JP2530174Y2 - 鮎釣り用曳き舟の開閉蓋ロック機構 - Google Patents

鮎釣り用曳き舟の開閉蓋ロック機構

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JP2530174Y2
JP2530174Y2 JP1989132167U JP13216789U JP2530174Y2 JP 2530174 Y2 JP2530174 Y2 JP 2530174Y2 JP 1989132167 U JP1989132167 U JP 1989132167U JP 13216789 U JP13216789 U JP 13216789U JP 2530174 Y2 JP2530174 Y2 JP 2530174Y2
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秀俊 重藤
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Ryobi Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鮎釣り用曳き舟の開閉蓋ロック機構、特に
この開閉蓋のロック及びロックの解除をワンタッチで行
えるようにした鮎釣り用曳き舟の開閉蓋ロック機構に関
する。
(従来の技術) 上記鮎釣り用曳き舟は、外郭形状が舟形をなす中空状
の曳き舟本体と、この本体の上面に備えられ内部に魚投
入口が設けられた開閉自在な開閉蓋とから主に構成さ
れ、この曳き舟本体と開閉蓋との間には、開閉蓋を閉じ
た状態でこれをロックし、外部からの操作によりこのロ
ックを解除するロック機構が設けられている。
ここに使用されているロック機構としては、このロッ
ク機構が岩や石などに衝突した時に誤って開閉蓋が開い
て収容していた鮎が逃げ出してしまうことがないよう、
例えば第7図に示すように、二重の操作で開閉する二重
のロック機構が一般に採用されていた(実開昭62−1929
8号)。
即ち、曳き舟本体1の開口部周縁には、上部に爪部2a
を連接した係止部2が設けられ、一方開閉蓋3の周縁の
上記係止部2に対応する位置には、下部に爪部4bを連接
するとともに、頭部4aを外部に露出させた掛け具4が設
けられている。そして、この掛け具4は、そのほぼ中央
において、ピン5を介して回転自在に支承されていると
ともに、下部において圧縮ばね6を介して前方、即ち係
止部2の方向に付勢されている。
これにより、開閉蓋3を閉じる際には、これを下方に
押し付けることにより、この掛け具4の爪部4bを曳き舟
本体1の係止部2の爪部2aに当接させ、この傾斜に沿っ
て圧縮ばね6の弾性力に抗して一旦後方に移動させ、完
全に閉じた時に圧縮ばね6の弾性力で前方に復帰させて
係止部2の爪部2aに係止してロックされる。このロック
を解く時には、掛け具4の頭部4aを指で抓んでこれを前
方に揺動させることにより、掛け具4の爪部4bを後方に
移動させて係止部2の爪部2aとの係止を解き、この状態
で開閉蓋3を持ち上げる。
更に、開閉蓋3の上面には、バックル7が備えられ、
このバックル7で上記掛け具4の頭部4aを上方から覆う
ことにより、この係止部分、特に掛け具4の頭部4aに岩
等に衝突した時に、誤ってこの係止が解かれて開閉蓋3
が開いてしまうことを防止するようなされていたのであ
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来例においては、そのいずれも
が掛け具4eとバックル7との二重の操作でロック及びロ
ックの解除を行うように構成されていたため、その取扱
いがかなり不便であるばかりでなく、バックルの欠け忘
れ等の第2のロックの欠け忘れが生じるおそれがある。
また、開閉蓋の開き動作時にはロックを上方から押すた
めに、曳き舟が水中に沈んで鮎が逃げてしまうおそれが
ある。
本考案は上記に鑑み、岩等に衝突しても誤って開閉蓋
が開くてしまうことがなく、しかもワンタッチでロック
及びその解除を行うことができるようにした鮎釣り用曳
き舟の開閉蓋ロック機構を提供すねことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案に係る鮎釣り用曳き
舟のロック機構は、中空状の曳き舟本体の上面に設けた
魚投入口の一端に対して開閉蓋の一端を開閉可能に蝶着
した鮎釣り用曳き舟の開閉蓋に於いて、上記魚投入口の
他端で且つ上記曳き舟本体の内方に係止部を設け、該係
止部上方の上記開閉蓋の他端近傍に設けた孔に対して下
端の係止用爪部を上記係止部に係止可能に且つ上端を操
作可能に外方に突出させた一対の掛け具を互いに対峙さ
せて取り付け、該一対の掛け具間に上記係止用爪部が上
記係止部に係止する方向に弾性力を付与する付勢手段を
設け、上記掛け具の上端を操作することにより下端の係
止用爪部と係止部との係止を解除可能としたことを特徴
とする。
〔作用〕
上記のように構成した本考案によれば、開閉蓋を下方
に押し付けることにより、開閉蓋に設けた一対の掛け具
の爪部が同時に曳き舟本体の係止部に係止してロックさ
れる。また、例えば一方の掛け具の頭部が岩等に衝突し
てこの一方の掛け具による係止が解けてしまってもロッ
ク自体が外れて開閉蓋が誤って開いてしまうことがな
い。これによって二重のロック機構を設ける必要をなく
すことができ、またこの両掛け具によるロックを解くと
きには、両掛け具の頭部を指で抓んで上方に引き上げる
ことによって行うことができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図乃至第3図は第1の実施例を示すもので、外郭
輪郭が舟形をなす中空の曳き舟本体1の上面には開口部
1aが設けられ、この開口部1aは後端において一対のヒン
ジ8を介して揺動自在で、内部に魚投入口9が設けられ
た開閉蓋3で閉塞自在に覆われている。
この曳き舟本体1の開口部1aの前方に位置する周縁の
幅方向ほぼ中央には、矩形状の凹部1bが設けられている
とともに、この凹部1bの更に下方で後方位置には、棒状
で幅方向に延びる係合部としての係止片12が曳き舟本体
1に一体に連接されて配置されている。
一方、開閉蓋3の前縁の幅方向ほぼ中央にも、凹部3a
が設けられているとともに、開閉蓋3が閉じた状態にお
ける互いに対向する両凹部1b,3a内に位置して、一対の
掛け具14,14が曳き舟本体1の長さ方向に沿って互いに
対峙し、その頭部14b,14bを外部に露出させた状態で開
閉蓋3に回転自在に支承されて備えられている。即ち、
この各掛け具14は,その高さ方向ほぼ中央において、開
閉蓋3に固着された幅方向に延びるピン15に回転自在に
支承されている。なお、ピン15が係合する取付耳14d,14
dは開閉蓋3の先端に形成されたスペースS内に収納さ
れている この各掛け具14の下部には、爪部14aが一体に連接さ
れているとともに、この各掛け具14は、上記ピン15の回
りに夫々介装した捩じりばね16によってこの爪部14aが
互いに近接する方向に付勢されている。なお、掛け具1
4,14はその中央に水平部14c,14cを有し、この水平部14
c,14cが凹部1b,3aの底壁に当接してその回転が停止され
るようになっている。そして、この捩じりばね16の弾性
力を介して掛け具14の爪部14aで上記係止片12を互いに
前後方向から挟持した状態でこの係止片12と爪部14aと
を互いに係止させることにより、同時に2方向からロッ
クされるようなされている。
即ち、開閉蓋3を閉じる際には、これを下方に押し付
けることにより、この各掛け具14の爪部14aを曳き舟本
体1の係止片12に夫々当接させ、この斜面12a,12aに沿
って捩じりばね16の弾性力に抗してこの両爪部14aを一
旦互いに離れる方向に移動させ、完全に閉じた時に捩じ
りばね16の弾性力で互いに近接する方向に復帰させて、
爪部14aを係止片12にその前後から同時に係止させてロ
ックする。
これにより、岩等に衝突した時に両掛け具14による係
止片12とのロックが同時に外れてしまうおそれはない。
即ち、例え一方の掛け具14によるロックが外れても、他
方の掛け具14のロックが外れることはなく、全体として
のロックが外れてしまうおそれはない。
そして、このロックを解く時には、掛け具14の頭部14
bを互いに近接する方向に指で抓むことにより、両掛け
具14の爪部14aを同時に係止片12から離間させて係止片1
2との係止を解き、この状態で開閉蓋3を持ち上げるこ
とによって行う。
第4図乃至第6図は第2の実施例を示すもので、上記
第1の実施例と異なる点は、曳き舟本体1と開閉蓋3と
は、その前端部で重合するようなされているとともに、
この曳き舟本体1の重合部には、係止部としての係止孔
22が設けられ、更に開閉蓋3には、その幅方向に沿って
一対の掛け具24,24が互いに対峙した状態で取付けら
れ、この掛け具24,24を互いに反対方向に同時にスライ
ドさせることにより、このロック及びロックの解除を行
うようにした点にある。
即ち、各掛け具24は、開閉蓋3に設けられた凹部3c内
に夫々位置し、この凹部3cの底壁に設けられた通孔3dか
らその下端の爪部24aを下方に突出した状態で配置され
ているとともに、この各掛け具24のほぼ中央には、前後
に連通する通孔24cが設けられている。
そして、この各掛け具24の通孔24c内を挿通させ両端
を開閉蓋3に固着したガイドピン25を介して、両掛け具
24,24は互いに連結されているとともに、このガイドピ
ン25に介装した圧縮ばね26を介してこの両掛け具24,24
は互いに離れる方向に付勢させている。
これにより、この圧縮ばね26の弾性力を介して掛け具
24の爪部24aで上記係止孔22の端面を互いに左右方向か
ら押圧した状態で同時に2方向からロックされるような
されている。
即ち、開閉蓋3を閉じる際には、これを下方に押し付
けることにより、この各掛け具24の爪部24aを曳き舟本
体1の係止孔22内に位置させて、この傾斜に沿って圧縮
ばね26の弾性力に抗しガイドピン25を案内として各掛け
具24を互いに近接する方向に同時にスライドさせ、完全
に閉じた時に圧縮ばね26の弾性力で互いに離れる方向に
同時にスライドさせて、爪部24aを係止孔22にその左右
から同時に係止させてロックする。
そして、このロックを解く時には、掛け具24の頭部24
bを互いに近接する方向に指で抓むことにより、両掛け
具24を同時に内方にスライドさせて係止孔22から爪部24
aを離間させて係止孔22との係止を解き、この状態で開
閉蓋3を持ち上げることによって行うのである。
なお、上記各掛け具24の開閉蓋3の通孔3dとの当接部
24dは、半円状に形成されているが、これは各掛け具24
を90°回転させた状態で通孔3d内に挿着し、しかる後に
90°回転させてこれを所定の位置に位置させるためであ
る。
〔考案の効果〕
本考案は上記のような構成であるので、開閉蓋を閉じ
た時に、開閉蓋に設けた一対の掛け具の爪部が同時に曳
き舟本体の係止部に係止してロックされるため、例えば
一方の掛け具が岩等に衝突してこの一方の掛け具による
係止が解けてもロック自体が外れてしまうことがなく、
これによって二重のロック機構を設ける必要をなくすこ
とができる。またこの両掛け具によるロックを解くとき
には、両掛け具の頭部を指で摘んで引き上げることによ
って行うことができる。
従って、ロック及びロックの解除の操作の簡素化とロ
ックの欠け忘れを確実に防止することができる。また、
開閉蓋を開ける際には、一対の掛け具を同時に、しかも
ほぼ水平方向に作動させるため、曳き舟が傾くことがな
く、安定性が良く曳き舟内の鮎が逃げるのを防止するこ
とができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1の実施例を示し、第1
図は要部拡大縦断面図(第2図のI−I線拡大断面
図)、第2図は曳き舟の要部平面図、第3図は第1図の
III−III線矢視図、第4図乃至第6図は第2の実施例を
示すもので、第4図は要部拡大断面図(第5図のIV−IV
線断面図)、第5図は曳き舟の要部平面図、第6図は掛
け具を示す斜視図、第7図は従来例を示す要部拡大縦断
面図である。 1……曳き舟本体、3……開閉蓋、12……係止片(係止
部)、14……掛け具、14a……爪部、14b……頭部、15…
…ピン、16……捩じりばね、22……係止孔(係止部)、
24……掛け具、24a……爪部、24b……頭部、25……ガイ
ドピン、26……圧縮ばね。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空状の曳き舟本体の上面に設けた魚投入
    口の一端に対して開閉蓋の一端を開閉可能に蝶着した鮎
    釣り用曳き舟の開閉蓋に於いて、 上記魚投入口の他端で且つ上記曳き舟本体の内方に係止
    部を設け、 該係止部上方の上記開閉蓋の他端近傍に設けた孔に対し
    て下端の係止用爪部を上記係止部に係止可能に且つ上端
    を操作可能に外方に突出させた一対の掛け具を互いに対
    峙させて取り付け、 該一対の掛け具間に上記係止用爪部が上記係止部に係止
    する方向に弾性力を付与する付勢手段を設け、 上記掛け具の上端を操作することにより下端の係止用爪
    部と係止部との係止を解除可能とした ことを特徴とする鮎釣り用曳き舟の開閉蓋ロック機構。
JP1989132167U 1989-11-14 1989-11-14 鮎釣り用曳き舟の開閉蓋ロック機構 Expired - Lifetime JP2530174Y2 (ja)

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Families Citing this family (2)

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JP2003093751A (ja) * 2001-09-27 2003-04-02 Yasuhiko Wakiyama ひな人形の天冠
JP2009183377A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Okuda:Kk 兜飾り

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0642469Y2 (ja) * 1987-02-11 1994-11-09 リョービ株式会社 鮎釣用曳き舟等における鮎取出口開閉蓋の掛金装置

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