JP2599561Y2 - 自動変速機におけるディテントスプリングの位置決め構造 - Google Patents
自動変速機におけるディテントスプリングの位置決め構造Info
- Publication number
- JP2599561Y2 JP2599561Y2 JP1993074913U JP7491393U JP2599561Y2 JP 2599561 Y2 JP2599561 Y2 JP 2599561Y2 JP 1993074913 U JP1993074913 U JP 1993074913U JP 7491393 U JP7491393 U JP 7491393U JP 2599561 Y2 JP2599561 Y2 JP 2599561Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detent spring
- automatic transmission
- case
- positioning structure
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Springs (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動変速機における
マニアルプレートを所定の位置に停止させるディテント
スプリングの位置決め構造に関するものである。
マニアルプレートを所定の位置に停止させるディテント
スプリングの位置決め構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のディテントスプリングの位置決め
構造を図3及び図4を参照して説明すると、リーフスプ
リングからなるディテントスプリング1はケース2の平
面部上に一端側を面的に当接状態で載置されている。こ
のディテントスプリング1にはボルト3が挿通され、こ
のボルト3はケース2に螺着されてディテントスプリン
グ1を固定している。また、ディテントスプリング1に
はノックピン4の挿通穴5が設けられ、該ノックピン4
はケース2に形成された穴6に圧入されている。すなわ
ち、このノックピン4によりボルト3の軸回りの回り止
めがなされている。ディテントスプリング1の先端部に
はローラ7が取付けられており、このローラ7は、マニ
アルプレート8のP,R,N,D,2,1の各レンジに
対応して設けられた溝9〜9のいずれかに係合して、マ
ニアルプレート8を図示しないセレクトレバーの操作に
より選択されたレンジ位置に保持するものである。
構造を図3及び図4を参照して説明すると、リーフスプ
リングからなるディテントスプリング1はケース2の平
面部上に一端側を面的に当接状態で載置されている。こ
のディテントスプリング1にはボルト3が挿通され、こ
のボルト3はケース2に螺着されてディテントスプリン
グ1を固定している。また、ディテントスプリング1に
はノックピン4の挿通穴5が設けられ、該ノックピン4
はケース2に形成された穴6に圧入されている。すなわ
ち、このノックピン4によりボルト3の軸回りの回り止
めがなされている。ディテントスプリング1の先端部に
はローラ7が取付けられており、このローラ7は、マニ
アルプレート8のP,R,N,D,2,1の各レンジに
対応して設けられた溝9〜9のいずれかに係合して、マ
ニアルプレート8を図示しないセレクトレバーの操作に
より選択されたレンジ位置に保持するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなディテントスプリング1の位置決め構造では、回
り止めのためにノックピン4が必要となり、かつディテ
ントスプリング1に挿通穴5を設けねばならず、さらに
はノックピン4をケース2に固定するために挿通穴5を
通じて穴6に圧入する作業が必要となる。このため、部
品数が多くなるとともに、取付作業が面倒となる問題点
を有していた。
ようなディテントスプリング1の位置決め構造では、回
り止めのためにノックピン4が必要となり、かつディテ
ントスプリング1に挿通穴5を設けねばならず、さらに
はノックピン4をケース2に固定するために挿通穴5を
通じて穴6に圧入する作業が必要となる。このため、部
品数が多くなるとともに、取付作業が面倒となる問題点
を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、自動変速機に
おけるマニアルプレートを所定の位置に停止させるディ
テントスプリングの位置決め構造であって、自動変速機
のケースに当接載置されるディテントスプリングの端部
を、前記ケースに対しボルトにより固定する一方、前記
端部には前記ボルトによる固定部から適宜距離を隔てた
位置において、前記ケースに設けられた対応する嵌合穴
に嵌合する、ほぼ直角に折り曲げられて前記ケースに向
けて突出する嵌合部を前記端部と一体で形成し、前記嵌
合穴の直径は、前記嵌合部の幅とほぼ同一寸法に設定し
たことを特徴とする。
おけるマニアルプレートを所定の位置に停止させるディ
テントスプリングの位置決め構造であって、自動変速機
のケースに当接載置されるディテントスプリングの端部
を、前記ケースに対しボルトにより固定する一方、前記
端部には前記ボルトによる固定部から適宜距離を隔てた
位置において、前記ケースに設けられた対応する嵌合穴
に嵌合する、ほぼ直角に折り曲げられて前記ケースに向
けて突出する嵌合部を前記端部と一体で形成し、前記嵌
合穴の直径は、前記嵌合部の幅とほぼ同一寸法に設定し
たことを特徴とする。
【0005】
【実施例】次に本考案の実施例によるディテントスプリ
ングの位置決め構造を図1及び図2を参照して説明す
る。なお、図面中上記従来例と同様な部材には同一符号
を付して説明を省略する。
ングの位置決め構造を図1及び図2を参照して説明す
る。なお、図面中上記従来例と同様な部材には同一符号
を付して説明を省略する。
【0006】本実施例において、ディテントスプリング
10のケース2の平面部上に位置する端部は、従来例と
同様ボルト3により締め付け固定されている。また、該
端部には、図示しないボルト3の挿通穴から適宜距離を
隔てた位置において、下方に向けてほぼ直角に折り曲げ
られて、ケース2に向けて下向き状に突出する嵌合部2
1を形成している。一方、ケース2には嵌合部21が嵌
合される嵌合穴22が形成されており、この嵌合穴22
の直径は、嵌合部21の幅とほぼ同一寸法に設定されて
いる。このような嵌合部21の嵌合穴22への嵌合によ
り、ディテントスプリング10のボルト3の軸回りの回
り止めがなされている。なお、ディテントスプリング1
0の先端部には上記従来例と同様、マニアルプレート8
の位置決めを行うローラ7が取付けられている。
10のケース2の平面部上に位置する端部は、従来例と
同様ボルト3により締め付け固定されている。また、該
端部には、図示しないボルト3の挿通穴から適宜距離を
隔てた位置において、下方に向けてほぼ直角に折り曲げ
られて、ケース2に向けて下向き状に突出する嵌合部2
1を形成している。一方、ケース2には嵌合部21が嵌
合される嵌合穴22が形成されており、この嵌合穴22
の直径は、嵌合部21の幅とほぼ同一寸法に設定されて
いる。このような嵌合部21の嵌合穴22への嵌合によ
り、ディテントスプリング10のボルト3の軸回りの回
り止めがなされている。なお、ディテントスプリング1
0の先端部には上記従来例と同様、マニアルプレート8
の位置決めを行うローラ7が取付けられている。
【0007】上記実施例では、回り止めのためにディテ
ントスプリング10以外の部材を必要としないので、部
品数が低減し、更にはディテントスプリング10の取付
作業を簡単に行うことができる。
ントスプリング10以外の部材を必要としないので、部
品数が低減し、更にはディテントスプリング10の取付
作業を簡単に行うことができる。
【0008】
【考案の効果】本考案ではディテントスプリングの回り
止め手段としてディテントスプリングと一体でほぼ直角
に折り曲げられた嵌合部と、該嵌合部が嵌合するケース
の嵌合穴を利用するものであり、回り止めのために別部
材を必要としないので、部品数が低減するためコストダ
ウンを図ることができ、さらに嵌合部はディテントスプ
リングと一体であることから取付作業が簡略化される利
点を有する。
止め手段としてディテントスプリングと一体でほぼ直角
に折り曲げられた嵌合部と、該嵌合部が嵌合するケース
の嵌合穴を利用するものであり、回り止めのために別部
材を必要としないので、部品数が低減するためコストダ
ウンを図ることができ、さらに嵌合部はディテントスプ
リングと一体であることから取付作業が簡略化される利
点を有する。
【図1】 本考案の実施例による自動変速機におけるディ
テントスプリングの位置決め構造を示す平面図である。
テントスプリングの位置決め構造を示す平面図である。
【図2】 図1の縦断面図である。
【図3】 従来の自動変速機におけるディテントスプリン
グの位置決め構造を示す部分断面図である。
グの位置決め構造を示す部分断面図である。
【図4】 ディテントスプリングによるマニアルプレート
の位置保持状態を示す図である。
の位置保持状態を示す図である。
2 ケース 3 ボルト 8 マニアルプレート 10 ディテントスプリング21 嵌合部22 嵌合穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 59/00 - 63/28 B60K 20/04 F16F 1/18 - 1/26 G05G 5/03
Claims (1)
- 【請求項1】 自動変速機におけるマニアルプレートを
所定の位置に停止させるディテントスプリングの位置決
め構造であって、自動変速機のケースに当接載置される
ディテントスプリングの端部を、前記ケースに対しボル
トにより固定する一方、前記端部には前記ボルトによる
固定部から適宜距離を隔てた位置において、前記ケース
に設けられた対応する嵌合穴に嵌合する、ほぼ直角に折
り曲げられて前記ケースに向けて突出する嵌合部を前記
端部と一体で形成し、前記嵌合穴の直径は、前記嵌合部
の幅とほぼ同一寸法に設定したことを特徴とする自動変
速機におけるディテントスプリングの位置決め構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993074913U JP2599561Y2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 自動変速機におけるディテントスプリングの位置決め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993074913U JP2599561Y2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 自動変速機におけるディテントスプリングの位置決め構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0742885U JPH0742885U (ja) | 1995-08-11 |
JP2599561Y2 true JP2599561Y2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=13561109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993074913U Expired - Fee Related JP2599561Y2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 自動変速機におけるディテントスプリングの位置決め構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599561Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100456878B1 (ko) * | 2002-03-25 | 2004-11-10 | 현대자동차주식회사 | 자동변속기의 조작감 가변장치 |
KR100461167B1 (ko) * | 2002-04-18 | 2004-12-09 | 기아자동차주식회사 | 이중 디텐트 스프링장치 |
-
1993
- 1993-12-30 JP JP1993074913U patent/JP2599561Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0742885U (ja) | 1995-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4528590A (en) | Electronic treadle | |
US20030042750A1 (en) | Windshield wiper assembly | |
JP2599561Y2 (ja) | 自動変速機におけるディテントスプリングの位置決め構造 | |
US5144852A (en) | Structure for mounting a base plate made of synthetic resin and having a shift lever mechanism of an automatic transmission, on the floor of vehicle | |
US3247724A (en) | Adjustable mounting and bias for an instrument shaft | |
JPH031655Y2 (ja) | ||
JPH0613370Y2 (ja) | フレーム連結構造 | |
JPH07180719A (ja) | コントロールケーブルの端末連結構造 | |
JPS6211704Y2 (ja) | ||
JP2584161Y2 (ja) | シャフトと自在継手のヨークとの結合部 | |
JPH028162Y2 (ja) | ||
JPH0348443Y2 (ja) | ||
JP2583973Y2 (ja) | エンジンのガバナレバー支持装置 | |
JP3135326B2 (ja) | カム軸 | |
JP3254036B2 (ja) | 自動変速機のディテントスプリング取付構造 | |
JPH0138663Y2 (ja) | ||
JPH0214692Y2 (ja) | ||
JPS6116381Y2 (ja) | ||
JP2555361Y2 (ja) | アクチュエータブラケット | |
JPS6016228U (ja) | 自動車用プツシユプルワイヤ操作装置 | |
JP2581053Y2 (ja) | ワイヤの固定構造 | |
JP2563559Y2 (ja) | ステアリングコラムの支持装置 | |
JPS6348802Y2 (ja) | ||
JPH0231745Y2 (ja) | ||
JP3135325B2 (ja) | カム軸 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070716 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |