JP2529201Y2 - 部品の取付け構造 - Google Patents

部品の取付け構造

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JP2529201Y2
JP2529201Y2 JP1991006819U JP681991U JP2529201Y2 JP 2529201 Y2 JP2529201 Y2 JP 2529201Y2 JP 1991006819 U JP1991006819 U JP 1991006819U JP 681991 U JP681991 U JP 681991U JP 2529201 Y2 JP2529201 Y2 JP 2529201Y2
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shaft
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mounting portion
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秀雄 深見
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は筒状の取付部に部品を
ワンタッチで取付けることができるようにした部品の取
付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、図6に示す自動車のインスツ
ルメンタルパネル1(以下インパネと略す)において
は、部品としての複数のエアアウトレットグリル2(以
下グリルと略す)がそれぞれ取付部3に装着されてい
る。この取付部3は、前端面と後端面とが上記パネル1
の前面1aと内面(図示せず)にそれぞれ開口して形成
された断面矩形の筒状に形成されている。
【0003】従来、上記取付部3に上記グリル2を取付
けるには図7と図8に示す構造が用いられていた。すな
わち、図7に鎖線で示す矩形筒状の取付部3の両側内面
にはそれぞれ嵌合孔4が穿設されている。
【0004】一方、上記グリル2は上記取付部3と対応
する矩形枠状に形成され、その内部には複数の風向ガイ
ド5が角度調節自在に設けられているとともに、両側外
面にはそれぞれ上記嵌合孔4よりもわずかに小径な外径
寸法の軸部6が突設されている。
【0005】そして、上記取付部3の両側壁を幅方向外
方へ弾性変形させながらグリル2を取付部3内に装着
し、その軸部5を嵌合孔4に嵌合させることで、上記グ
リル2が取付部3に取付けるられるようになっている。
【0006】そのため、このような取付構造によると、
上記軸部5と嵌合孔4とは単に嵌合させられているだけ
であるから、これらの寸法精度のバラツキによってグリ
ル2の取付状態にガタが生じ易いということがあった。
【0007】また、上記グリル2をインパネ1の前面1
a側から取付部3に装着しようとすると、取付部3の幅
寸法よりも外方に突出した上記グリル2の軸部6がイン
パネ1の前面1aに引っ掛かり、その前面1aを傷付け
る虞れがある。したがって、グリル2の組み込みをイン
パネ1の内面側から行わなければならないから、その作
業がしずらいということがあった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】このように、従来は取
付部の両側に嵌合孔が穿設され、部品に軸部が突設され
ていたため、嵌合孔と軸部との寸法精度のバラツキによ
って部品の取付状態にガタ付が生じ易く、また部品を取
付部の前面側から挿入すると、その前面に軸部をぶつけ
て傷を付ける虞れがあるから、作業性が悪くても、内面
側から組込まなければならないなどのことがあった。
らに、上記部品は通常回転角度を調整して、所定角度と
なるようにして用いるものであるが、この部品を回転さ
せ過ぎてしまった場合などは、上記部品の使用したい部
位がこの部品の回転のさせ過ぎによって使用できなくな
るという虞がある。
【0009】この考案は上記事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、ガタツキが生じずら
く、しかも装着作業がし易くなっており、かつ回転角度
が制限される部品の取付け構造を提供することになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの考案は、筒状の取付部に部品を取付ける取付け構
造において、上記取付部の両側内面に突設された軸部
と、上記部品の側壁の一端から中途部にわたって形成さ
れ一端が上記軸部の外径寸法よりも大きな幅寸法で開口
し他端が軸部の外径寸法よりも小さな幅寸法をなしたテ
ーパ状のガイド部と、このガイド部の他端に連続して形
成された上記軸部が嵌合する嵌合部と、上記部品の側壁
の上記ガイド部と対応する部分に形成され上記ガイド部
の他端部を上記軸部が通過するときに上記ガイド部の他
端部を弾性変形可能とするスリットと、上記軸部に設け
られ上記ガイド部内に向かって延出するストッパと、
具備したことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記の構成によれば、軸部はガイド部の他端部
を弾性変形させて取付部の嵌合部に嵌合するから、部品
にガタツキが生じずらいばかりか、部品に軸部が突設さ
れていないから、取付部の前面を傷つけることなく上記
部品を取付部の前面側から取付けることができる。さら
に、上記軸部には上記ガイド部内に向かって延出する回
転規制部材が設けられているため、この部品の回転摺動
がストッパにより制限される。よってこの部品の使用し
たい部分に角度的な制限がある場合には、このストッパ
によりその使用したい部分のみを使用するという使用態
様が可能となる。
【0012】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1乃至図3を
参照して説明する。図1に鎖線で示す矩形筒状の取付部
11は、図6に示すインパネ1の前面1aに一端を開口
させて形成されるもので、この取付部11の両側内面に
はそれぞれ軸部12が突設されている。
【0013】上記取付部11に装着される部品としての
グリル13は合成樹脂によって矩形枠状に形成された本
体14を有する。この本体14の前面には幅方向に複数
の固定ガイド15が設けられ、内部には高さ方向に複数
の可動ガイド16が設けられている。この可動ガイド1
6はダイアル16aによって傾き角度を調節できるよう
になっている。
【0014】上記本体14の両側壁には一端を側壁の後
端面に開放させたテ−パ状のガイド部17が形成されて
いる。このガイド部17は、一端が上記軸部12の外径
寸法に比べて十分に大きな幅寸法で上記側壁の端面に開
口し、他端は上記軸部12の外径寸法に比べわずかに小
さな幅寸法に設定されている。
【0015】上記ガイド部17の他端は、上記本体14
の側壁の幅方向中途部に形成された嵌合部としての嵌合
孔18にくびれ部19を介して連通している。この嵌合
孔18は上記軸部12の外径寸法よりもわずかに大きな
内径寸法に形成され、一対のくびれ部19がなす間隔d
は上記軸部12の外径寸法よりも小さく設定されてい
る。
【0016】さらに、上記側壁の上記ガイド部17から
くびれ部19に対応する箇所には、側壁の幅方向に沿っ
て一対のスリット21が形成されている。このスリット
21は上記ガイド部17を拡幅方向に弾性変形可能とし
ている。
【0017】上記構成において、グリル13を取付部1
1に装着するには、グリル13をインパネ1の前面1a
から上記取付部11に挿入し、軸部12にガイド部17
を対応させる。その状態でグリル13を押し込むと、軸
部12はガイド部17の一端側から他端側へと相対的に
移行し、ガイド部17のくびれ部19を拡幅方向に弾性
変形させて通過し、嵌合孔18に嵌合する。それによっ
て、グリル13は取付部11に装着されることになる。
【0018】このような構造であれば、軸部12は、ガ
イド部17のくびれ部19を弾性変形させて取付部11
の嵌合孔18に嵌合するから、軸部12と嵌合孔18と
の寸法に多少のバラツキがあっても、上記軸部12が弾
性的に保持されることによって、ガタツキが生じずらく
なる。つまり、上記くびれ部19の弾力性によってグリ
ル13の程よい回転力を確実に保つことが可能となる。
【0019】また、グリル13には軸部12が突設され
ていないから、このグリル13をインパネ1の前面1a
側から取付部11に装着しても、その前面1aを傷付け
るような虞れがない。そのため、グリル13をインパネ
1の内面側から組付ける場合に比べてその作業性の向上
を計ることができる。
【0020】図4乃至図5はこの考案の他の実施例を示
す。
【0021】すなわち、この実施例は、取付部11に突
設される軸部12aの断面形状が半円形状に形成されて
いるとともに、その軸部12aにはグリル13の回転角
度を規制するための回転規制部材31が装着されてい
る。
【0022】上記回転規制部材31は嵌合孔18に嵌合
するボス部32と、このボス部32の一端面に一体的に
設けられた上記嵌合孔18よりも大径な鍔部33と、上
記ボス部32の外周面に突設された帯板状のストッパ3
4とから形成されている。
【0023】上記ボス部32は仕切壁35によって2つ
の半円形部に区画され、その一方が上記軸部12aに挿
入されている。つまり、上記回転規制部材31は上記軸
部12に回転不能に装着される。
【0024】上記構成においては、回転規制部材31を
軸部12aに、そのストッパ34が取付部11の後端側
に向くよう装着したのち、グリル13を上記一実施例と
同様、取付部11に前面側から挿入する。そして、グリ
ル13に形成されたガイド部17に上記回転規制部材3
1のボス部32を対応させ、そのボス部32をくびれ部
19を弾性変形させながら嵌合孔18に嵌め込む。
【0025】それによって、グリル13を取付部11に
上記一実施例と同様にガタツキが生じることなく取付け
ることができるばかりか、グリル13を所定角度以上回
転させると、そのグリル13のガイド部17内に位置す
る回転規制部材31のストッパ34の全長が上記ガイド
部17の内面に当たるから、上記グリル13の回転角度
を規制することができる。
【0026】なお、上記各実施例では取付部が自動車の
インスツルメンタルパネルで、部品がエアアウトレット
グリルの場合について説明したが、取付部と部品はそれ
以外のものであっても、この考案を適用することができ
る。
【0027】
【考案の効果】以上述べたようにこの考案は、取付部の
両側内面に軸部を突設する一方、部品の側壁にテ−パ状
のガイド部を形成し、このガイド部の狭幅となる端部に
上記軸部が嵌合する嵌合部を連続して形成するととも
に、上記部品の側壁にはスリットを形成し、このスリッ
トによって軸部がガイド部を通過するときに側壁を弾性
変形させることができるようにした。
【0028】したがって、上記軸部と嵌合部とを弾性的
に嵌合させることができるから、これらをガタツキの少
ない状態で組付けることができる。さらに、部品には軸
部が突設されていないため、取付部に挿入するときにそ
の前面を傷付けるような虞れがないなどの利点を有す
る。さらに、上記軸部には上記ガイド部内に向かって延
出するストッパが設けられているため、この部品の回転
摺動がストッパにより制限される。よってこの部品の使
用したい部分に角度的な制限がある場合には、このスト
ッパによりその部品の使用したい部分のみを使用すると
いう使用態様が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の取付部と部品の分解斜視
図。
【図2】同じく部品を取付けた状態の断面図。
【図3】同じく部品に形成されたガイド部の部分の側面
図。
【図4】この考案の他の実施例を示す回転規制部材と軸
部との分解斜視図。
【図5】同じく組付け状態のガイド部の部分の側面図。
【図6】自動車のインスツルメンタルパネルの斜視図。
【図7】従来の部品と取付部の分解斜視図。
【図8】同じく部品を取付けた状態の断面図。
【符号の説明】
11…取付部、12…軸部、13…エアアウトレットグ
リル(部品)、17…ガイド部、18…嵌合孔(嵌合
部)、21…スリット。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の取付部に部品を取付ける取付け構
    造において、 上記取付部の両側内面に突設された軸部と、 上記部品の側壁の一端から中途部にわたって形成され一
    端が上記軸部の外径寸法よりも大きな幅寸法で開口し他
    端が軸部の外径寸法よりも小さな幅寸法をなしたテーパ
    状のガイド部と、 このガイド部の他端に連続して形成された上記軸部が嵌
    合する嵌合部と、 上記部品の側壁の上記ガイド部と対応する部分に形成さ
    れ上記ガイド部の他端部を上記軸部が通過するときに上
    記ガイド部の他端部を弾性変形可能とするスリットと、上記軸部に設けられ上記ガイド部内に向かって延出する
    ストッパと、 を具備したことを特徴とする部品の取付構造。
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JPH04100554U JPH04100554U (ja) 1992-08-31
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JPS5326463B2 (ja) * 1972-08-11 1978-08-02

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