JP2500668B2 - 電子機器の開閉構造 - Google Patents

電子機器の開閉構造

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JP2500668B2 JP13838894A JP13838894A JP2500668B2 JP 2500668 B2 JP2500668 B2 JP 2500668B2 JP 13838894 A JP13838894 A JP 13838894A JP 13838894 A JP13838894 A JP 13838894A JP 2500668 B2 JP2500668 B2 JP 2500668B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器の開閉構造に係
り、特に折畳型電子機器のヒンジ部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、第1のケースと第2のケース
とを回動可能に連結する電子機器の開閉構造が種々知ら
れている(例えば、実開平2−134316号、実開平
4−13985号各公報)。図4は従来の電子機器の開
閉構造の分解斜視図、図5は図4の従来構造の組み立て
状態を示す断面図である。
【0003】両図に示すように、この従来構造は、第1
のケース1′の所定位置に設けられたヒンジ3′と、第
2のケース2′の所定位置に設けられた中空円筒状のヒ
ンジ4′と、中空円筒状のサポート16、コイルバネ1
9及びねじ22からなる構造である。
【0004】サポート16の外周面には、その軸方向に
溝17が刻設されており、この溝17がヒンジ4′の内
周面に軸方向に設けられたガイドリブ21と摺動するよ
うに係合され、サポート16の端面に設けられた凹部1
8が所定の角度に開いた時に、ヒンジ4′の前面に設け
られた凸部20に係合される。また、ヒンジ3′とヒン
ジ4′が、ヒンジ4′の内径よりも小径でヒンジ4′内
に挿入されたサポート16により係合され、更にこのサ
ポート16内に配置されたコイルバネ19のバネ力に抗
してねじ22がヒンジ4′を介してヒンジ3′の中央に
設けられためねじに螺合された構造である。これによ
り、ヒンジ3′とヒンジ4′がコイルバネ19のばね圧
により圧接され、固定される。
【0005】上記のヒンジ3′とヒンジ4′などからな
る開閉構造は、第1のケース1′と第2のケース2′の
右側と左側に対称に設けられており、第1のケース1′
と第2のケース2′とを回動可能に連結し、所定の角度
でクリック係止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この従来の
電子機器の開閉構造では、第1のケース1′と第2のケ
ース2′とを開閉する際に、サポート16が円滑に摺動
するように、第2のケース2′のガイドリブ21の幅
と、サポート16の溝17の幅に隙間を設ける必要があ
り、そのため、所定の角度に開いた時に開閉方向にガタ
が発生し、製品として完成度の低い印象を与えるばかり
でなく、がたつき音による不快感を使用者に与えるな
ど、商品性を低下させるという問題がある。
【0007】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
所定の角度に開いた時に開閉方向にガタ振れの無い電子
機器の開閉構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、第1のケースに設けられた第1及び第2の
ヒンジと、第1のケースとの連結時に第2のケースの第
1及び第2のヒンジに隣接する位置にそれぞれ設けられ
た第3及び第4のヒンジと、第1及び第3のヒンジの一
方に形成された係合部と、係合部に所定の角度でクリッ
ク係止するために係合される、第1及び第3のヒンジの
他方に設けられる係合部材と、第2及び第4のヒンジの
一方に設けられた円弧状の係止溝と、両端にそれぞれ係
止部を有し、一方の係止部が係止溝に勘合するコイルバ
ネと、中空円筒状とされた第2及び第4のヒンジの他方
のヒンジの中空内部に挿入固定されると共に、端面に形
成された係止穴にコイルバネの他方の係止部が係止され
た状態でコイルバネを収容するサポートと、サポート及
びコイルバネを介して前記第2及び第4のヒンジをそれ
ぞれ回動自在に連結するねじとを有する構成としたもの
である。
【0009】
【作用】本発明では、第1及び第3のヒンジを回動自在
に連結し、かつ、第2及び第4のヒンジを回動自在に連
結することにより、第1及び第2のケースを開いたとき
は所定の角度でクリック係止する折畳型電子機器におい
て、このクリック係止時に前記コイルバネにより第1及
び第2のケースの回転方向に対する反力が作用するよう
にできる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明になる電子機器の開閉構造の一実施例の分解
斜視図、図2は図1の組立構造を示す断面図、図3は本
発明を適用した電子機器の一例の斜視図である。本実施
例は、図3に示すように、携帯電話機その他の折畳型電
子機器の第1のケース1と第2のケース2とをそれぞれ
の一端で回動可能に連結し、所定の角度でクリック係止
させるための開閉構造で、第1のケース1の左右両端に
設けられたヒンジ3及び5と、第2のケース2の左右両
端に設けられたヒンジ4及び6のうち、ヒンジ3と4を
回動自在に連結し、かつ、ヒンジ5と6をそれぞれ回動
自在に連結する。
【0011】上記のヒンジ3〜6のうち、一方のヒンジ
5及び6は前記した第1及び第3のヒンジに相当し、図
4及び図5と共に説明した従来の固定構造と同じ構造で
固定されている。すなわち、例えばヒンジ5は図4のヒ
ンジ3′と同様に全面に凸部とめねじが形成され、ヒン
ジ6は図4のヒンジ4′と同様に中空円筒でガイドリブ
をその軸方向に形成されている。これらは図4に示した
と同様の係合用凹部を有するサポートと、コイルバネ及
びねじよりなる連結部材とにより、それぞれ回動自在に
連結されると共に、設定した角度(図3にαで示す)で
クリック係止できるようにされている。
【0012】これに対し、上記のヒンジ3〜6のうち、
他方のヒンジ3及び4はそれぞれ前記した第2及び第4
のヒンジに相当し、図1及び図2に示す本実施例の開閉
構造により回動自在に連結される。すなわち、この本実
施例の構造は図1及び図2に示すように、ヒンジ3及び
4と、中空円筒状のサポート7、コイルバネ8及びねじ
9からなる構造である。
【0013】第1のケース1に設けられた円筒状のヒン
ジ3は、そのヒンジ4との対抗面中央部にめねじ10が
螺刻されると共に、円弧状に所定長の係止溝11が形成
されている。また、第2のケース2に設けられた中空円
筒状のヒンジ4は、その内面に軸方向に長手方向を有す
るガイドリブ12が形成されている。
【0014】また、サポート7はその外径がヒンジ4の
内径より小径な中空円筒状の部材で、その外面に軸方向
に長手方向を有し、かつ、前記ガイドリブ12に係合で
きる幅の溝13が直線状に形成されている。また、この
サポート7の内径はコイルバネ8の外径より若干大径に
形成されているが、ねじ9が挿通される側の端面のみは
ねじ9の外形より若干大径の中心孔15が穿設されると
共に、中心を避けた位置に係止穴14が穿設されてい
る。更に、コイルバネ8はその両端に係止部8a及び8
bを有する構成とされている。
【0015】次に、これらの構成部品によるヒンジ3及
び4の連結方法について説明する。まず、ヒンジ3と対
抗する位置のヒンジ4内に、係止部8aが係止穴14に
挿入係止されたコイルバネ8が内蔵されたサポート7
を、溝13をガイドリブ12に係合しつつガイドリブ1
2に案内されて挿入する。この時、コイルバネ8の他端
に設けられた係止部8bが前記ヒンジ3に形成されてい
る係止溝11に係止するようにする。
【0016】そして、ねじ9をサポート7の中心孔15
及びコイルバネ8の中心を挿通してヒンジ3に形成され
ているめねじ10に螺合する。これにより、ヒンジ4は
ヒンジ3に圧接され、かつ、回動自在に連結される。
【0017】本実施例では、サポート7の溝13がヒン
ジ4のガイドリブ12に嵌合しているので、サポート7
がヒンジ4内で回転するのが防止される。また、コイル
バネ8の係止部8aと8bがそれぞれ係止穴14、係止
溝11に係止される。従って、第1のケース1と第2の
ケース2とが前記設定角度α開いた時には、その時にコ
イルバネ8の係止部8bが係止溝11の端部により開き
方向への動きが規制されることにより、コイルバネ8の
回動方向の反力が第1のケース1と第2のケース2に与
えられる。
【0018】すなわち、このコイルバネ8の回転方向の
反力が働くのは、設定された所定の角度αの時になるよ
うに係止溝11の長さが設定されている。これにより、
本実施例によれば、一方のヒンジ部(ヒンジ5、6、ね
じ、サポート、コイルバネ等からなる)が第1のケース
1と第2のケース2との開き角度を前記αに設定し、そ
の開き角度αに開いた時に、従来と同様に図4の凸部2
0とサポート16の凹部18とが嵌合するためにクリッ
ク係止し、かつ、この時に発生するヒンジ部を構成する
部材間の隙間による開閉方向のガタ振れを、図1及び図
2に示した他方のヒンジ部(ヒンジ3、4、ねじ9、サ
ポート7、コイルバネ8等からなる)による回動方向に
対する反力の付与により防止することができる。
【0019】なお、第1のケース1と第2のケース2と
を閉じる方向に回動する時は、前記図4のサポート16
の凹部18の閉じ方向側の稜線が傾斜されているため、
手動による閉方向への力により上記の凸部20が凹部1
8を乗り越え、両者の嵌合が解除されることは従来と同
様である。
【0020】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えば、本発明では一方のヒンジ部は図
4及び図5に示した従来と同様の構造を使用するが、そ
の場合、ヒンジ3′の凸部20の代わりに凹部を設け、
サポート16の凹部18の代わりに凸部を設けてもよ
い。
【0021】また、コイルバネ19は寿命及び設計した
値の力が精度良く得られるなどの点から望ましいが、原
理的にはゴムその他の弾性部材も使用可能である。ま
た、図3ではヒンジ3と5との間にスペースが設けられ
ているが、そのスペースを設けない構造とすることもで
きる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1及び第2のケースを開いたときは所定の角度でクリ
ック係止する折畳型電子機器のクリック係止時に、コイ
ルバネにより第1及び第2のケースの回動方向に対する
反力が作用するようにしたため、第1乃至第4のヒン
ジ、係合部、係合部材、サポートなどの構成部材間の設
計上のクリアランスから発生する開閉方向のガタ振れを
を防止することができ、また、がたつき音の発生を防止
することができ、従って従来よりもより折畳型電子機器
の商品性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図である。
【図2】図1の組み立て状態を示す断面図である。
【図3】本発明を適用した電子機器の一例の斜視図であ
る。
【図4】従来の一例の分解斜視図である。
【図5】図4の組み立て状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 第1のケース 2 第2のケース 3〜6 ヒンジ 7 サポート 8 コイルバネ 8a、8b 係止部 9 ねじ 10 めねじ 11 係止溝 12 ガイドリブ 13 溝 14 係止穴

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のケースに設けられた第1及び第2
    のヒンジと、 該第1のケースとの連結時に第2のケースの該第1及び
    第2のヒンジに隣接する位置にそれぞれ設けられた第3
    及び第4のヒンジと、 該第1及び第3のヒンジの一方に形成された係合部と、 該係合部に所定の角度でクリック係止するために係合さ
    れる、該第1及び第3のヒンジの他方に設けられる係合
    部材と、 前記第2及び第4のヒンジの一方に設けられた円弧状の
    係止溝と、 両端にそれぞれ係止部を有し、一方の係止部が該係止溝
    に勘合するコイルバネと、 中空円筒状とされた前記第2及び第4のヒンジの他方の
    ヒンジの中空内部に挿入固定されると共に、端面に形成
    された係止穴に該コイルバネの他方の係止部が係止され
    た状態で該コイルバネを収容するサポートと、 該サポート及びコイルバネを介して前記第2及び第4の
    ヒンジをそれぞれ回動自在に連結するねじとを有し、前
    記第1及び第3のヒンジを回動自在に連結し、かつ、前
    記第2及び第4のヒンジを回動自在に連結することによ
    り、該第1及び第2のケースを開いたときは前記所定の
    角度でクリック係止することを特徴とする電子機器の開
    閉構造。
  2. 【請求項2】 前記係合部は前記第1のヒンジの前記第
    3のヒンジの対抗面側に形成された凸部であり、前記係
    合部材は、中空円筒状の前記第3のヒンジに挿入固定さ
    れると共に一端に該凸部に係合するための凹部が形成さ
    れたサポートと、該サポートを介して該第1及び第2の
    ヒンジをそれぞれ連結する連結部材とよりなることを特
    徴とする請求項1記載の電子機器の開閉構造。
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