JPH0437524Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0437524Y2
JPH0437524Y2 JP13769686U JP13769686U JPH0437524Y2 JP H0437524 Y2 JPH0437524 Y2 JP H0437524Y2 JP 13769686 U JP13769686 U JP 13769686U JP 13769686 U JP13769686 U JP 13769686U JP H0437524 Y2 JPH0437524 Y2 JP H0437524Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
groove
saucer
hook body
hook
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13769686U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6342308U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13769686U priority Critical patent/JPH0437524Y2/ja
Publication of JPS6342308U publication Critical patent/JPS6342308U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0437524Y2 publication Critical patent/JPH0437524Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコンパクト容器に係り、特に蓋体を受
皿に閉状態に係止するフツク部分の構造に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、蓋体を受皿の一側に回動開閉自在に取り
付けたコンパクト容器にあつて、蓋体を受皿に閉
状態に係止するフツク構造としては、実公昭58−
9528号公報や実開昭60−171207号公報(第6図)
に代表されるように、蓋体2側に鈎状のフツク2
1を乗設するとともに、受皿1にこのフツク21
に引つ掛かる突起22を突設したものが最も一般
的である。
しかし、こような構造のものでは蓋体2を開く
方向に衝撃が加わると、フツク21と突起22と
の係合が外れ、蓋体2が開いて収容物が散乱して
しまうという問題がある。
そこで、実開昭60−15214号公報に記載されて
いるような構造にすればこのような問題を解決す
ることができる。これは、第4図及び第5図に示
したように、受皿1の後側に蓋体2を蝶番付けし
たコンパクト容器において、受皿1と蓋体2の各
前側縁中央に格納凹所23を形成し、この格納凹
所23における受皿1と蓋体2とに互いに重なり
合う係合板24,24をそれぞれ設けるととも
に、前記格納凹所23内に嵌合する大きさの直方
体状のフツク体6を設けたもので、このフツク体
6は直方体状の一面を欠落せしめ、その欠落面側
から内部に前記一対の係合板24,24を内包し
て挟持することにより蓋体2を閉状態に係止する
もので、フツク体6はその一端が受皿1に枢支さ
れ、回動により格納凹所23内の係合板24,2
4に係脱するようになつている。
ところで、コンパクト容器の他に口紅や化粧用
筆等の化粧具を用いる場合、化粧具はコンパクト
容器とは別にしてハンドバツク等に収容して携帯
することが多いが、実開昭60−171207号公報のよ
うに、コンパクト容器内に化粧具収容部を設け、
ここに化粧具を収容してコンパクト容器とともに
携帯することもできる。これは、第6図に示すよ
うに、受皿1の前側角部を切り欠き、この部分か
ら口紅15を抜き差しできるように化粧具収容部2
5を受皿1の前半部に設けたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来技術を背景にして、蓋体が衝撃
により簡単に開いてしまうことがないコンパクト
容器であつて、しかも、化粧具を収容できるよう
なコンパクト容器を得ようとした場合、前記実開
昭60−15214号号公報のものと、実開昭60−
171207号公報のものとを単に組み合わせれば良い
ことは自明である。
しかし、それぞれの構造のものを単に組み合わ
せただけでは、蓋体2を開いて化粧具15を取り
出す場合に、フツク体6を外す操作と化粧具15
を取り出す操作との2つの操作をしなければなら
ず面倒である。
本考案はこのような点に鑑みなされたもので、
蓋体が衝撃により簡単に開いてしまうことがな
く、しかも、化粧具を収容でき、フツク体を外す
操作と化粧具を取り出す操作とがワンタツチでで
きるようなコンパクト容器を提供することを技術
的課題とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、化
粧料収容部1aを有する受皿1にヒンジ3で蓋体
2を回動開閉自在に連結したコンパクト容器にお
いて、次のような手段をとつた。
前記受皿1の上面に受皿1の一側から他側に向
かう第1溝部4を形成するとともに、蓋体2の上
面に蓋体2の一側から他側に向かう第2溝部5を
形成し、この第2溝部5を形成したことにより蓋
体2の下面に突出して形成される断面凹状の凹状
体5aの大きさを蓋体2の閉時に前記第1溝部4
内に嵌合する大きさとする。
そして、前記第2溝部5内に着脱自在に嵌合す
るフツク体6を設けるとともに、このフツク体6
には第2溝部5内への嵌合時に受皿1の一側から
第1溝部4の底板4aの下側に回り込む係止片7
を設けておく。
さらに、フツク体6内には化粧具15抜き差し
自在に設けてコンパクト容器とする。
〔作用〕 蓋体2を閉じた状態でフツク体6を第2溝部5
に嵌合すると、フツク体6に設けた係止片7が第
1溝部4の底板4aの下面に回り込むので、蓋体
2と受皿1とがフツク体6と係止片7とで挟持さ
れた格好となり、蓋体2が閉じた状態に保持され
る。そして、フツク体6と係止片7とは蓋体2と
受皿1の上下方向からこれらを押さえ付けるの
で、蓋体2を開く方向に衝撃が加わつても、その
衝撃に抗して開蓋を阻止しうる。
また、蓋体2を開くには、係止片7を外す方
向、すなわち、第2溝部5の溝方向に向けてフツ
ク体6を摺動させて外せば、係止片7も第1溝部
4の底板4aから外れるので、蓋体2を開くこと
が可能となる。
そして、フツク体6を外して内装してある化粧
具を引き出すと、フツク体6を柄としてその化粧
具を使用できる。この化粧具15は受皿1内の化
粧料を使用するための化粧用筆でも良いし、口紅
等他の化粧料を保持したものでも良い。
〔実施例〕
次に、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づいて説明する。
この実施例のコンパクト容器は正方形をした受皿
1と正方形の蓋体2をそれぞれの角部 でヒンジ
3を介して回動開閉自在に連結たものである。
そして、前記受皿1の上面に受皿1の一側角部
から前記ヒンジ3の設けてある他側角部に向かう
第1溝部4が形成され、さらに、受皿1の上面の
第1溝部4を挟んだ両側に化粧料収容部1aがそ
れぞれ形成されている。
また、蓋体2の上面に蓋体2の一側角部から前
記ヒンジ3の設けてある他側角部に向かつて蓋体
2の中央部に至る第2溝部5が形成されている。
この第2溝部5を形成したことにより蓋体2の下
面には、断面凹状の凹状体5aが突設された形と
なつており、この凹状体5aの大きさは蓋体2の
閉時に前記第1溝部4内に嵌合する大きさとなつ
ている。
そして、前記第2溝部5内に着脱自在に嵌合す
るフツク体6が設けられており、このフツク体6
には第2溝部5内への嵌合時に受皿1の一側角部
から第1溝部4の底板4aの下側に回り込む係止
片7を設けてある。
また、蓋体2の他側角部側となる第2溝部5の
端部にはこの部分の第2溝部5の上面を覆う揺動
自在のロツク板8が設けられ、このロツク板8は
両側中央が第2溝部5の両側縁に連結片8aでワ
ンポイント的に連結されており、蓋体2やロツク
板8及び連結片8aが柔軟な合成樹脂で一体に成
形されているところから、このロツク板8は連結
片8aを回動支点として揺動自在になつている。
さらに、蓋体2の一側角部側となるロツク板8の
下面に係止凹部9が形成されており、この係止凹
部9に嵌合係止される係止凸部10が前記フツク
体6の先端部に設けられている。そして。ロツク
板8の下方に対応する凹状体5a部分は切り欠か
れて、蓋体2を閉じたとき第1溝部4内に臨むよ
うになつている。
さらに、ロツク板8の下方にあたる第1溝部4
内には仕切板が立設されており、この仕切板をス
トツパとして遊動駒12を受皿1の一側角部側へ
と向けて付勢するコイルばね13が第1溝部4内
に設けられている。そして、蓋体2を閉じたとき
この遊動駒12が第2溝部5内へと臨むようにな
つており、また、遊動駒12部分から受皿1の他
側角部側に至る第1溝部4の上面は目隠し板14
で覆われている。
また、フツク体6は先端が開口した方形の筒状
に形成されており、その開口部から内部に化粧具
としての化粧用筆15がを抜き差し自在に挿入さ
れており、この化粧用筆15は摺動駒16に筆毛
17を植設したものである。そして、フツク体6
において第2溝部5内への嵌合時に第2溝部5の
底面側となるべき側壁にフツク体6の軸方向に向
かうスリツト18が形成され、このスリツト18
を貫通した軸19でフツク体6の外面に露出した
スライド用ボタン20と前記化粧用筆15の摺動
駒16とが連結されている。
このコンパクト容器の使用方法について説明す
ると、蓋体2を閉じた際に、フツク体6を第2溝
部5内に一側角部側から摺動させて嵌合すると、
遊動駒12をコイルばね13の付勢力に抗して押
しつつフツク体6の先端に設けた係止凸部10が
ロツク板8の係止凹部9に嵌合係止し、フツク体
6を第2溝部5内への嵌合状態に保持し、蓋体2
を閉状態に保持する。この状態で、蓋体2の他側
角部側となるロツク板8の他側上面を押すと、ロ
ツク板8が回動することによりその一側が持ち上
がり係止凹部9からフツク体6の係止凸部10が
外れる。すると、遊動駒12を介してコイルばね
13で付勢されていたフツク体6は第2溝部5内
を摺動して脱し、よつて、係止片7も受皿1の一
側角部側から外れ、その結果、蓋体2が開放可能
となる。
そして、取り外したフツク体6の外面に露出し
ているスライド用ボタン20を指で押すと、化粧
用筆15がフツク体6の先端開口部から突出する
ので、この化粧用筆15を用いて化粧をする。
なお、係止凹部9と係止凹部10とのいずれを
ロツク板8に設け、いずれをフツク体6に設ける
かは任意である。
この実施例によれば、ロツク板8によるフツク
体6の係止を解除するだけで、フツク体6が第2
溝部5から外れるので、極めて容易に開蓋をする
ことができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、フツク体6とそれに設けた係
止片7とで蓋体2と受皿1とを上下方向からこれ
らを押さえ付けるので、蓋体2を開く方向に衝撃
が加わつても、その衝撃に抗しして開蓋を阻止
し、不用意に蓋体2が開いて化粧料を散乱させる
ことが無い。
また、フツク体6内に化粧具を抜き差し自在に
内装したので、フツク体6を外す操作が化粧具を
外す操作となり、操作がワンタツチとなつて扱い
やすい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第2図はその断面図、第3図はその平面図、第4
図は従来例を示す斜視図、第5図はその断面図、
第6図は他の従来例を示す斜視図である。 1……受皿、2……蓋体、3……ヒンジ、4…
…第1溝部、4a……第1溝部の底板、5……第
2溝部、5a……凹状体、6……フツク体、7…
…係止片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 化粧料収容部1aを有する受皿1にヒンジ3で
    蓋体2を回動開閉自在に連結したコンパクト容器
    において、 前記受皿1の上面に受皿1の一側から他側に向
    かう第1溝部4を形成するとともに、蓋体2の上
    面に蓋体2の一側から他側に向かう第2溝部5を
    形成し、この第2溝部5を形成したことにより蓋
    体2の下面に突出して形成される断面凹状の凹状
    体5aの大きさを蓋体2の閉時に前記第1溝部4
    内に嵌合する大きさとし、前記第2溝部5内に着
    脱自在に嵌合するフツク体6を設けるとともに、
    このフツク体6には第2溝部5内への嵌合時に受
    皿1の一側から第1溝部4の底板4aの下側に回
    り込む係止片7を設けてあり、また、フツク体6
    内には化粧具15を抜き差し自在に設けてあるこ
    とを特徴とするコンパクト容器。
JP13769686U 1986-09-08 1986-09-08 Expired JPH0437524Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13769686U JPH0437524Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13769686U JPH0437524Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6342308U JPS6342308U (ja) 1988-03-19
JPH0437524Y2 true JPH0437524Y2 (ja) 1992-09-03

Family

ID=31041993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13769686U Expired JPH0437524Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0437524Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6342308U (ja) 1988-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7422018B2 (en) Packaging cases for a cosmetic product with improved ergonomics
JPH0437524Y2 (ja)
JPS6335703Y2 (ja)
JPS6233717Y2 (ja)
JPH053151Y2 (ja)
JPS6216974Y2 (ja)
JPH0445608Y2 (ja)
JPS638349Y2 (ja)
JPS6120971Y2 (ja)
JPH0238645Y2 (ja)
JPS6213543Y2 (ja)
JPS6335702Y2 (ja)
JPS6214892Y2 (ja)
JPH0446658Y2 (ja)
JPS6214976Y2 (ja)
JPH0131125Y2 (ja)
JPS64171Y2 (ja)
JPS64819Y2 (ja)
JPS5830494Y2 (ja) 手鏡型コンパクト
JPH0538664Y2 (ja)
JPS5942966Y2 (ja) コンパクト容器
JPH0344091Y2 (ja)
JPH043973Y2 (ja)
JPH0710651Y2 (ja) 化粧容器セット
JPS6138489Y2 (ja)