JP3052129U - 袋 帯 - Google Patents

袋 帯

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JP3052129U
JP3052129U JP1998001814U JP181498U JP3052129U JP 3052129 U JP3052129 U JP 3052129U JP 1998001814 U JP1998001814 U JP 1998001814U JP 181498 U JP181498 U JP 181498U JP 3052129 U JP3052129 U JP 3052129U
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JP
Japan
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drum
sash
belt
band
quickly
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Application number
JP1998001814U
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English (en)
Inventor
敬之助 日下
Original Assignee
有限会社彩栄
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来とは全く異なる手順で、容易に且つ迅速
に結ぶことができる袋帯を提供する。 【構成】 従来の袋帯では、一端より他端にかけて、垂
れ部11、太鼓部12、腹部13、無地部14、手先部
15となっていたが、本考案では、一端より他端にかけ
て、垂れ部21、太鼓部22、無地部23、腹部24、
手先部25となるようにした。 【効果】 従来の袋帯10では、一端を胴に巻いた後に
太鼓を作るため、不自由な体勢で太鼓をつくらねばなら
なかったが、本考案に係る袋帯20では、予め太鼓を作
り、背中に仮止めしてから、胴回りに2重巻きにすると
いう締め方をすることができるようになる。このため、
後ろ手で帯20を結ぶ等の複雑な操作を行なう必要がな
い。また、帯20を胴に巻く前に太鼓の形を作るため、
畳の上等できれいな太鼓をすばやく作ることができる。
従って、帯を締める行程が従来よりも大幅に簡素化さ
れ、誰でも素早く帯20を締めることができるようにな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、二重太鼓結びで結ぶための袋帯に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の袋帯10は図1(a)に示すように、端から垂れ部11、太鼓部(本太 鼓と変り太鼓を含む)12、腹部13、無地部14、手先部15という構成を有 し、無地部14以外の部分に柄が織成されている。
【0003】 このような従来の袋帯10で二重太鼓結びを結ぶ場合、次のような手順となる 。 (1) 手先部15近くの無地部14を半幅分に折って腹に当て、手先側(短い方 )及び垂れ側(長い方)を背中に回し、垂れ側を上にして背中で交差させ、手先 側を押さえる。 (2) 垂れ側を半幅分に折った状態で胴の回りに1周させる。これにより、帯1 0は胴の周りで2重巻となる。また、腹部(柄が織成された部分)13が正面に 来る。このとき、腹のところで帯と帯の間に帯板を挟む。 (3) 背中で垂れ側と手先側とを結び、手先部15を前に持ってきて帯と腹の間 に挟んで止める。垂れ側は反対側から前に持ってきて全幅に広げ、膝のところで 2重にして帯枕を挟んで、後に太鼓になる形(太鼓垂れ)を作る。 (4) 装着者が前屈みの姿勢になり、作った太鼓垂れを背中に回して背中に乗せ 、帯枕の紐を前に回して締める。 (5) 帯枕の上から帯揚げをかけ、前で結んで、帯揚げの下半分を帯と腹の間に 押し込む。 (6) 腹のところで止めていた手先部15を外して後ろに回し、太鼓垂れの下の 方を内側に折り返して、その上から手先部15を乗せて押さえる。その後、手先 部15の上から帯締めを締めて二重太鼓結びを完成する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記(3)の通り、従来の袋帯10では、帯を胴回りに巻いた後、後ろ手で手先 側と垂れ側を結ばねばならないが、結び目が嵩張らないようにきれいに結ぶのが 難しいという問題があった。また、帯の一端が既に胴に巻かれてしまった状態で 太鼓を作らねばならず、膝の上で不自由な体勢で太鼓を作らねばならないという 難しさもあった。
【0005】 本考案はこのような課題を解決するために成されたものであり、その目的とす るところは、従来とは全く異なる手順で、容易に且つ迅速に結ぶことができる袋 帯を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために成された本考案に係る袋帯20は、図1(b)に示 すように、一端より他端にかけて、垂れ部21、太鼓部22、無地部23、腹部 24、手先部25としたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案に係る袋帯20を二重太鼓結びで結ぶ場合、次のような手順となる。 (1) 太鼓部22を二つ折りにし、帯枕に帯揚げをかぶせて置く。 (2) 垂れ部21を二重にして、帯枕の上にかぶせる。 (3) 装着者が前屈みの姿勢になり、太鼓部22、垂れ部21と帯枕を背中に乗 せて、帯枕の紐を前に持ってきてしっかり結ぶ。帯揚げは、一結びだけしておく 。 (4) 帯20の残りの部分を半幅分に折って、胴の回りに2重巻きする。ここで 、2巻目の時の帯と帯の間に帯板を入れる。 (5) 端(手先部25)が前に来るので、帯の間に挟んでおく。 (6) 背中で太鼓と垂れを作り、垂れに仮紐を通して前で結ぶ。 (7) 手先部25をはずし、太鼓の中に通す。 (8) 帯締めを太鼓の中に通し、手先部25を押さえて前で結ぶ。 (9) 帯揚げを帯の中に押し込む。 (10) 仮紐を外す。
【0008】
【考案の効果】
このように、本考案に係る袋帯20では後ろ手で帯20を結ぶ等の複雑な操作 を行なう必要がない。特に、帯20を胴に巻く前に太鼓の形を作るため、畳の上 等できれいな太鼓をすばやく作ることができる。従って、帯を締める行程が従来 よりも大幅に簡素化され、誰でも素早く帯20を締めることができるようになる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の袋帯(a)及び本考案の袋帯(b)の
構成図。
【符号の説明】
10、20…袋帯

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端より他端にかけて、垂れ部、太鼓
    部、無地部、腹部、手先部としたことを特徴とする袋
    帯。
JP1998001814U 1998-03-10 1998-03-10 袋 帯 Expired - Lifetime JP3052129U (ja)

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JP1998001814U JP3052129U (ja) 1998-03-10 1998-03-10 袋 帯

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