JPS60488Y2 - 合成樹脂製スナツプリング - Google Patents

合成樹脂製スナツプリング

Info

Publication number
JPS60488Y2
JPS60488Y2 JP1501980U JP1501980U JPS60488Y2 JP S60488 Y2 JPS60488 Y2 JP S60488Y2 JP 1501980 U JP1501980 U JP 1501980U JP 1501980 U JP1501980 U JP 1501980U JP S60488 Y2 JPS60488 Y2 JP S60488Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snap ring
circumferential surface
rotating shaft
inner circumferential
annular groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1501980U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56117109U (ja
Inventor
邦武 渡辺
憲夫 長谷川
Original Assignee
ソニー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソニー株式会社 filed Critical ソニー株式会社
Priority to JP1501980U priority Critical patent/JPS60488Y2/ja
Publication of JPS56117109U publication Critical patent/JPS56117109U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS60488Y2 publication Critical patent/JPS60488Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は合成樹脂にて成形され、はSc形をなして内周
面の直径よりや)小さな開口部を備えたスナップリング
に関するものである。
この種スナップリングの公知例として実公昭52−49
007号公報がある。
第1図及び第2図に示されるようにこの公知例のスナッ
プリング1は、合成樹脂にて成形され、は>’c形をな
して内周面2の直径よりや)小さな開口部3を備え、か
つ内周面2を軸方向に大小2段に形成して板厚Aの中心
線Bより軸方向の一方に偏倚させた位置に凸条4を一体
的に成形したものである。
そして使用に際しては第3図に示されるようにスナップ
リング1をその凸条4によって回転軸5の環状溝6内に
弾性に抗して嵌合係止させて、そのスナップリング1を
環状溝6と軸受7との間に介在させる。
これによって回転軸5の矢印C方向の抜は止めを行い、
かつスナップリング1を軸受7に対する座金に利用して
、回転軸5を軸受7に対して円滑に回転させるようにし
たものである。
しかしながらこの公知例のスナップリング1では、回転
軸5への取付は時にそのスナップリング1の裏、表(軸
方向の上下端面)をその都度判別(選別)して、その裏
、表の向きを常に一定させて取付けなければらない。
即ち第4図に示されるように裏、表を逆向きにして取付
けるようなことがあると、スナップリング1と軸受7と
の間に隙間8が出来て、回転軸5に軸方向(矢印り方向
)のガタッキが発生し、いわゆる取付ミス状態となって
しまう。
従ってこの公知例のスナップリング1では、回転軸5へ
の取付けを慎重に行わなければならず、作業性が悪い。
また裏、表の判別が困難な自動組立機べは導入し難い等
の欠陥を有していた。
またこの公知例のスナップリング1では、第3図に示す
如くスナップリング1の凸条4を回転軸5の環状溝6内
に嵌合させた時に、凸条4の片側である下側のみに配置
されている内周面2が回転軸5の環状溝6の片側のみの
周面に圧着されるものである。
従ってスナップリング1の成形誤差によって内周面2の
直径が回転軸5の直径より小さくなった場合には、スナ
ップリング1が凸条4部分を中心に第3図で上方側に彎
曲してしまい、凸条4が環状溝6から外れ易くなる。
また回転軸5が軸方向である上下に振動して、回転軸5
が第3図て矢印C方向に強く移動された場合も同様にス
ナップリング1が凸条4部分を中心に第3図で上方側に
彎曲してしまい、凸条4が環状溝6から外れ易くなると
言った欠陥を有していた。
本考案は、上述した欠陥を是正すべく考案されたもので
あって、回転軸等の円柱体への取付けが非常に簡単で、
かつ取付ミスを全く発生せず、しかも成形誤差や円柱体
の軸方向の振動によって円柱体から簡単に外れてしまう
ようなことがない合成樹脂製スナップリングを提供しよ
うとするもGである。
以下本考案の実施例を第5図〜第7図によって説明する
先ず第5図及び第6図に示されるように、このスナップ
リング11は合成樹脂にて成形され、は>’c形をなし
て内周面12の直径aよりや)小さな巾すの開口部13
を備え、かつ内周面12には凸条14が一体的に成形さ
れている。
しかしてこの凸条14は、スナップリング11の軸方向
の板厚Cの中心線dに沿って設けられていて、中心線d
に対する寸法e、l!:e′及びfとf′とは夫々互に
等しく構成されている。
なおgは凸条14の巾である。
従ってこのスナップリング11は上記中心線dを中心に
して軸方向において完全な面対称となる断面形状を呈し
ている。
なお凸条14部分の開口部13aの巾b′もその凸条1
4の内周面12aの直径a′よりや)小さくすることが
出来る。
そして本考案によれば開口部13と13aとのうち少な
くとも一方がこれらの直径a又はa′よりや)小さな巾
す又はb′に形成されていれば良いものである。
このスナップリング11においても従来と同様に、第7
図に示されるようにこのスナップリング11をその凸条
14によって回転軸15の環状溝16内に弾性に抗して
嵌合係止させて、そのスナップリング11を環状溝16
と軸受17との間に介在させる。
これによって回転軸15の矢印り方向の抜は止めを行い
、かつこのスナップリング11を軸受17に対する座金
に利用して、回転軸15を軸受17に対して円滑に回転
させることが出来る。
ところでこのスナップリング11によれば、前述したよ
うに中心線dを中心として軸方向において完全に面対称
の断面形状を呈しているから、このスナップリング11
を回転軸15に取付ける際に、このスナップリング11
の裏、表(軸方向の上下端面)をその都度判別(選別)
する必要が全くなく、その裏、表の向きが正、逆如何な
る向きであっても全く同様の取付けを行え、取付ミスを
全く発生させることがない。
しかもこのスナップリング11によれば、第7図に示す
如く弾性に抗して凸条14を回転軸15の環状溝16内
に嵌合させた時に、凸条14の上下両側に対称状に配置
されている上下一対の内周面12が回転軸15の環状溝
16の上下両側の周面に上下対称状に圧着されるので、
回転軸15に対するスナップリング11の係止状態が非
常に安定する。
この結果、スナップリング11の成形誤差によって内周
面12の直径が回転軸15の直径より小さくなった場合
でも、凸条14の上下両側の一対の内周面12を回転体
15の周面に対称状の圧着させることが出来るので、環
状溝16内への凸条14の挿入深さが浅くなるだけで、
スナップリング11が凸条14部分を中心に第7図で上
又は下に彎曲されて、凸条14が環状溝16から外れ易
くなることはない。
また回転軸15が軸方向である上下に振動して、回転軸
15が第7図で矢印り方向に強く移動された場合には、
スナップリング11に凸条14部分を中心に(て第7図
で上方側への彎曲力が作用するが、凸条14の上部側の
内周面12が回転軸15の周面に圧着されていることに
よって、そのスナップリング11の上方側への彎曲力が
強力に受止められて打ち消される。
従って回転軸15の上下の振動によってもスナップリン
グ11が凸条14部分を中心に上方側に彎曲して、凸条
14が環状溝6から外れ易くなることはない。
なお第8図及び第9図は本考案の変形例を示したもので
あって、この場合は凸条14を円周方向に複数個に分割
し、その分割された凸条14を前述同様に中心線dに沿
って所定間隔おきに一体的に成形したものであり、前述
同様の効果を発揮する。
本考案のスナップリングは上述の如く凸条を板厚の中心
線に沿って設けて、その中心線を中心として軸方向にお
いて面対称の断面形状としたので、回転軸等への取付は
時に、従来のようにそのスナップリングの裏、表の向き
をその都度判別(選別)する必要が一切ない。
従ってそのスナップリングの取付けが非常に簡単で、作
業性を著しく向上させることが出来る。
そして従来のように裏、表の向きを逆向きにして取付け
た為に取付ミスを招く等の不都合が全く発生しない。
更に裏、表の判別が困難な自動組立機への導入が可能で
あり、生産性を著しく向上させ得ると言った大きな実用
性を発揮する。
しかも本考案のスナップリングは、弾性に抗して凸条を
回転軸等の円柱体の環状溝内に嵌合させた時に、その凸
条の両側に対称状に配置されている一対の内周面をその
円柱体の環状溝の両側の周面に対称状に圧着させるよう
に構成しであるので、スナップリングの成形誤差によっ
て内周面の直径が円柱体の直径より小さくなった場合で
も凸条の両側の一対の内周面を円柱体の周面に対称状に
圧着させて取付けることが出来るので、スナップリング
に凸条部分を中心とした彎曲力が作用されることがない
また円柱体の軸方向の振動によって円柱体に取付けられ
ているスナップリングに凸条部分を中心とした彎曲力が
作用されても、その彎曲力を、その彎曲力が作用する側
とは反対側で円柱体の周面に圧着されている一方の内周
面で受止めて打消すことが出来る。
従ってスナップリングが凸条部分を中心に彎曲されて凸
条が円柱体の環状溝から外れてしまうようなことを未然
に防止することが出来て、円柱体に対するスナップリン
グの係止状態が非常に安定するものであって、取付けの
信頼性が極めて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスナップリングの平面図、第2図は第1
図■−■線断面図、第3図は従来のスナップリングの取
付は状況を示した断面図、第4図は従来のスナップリン
グの取付ミスを示した断面図である。 第5図は本考案のスナップリングの実施例を示した平面
図、第6図は第5図VI−VI線断面図、第7図は本考
案のスナップリングの取付は状況を示した断面図、第8
図は本考案の変形例を示した平面図、第9図は第8図I
X−IX線断面図である。 また図面に用いられた符号において、11・・・・・・
スナップリング、12・・・・・・内周面、13・・・
・・・開口部、14・・・・・・凸条である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂にて成形され、は>’c形をなして内周面の直
    径よりや)小さな開口部を備え、板厚の中心線に沿って
    上記内周面に凸条を一体的に成形して上記内周面を上記
    凸条の両側に対称状に配置させ、弾性に抗して上記凸条
    を円柱体の環状溝内に嵌合させた時にその円柱体の環状
    溝の両側の周面に上記内周面を対称状に圧着させるよう
    に構成した合成樹脂製スナップリング。
JP1501980U 1980-02-08 1980-02-08 合成樹脂製スナツプリング Expired JPS60488Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1501980U JPS60488Y2 (ja) 1980-02-08 1980-02-08 合成樹脂製スナツプリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1501980U JPS60488Y2 (ja) 1980-02-08 1980-02-08 合成樹脂製スナツプリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56117109U JPS56117109U (ja) 1981-09-08
JPS60488Y2 true JPS60488Y2 (ja) 1985-01-09

Family

ID=29611492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1501980U Expired JPS60488Y2 (ja) 1980-02-08 1980-02-08 合成樹脂製スナツプリング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60488Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015007439A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 日信工業株式会社 車両用ディスクブレーキ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56117109U (ja) 1981-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR850000615Y1 (ko) 피복용 스냅
JPH0583435U (ja) ナス環
US4854436A (en) Clutch release bearing
US4664574A (en) Eyelet assembly
US20060257230A1 (en) Retaining ring for shaft
JPS62283211A (ja) ル−フイング用遮蔽材のワツシヤ
JPH08145143A (ja) ボールねじ装置のシール部材
US4788736A (en) Yoke member connecting device in windshield wiper
US2571394A (en) Mounting for fastening members and the like
US5505548A (en) Bearing retainer
JPH0783277A (ja) 振動キャンセラ
JPS60488Y2 (ja) 合成樹脂製スナツプリング
JPH0129333Y2 (ja)
JPH0536246Y2 (ja)
JPS607921Y2 (ja) ホイ−ルカバ−
JPH0722522Y2 (ja) ステータ
CN215280230U (zh) 推力瓦块线切割装置
JP2526723Y2 (ja) 密封装置
JPS6140607Y2 (ja)
JPS6212906Y2 (ja)
JPH074380Y2 (ja) ホース継手の取付構造
JPH0643560Y2 (ja) フライホイル
KR960000929Y1 (ko) 다이어프램 조립체
JP2008249050A (ja) 筒形防振装置
KR200148029Y1 (ko) 자동차의 패널고정용 스프링너트