JP2523989Y2 - インヒビタースイッチにおけるコントロールシャフト装着構造 - Google Patents

インヒビタースイッチにおけるコントロールシャフト装着構造

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JP2523989Y2
JP2523989Y2 JP1989105294U JP10529489U JP2523989Y2 JP 2523989 Y2 JP2523989 Y2 JP 2523989Y2 JP 1989105294 U JP1989105294 U JP 1989105294U JP 10529489 U JP10529489 U JP 10529489U JP 2523989 Y2 JP2523989 Y2 JP 2523989Y2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • F16H59/105Range selector apparatus comprising levers consisting of electrical switches or sensors

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  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、自動変速機のセレクトレバーの位置を検出
するためのインヒビタースイッチに関し、特に、そのイ
ンヒビタースイッチのロータボスに対して前記セレクト
レバーに連動して回動するコントロールシャフトを相対
回転不能に装着するための構造に関する。
(2) 従来の技術 従来、インヒビタースイッチのロータボスにコントロ
ールシャフトを相対回転不能に装着するための構造とし
て、例えば実開昭61-25621号公報に記載されたものが知
られている。この装着構造によれば、コントロールシャ
フトをロータボスの嵌合孔に挿入する際、コントロール
シャフトの先端に形成した二面幅部が前記嵌合孔の係合
面に当接して両者の相対回転が規制される。
しかしながら上記従来のコントロールシャフト装着構
造では、インヒビタースイッチのロータボスとコントロ
ールシャフト間にガタが生じ易いためにセレクトレバー
の移動方向によってヒステリシスが発生し、自動変速機
のセレクトレバーの位置を確実に検知するうえで問題が
あった。
このために、ロータボスのコントロールシャフト挿入
部に割り溝を有するナット締付部を形成し、このナット
締付部にテーパナットを螺着することにより前記コント
ロールシャフトの先端を挟圧して固定するものが提案さ
れている(例えば、実開昭62-92534号公報参照)。
(3) 考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のコントロールシャフト装着
構造は、ナット締付部の割り溝に緩み止めワッシャの爪
片を係合させた状態でテーパナットを締付ける必要があ
るため、部品点数が増加して組み付け性の低下やコスト
増加の原因となるだけでなく、長期の使用によってガタ
が発生する恐れがある。
本考案は、前述の事情に鑑みてなされたもので、簡単
な構成により、インヒビタースイッチのロータとコント
ロールシャフトとの連結部のガタを長期に亘って防止で
きるようにし、併せてコントロール系の位置合せを容易
に行えるようにしてインヒビタースイッチの組付作業性
を一層向上させると共に、高い精度を要求される各係合
面の面積を、該係合面本来の回り止め機能を損なうこと
なく減らせるようにしてロータの金型の精度管理を容易
にすることを主たる目的としている。
B.考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 前記目的を達成するために請求項1の考案は、自動変
速機のセレクトレバーに連動して回転するコントロール
シャフトの先端に二面幅部を形成する一方、自動変速機
のセレクト位置を検出するためのインヒビタースイッチ
のロータに、前記二面幅部に当接可能な一対の係合面を
有する嵌合孔を形成し、前記二面幅部を嵌合孔に挿入す
ることによりコントロールシャフトをロータに相対回転
不能に連結するものにおいて、コントロールシャフトの
二面幅部に前記嵌合孔の係合面と略平行なスリットを形
成して、この二面幅部を所定の締め代をもって前記嵌合
孔に圧入し、前記各係合面にはその幅方向の中間部にお
いて前記二面幅部との間に空隙を形成する逃がし溝部を
凹設し、前記インヒビタースイッチの、ロータを回動自
在に支持するケーシングと、ロータとの間にはその相互
間を、該ロータが自動変速機の所定のセレクト位置に対
応した所定回動位置に在る時に係合させる位置決め機構
を設けたことを特徴とし、また請求項2の考案は、前記
特徴に加えて、前記二面幅部の略平行な二面は、その先
端部のみが前記嵌合孔の各係合面に所定の締め代をもっ
て圧接し、その残余の部分は前記嵌合孔とは非接触とさ
れることを特徴とする。
(2) 作用 請求項1の考案の上記構成によれば、コントロールシ
ャフト先端の二面幅部をインヒビタースイッチのロータ
の嵌合孔に挿入してコントロールシャフトとロータとを
相対回転不能に連結する際、前記二面幅部はそのスリッ
トを押し縮めながらロータの嵌合孔に圧入されるので、
二面幅部は自己の弾性によって拡開してその平行面が嵌
合孔の係合面に押し付けられ、これにより、コントロー
ルシャフトとロータ間の回転方向のガタが防止される。
また特にインヒビタースイッチの組付けに当たっては、
コントロールシャフトを所定の回動位置に保持した状態
で、コントロールシャフトの二面幅部をロータの嵌合孔
に嵌合連結して該シャフトとロータとの間の回転方向位
置決めを行う一方、そのロータとケーシングとの間を位
置決め機構により係合させてその間の回転方向位置決め
を行うだけで、コントロール系の位置合せを容易に行う
ことができる。従ってこの位置合せ状態でケーシングを
支持部に固定すれば、インヒビタースイッチが適正なセ
ット位置に組付けられる。更に前記嵌合孔の各係合面に
形成される逃がし溝部の存在によれば、比較的高い精度
を要求される各係合面の面積が少なくなって、それだけ
ロータの金型の精度管理が容易になる。またこのように
各係合面に逃がし溝部を特設しても、それら係合面と前
記二面幅部との接触部位が嵌合孔の四隅に確保されるこ
とから、該二面幅部と嵌合孔間での回動力伝達が確実に
なされる。
また特に請求項2の考案の上記構成によれば、二面幅
部の略平行な二面は、その先端部のみが嵌合孔の各係合
面に所定の締め代をもって圧接し、その残余の部分は同
嵌合孔とは非接触とされることから、該二面幅部の二面
全面を嵌合孔に圧入させる構造のものと比べて圧入部分
が少なく、ロータの金型の精度管理が一層容易になるば
かりか、圧入力の調整も容易であると共に、該二面幅部
の二面を嵌合孔の両係合面に均等に接触させることが可
能となる。
(3) 実施例 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図はそのインヒビタースイッチの平面図、第2図は第
1図のII-II線断面図、第3図はその分解斜視図、第4
図はコントロールシャフトとロータボスの要部拡大断面
図、第5図は第4図のV−V線断面図である。
第1図〜第3図に示すように、このインヒビタースイ
ッチIは合成樹脂によって形成した扇形の下部ケーシン
グ1および上部ケーシング2よりなる二つ割りのケーシ
ングCを備えており、その内部には、上,下部ケーシン
グ1,2間に回動可能に軸支したロータボス3と、そのロ
ータボス3に支持されて該ボス3と共に回動するロータ
本体4とよりなるロータRoが配設されている。ロータボ
ス3とロータ本体4は、該ロータボス3の側部に突設し
た係合突起3aを、ロータ本体4の内端に形成した凹溝4a
に嵌合させることにより一体に結合されている。ロータ
Roの下面には、ロータボス3及びロータ本体4に跨がっ
て形成されるクリック孔hが開口しており、このクリッ
ク孔hには、クリックボール6と、これを下方に付勢す
るスプリング5とが配設される。このクリックボール6
は、コントロールシャフト15がニュートラル位置に回動
されてロータRoが同ニュートラル位置を検出する所定回
動位置に在る時に、下部ケーシング1上面に形成した係
合凹部1aに節度的に係合(第2図参照)するようになっ
ており、前記クリックボール6、スプリング5及び係合
凹部1aは互いに協働してクリックストップ機構CSを構成
している。而してこのクリックストップ機構CSは、後述
するようにコントロールシャフト15を組付ける際に、イ
ンヒビタースイッチIにおけるロータRoとケーシングC
とのロータ回転方向の位置決めのために利用されるもの
で、本考案の位置決め機構を構成する。
前記ロータ本体4の下面には2個の可動コンタクト7,
8が装着されてスプリング9によって下方に向けて付勢
されている。内側の可動コンタクト7の移動経路に対応
する下部ケーシング1の上面には、ロータ本体4の回動
に応じて前記可動コンタクト7が選択的に接触する7個
の固定コンタクトPB,RB,NB,D4B,D3B,2B,1Bと、該可動コ
ンタクト7が常時接触する1個の固定コンタクトEとが
ロータボス3の支持孔1bを中心とする同心円弧上に配設
されている。更に下部ケーシング1の上面には、外側の
可動コンタクト8に移動経路に対応して4個の固定コン
タクトP,R,N,Dと共通の固定コンタクトBが支持孔1bを
中心として同心円弧上に配設されている。各固定コンタ
クトPB,RB,NB,D4B,D3B,2B,1B,E,P,R,N,D,Bは下部ケーシ
ング1の下面においてコネクタ端子10に接続され、そこ
からコネクタ11を介して図示せぬ制御装置に連結され
る。
ロータボス3は下部ケーシング1と上部ケーシング2
の支持孔1b,2aに回動自在に支持され、その外周面に形
成したフランジ3bを上部ケーシング2に形成した凹部2b
に係合させることにより上下方向の抜け止めが施されて
いる。またロータボス3の上下端部と両ケーシング1,2
との間、および両ケーシング1,2の周縁部間に各々パッ
キン12,13を装着することによりシールが施されてい
る。そして、下部ケーシング1と上部ケーシング2は複
数のビス14で一体に結合され、上部ケーシング2の側部
に突設した2個のフランジ2c,2dを介してエンジンのミ
ッションケースに取り付けられる。
上述のインヒビタースイッチIのロータボス3には自
動変速機のセレクトレバーLに連動して回動するコント
ロールシャフト15が相対回転不能に結合される。コント
ロールシャフト15の先端には平行面16a,16bを有する2
面幅部16が形成されており、その平行面16a,16bの中間
にはスリット17が形成されている。一方、ロータボス3
には前記コントロールシャフト15の先端が挿入される嵌
合孔18が上下に貫通しており、その下部には前記2面幅
部16の平行面16a,16bが当接可能な平行な係合面18a,18b
が形成されている。そして前記2面幅部16の平行面16a,
16bの間隔は嵌合孔18の平行な係合面18a,18bの間隔より
も僅かに大きくなるように所定の締代(例えば、0mm〜
0.2mm)が設けられている。これにより、コントロール
シャフト15をロータボス3に結合する際、前記締代の分
だけスリット17が押し縮められた状態でコントロールシ
ャフト15の2面幅部17がロータボス3の嵌合孔18に圧入
される。
この圧入によれば、前記二面幅部16の両平行面16a,16
bは、その先端部のみが前記嵌合孔18の各係合面18a,18b
に所定の締め代をもって圧接し、その残余の部分は前記
嵌合孔18とは非接触とされる。
また前記嵌合孔18の各係合面18a,18bにはその幅方向
(第5図で上下方向)の中間部において前記二面幅部16
との間に空隙を形成する逃がし溝部gがそれぞれ凹設さ
れており、これにより、比較的高い精度を要求される各
係合面18a,18bの面積を少なくしてロータボス3の金型
の精度管理を容易に行うことができる。尚、このような
各係合面18a,18bに逃がし溝部gを特設しても、それら
係合面18a,18bと前記二面幅部16との接触部位が嵌合孔1
8の四隅に在って該二面幅部16と嵌合孔18間での回動力
伝達を確実に行わせることができる。
次に、前述の構成を備えた本考案の実施例の作用につ
いて説明する。自動変速機のセレクトレバーLが7個の
セレクト位置、即ちパーキング位置『P』,リバース位
置『R』,ニュートラル位置『N』,二種のドライブ位
置『D4』及び『D3』,セカンド位置『2』並びにロー位
置『1』の相互間を移動すると、その動きに連動してコ
ントロールシャフト15が回動し、下部ケーシング1と上
部ケーシング2に軸支したロータRoが回動する。
セレクトレバーLが各セレクト位置『P』,『R』,
『N』,『D4』,『D3』,『2』,『1』にあるとき、
ロータ本体4に設けた内側の可動コンタクト7は共通の
固定コンタクトEと個別の固定コンタクトPB,RB,NB,D4
B,D3B,2B,1Bとを択一的に導通してセレクト位置を検出
する。また、セレクトレバーLがセレクト位置『P』あ
るいは『N』にあるとき、ロータ本体4の外側の可動コ
ンタクト8は固定コンタクトP,Nと固定コンタクトBを
導通してエンジンの始動を許容するとともに、セレクト
レバーLがセレクト位置『R』あるいは『D』にあると
き、前記可動コンタクト8は固定コンタクトR,Dと固定
コンタクトBを導通してバックランプの点灯やリバース
アラームの作動、あるいはオートクルーズの作動を制御
する。
さて、インヒビタースイッチIを組付ける際には、コ
ントロールシャフト15の二面幅部16をロータボス3の嵌
合孔18に嵌合連結することにより該コントロールシャフ
ト15とロータRoとの間の回転方向位置決めを行い、一
方、そのロータRoとインヒビタースイッチIのケーシン
グCとの間を前記クリックストップ機構CSにより節度的
に係合(即ち前記クリックボール6を係合凹部1aに係
合)させることにより該ロータRoとケーシングCとの間
の回転方向位置決めを行うようにする。即ち、コントロ
ールシャフト15をニュートラル位置に回動した状態で、
該シャフト15をロータボス3に嵌合連結し且つそのロー
タRoとケーシングCとの間をクリックストップ機構CSに
より節度的に係合させると、そのニュートラル位置に在
るコントロールシャフト15と、ロータRoがニュートラル
検出位置に在るインヒビタースイッチIとの間が適正な
関係位置を以て繋がるから、これらの関係位置を保持す
るようにケーシングCを自動車側の支持部(図示例では
エンジンのミッションケース)に固定すれば、コントロ
ール系の位置合せを容易且つ的確に行いつつインヒビタ
ースイッチIを適正なセット位置に能率よく組付けるこ
とができる。
また特にコントロールシャフト15をロータRoに結合す
る際には、このコントロールシャフト15の先端に形成し
た二面幅部16の平行面16a,16bがロータボス3の嵌合孔1
8に形成した係合面18a,18bに所定の締め代を以て圧入さ
れる。したがって二面幅部16は、その中間に形成したス
リット17の幅が減少するように僅かに弾性変形するた
め、その弾発力によって二面幅部の平行面16a、16bが嵌
合孔18の係合面18a,18bに密着し、これにより、コント
ロールシャフト15とロータボス3の結合部のガタと磨耗
が長期にわたって防止される。
以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は、前記
実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の
範囲に記載された本考案を逸脱することなく種々の小設
計変更を行うことが可能である。
例えば、コントロールシャフト15に形成する二面幅部
16の二面は必ずしも平行面16a,16bである必要はなく、
その二面が略平行に配設されていればよい。また、スリ
ット17の角度も嵌合孔18の係合面18a,18bに対して厳密
に平行である必要はなく、略平行であればよい。更に、
ロータボス3とロータ本体4を別部材で構成する代わり
に両者を一体に形成してロータRを構成することができ
る。また、コントロールシャフト15の二面幅部16とロー
タボス3の嵌合孔18の締め代の値は実施例のものに限ら
ず適宜設定可能である。
C. 考案の効果 以上のように本考案によれば、自動変速機のセレクト
レバーに連動して回動するコントロールシャフト先端に
二面幅部をインヒビタースイッチのロータの嵌合孔に挿
入するに当り、その二面幅部を、それのスリットを押し
縮めながら嵌合孔に圧入させるようにしたので、二面幅
部が自己の弾発力で嵌合孔の係合面に圧接され、これに
より、コントロールシャフトとロータ間のガタと磨耗が
長期に亘って防止され、自動変速機のセレクト位置を確
実に検出することができる。しかもコントロールシャフ
トとロータの結合部には他の結合部品を一切使用してい
ないので部品点数が減少し、組付けの容易化とコストの
低減が可能となる。また特にインヒビタースイッチの組
付けに当たっては、コントロールシャフトを所定の回動
位置に保持した状態で、コントロールシャフトの二面幅
部をロータの嵌合孔に嵌合連結して該シャフトとロータ
との間の回転方向位置決めを行う一方、そのロータとケ
ーシングとの間を位置決め機構により係合させてその間
の回転方向位置決めを行うだけで、コントロール系の位
置合せを容易に行うことができるから、インヒビタース
イッチの組付作業性の向上に一層寄与することができ
る。更に前記嵌合孔の各係合面にはその幅方向の中間部
において前記二面幅部との間に空隙を形成する逃がし溝
部を凹設したので、比較的高い精度を要求される各係合
面の面積を少なくしてロータの金型の精度管理を容易に
行うことができ、またこのように各係合面に逃がし溝部
を特設しても、それら係合面と前記二面幅部との接触部
位が嵌合孔の四隅に在って該二面幅部と嵌合孔間での回
動力伝達を確実に行わせることができる。
また特に請求項2の考案によれば、前記二面幅部の略
平行な二面は、その先端部のみが嵌合孔の各係合面に所
定の締め代をもって圧接し、その残余の部分は同嵌合孔
とは非接触とされるため、該二面幅部の二面全面を嵌合
孔に圧入させる構造のものと比べて圧入部分が少なく、
ロータの金型の精度管理が一層容易になるばかりか、圧
入力の調整も容易であると共に、該二面幅部の二面を嵌
合孔の両係合面に均等に接触させることが可能となり、
従ってコントロールシャフトとロータとの取付精度向上
や、ロータの金型コスト節減に寄与することができ、更
には前記二面幅部の嵌合孔への圧入力設定も容易になる
等の効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図はそのインヒビタースイッチの平面図、第2図は第1
図のII-II線断面図、第3図はその分解斜視図、第4図
はコントロールシャフトとロータボスの要部拡大図、第
5図は第4図のV−V線断面図である。 15……コントロールシャフト、16……二面幅部、17……
スリット、。18……嵌合孔、18a,18b……係合面、g…
…逃がし溝部、C……ケーシング、CS……位置決め機構
としてのクリックストップ機構、Ro……ロータ、I……
インヒビタースイッチ、L……セレクトレバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−102839(JP,U) 実開 昭61−25621(JP,U) 実開 昭61−174703(JP,U) 実開 昭62−92534(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動変速機のセレクトレバー(L)に連動
    して回転するコントロールシャフト(15)の先端に二面
    幅部(16)を形成する一方、自動変速機のセレクト位置
    を検出するためのインヒビタースイッチ(I)のロータ
    (Ro)に、前記二面幅部(16)に当接可能な一対の係合
    面(18a,18b)を有する嵌合孔(18)を形成し、前記二
    面幅部(16)を嵌合孔(18)に挿入することにより前記
    コントロールシャフト(15)をロータ(Ro)に相対回転
    不能に連結するものにおいて、 前記コントロールシャフト(15)の二面幅部(16)に前
    記嵌合孔(18)の係合面(18a,18b)と略平行なスリッ
    ト(17)を形成して、この二面幅部(16)を所定の締め
    代をもって前記嵌合孔(18)に圧入し、前記各係合面
    (18a,18b)にはその幅方向の中間部において前記二面
    幅部(16)との間に空隙を形成する逃がし溝部(g)を
    凹設し、前記インヒビタースイッチ(I)の、ロータ
    (Ro)を回動自在に支持するケーシング(C)と、ロー
    タ(Ro)との間にはその相互間を、該ロータ(Ro)が自
    動変速機の所定のセレクト位置に対応した所定回動位置
    に在る時に係合させる位置決め機構(CS)を設けたこと
    を特徴とする、インヒビタースイッチにおけるコントロ
    ールシャフト装着構造。
  2. 【請求項2】前記二面幅部(16)の略平行な二面(16a,
    16b)は、その先端部のみが前記嵌合孔(18)の各係合
    面(18a,18b)に所定の締め代をもって圧接し、その残
    余の部分は前記嵌合孔(18)とは非接触とされることを
    特徴とする、請求項に記載のインヒビタースイッチに
    おけるコントロールシャフト装着構造。
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