JPH0742885U - 自動変速機におけるディテントスプリングの位置決め構造 - Google Patents
自動変速機におけるディテントスプリングの位置決め構造Info
- Publication number
- JPH0742885U JPH0742885U JP7491393U JP7491393U JPH0742885U JP H0742885 U JPH0742885 U JP H0742885U JP 7491393 U JP7491393 U JP 7491393U JP 7491393 U JP7491393 U JP 7491393U JP H0742885 U JPH0742885 U JP H0742885U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detent spring
- case
- automatic transmission
- positioning structure
- fitting portion
- Prior art date
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- Mechanical Control Devices (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品数が少なくて済み、かつ取付作業が簡単
なディテントスプリングの位置決め構造の提供。 【構成】 自動変速機のケース2に当接載置されるディ
テントスプリング10の端部を、ケース2に対しボルト
3により固定する一方、前記端部の一部にはボルト3に
よる固定部から適宜距離を隔てた位置において嵌合部1
1を一体で形成し、該嵌合部11をケース2に設けられ
た対応する嵌合穴12に嵌合させる。
なディテントスプリングの位置決め構造の提供。 【構成】 自動変速機のケース2に当接載置されるディ
テントスプリング10の端部を、ケース2に対しボルト
3により固定する一方、前記端部の一部にはボルト3に
よる固定部から適宜距離を隔てた位置において嵌合部1
1を一体で形成し、該嵌合部11をケース2に設けられ
た対応する嵌合穴12に嵌合させる。
Description
【0001】
この考案は、自動変速機におけるマニアルプレートを所定の位置に停止させる ディテントスプリングの位置決め構造に関するものである。
【0002】
従来のディテントスプリングの位置決め構造を図7及び図8を参照して説明す ると、リーフスプリングからなるディテントスプリング1はケース2の平面部上 に一端側を面的に当接状態で載置されている。このディテントスプリング1には ボルト3が挿通され、このボルト3はケース2に螺着されてディテントスプリン グ1を固定している。また、ディテントスプリング1にはノックピン4の挿通穴 5が設けられ、該ノックピン4はケース2に形成された穴6に圧入されている。 すなわち、このノックピン4によりボルト3の軸回りの回り止めがなされている 。 ディテントスプリング1の先端部にはローラ7が取付けられており、このロー ラ7は、マニアルプレート8のP,R,N,D,2,1の各レンジに対応して設 けられた溝9〜9のいずれかに係合して、マニアルプレート8を図示しないセレ クトレバーの操作により選択されたレンジ位置に保持するものである。
【0003】
しかしながら、上記のようなディテントスプリング1の位置決め構造では、回 り止めのためにノックピン4が必要となり、かつディテントスプリング1に挿通 穴5を設けねばならず、さらにはノックピン4をケース2に固定するために挿通 穴5を通じて穴6に圧入する作業が必要となる。このため、部品数が多くなると ともに、取付作業が面倒となる問題点を有していた。
【0004】
本考案は、自動変速機におけるマニアルプレートを所定の位置に停止させるデ ィテントスプリングの位置決め構造であって、自動変速機のケースに当接載置さ れるディテントスプリングの端部を、前記ケースに対しボルトにより固定する一 方、前記端部には前記ボルトによる固定部から適宜距離を隔てた位置において前 記ケースに設けられた対応する被嵌合部に嵌合する嵌合部を前記端部と一体で形 成したことを特徴とする。
【0005】
本考案ではディテントスプリングの回り止め手段としてディテントスプリング と一体の嵌合部と、該嵌合部が嵌合するケースの被嵌合部とを利用するものであ り、回り止めのために別部材を必要としない。
【0006】
次に本考案の第1実施例によるディテントスプリングの位置決め構造を図1を 参照して説明する。なお、図面中上記従来例と同様な部材には同一符号を付して 説明を省略する。
【0007】 本実施例において、ディテントスプリング10のケース2の平面部上に位置す る端部は、従来例と同様ボルト3により締め付け固定されている。また、該端部 には、図示しないボルト3の挿通穴から適宜距離を隔てた位置において、半抜き プレス加工により、ケース2に向けて下方に突出するボス状の嵌合部11が形成 されている。一方、この嵌合部11に対面するケース2の上面には嵌合部11が 嵌合される被嵌合部としての嵌合穴12が形成されており、このような嵌合部1 1の嵌合穴12への嵌合により、ディテントスプリング10のボルト3の軸回り の回り止めがなされている。ディテントスプリング10の先端部には上記従来例 と同様、マニアルプレート8の位置決めを行うローラ7が取付けられている。
【0008】 本実施例では、ディテントスプリンング10の回り止め手段として、半抜きプ レス加工により、ディテントスプリンング10と一体形成されたボス状の嵌合部 11と、嵌合部11が嵌合する嵌合穴12のみを有するものであり、回り止めの ためにディテントスプリング10以外の部材を必要としないので、部品数が低減 し、更にはディテントスプリング10の取付作業を簡単に行うことができる。
【0009】 次に上記実施例の変形例を第2実施例及び第3実施例として以下に説明する。 なお、これらの実施例は上記実施例の嵌合部11とこれが係止される嵌合穴12 に対応する構造を除き上記第1実施例と同様であり、第1実施例と同様な部材に は同一符号を付して説明を省略する。
【0010】 まず第2実施例を図2及び図3を参照して説明すると、本実施例において、デ ィテントスプリング10のケース2の平面部上に位置する端部の後端は、下方に 向けてほぼ直角に折り曲げられており、ケース2に向けて下向き状に突出する嵌 合部21を形成している。一方、ケース2には嵌合部21が嵌合される被嵌合部 としての嵌合穴22が形成されており、この嵌合穴22の直径は、嵌合部21の 幅とほぼ同一寸法に設定されている。このような嵌合部21の嵌合穴22への嵌 合により、第1実施例と同様にディテントスプリング10のボルト3の軸回りの 回り止めがなされている。
【0011】 次に第3実施例を図4〜図6を参照して説明すると、本実施例において、ディ テントスプリング10のケース2の平面部上に位置する端部の左右両側は、図6 に示すように下方に向けてほぼ直角に折り曲げられており、これにより、ケース 2の対応する左右の側面2a,2aに沿って下方に突出する突部31a,31a が形成されている。これらの突部31a,31aは対応する側面2a,2aに摺 接しており、従って本実施例ではディテントスプリング10の端部全体が突部3 1a,31aとともに嵌合部31を形成しており、一方、ケース2の上部全体が 嵌合部31が嵌合する被嵌合部32を形成している。
【0012】 上記第2実施例及び第3実施例では上記第1実施例と同様、回り止めのために ディテントスプリング10以外の部材を必要とせず、上記第1実施例と同様な効 果を奏するものである。
【0013】
本考案ではディテントスプリングの回り止め手段としてディテントスプリング と一体の嵌合部と、該嵌合部が嵌合するケースの被嵌合部とを利用するものであ り、回り止めのために別部材を必要としないので、部品数が低減するためコスト ダウンを図ることができ、さらに嵌合部はディテントスプリングと一体であるこ とから取付作業が簡略化される利点を有する。
【図1】本考案の第1実施例による自動変速機における
ディテントスプリングの位置決め構造を示す部分断面図
である。
ディテントスプリングの位置決め構造を示す部分断面図
である。
【図2】本考案の第2実施例による自動変速機における
ディテントスプリングの位置決め構造を示す平面図であ
る。
ディテントスプリングの位置決め構造を示す平面図であ
る。
【図3】図2の縦断面図である。
【図4】本考案の第3実施例による自動変速機における
ディテントスプリングの位置決め構造を示す平面図であ
る。
ディテントスプリングの位置決め構造を示す平面図であ
る。
【図5】図4の縦断面図である。
【図6】図4のケースに対する嵌合部位の横断面図であ
る。
る。
【図7】従来の自動変速機におけるディテントスプリン
グの位置決め構造を示す部分断面図である。
グの位置決め構造を示す部分断面図である。
【図8】ディテントスプリングによるマニアルプレート
の位置保持状態を示す図である。
の位置保持状態を示す図である。
2 ケース 3 ボルト 8 マニアルプレート 10 ディテントスプリング 11,21,31 嵌合部 12,22 嵌合穴 32 被嵌合部
Claims (1)
- 【請求項1】 自動変速機におけるマニアルプレートを
所定の位置に停止させるディテントスプリングの位置決
め構造であって、自動変速機のケースに当接載置される
ディテントスプリングの端部を、前記ケースに対しボル
トにより固定する一方、前記端部には前記ボルトによる
固定部から適宜距離を隔てた位置において前記ケースに
設けられた対応する被嵌合部に嵌合する嵌合部を前記端
部と一体で形成したことを特徴とする自動変速機におけ
るディテントスプリングの位置決め構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993074913U JP2599561Y2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 自動変速機におけるディテントスプリングの位置決め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993074913U JP2599561Y2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 自動変速機におけるディテントスプリングの位置決め構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0742885U true JPH0742885U (ja) | 1995-08-11 |
JP2599561Y2 JP2599561Y2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=13561109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993074913U Expired - Fee Related JP2599561Y2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 自動変速機におけるディテントスプリングの位置決め構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599561Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100456878B1 (ko) * | 2002-03-25 | 2004-11-10 | 현대자동차주식회사 | 자동변속기의 조작감 가변장치 |
KR100461167B1 (ko) * | 2002-04-18 | 2004-12-09 | 기아자동차주식회사 | 이중 디텐트 스프링장치 |
-
1993
- 1993-12-30 JP JP1993074913U patent/JP2599561Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100456878B1 (ko) * | 2002-03-25 | 2004-11-10 | 현대자동차주식회사 | 자동변속기의 조작감 가변장치 |
KR100461167B1 (ko) * | 2002-04-18 | 2004-12-09 | 기아자동차주식회사 | 이중 디텐트 스프링장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2599561Y2 (ja) | 1999-09-13 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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