JP2559992Y2 - 自動変速機のディテント機構 - Google Patents

自動変速機のディテント機構

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JP2559992Y2
JP2559992Y2 JP1991040533U JP4053391U JP2559992Y2 JP 2559992 Y2 JP2559992 Y2 JP 2559992Y2 JP 1991040533 U JP1991040533 U JP 1991040533U JP 4053391 U JP4053391 U JP 4053391U JP 2559992 Y2 JP2559992 Y2 JP 2559992Y2
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automatic transmission
detent
detent mechanism
roller
manual
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薫 近藤
美利 三浦
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オートマチックトラン
スミッションにおけるマニュアルコントロールシャフト
の位置を保持するディテント機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のオートマチックトランスミッシ
ョンにおけるシフト操作機構を図5及びそのP矢視であ
る図6に示す。
【0003】1は車室内のシフトレバーで、このレバー
1にコントロールケーブル2の一端が連結され、コント
ロールケーブル2の他端は、トランスミッション3側に
延び、トランスミッション3に組み付けられているマニ
ュアルコントロールシャフト4の端部に固定されている
レバー5に連結されている。マニュアルコントロールシ
ャフト4にはディテントプレート6が結合され、ディテ
ントプレート6はオートマチックトランスミッションに
おける油圧制御機構のマニュアルバルブ7に連結されて
いる。一方、ディテントプレート6には各シフト位置
(L,2,D,N,R,P)に合わせて溝9が形成さ
れ、トランスミッション本体側には溝9にボール(鋼
球)8をばね力をもって押し付けるディテント機構10
が設けられている。
【0004】上記シフト操作機構において、シフトレバ
ー1の操作によりコントロールケブル2を介してマニュ
アルコントロールシャフト4が回動され、マニュアルコ
ントロールシャフト4と一体のディテントプレート6の
回動によりマニュアルバルブ7が操作され、その位置に
対応する溝9にディテント機構10のボール8が嵌合
し、その位置に保持される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にボール8を使ったディテント機構10では、ボール8
とケース等との間にフクションがあることから、変速フ
ィーリングが良好とはいえない場合があることから、ロ
ーラを板ばねで支持した形式のものも採用されている。
【0006】このような板ばね形式のものでは、板ばね
の根元部分をボルトでトランスミッション本体側に止め
ることにより取付けるのが一般的であるが、ボルトで止
めただけでは板ばねがぶれてしまうことから、板ばねを
止めている部分の近くにノックピンを設けるようにして
いる。
【0007】そのため、この構造では、ノックピンを用
意しなければならず、トランスミッション本体にもノッ
クピンを圧入するための穴加工が必要になるといった製
作上の問題があった。また、ボルトによる固定個所の近
くにノックピンを設けるので、スパンが短く高い精度が
要求されるという問題もあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本考
案に係る自動変速機のディテント機構は、車室内に配置
された自動変速機用シフトレバーと、上記自動変速機の
油圧制御回路に設けられ、上記シフトレバーの操作によ
りその位置が切り換えられるマニュアルバルブと、上記
シフトレバーの動きを上記マニュアルバルブに伝達する
マニュアルコントロールシャフトと、同マニュアルコン
トロールシャフトと一体的に連結されたディテントプレ
ートと、上記ディテントプレートに形成されたディテン
ト溝と係合して、上記マニュアルバルブを上記シフトレ
バーと対応する位置に保持可能とするディテント機構と
を備えた自動変速機のディテント機構において、上記デ
ィテント機構は、上記ディテント溝と係合するローラ
と、ばね弾性を有し上記ローラを支持するローラ支持部
と、上記ローラ支持部とその一端部において一体形成さ
れた延長部とからなり、上記一端部を上記自動変速機側
に固定するとともに、上記延長部の他端部を上記マニュ
アルコントロールシャフトに係合固定したことを特徴と
する。
【0009】
【作用】上記ディテント機構では、ローラ支持部材の根
元部をトランスミッション本体に止めるだけでなく、そ
れと一体の延長部をマニュアルコントロールシャフトに
係合させるので、ローラ支持部材の固定が図れ、しかも
係合部が根元部から離れているので、板ばねの位置決め
容易となる。
【0010】
【実施例】図1には本考案の一実施例に係るディテント
機構を示し図2にはそのA−A矢視を示してある。図
中、6は図5,図6に示したものと同様のディテントプ
レートで、ミッションケース(トランスミッション本
体)11に支持されたマニュアルコントロールシャフト
4の端部に一体的に取付けられている。マニュアルコン
トロールシャフト4は前述の如く、ミッションケース1
1外に延びている他端部に設けられているレバー5,コ
ントロールケーブル2を介して車室内のシフトレバー1
により操作される。一方、ディテントプレート6はピン
軸12を介してマニュアルバルブ7の端部に連結されて
いる。
【0011】ディテント機構の本体をなすローラ支持部
材13は、ばね弾性を有するローラ支持部14とその根
元部19で一体となっている延長部15とからなってい
る。ローラ支持部14の先端には回転自在にローラ16
が保持される。延長部15の先端には係合部として長穴
17があけられている。根元部19には固定のためのボ
ルト穴18があけられている。
【0012】このローラ支持部材13は、その展開状態
を表す図3に示すように、ばね板材で一体に成形し、図
中二点鎖線で示すようにローラ支持部14を90°折り
曲げることにより得られる。また、ローラ16は、ロー
ラ支持部14先端の二又状部14aをまるめることによ
り保持される。
【0013】ローラ支持部材13は、延長部15先端の
長穴17をマニュアルコントロールシャフト4の端部に
嵌合した状態で、根元部19をボルト20によりミッシ
ョンケース11に固定することにより取付けられる。狭
い個所にノックピンを圧入する従来の方式と異なり、延
長部15の長穴17をマニュアルコントロールシャフト
4に嵌合するだけで位置が決まるので作業は極めて楽と
なる。また、ボルト20で固定する止め位置と離れた位
置にあるマニュアルコントロールシャフト4で規制する
ので、スパンが大きくとれることから、位置精度が出し
やすくなる。
【0014】図4には他の実施例に係るディテント機構
の側面を示す。この実施例は、ローラ支持部材13の形
状を変えたもので、同様にローラ支持部24とその根元
部29、根元部29で一体となっている延長部25とか
らなっているが、根元部29におけるボルトの固定位置
が先の実施例と異なり、ローラ支持部24の内側(マニ
ュアルコントロールシャフト4側)に来るようにしてあ
る。ミッションケースへの固定位置の変更に対応したも
のであり、その取付け手順等は先の実施例と同じであ
る。
【0015】
【考案の効果】本考案に係るディテント機構によれば、
ローラ支持部材の位置決めしての固定が容易となり、ま
たトランスミッションケースにノックピン穴などを設け
る必要もなくなることから構造の上でも簡素化される。
さらに、ボルトによる止め部と延長部の係合部とのスパ
ンが大きくとれることから、位置精度が出しやすくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスミッションケースの一部を欠いて示す
一実施例の側面図である。
【図2】そのA−A矢視図である。
【図3】ローラ支持部材の展開図である。
【図4】他の実施例の側面図である。
【図5】オートマチックトランスミッションにおけるシ
フト操作機構の概略図である。
【図6】そのP矢視図である。
【符号の説明】
1 シフトレバー 2 コントロールケーブル 3 トランスミッション 4 マニュアルコントロールシャフト 5 レバー 6 ディテントプレート 7 マニュアルバルブ 9 溝 11 ミッションケース 13 ローラ支持部材 14 ローラ支持部 15 延長部 16 ローラ 19 根元部 20 ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に配置された自動変速機用シフト
    レバーと、 上記自動変速機の油圧制御回路に設けられ、上記シフト
    レバーの操作によりその位置が切り換えられるマニュア
    ルバルブと、 上記シフトレバーの動きを上記マニュアルバルブに伝達
    するマニュアルコントロールシャフトと、 同マニュアルコントロールシャフトと一体的に連結され
    たディテントプレートと、 上記ディテントプレートに形成されたディテント溝と係
    合して、上記マニュアルバルブを上記シフトレバーと対
    応する位置に保持可能とするディテント機構とを備えた
    自動変速機のディテント機構において、 上記ディテント機構は、 上記ディテント溝と係合するローラと、 ばね弾性を有し上記ローラを支持するローラ支持部と、 上記ローラ支持部とその一端部において一体形成された
    延長部とからなり、 上記一端部を上記自動変速機側に固定するとともに、上
    記延長部の他端部を上記マニュアルコントロールシャフ
    トに係合固定したことを特徴とする自動変速機のディテ
    ント機構。
JP1991040533U 1991-05-31 1991-05-31 自動変速機のディテント機構 Expired - Fee Related JP2559992Y2 (ja)

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JPH04133060U JPH04133060U (ja) 1992-12-10
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