JPH0214692Y2 - - Google Patents

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JPH0214692Y2
JPH0214692Y2 JP1985135908U JP13590885U JPH0214692Y2 JP H0214692 Y2 JPH0214692 Y2 JP H0214692Y2 JP 1985135908 U JP1985135908 U JP 1985135908U JP 13590885 U JP13590885 U JP 13590885U JP H0214692 Y2 JPH0214692 Y2 JP H0214692Y2
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sliding
lever body
lever
sliding contact
rotating member
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はシフトレバーの節度装置の改良に関す
るものである。
従来技術 円筒形状を成すレバー本体を備え、シフト操作
に伴つてそのレバー本体が一軸心まわりに回動さ
せられる形式のシフトレバーが従来から知られて
いる。たとえば、自動車の自動変速機用シフトレ
バー等がそれである。かかるシフトレバーは、た
とえば第3図に示すように、円筒形状を成すレバ
ー本体10が一端部において車両のフロア12に
設けられた取付ブラケツト14に段付ピン16等
を介して回動可能に取り付けられており、レバー
本体10の他端部を段付ピン16回りに回動操作
することによりそのレバー本体10の回動位置に
基づいて所望のレンジを選択し得るようになつて
いる。そして、フロア12には、板状の支持部材
18がレバー本体10の回動面と略平行な状態で
立設されており、その上部には、長手状を成し、
段付ピン16を中心とする円弧に沿つてかつレバ
ー本体10の回動面と略直角な方向に形成された
波状の摺接面20を有する比較的厚肉の摺接部材
22が固着されている。レバー本体10の段付ピ
ン16から所定距離離れた位置に固着された保持
筒24内には先端部が略球面状に形成された係合
部材26がレバー本体10の軸線と平行な方向に
おいて移動可能に収容されており、係合部材26
はスプリング28により段付ピン16に接近する
方向へ常時付勢されている。そして、係合部材2
6が摺接部材22の摺接面20に所定の押圧力で
押し付けられることにより、レバー本体10の回
動に伴つて係合部材26の先端部が摺接面20と
所定の接触圧で摺接させられる。かかる従来のシ
フトレバーにおいては、保持筒24、係合部材2
6、スプリング28、および摺接部材22等によ
つてシフトレバーの節度装置が構成されており、
レバー本体10の回動に伴つて係合部材26と摺
接部材22との係合位置に対応してレバー本体1
0の回動抵抗が変動させられ、それに基づいてシ
フト操作時の節度感が得られるようになつてい
る。
また、図示は省略するが、上記係合部材をレバ
ー本体にその軸心方向の移動可能に嵌装して引張
コイルスプリング等により摺接部材に押圧するよ
うにした節度装置や、係合部材をレバー本体の回
動面と直角な方向へ付勢してその回動面と略平行
に設けられた複数の打抜き穴を有する摺接部材に
押圧するようにした節度装置、或いは係合部材を
レバー本体の回動面と直角な軸まわりの回動可能
に設けるとともに、それを捻りコイルスプリング
によつて付勢することにより凹凸が形成された摺
接部材に押圧するようにした節度装置が、例えば
実開昭57−144734号公報、実開昭59−160431号公
報、実開昭58−121719号公報等に記載されてい
る。
考案が解決すべき問題点 しかしながら、かかる従来の節度装置において
は、レバー本体の軸心方向若しくはそのレバー本
体の回動面と直角な方向に大きなスペースが必要
になるという問題があつた。すなわち、前記第3
図に示されている従来例においては、保持筒24
が摺接部材22の上方に位置しているため、レバ
ー本体10の軸心方向に占める寸法が大きくなる
のであり、また、その他の節度装置においてはレ
バー本体の回動面に対して直角な方向における寸
法が大きくなるのである。
また、前記摺接部材22は、一般に打抜き加工
等によつて成形されるが、その剪断面に係合部材
26が押圧されるため、その摺動抵抗を小さくす
る上で研磨等の面倒な仕上加工を行う必要があつ
た。このことは、実開昭57−144734号公報や実開
昭58−121719号公報に記載されている摺接部材に
ついても同様であり、実開昭59−160431号公報に
記載されている摺接部材においても、打抜き加工
を行つた後面取り加工若しくは座ぐり穴加工等を
行う必要があり、事情は同じである。
また、前記従来例においては、程度の差はある
ものの何れも部品点数が多く、シフトレバーへの
組付け作業が必ずも容易でなかつた。なお、係合
部材をレバー本体に設けるようにした前記実開昭
57−144734号公報に記載の節度装置においては、
比較的部品点数を少なくできるとともにシフトレ
バーへの組付けも容易となるが、安定した節度作
用を得ようとすると引張コイルスプリングを2本
設けたり、圧縮コイルスプリングを用いたりしな
ければならず、部品点数が多くなつたり取付スペ
ースが大きくなつたりするのである。
本考案は以上の事情を背景として為されたもの
で、その目的とするところは、部品点数が少なく
加工や組付けが容易で、しかも安定した節度作用
が得られるコンパクトな節度装置を提供すること
にある。
問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するために、本考案は、円筒
形状を成すレバー本体を備え、シフト操作に伴つ
てそのレバー本体が一軸心まわりに回動させられ
る形式のシフトレバーにおいて、(a)プレス加工に
よつて波状に成形されることにより複数の凹部が
設けられた摺接面を有するとともに、その摺接面
が前記レバー本体に対向させられ且つその複数の
凹部が前記一軸心を中心とする円弧に沿つて位置
するように、そのレバー本体の回動面と略平行に
位置固定に設けられた薄板状の摺接部材と、(b)基
端部において前記レバー本体にそのレバー本体回
りの回動可能に嵌装されるとともに、前記摺接部
材と略平行となる回動位置においてその摺接部材
の摺接面に接触させられ、前記凹部に嵌入させら
れる突部を先端部に有する回動部材と、(c)前記レ
バー本体に嵌装され、一端部がそのレバー本体に
回転不能に掛け止められるとともに他端部が前記
回動部材に掛け止められて、その回動部材をその
突部が前記摺接部材の摺接面に所定の接触圧で摺
接するように付勢する捻りコイルスプリングとを
有することを特徴とする。
作用および考案の効果 このようにすれば、複数の凹部が設けられた摺
接面を有する摺接部材がレバー本体の回動面と略
平行に位置固定に設けられる一方、前記凹部に嵌
入させられる突部を有する回動部材がレバー本体
に回動可能に嵌装され、同じくレバー本体に嵌装
された捻りコイルスプリングにより、その回動部
材は突部が前記摺接部材の摺接面に所定の接触圧
で摺接するように付勢されるため、その状態でレ
バー本体が一軸心まわりに回動させられると、回
動部材はその突部が摺接面の凹部に嵌入したり出
たりすることによつてレバー本体回りに揺動させ
られ、それに伴つてそのレバー本体の回動操作に
節度感が付与される。
ここで、かかる本考案の節度装置は、レバー本
体に嵌装された回動部材が捻りコイルスプリング
によつてそのレバー本体回りに回動するように付
勢されているため、レバー本体の軸心方向に占め
る寸法が小さくて済むとともに、その回動部材は
レバー本体の回動面と略平行となる姿勢で摺接部
材に摺接させられるようになつているため、その
回動面と直角な方向における寸法も小さくなり、
装置が全体としてコンパクトに構成され得るので
ある。なお、回動部材はレバー本体の回動方向へ
突き出すこととなるが、レバー本体の回動方向に
は元々レバー本体の回動を許容するためにある程
度のスペースが確保されているため、殆ど問題と
なることはない。
また、本考案の摺接部材は薄板材にプレス加工
を施して波状とすることにより複数の凹部を有す
る摺接面が形成されるようになつているため、そ
の摺接面の摺動抵抗は比較的小さく、そのまま摺
接部材として用いることができる。したがつて、
従来のように仕上加工や座ぐり穴加工等を行うこ
とが必ずしも必要なく、摺接部材を簡単かつ安価
に用意することが可能となり、装置を安価に提供
できるようになるのである。
また、本考案の節度装置は回動部材および捻り
コイルスプリングが円筒形状のレバー本体に嵌装
されるようになつているため、部品点数が少ない
とともに、その組付け作業が極めて容易となる利
点がある。
実施例 以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。なお、以下の説明において従来
の場合と同様の部分には同一の番号を付して詳細
な説明は省略する。
第1図において、車両のフロア12(第3図参
照)に回動可能に取り付けられたレバー本体10
には、回動部材30がその基端部においてレバー
本体10回りの回動が可能に嵌装されている。す
なわち、回動部材30は、第2図に示すように、
レバー本体10に取り付けられた止め輪32によ
りレバー本体10の軸方向において位置決めされ
ており、回動部材30の上側には捻りコイルスプ
リング33が配設されている。捻りコイルスプリ
ング33の一端部34はレバー本体10に形成さ
れた貫通穴35内に嵌め入れられて回転不能に掛
け止められているとともに、他端部36は回動部
材30の一側面に当接させられている。これによ
り、回動部材30はレバー本体10の上方から見
た場合において右回り方向へ常時付勢されてい
る。また、回動部材30の先端部には後述の摺接
部材38の凹部46に嵌入し得る形状の突部37
が回動部材30の長手方向と略直角な方向に形成
されている。なお、回動部材30はその上側に配
設された捻りコイルスプリング33が摺接部材3
8の上端面よりやや下方に位置するようにその取
付位置が選定されている。
フロア12に立設された支持部材18の上部に
は、比較的薄い板状かつ全体として矩形状を成す
摺接部材38がレバー本体10の回動面と略平行
な状態で長手方向両端部に形成された取付部40
においてビス42により固着されている。摺接部
材38の上部はその厚み方向であつてかつレバー
本体10の略回動方向において所定長さに亘つて
プレス加工により波状に成形されており、その波
状の部分のレバー本体10と対向する側の面が摺
接面44とされている。その摺接面44に形成さ
れた複数(本実施例においては5個)の凹部46
内には、回動部材30の突部37が捻りコイルス
プリング33の付勢力により摺接面44に所定の
押圧力にて押し付けられている。なお、回動部材
30は、第1図から明らかなように摺接部材38
と略平行となる回動位置において、その突部37
が摺接面44に接触させられるようになつてい
る。
そして、レバー本体10の回動時には、レバー
本体10の回動に伴つて回動部材30の突部37
が捻りコイルスプリング33の付勢力に従つて摺
接面44と所定の接触圧で摺接させられる。この
とき、レバー本体10の回動に伴つて回動部材3
0は、その突部37が摺接面44の凹部46に嵌
入したり出たりすることによりレバー本体10回
りを揺動させられ、突部37と凹部46との係合
位置に対応してレバー本体10の回動抵抗が変動
することに基づいてシフト操作時の節度感が得ら
れる。なお、摺接面44の幅(第1図中上下方向
の寸法)は、レバー本体10の回動時において突
部37がレバー本体10の回動軸心を中心とする
円弧に沿つて摺接面44と摺接し得る寸法とされ
ている。
このように構成されたシフトレバーの節度装置
においては、回動部材30および捻りコイルスプ
リング33等は摺接部材38の上端面から所定距
離下方の位置に配設されており、その位置におい
て突部37が摺接面44と摺接させられるので、
係合部材が摺接部材の外周側(上方)に位置する
摺接面と摺接させられる場合に場合に比べて、レ
バー本体10の軸心方向に占める寸法が小さくて
済む一方、その回動部材30はレバー本体10の
回動面と略平行となる姿勢で摺接部材38に摺接
させられるようになつているため、その回動面と
直角な方向における寸法も小さくなり、装置が全
体としてコンパクトに構成され得るのである。こ
れにより、かかる節度装置を有するシフトレバー
装置全体をよりコンパクトに構成することが可能
となる。
また、本実施例の節度装置は、回動部材30、
止め輪32、捻りコイルスプリング33、および
摺接部材38の計4個の部材にて構成されてお
り、その部品点数が少ないとともに、回動部材3
0、止め輪32、および捻りコイルスプリング3
3はレバー本体10の軸心方向からそれぞれ嵌め
入れるだけで容易にレバー本体10に取り付け得
るため、節度装置の組付作業性が一層改善される
利点がある。
また、従来の摺接部材22は、通常、プレスに
よる打抜き加工等によつて成形されるので、係合
部材26との摺動抵抗を小さくするために摺接面
20を仕上げることが望ましい。これに対し、本
実施例においては比較的薄い板状の摺接部材38
が用いられており、所望の表面状態を有する板材
にプレスにより塑性加工を施すだけで良いので、
摺接面44の仕上げ加工が不要となり、摺接部材
38を簡単かつ安価に用意することが可能となつ
て装置を安価に提供できるようになる。
なお、前述の実施例においては、車両のフロア
12に立設された支持部材18に摺接面44を有
する摺接部材38が固着されているが、必ずしも
支持部材18と摺接部材38とを別部材にて構成
する必要はなく、支持部材18に直接摺接面を形
成しても良い。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である節度装置を備
えたシフトレバーの要部を示す斜視図である。第
2図は第1図における−視断面の要部を示す
図である。第3図は従来の節度装置を備えたシフ
トレバーの要部を示す正面図である。 10:レバー本体、30:回動部材、33:捻
りコイルスプリング、37:突部、38:摺接部
材、44:摺接面、46:凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円筒形状を成すレバー本体を備え、シフト操作
    に伴つて該レバー本体が一軸心まわりに回動させ
    られる形式のシフトレバーにおいて、 プレス加工によつて波状に成形されることによ
    り複数の凹部が設けられた摺接面を有するととも
    に、該摺接面が前記レバー本体に対向させられ且
    つ該複数の凹部が前記一軸心を中心とする円弧に
    沿つて位置するように、該レバー本体の回動面と
    略平行に位置固定に設けられた薄板状の摺接部材
    と、 基端部において前記レバー本体に該レバー本体
    回りの回動可能に嵌装されるとともに、前記摺接
    部材と略平行となる回動位置において該摺接部材
    の摺接面に接触させられ、前記凹部に嵌入させら
    れる突部を先端部に有する回動部材と、 前記レバー本体に嵌装され、一端部が該レバー
    本体に回転不能に掛け止められるとともに他端部
    が前記回動部材に掛け止められて、該回動部材を
    その突部が前記摺接部材の摺接面に所定の接触圧
    で摺接するように付勢する捻りコイルスプリング
    と を有することを特徴とするシフトレバーの節度装
    置。
JP1985135908U 1985-09-05 1985-09-05 Expired JPH0214692Y2 (ja)

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JP1985135908U JPH0214692Y2 (ja) 1985-09-05 1985-09-05

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JP1985135908U JPH0214692Y2 (ja) 1985-09-05 1985-09-05

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JPS6244313U JPS6244313U (ja) 1987-03-17
JPH0214692Y2 true JPH0214692Y2 (ja) 1990-04-20

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS638971Y2 (ja) * 1981-03-09 1988-03-17
JPS58121719U (ja) * 1982-02-12 1983-08-19 マツダ株式会社 自動変速機の変速操作装置
JPS59160431U (ja) * 1983-04-13 1984-10-27 スズキ株式会社 自動変速機の変速操作装置

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JPS6244313U (ja) 1987-03-17

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