JPH0649934Y2 - 表示部のガタ止め構造 - Google Patents
表示部のガタ止め構造Info
- Publication number
- JPH0649934Y2 JPH0649934Y2 JP15440088U JP15440088U JPH0649934Y2 JP H0649934 Y2 JPH0649934 Y2 JP H0649934Y2 JP 15440088 U JP15440088 U JP 15440088U JP 15440088 U JP15440088 U JP 15440088U JP H0649934 Y2 JPH0649934 Y2 JP H0649934Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- coil spring
- casing
- friction
- friction shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、フリクション軸を用いた無段階チルト機構の
表示部ガタ止め構造に関するものである。
表示部ガタ止め構造に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、無段階チルト機構にはフリクション軸が用いられ
ているが、上記フリクション軸は軸とそれに巻回されて
いるコイルバネとの摩擦によってトルクを発生させるも
のである為、前記コイルバネが軸の回転に合わせて動け
ば、その間トルクは発生せずにガタとなる。この為、軸
棒を固定する金具としてEリングを用いて組付けた板金
に切り込みを設けて、上記切り込みに前記コイルバネの
先端を挟んでコイルバネを固定し、且つガタの発生を抑
えとしていた。従来の技術として特開昭62-72021号公報
の第1図に示されるように、ねじりコイルバネ9の端部
は軸受7に差し込まれている。
ているが、上記フリクション軸は軸とそれに巻回されて
いるコイルバネとの摩擦によってトルクを発生させるも
のである為、前記コイルバネが軸の回転に合わせて動け
ば、その間トルクは発生せずにガタとなる。この為、軸
棒を固定する金具としてEリングを用いて組付けた板金
に切り込みを設けて、上記切り込みに前記コイルバネの
先端を挟んでコイルバネを固定し、且つガタの発生を抑
えとしていた。従来の技術として特開昭62-72021号公報
の第1図に示されるように、ねじりコイルバネ9の端部
は軸受7に差し込まれている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、金具の切り込みにコイルバネの先端を挟
み込む構成にあっては、挟み込みの組立性を向上させる
為に、コイル線径に対して金具の切り込み巾を0.2〜0.5
mm程度大きく取らねばならず、この隙間分の軸に対する
コイルバネの追随がトルクの発生を伴わず表示部でのガ
タとなって出現した。
み込む構成にあっては、挟み込みの組立性を向上させる
為に、コイル線径に対して金具の切り込み巾を0.2〜0.5
mm程度大きく取らねばならず、この隙間分の軸に対する
コイルバネの追随がトルクの発生を伴わず表示部でのガ
タとなって出現した。
本考案の目的はかかる従来技術の欠点をなくし表示部で
のガタを防止できる構造を提出するものである。
のガタを防止できる構造を提出するものである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案による表示部のガタ止め構造は、フリクション軸
を用いて行う無段階チルト機構において、前記フリクシ
ョン軸の軸棒に巻回されているコイルバネの先端を前記
軸棒の半径方向に伸ばし、前記フリクション軸を収納す
る為のケーシング内にテーパ状に設けられた溝で前記コ
イルバネの先端を固定することを特徴とする。
を用いて行う無段階チルト機構において、前記フリクシ
ョン軸の軸棒に巻回されているコイルバネの先端を前記
軸棒の半径方向に伸ばし、前記フリクション軸を収納す
る為のケーシング内にテーパ状に設けられた溝で前記コ
イルバネの先端を固定することを特徴とする。
〈実施例〉 以下に本考案の詳細を図示した実施例に基づいて説明す
る。
る。
第1図は、本考案の一実施例を用いた無段階チルト機構
を持つ表示機器の斜視図であり、A部において本考案が
採用されている。第2〜4図は、第1図におけるA部の
各々側面・正面・上面からの断面図であり、第5図は同
A部の上面から見た他の実施例を示す断面図である。
を持つ表示機器の斜視図であり、A部において本考案が
採用されている。第2〜4図は、第1図におけるA部の
各々側面・正面・上面からの断面図であり、第5図は同
A部の上面から見た他の実施例を示す断面図である。
まず第2図では、本体と一体成形されたケーシング2と
前記ケーシング2とネジ止め固定されたキャップ4によ
って、フリクション軸1は両端を支持されている。この
状態で第3図に示す様、フリクション軸1の軸に巻回さ
れたコイルバネ3は先端3aが軸の半径方向に伸びてお
り、上記ケーシング2に設けられた溝部2aに挟み込まれ
ている。また、第4図において、上記溝部2aは上記フリ
クション軸1の着脱方向Bにテーパがついており、フリ
クション軸1のケーシング2内への取り付けを容易と
し、且つ組込み状態ではコイルバネ線形と溝巾が一致す
る様にされている。
前記ケーシング2とネジ止め固定されたキャップ4によ
って、フリクション軸1は両端を支持されている。この
状態で第3図に示す様、フリクション軸1の軸に巻回さ
れたコイルバネ3は先端3aが軸の半径方向に伸びてお
り、上記ケーシング2に設けられた溝部2aに挟み込まれ
ている。また、第4図において、上記溝部2aは上記フリ
クション軸1の着脱方向Bにテーパがついており、フリ
クション軸1のケーシング2内への取り付けを容易と
し、且つ組込み状態ではコイルバネ線形と溝巾が一致す
る様にされている。
次に取付動作を説明すると、第2図においてケーシング
2内にフリクション軸1を着脱方向Bから挿入してい
き、フリクション軸1の片端をケーシング2と勘合させ
る。このとき、フリクション軸に巻回されているコイル
バネ3は先端が軸の半径方向に伸びており、ケーシング
2内に設けられた溝内を通って中に入って行くが、溝2a
がテパ状に形成されている為にある時点でコイル線形と
溝巾が一致し、それ以上の軸の挿入を行うことによって
両者を締まりばめの関係とする。このことは、コイルバ
ネと溝との隙間を無くすばかりでなく、量産における部
品寸法のバラツキに対しても対応可能である。また、そ
の後キャップ4をフリクション軸1の他端に勘合する様
にして、ケーシング2にネジ止めすることによって軸が
不要な動きをすることがなくなると同時にフリクション
軸の抜けを防止する訳である。
2内にフリクション軸1を着脱方向Bから挿入してい
き、フリクション軸1の片端をケーシング2と勘合させ
る。このとき、フリクション軸に巻回されているコイル
バネ3は先端が軸の半径方向に伸びており、ケーシング
2内に設けられた溝内を通って中に入って行くが、溝2a
がテパ状に形成されている為にある時点でコイル線形と
溝巾が一致し、それ以上の軸の挿入を行うことによって
両者を締まりばめの関係とする。このことは、コイルバ
ネと溝との隙間を無くすばかりでなく、量産における部
品寸法のバラツキに対しても対応可能である。また、そ
の後キャップ4をフリクション軸1の他端に勘合する様
にして、ケーシング2にネジ止めすることによって軸が
不要な動きをすることがなくなると同時にフリクション
軸の抜けを防止する訳である。
尚、本考案の一実施例として溝部がテーパ形状のものを
例にして説明したが、第5図に示す様、ケーシング2が
樹脂の様に柔らかい材質の場合、溝壁が変形してしまう
ので、テーパ形状をもつ為に折り目のあるU字金具5を
利用しても同様の効果が得られる。
例にして説明したが、第5図に示す様、ケーシング2が
樹脂の様に柔らかい材質の場合、溝壁が変形してしまう
ので、テーパ形状をもつ為に折り目のあるU字金具5を
利用しても同様の効果が得られる。
〈考案の効果〉 以上、説明したように本考案によれば、コイルバネと溝
が締まりばめの関係にあるので、寸法に多少のバラツキ
があるものに対してもガタ防止が可能である。又、軸棒
を固定する金具が不要となる為、省スペース化が図れ、
ビス止めを必要としない取付け構造は組立性においても
簡易である。さらには、本体と一体成形されたケーシン
グによりフリクション軸が支持される為、軸棒の長いも
のにも対応が可能であるといった効果が得られる。
が締まりばめの関係にあるので、寸法に多少のバラツキ
があるものに対してもガタ防止が可能である。又、軸棒
を固定する金具が不要となる為、省スペース化が図れ、
ビス止めを必要としない取付け構造は組立性においても
簡易である。さらには、本体と一体成形されたケーシン
グによりフリクション軸が支持される為、軸棒の長いも
のにも対応が可能であるといった効果が得られる。
第1図は本考案の一実施例を採用した表示機器の斜視
図。第2図から第5図は本考案による詳細図であって、
第2図は、第1図のA部を側面から見た断面図。第3図
は同A部の正面からの断面図。第4図は同A部の上面か
らの断面図。第5図は同A部の別の実施例を示す上面か
らの断面図を示す各々略図である。 1……フリクション軸 2……ケーシング 2a……溝 3……コイルバネ 3a……コイルバネの先端 4……キャップ 5……U字金具 A……実施例採用部 B……軸の着脱方向
図。第2図から第5図は本考案による詳細図であって、
第2図は、第1図のA部を側面から見た断面図。第3図
は同A部の正面からの断面図。第4図は同A部の上面か
らの断面図。第5図は同A部の別の実施例を示す上面か
らの断面図を示す各々略図である。 1……フリクション軸 2……ケーシング 2a……溝 3……コイルバネ 3a……コイルバネの先端 4……キャップ 5……U字金具 A……実施例採用部 B……軸の着脱方向
Claims (1)
- 【請求項1】フリクション軸を用いて行う無段階チルト
機構において、前記フリクション軸の軸棒に巻回されて
いるコイルバネの先端を前記軸棒の半径方向に伸ばし、
前記フリクション軸を収納する為のケーシング内にテー
パ状に設けられた溝で、前記コイルバネの先端を固定す
ることを特徴とする表示部のガタ止め構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15440088U JPH0649934Y2 (ja) | 1988-11-28 | 1988-11-28 | 表示部のガタ止め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15440088U JPH0649934Y2 (ja) | 1988-11-28 | 1988-11-28 | 表示部のガタ止め構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0274618U JPH0274618U (ja) | 1990-06-07 |
JPH0649934Y2 true JPH0649934Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=31431092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15440088U Expired - Lifetime JPH0649934Y2 (ja) | 1988-11-28 | 1988-11-28 | 表示部のガタ止め構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649934Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11332058B2 (en) | 2018-03-27 | 2022-05-17 | Woobo Tech Co., Ltd. | Apparatus for adjusting headrest wing |
-
1988
- 1988-11-28 JP JP15440088U patent/JPH0649934Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11332058B2 (en) | 2018-03-27 | 2022-05-17 | Woobo Tech Co., Ltd. | Apparatus for adjusting headrest wing |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0274618U (ja) | 1990-06-07 |
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