞれ折り畳 んで箪笥などに収納でき保管がしやすい。
【0012】 請求項2の考案は、前記胴帯部の結び目予定部分に、当該部分を折って細くし た状態を保持可能な紐を取り付けた帯である。
【0013】 かかる考案の場合、紐で胴帯部の結び目予定部分を細くした状態に保持できる 。そのため、着付けに不慣れな初心者でも胴帯部を奇麗にかつしっかりと結び目 を形成できる。したがって、請求項1の発明の場合と同様な作用・効果を奏し得 る他、一段と簡単に帯結びができる。
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基き説明する。
【0014】 ここにおいて、図1は本発明の実施形態を説明するための図で、(A)は胴帯 部、(B)は型形成帯部である。図2は胴帯部を胴に巻きつけ胴背面で結んだ状 態を示す図である。図3は帯締めを装着する直前の状態を示す図である。図4は 帯結びが完成した状態を示す斜視図である。
【0015】 本考案に係る帯は、図1(A),(B)に示すように、胴帯部11と、この胴 帯部11とは別体に設けられた型形成帯部21とからなり、帯枕31の紐(32 ,32)をその長手方向(矢印Y方向)の移動は許容するが型形成帯部21の長 手方向(矢印X方向)への移動は規制する帯枕規制部(42,42)を当該型形 成帯部21に設けた構成とされている。
【0016】 具体的には、胴帯部11は、人の胴に巻きつけ可能かつ結び目の形成で発生し たテンションで胴を締め付け可能に形成されている。この実施形態では、胴帯部 11は、二つ折りして人の胴に二重に巻きつけた後結び目を形成可能な長さを有 するものとされている。なお、浴衣などで使用する半幅帯では、胴帯部11は折 らずにそのままの幅寸法で胴に巻きつけるものとされている。
【0017】 また、胴帯部11の結び目予定部分(12,12)に、当該部分を折って細く した状態を保持可能な紐(15,15)が取り付けられている。紐(15,15 )は、柔軟性を有する材料(布等)から形成されている。
【0018】 また、型形成帯部21は、図1(B)に示すように、胴帯部11の結び目上部 に位置するように紐(32,32)で胴に取り付けられた帯枕31を介して当該 胴帯部11に係止され型Kを形成するものである。型Kとしては、太鼓型(一重 太鼓や二重太鼓等)、文庫型、立て矢型等がある。この型形成帯部21には、帯 枕31の紐(32,32)をその長手方向(矢印Y方向)の移動は許容するが型 形成帯部21の長手方向(矢印X方向)への移動は規制する帯枕規制部(42, 42)が設けられている。
【0019】 帯枕規制部は、図1B)に示すように、型形成帯部21の一端部近傍に縫着さ れた紐41の両端部に形成された輪(42,42)から形成されている。
【0020】 次に、この実施形態の作用について説明する。
【0021】 和服の着付けを行うには、まず下準備として、胴帯部11を二つ折りした後そ の結び目予定部分(12,12)を、例えば図1(A)に示すように破線で折っ て三つ折りにし、その状態で紐(15,15)で縛って当該部分(12,12) を細くしておく。また、同図(B)に示すように、型形成帯部21上に帯枕31 を置き、当該帯枕31の紐(32,32)を紐41の輪(42,42)に通して おく。これにより、型形成帯部21に帯枕31がセットされる。
【0022】 下準備完了後、和服を着ようとする人の胴に、図2に示すように、胴帯部11 を二重に巻きつけた後、結び目Mを作る。この際、胴帯部11の結び目予定部分 (12,12)が細くされているので、着付けに不慣れな初心者でも胴帯部11 を奇麗にかつしっかりと結び目Mを形成できる。また、胴帯部11の結び目M近 くの傾斜部分Sを奇麗に形成できる。
【0023】 次に、帯枕31がセットされた型形成帯部21を、当該帯枕31が胴帯部11 の結び目M上に位置するように胴背面にあてがい、紐(32,32)を胴前面で 結ぶ。この際、帯枕31の紐(32,32)と紐41の輪(42,42)との協 働によって当該帯枕31と型形成帯部21の上部との上下方向の相対的位置ずれ は阻止されるので、紐(32,32)をきつく締めなくてもよい。
【0024】 こうして型形成帯部21の上部が帯枕31を介して胴の背面に取り付けられた ところで、当該型形成帯部21の下部を内側へ折り返してたくし上げて型(太鼓 型)Kを形成する。そして、図2に示す胴帯部11の端部11aを折り返して型 Kの中を通すなどした後、図4に示すように、帯締め51で締め付けて帯結びが 完了する。
【0025】 なお、上記した胴帯部11の結び目Mの形成や型Kの形成などを胴の前面で行 った後、胴帯部11を回して型Kを胴の背面に位置させてもよい。このようにす れば、着物に不慣れな初心者や手や腕の運動機能が低下している者(高齢者等) でも、一段と簡単かつ見栄えよく帯結びできる。
【0026】 而して、人の胴に巻きつける胴帯部11と、型Kを形成する型形成帯部21と は別個に形成されているので、一本の長い帯を用いて帯結びを行う従来例に比べ て簡単に帯結びできる。また、帯枕31の紐(32,32)と帯枕規制部(42 ,42)との協働によって当該帯枕31と型形成帯部21との上下方向の相対的 位置ずれは阻止される。したがって、帯枕31の紐(32,32)をきつく締め なくても型Kがずれ落ちるのを防止できる。また、型形成帯部21は、胴帯部1 1とは別体の一枚の帯であるので、和服を着る人の年齢や好みなどに合わせて、 自由に型作りすることができる。また、胴帯部11および型形成帯部21をそれ ぞれ折り畳んで箪笥などに収納でき保管がしやすい。
【0027】 また、紐(15,15)で胴帯部11の結び目予定部分(12,12)を細く した状態に保持できるので、着付けに不慣れな初心者でも胴帯部11を奇麗にか つしっかりと結び目を形成できる。
【0028】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、胴に巻きつけ可能かつ結び目の形成で発生したテン ションで胴を締め付け可能な胴帯部と、この胴帯部の結び目上部に位置するよう に紐で胴に取り付けられた帯枕を介して当該胴帯部に係止され型を形成可能な型 形成帯部とからなり、帯枕の紐をその長手方向の移動は許容するが型形成帯部の 長手方向への移動は規制する帯枕規制部を当該型形成帯部に設けたので、一本の 長い帯を用いて帯結びを行う従来例に比べて簡単に帯結びできる。また、帯枕の 紐と帯枕規制部との協働によって当該帯枕と型との上下方向のずれは阻止される 。したがって、帯枕の紐をきつく結ばなくても型がずれ落ちるのを防止できる。 また、型形成帯部は、胴帯部とは別体の一枚の帯であるので、和服を着る人の年 齢や好みなどに合わせて、自由に型作りすることができる。また、胴帯部および 型形成帯部をそれぞれ折り畳んで箪笥などに収納でき保管がしやすい。
【0029】 請求項2の考案によれば、請求項1の発明に加えて、前記胴帯部の結び目予定 部分に、当該部分を折って細くした状態を保持可能な紐を取り付けたので、着付 けに不慣れな初心者でも胴帯部を奇麗にかつしっかりと結び目を形成できる。し たがって、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏し得る他、一段と簡単に帯結 びできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成要素である胴帯部と型形成帯部と
を説明するための図である。
【図2】同じく、胴帯部を胴に巻きつけ胴背面で結び目
を形成した状態を示す図である。
【図3】同じく、帯締めを装着する直前を示す図であ
る。
【図4】同じく、帯結びが完成した状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
11 胴帯部 15 紐 21 型形成帯部 31 帯枕 32 帯枕の紐 42 紐の輪(帯枕規制部)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴に巻きつけ可能かつ結び目の形成で発
    生したテンションで胴を締め付け可能な胴帯部と、この
    胴帯部の結び目上部に位置するように紐で胴に装着され
    た帯枕を介して当該胴帯部に係止され型を形成可能な型
    形成帯部とからなり、 帯枕の紐をその長手方向の移動は許容するが型形成帯部
    の長手方向への移動は規制する帯枕規制部を当該型形成
    帯部に設けたことを特徴とする帯。
  2. 【請求項2】 前記胴帯部の結び目予定部分に、当該部
    分を折って細くした状態を保持可能な紐を取り付けた請
    求項1記載の帯。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009275311A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Miyoko Okouchi 帯及びその装着方法

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