JP2583973Y2 - エンジンのガバナレバー支持装置 - Google Patents

エンジンのガバナレバー支持装置

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JP2583973Y2
JP2583973Y2 JP9311292U JP9311292U JP2583973Y2 JP 2583973 Y2 JP2583973 Y2 JP 2583973Y2 JP 9311292 U JP9311292 U JP 9311292U JP 9311292 U JP9311292 U JP 9311292U JP 2583973 Y2 JP2583973 Y2 JP 2583973Y2
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governor
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正寛 明田
昌広 伊藤
信裕 山本
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主ガバナレバーと副
ガバナレバーとを同一の支軸に枢支するエンジンのガバ
ナレバー支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンのガバナレバー支持装置
としては、図3に示すように、ガバナ装置のハウジング
に軸受部(50)を形成して支軸(53)をガバナ装置内に架設
し、燃料調量具に連動連結した主ガバナレバー(51)とこ
の主ガバナレバー(51)に連動させた副ガバナレバー(52)
とを上記支軸(53)に枢支して回動可能に構成したものが
ある。
【0003】このガバナレバー支持装置は、主ガバナレ
バー(51)及び副ガバナレバー(52)の回動時のがたつきを
防ぐため、各ガバナレバー(51・52)に支軸軸心(54)方向
に沿ってボス部(55・56)を形成し、この各ボス部(55・5
6)にそれぞれ形成した枢支孔(57・58)に支軸(53)を挿通
して枢支するように構成してある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
枢支部でのがたつきを少なくして両ガバナレバー(51・5
2)先端の位置を高精度に制御するため、枢支孔(57・58)
をできるだけ長く形成する必要がある。この結果、両ボ
ス部(55・56)も長く形成されるので、両ガバナレバー(5
1・52)の重量が大きくなり、ガバナ装置の応答精度が低
下する問題があった。
【0005】また、両ガバナレバー(51・52)は、それぞ
れ支軸軸心(54)方向に沿って長いボス部(55・56)を形成
することから、両ガバナレバー(51・52)全体の枢支長さ
はこの両ボス部(55・56)の長さの合計以上の寸法を必要
とし、ガバナ装置全体が大形化する問題がある。
【0006】さらに、両ガバナレバー(51・52)の支軸軸
心(54)方向の位置決めは、両ボス部(55・56)の寸法精度
や支軸(53)両端の軸受部(50)の寸法精度に左右され、位
置調整が必ずしも容易ではない。
【0007】本考案の課題は、上記問題点を解消し、が
たつきのない構造でありながらガバナレバーを軽量に
し、両ガバナレバー全体の枢支長さを短くできるうえ、
両ガバナレバーの支持装置全体を簡単な構造にし、容易
に組付けできる、エンジンのガバナレバー支持装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案はエンジンのガバナレバー支持装置を次のよ
うに構成してある。
【0009】即ち、ガバナ装置のハウジング(2)に軸受
部(3)を形成して支軸(32)をガバナ装置内に架設し、燃
料調量具に連動連結した主ガバナレバー(31)とこの主ガ
バナレバー(31)に連動させた副ガバナレバー(33)とを上
記支軸(32)に回動可能に枢支したエンジンのガバナレバ
ー支持装置において、各ガバナレバー(31・33)にそれぞ
れ2本の枢支脚部(28a・28b・29a・29b)を互いに離
隔させて設けるとともに、一方のガバナレバー(31)の片
方の枢支脚部(28b)を他方のガバナレバー(33)の両枢支
脚部(29a・29b)間に配置した状態で各枢支脚部(28a
・28b・29a・29b)をそれぞれ前記支軸(32)に枢支さ
せ、支軸(32)に位置決め具(41)を突設して片方の枢支脚
部(28a)に係合することにより、一方のガバナレバー(3
1)の支軸軸心(32a)方向への移動を拘束し、この一方の
ガバナレバー(31)の片方の枢支脚部(28a)と前記軸受部
(3)との間に、他方のガバナレバー(33)の片方の枢支脚
部(29a)を、支軸軸心(32a)方向への移動を拘束した状
態で位置させたことを特徴とする。
【0010】
【作用】支軸(32)を枢支する各枢支脚部(28a・28b・2
9a・29b)は、互いに離隔していることから、各ガバナ
レバー(31・33)は、支軸(32)上の互いに離隔した2カ所
でそれぞれ枢支される。
【0011】しかも、一方のガバナレバー(31)の片方の
枢支脚部(28b)を他方のガバナレバー(33)の両枢支脚部
(29a・29b)間に配置していることから、両ガバナレバ
ー(31・33)の枢支位置が支軸(32)上で重複することにな
る。
【0012】さらに、支軸軸心方向に対し、一方のガバ
ナレバー(31)は、位置決め具を介して支軸に対し位置決
めされ、他方のガバナレバー(33)は、この一方のガバナ
レバー(31)の枢支脚部(28a)と軸受部(3)とにより位置
決めされる。
【0013】
【効果】本考案は上記のように構成され作用することか
ら、次の効果を奏する。
【0014】(イ) 各ガバナレバーは、支軸上の互いに
離隔した2カ所で支持されるので、支軸の長い範囲で支
持され、がたつきを少なくして先端位置を高精度に制御
できる。
【0015】(ロ) しかも、各ガバナレバーは、互いに
離隔した2本の枢支脚部で支持されることから、従来必
要としたボス部を形成する必要がなく、ガバナレバー全
体を軽量に構成することができる。
【0016】(ハ) 両ガバナレバーの枢支位置が支軸上
で重複することから、両ガバナレバー全体の枢支長さは
各ガバナレバーの枢支長さの合計の寸法よりも短くす
み、各ガバナレバーを支軸の長い範囲で支持してがたつ
きを少なくしたものでありながら、ガバナ装置全体を小
形に形成することができる。
【0017】(ニ) 各ガバナレバーに2本の枢支脚部を
設けたものでありながら、一方のガバナレバーの片方の
枢支脚部を位置決め具で位置決めするだけで他方のガバ
ナレバーが位置決めされることから、この他方のガバナ
レバーを位置決めするための装置を別途設ける必要がな
く、従って、両ガバナレバーの支持装置全体が簡単な構
造となり、容易に組付を行うことができる。
【0018】(ホ) 一方のガバナレバーの枢支脚部に膨
出部を突出形成し、他方のガバナレバーの片方の枢支脚
部をこの膨出部の先端と軸受部との間に位置させた場
合、両枢支脚部は互いに接当する面積が少なくなり、両
ガバナレバーが互いに相対的に回動する際の抵抗が少な
くなるので、各ガバナレバーがそれぞれ円滑に回動する
ことができる。
【0019】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1および図2は本考案の実施例に係るエンジンの
ガバナレバー支持装置を示し、図1はガバナレバー支持
装置の一部を破断した背面図、図2はポンプハウジング
及びギヤケースを破断したガバナ装置全体の縦断側面図
である。
【0020】図2に示すように、このガバナレバー支持
装置を備えたガバナ装置(30)は、エンジンの前部に取付
けたギヤケース(2)内に配設されている。
【0021】このギヤケース(2)の後部には、クランク
ケースと一体に形成したポンプハウジング(10)を設けて
あり、ポンプハウジング(10)の上壁(10a)に燃料噴射ポ
ンプ(20)の挿入口(11)とポンプ取付座(12)を形成してあ
る。
【0022】そして、このポンプハウジング(10)の前壁
(10b)に、燃料噴射ポンプ(20)を駆動するカム軸(23)の
軸支孔(13)と、燃料噴射ポンプ(20)のラックピン(21)と
ガバナ装置(30)の主ガバナレバー(31)とを連結するコネ
クティングプレート(35)のプレート挿通孔(15)が形成さ
れている。
【0023】上記カム軸(23)とともにガバナウエイト(4
0)が回転するとガバナ力を生じ、このガバナ力の作用を
主ガバナレバー(31)が受け、コネクティングプレート(3
5)を介して燃料噴射ポンプ(20)のラックピン(21)に伝え
るように構成してある。
【0024】上記主ガバナレバー(31)は、ガバナスプリ
ング(38)を介して調速レバー(37)に連係する副ガバナレ
バー(33)と連動可能に構成してあり、両ガバナレバー(3
1・33)は同一の支軸(32)に回動可能に枢支してある。
【0025】図1に示すように、ガバナ装置(30)のハウ
ジングを構成するギヤケース(2)には軸受部(3)が形成
されており、支軸(32)をガバナ装置内に架設してある。
この支軸(32)はギヤケース(2)の肉壁部に設けた平行ピ
ン(39)で回動可能に位置決めしてあり、ギヤケース(2)
から外部へ突出した端部にエンジン停止操作レバー(34)
を付設してある。
【0026】各ガバナレバー(31・33)には、それぞれ互
いに離隔している2本の枢支脚部(28a・28b・29a・2
9b)が設けてある。この枢支脚部(28a・28b・29a・2
9b)は、主ガバナレバー(31)の片方の枢支脚部(28b)が
副ガバナレバー(33)の両枢支脚部(29a・29b)間に配置
してあり、一方、副ガバナレバー(33)の片方の枢支脚部
(29a)が主ガバナレバー(31)の両枢支脚部(28a・28b)
間に配置してある。そして、各枢支脚部(28a・28b・2
9a・29b)にそれぞれ枢支孔(26a・26b・27a・27b)
を形成し、上記支軸(32)を挿通してある。
【0027】支軸(32)の表面には位置決め具としてボル
ト(41)が螺着されており、主ガバナレバー(31)の片方の
枢支脚部(28a)に透設した係合長孔(42)に係合させてあ
る。これにより、主ガバナレバー(31)は支軸(32)回りに
回動可能の状態で、支軸軸心(31a)方向への移動が拘束
される。
【0028】主ガバナレバー(31)の片方の枢支脚部(28
a)には膨出部(25)が支軸軸心(32a)に沿って突設して
あり、その先端を副ガバナレバー(33)の片方の枢支脚部
(29a)に当接してある。この枢支脚部(29a)の反対側面
は上記軸受部(3)に接当しており、これにより、副ガバ
ナレバー(33)の支軸軸心(32a)方向への移動が拘束され
る。
【0029】上記実施例では支軸に突設した位置決め具
を主ガバナレバーの枢支脚部に係合させたが、副ガバナ
レバーの枢支脚部に係合するように構成してもよい。ま
た、上記実施例では、膨出部を位置決め具と係合した枢
支脚部に形成しているが、この膨出部は同じガバナレバ
ーの他方の枢支脚部に形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るガバナレバー支持装置を
示す一部破断背面図である。
【図2】ガバナ装置全体のポンプハウジング及びギヤケ
ースを破断した縦断側面図である。
【図3】従来技術を示す、ガバナレバー支持装置の縦断
正面図である。
【符号の説明】
2…ハウジング(ギヤケース)、 3…軸受部、 25…膨出部 28a・28b・29a・29b…枢支脚部、 31…主ガバナレバー、 32…支軸、 32a…支軸軸心、 33…副ガバナレバー、 41…位置決め具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 早谷 章 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 昭62−282134(JP,A) 実開 昭60−105838(JP,U) 実開 昭62−137346(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 1/04 F02D 31/00 301

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガバナ装置のハウジング(2)に軸受部
    (3)を形成して支軸(32)をガバナ装置内に架設し、燃料
    調量具に連動連結した主ガバナレバー(31)とこの主ガバ
    ナレバー(31)に連動させた副ガバナレバー(33)とを上記
    支軸(32)に回動可能に枢支したエンジンのガバナレバー
    支持装置において、 各ガバナレバー(31・33)にそれぞれ2本の枢支脚部(28
    a・28b・29a・29b)を互いに離隔させて設けるとと
    もに、一方のガバナレバー(31)の片方の枢支脚部(28b)
    を他方のガバナレバー(33)の両枢支脚部(29a・29b)間
    に配置した状態で各枢支脚部(28a・28b・29a・29b)
    をそれぞれ前記支軸(32)に枢支させ、 支軸(32)に位置決め具(41)を突設して片方の枢支脚部(2
    8a)に係合することにより、一方のガバナレバー(31)の
    支軸軸心(32a)方向への移動を拘束し、 この一方のガバナレバー(31)の片方の枢支脚部(28a)と
    前記軸受部(3)との間に、他方のガバナレバー(33)の片
    方の枢支脚部(29a)を、支軸軸心(32a)方向への移動を
    拘束した状態で位置させたことを特徴とする、エンジン
    のガバナレバー支持装置。
  2. 【請求項2】 一方のガバナレバー(31)の片方の枢支脚
    部(28a)に膨出部(25)を支軸軸心(32a)方向に沿って突
    出形成し、他方のガバナレバー(33)の片方の枢支脚部(2
    9a)をこの膨出部(25)の先端と軸受部(3)との間に位置
    させたことを特徴とする、請求項1に記載のエンジンの
    ガバナレバー支持装置。
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