JP2506327Y2 - 格納式フック装置 - Google Patents

格納式フック装置

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JP2506327Y2
JP2506327Y2 JP566290U JP566290U JP2506327Y2 JP 2506327 Y2 JP2506327 Y2 JP 2506327Y2 JP 566290 U JP566290 U JP 566290U JP 566290 U JP566290 U JP 566290U JP 2506327 Y2 JP2506327 Y2 JP 2506327Y2
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housing
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hook
shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は自動車の車室内や、机等の家具や、壁など
に固定して物を掛け、不使用時にはフックをハウジング
の収納室に格納して置くことができる格納式フック装置
に関する。
〈従来の技術〉 このような格納式フック装置として、窪んだ格納室を
有し、本体に対して固定されるハウジングと、上記ハウ
ジングの格納室の両側壁の間に基部を枢着され、一方向
に回動して該格納室から外に突出し、反対方向に回動し
て該格納室内に格納されるフック部材とからなるもの
を、本出願人は実願平1-119721号で提案した。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記先行提案の装置は、フック部材を回動させて格納
室から外に突出させ、物をフック部材に掛けたり、不使
用時にはフック部材を逆に回動させ、邪魔にならないよ
うに格納室に格納することを支障なく行える。しかし、
この先行装置ではフック部材とハウジングを組立てる
際、フック部材の基部を格納室の両側壁に枢着するため
にこれらを横方向に貫く一連の軸と、この軸が抜けるの
を防ぐ弾性止め輪を要し、組立てに手数がかゝると共
に、使用部品点数も多くなる。
〈課題を解決するための手段〉 そこで本考案は部品を使用することなく、容易にフッ
ク部材を格納室の両側壁間に枢着可能にするため、ハウ
ジングの両側壁に相対向した軸孔を設け、又、前記フッ
クの基部の両側面に上記軸孔に突入する突起軸を突設
し、上記突起軸の少なくとも一方を基部の側面から引込
むことができるようにしたのである。
〈実施例〉 図示の各実施例において、1は窪んだ格納室2を有す
るハウジング、3は上記ハウジングの格納室の両側壁2
a,2aの間に基部4を枢着され、一方向に回動してフック
5を格納室2から突出し(第2図)、反対の方向に回動
して格納室2内に格納される(第3図)フック部材を示
し、ハウジング1と、フック部材はプラスチックで成形
してある。
フック部材の基部4は、フック5を上端に有するプレ
ート3′の下半部両側から突出する一体の二つの扇形片
4a,4aからなり、この各扇形片は枢着支点を中心とする
ほゞ1/4円弧の扇形で、枢着支点と同心の円弧面6を有
する。
格納室の奥壁2bには、両扇形片の各円弧面6に摺接す
る突起7を備えた弾性片8がコ字形のスリット8′によ
り形成してある。
又、両扇形片には各円弧面6の各端部に隆条9と10が
突設してある。この隆条の一方9は、フックを収納室か
ら外に突出させている第2図の状態のフック部材3を指
で矢印A方向に押して時計方向に約90°回動させ、第3
図のようにフックを格納室2に格納する際、その回動の
末期に前記突起7に当接し、この突起7を乗り越える。
従って、第3図のように格納室内に格納されたフック部
材3は、隆条9が反対の方向から突起7を乗り越えない
限り、フックを格納室の外に突出させることができな
い。
これにより、振動などで格納状態のフックが不意に使
用状態になることがないと共に、隆条9が突起7を乗り
越えることは手応えで判かるので、フックを完全に格納
状態に操作したことが確認できる。又、格納状態でフッ
ク部材が振動などによりガタ付くのを防止する。
他方の隆条10は、第3図の格納状態のフック部材を指
で矢印B方向に押して反時計方向に約90°回動させ、第
2図の使用状態にする際、その回動の末期に突起7に当
接し、同様に突起7を乗り越える。従って、この場合
も、フック部材のフックを使用状態に操作したことが手
応えで確認できると共に、使用状態でフック部材が振動
などによりガタ付くのを防止する。
そして、突起7は可撓な弾性片8の自由端に設けてあ
るため隆条9,10は弾性片8を撓めて突起7を乗り越える
ので、大きな力を必要とせず、軽快に操作できる。
更に、フック部材には、基部4を越えて突出する直角
状の延長部11,11′が設けてあり、一方の延長部11は隆
条10が突起7を乗り越えた直後に第2図に示すように格
納室の奥壁に設けたストッパ12に下から当接し、フック
部材がフック5を格納室から外に突出させた使用状態を
確保し、フック5に掛けられた物の重量を支える。又、
他方の延長部11′は隆条9が突起7を乗り越えた直後に
第3図に示すように前記ストッパ12に上から当接し、フ
ック部材がそれ以上時計方向に押込まれるのを防止す
る。
フック部材3を格納室の両側壁2a,2a間に枢着するた
め、上記両側壁2a,2aには相対向した軸孔13,13が開設し
てあり、フック部材の両扇形片4a,4aには、扇形片の側
面から突出する突起軸14,14を設けてある。
両扇形片の側面間の間隔L1と、格納室の両側壁の内
面間の間隔L2はほゞ等しいため、上記両突起軸14,14を
軸孔13,13に嵌めるため、この実施例では各扇形片にコ
字形のストッパ15′で弾性舌片15を形成し、前記各突起
軸14は弾性舌片15の自由端に突設してある。
従って、突起軸の一方、或いは双方を内向きに押し、
これにより弾性舌片15を内向きに撓めて突起軸を扇形片
の側面から引込め、この状態で両扇形片を格納室の両側
壁間に差入れ、突起軸を軸孔13の位置に一致させると弾
性舌片は復元して突起軸14を軸孔13中に入れ、フック部
材を格納室の両側壁の間に枢着させることができる。必
要により分解するときには軸孔13に外から細い工具を挿
入して突起軸14を押込み、弾性舌片15を撓めて突起軸を
軸孔13から脱出させて格納室の内部からフック部材を外
に取出すことができる。
この実施例では扇形片4aの双方に弾性舌片15を形成し
て、その自由端に突起軸14を突設したが、突起軸14を有
する弾性舌片は扇形片の一方にだけ設け、他方の扇形片
の側面には突起軸を不動に設けてもよい。
又、この実施例では両方の突起軸を、軸孔13に嵌入す
る小径先端部14aと、それよりも太くして軸孔13には入
らない大径基部14bとで構成し、両突起軸の小径先端部
を軸孔に入れたとき大径基部14bの環状端面14′が弾性
舌片15の弾力で格納室の側壁2aに弾力的に接触するよう
にしてある。これにより枢着したフック部材が横方向に
ガタ付くのを有効に防止できる。
尚、自動車の車室、家具、壁などに固定するには格納
室2が入る窪み16を形成し、格納室の開放部の回りの鍔
17を上記窪み16の縁に当てゝ格納室を窪み16に収め、奥
壁2bの孔18からねじを窪み16の底にねじ込んで締付けれ
ばよい。この場合、奥壁には位置決め用の突出部19を設
け、これを窪み16の底の孔16′に入れて位置決めすると
よい。
〈考案の効果〉 以上で明らかなように本考案によればフック部材の基
部に、ハウジングの格納室の両側壁にある軸孔に突入す
る突起軸を一体に設け、その突起軸の一方又は双方を内
方に引っ込めることができるようにしたため、軸や、そ
の抜け止め防止用の止め輪を使用することなく、突起軸
を内方に引っ込め、軸孔と一致したときに弾性復元させ
てハウジングとフック部材を簡単に組立てることができ
る。
こうして本考案によれば、ハウジングとフック部材の
取付け容易性を有する格納式フック装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は分解状
態の斜視図、第2図は使用状態の断面図、第3図は格納
状態の断面図、第4図はハウジングとフック部材の枢着
部の断面図、第5図はフック部材の側面図、第6図はフ
ック部材の背面図、第7図は第6図のVII-VII線での断
面図、第8図はハウジングの正面図である。 図中、1はハウジング、2はその格納室、3はフック部
材、4はその基部、5はフック、13は軸孔、14は突起軸
を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窪んだ格納室を有し、本体に対して固定さ
    れるハウジングと、上記ハウジングの格納室の両側壁の
    間に基部を枢着され、一方向に回動して該格納室から外
    に突出し、反対方向に回動して該格納室内に格納される
    フック部材とからなる格納式フック装置において、 前記ハウジングの両側壁に相対向した軸孔を設け、又、
    前記フックの基部の両側面に上記軸孔に突入する突起軸
    を突設し、上記突起軸の少なくとも一方を基部の側面か
    ら引込むことができるようにしたことを特徴とする格納
    式フック装置。
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JP7330497B2 (ja) * 2019-08-26 2023-08-22 株式会社プラッツ ベッド用テーブル

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