JP2723880B2 - 折り畳み電子機器のヒンジ部構造 - Google Patents

折り畳み電子機器のヒンジ部構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒンジ部構造に関
し、特に折り畳み電子機器に使用するヒンジ部収納構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の折り畳み電子機器のヒン
ジ部構造では、図5に示すように、第一のケース体11
とヒンジ部13,14を介した第二のケース体12とで
構成されている。
【0003】この電子機器の使用時の回転角をφとす
る。使用時の回転角φの位置で第一のケース体11と第
二のケース体12がクリック係止するよう、ロック部材
15はその端面に凹部16を有し、第一のケース体11
のヒンジ部13は凸部17を有する。第二のケース体1
2のヒンジ部14は円筒形状であり、その内面でロック
部材15はコイルばね18,ねじ19を介して第一のケ
ース体11にコイルばね18のばね圧で圧接されてい
る。さらに、ロック部材15は第二のケース体12のヒ
ンジ部14内のガイドリブ20とロック部材15のガイ
ド溝21により、第一のケース体11と一体で回転す
る。
【0004】使用時の回転角φのとき、ロック部材15
の凹部16と凸部17は係合する位置関係となり、第一
のケース体11と第二のケース体12は開閉角φでロッ
ク状態となる。ロック部材15の凹部16とヒンジ部1
3の凸部17の接触角αとβを異なる値で設定すること
により、使用状態の回転角度φから折り畳む方向とその
逆方向とで回転させる力を別々に設定することができ、
使用状態から比較的大きな外力が加わらなければ使用状
態より大きな角度に開かないことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、組立
性に問題を生じていた。その理由は、ヒンジ部材,コイ
ルばね,ねじとヒンジ部内の部品点数が多いからであ
る。
【0006】第2の問題点は、品質に問題を生じてい
た。その理由は、ヒンジ部材のガイド溝とヒンジ部のガ
イドリブのクリアランスが微妙となり、大きければ使用
状態に於いての遊びが大きくなり、小さければヒンジ部
の回転が堅くなってしまうからである。また、ヒンジ部
材が摺動するため、耐久性に不安を生じていた。
【0007】第3の問題点は、コストに問題を生じてい
た。その理由は、部品点数が多いことによる部品代、組
立コストがかかっていたからである。
【0008】本発明の目的は、第一ケース体と第二ケー
ス体をヒンジ部を介して回転可能に結合させる折り畳み
式携帯電子機器の所定角度からの回転力を設定できる構
造において、組立工数及び部品点数が削減できてコスト
メリットの高い折り畳み電子機器のヒンジ部構造を提案
する事にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の折り畳み電子機
器のヒンジ部構造は、回転可能なヒンジ部で結合される
2つのケース体において、一方側の前記ケース体のヒン
ジ部には回転中心に対称に板ばねを固定し、他方側の前
記ケース体のヒンジ部には凹部を設け且つこの凹部に前
記板ばねに対応すべき位置及び形状の切り欠き溝を設
け、これら2つの前記ケース体を締結手段にてケース外
側から相互に締結固定し、さらに前記切り欠き溝には前
記板ばねが入り込んでクリック係止した所定角度からの
回転動作ができるよう前記板ばねと係合接触する二つの
接触面をそれぞれ異なる傾斜角度となし、クリック係止
状態の前記所定角度から折り畳む方向とその逆方向とで
回転させる力を別々に設定すべく構成したものである。
【0010】この折り畳み電子機器のヒンジ部構造にお
いて、前記板ばねは一端側が前記ヒンジ部に固定される
ごとき略J字状断面を呈しており、また前記異なる傾斜
角度は、前記折り畳む方向の角度の方がその逆方向の角
度に比して緩やかとなっている。
【0011】さらに前記締結手段がねじ部材であっても
よいし、或いはリベット部材であってもよい。
【0012】このような構成によれば、回転可能なヒン
ジ部で結合される2つのケース体において、片側ケース
のヒンジ部に板ばねを固定し、もう一方のケースのヒン
ジ部の凹部にはこの板ばねが入り込む切り欠き溝を設
け、これら2つのケース体をねじにてケース外側から固
定することによって組立てができる。
【0013】そのため、組立工数及び部品点数が削減で
き、信頼性も向上する。さらに、切り欠き溝の接触角を
変えておけば使用状態の回転角度から折り畳む方向とそ
の逆方向とで回転させる力を別々に設定することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の二つの実施の形態
について図面を参照して説明する。
【0015】本発明の実施の形態の折り畳み電子機器
は、図1の斜視図で示すように、第一のケース体1とヒ
ンジ部を介して第二のケース体2で構成されており、そ
の電子機器の使用時の回転角度をφとする。
【0016】本発明の第1及び第2の実施の形態では、
ヒンジ部同士の締結手段が異なっているだけである。図
2及び図3には、本発明の第1の実施の形態の分解斜視
図及び使用状況の断面図を示す。
【0017】図2に示すように、回転可能なヒンジ部で
結合される2つのケース体において、第一のケース体1
のヒンジ部3には回転中心に対し対称に且つ中心軸に直
角になる方向に板ばね5を固定する。板ばね5は断面形
状が略J字状となっており、J字の頭部側がヒンジ部3
に固定され、他側が可撓するようになっている。第二の
ケース体2のヒンジ部4には凹部6を設け且つこの凹部
6の中にはヒンジ部3の板ばね5に対応すべき位置及び
形状の切り欠き溝7を設ける。また、これら2つのケー
ス体1,2をねじ8にて第二のケース体2の外側から第
一のケース体1に締結し固定する。
【0018】このことにより、ヒンジ部を組立てる時
は、ヒンジ部3をヒンジ部4に押し合わせることによ
り、板ばね5が撓みながら凹部6に入り込み、入り終え
ると板ばね5がやや撓んだ状態まで戻る。この状態でね
じ8を外側から締め付ければ、ヒンジ部を容易に組立て
することが出来る。
【0019】なお、切り欠き溝7には、板ばね5が入り
込んで係合接触する二つの接触面7a,7bがあり、こ
の二つの接触面7a,7bはそれぞれの面の傾斜角度が
異なる角度となるように変えてある。即ち、二つの接触
面7a,7bの一方側からは板ばね5が入り込み易いよ
うに傾斜が緩やかとなっており、他方側からは板ばね5
が外れにくいように傾斜が急になっている(図3(c)
参照)。
【0020】以下、このような構成の第1の実施の形態
の動作について説明する。
【0021】図3(a)に示すように、使用時以外の状
態、即ち折り畳まれた状態から第一のケース体1と第二
のケース体2を開いて行くと、相互に回転するヒンジ部
3,4において、ヒンジ部4の凹部6に入り込んだヒン
ジ部3側の板ばね5が撓みながら凹部6内を摺接しつつ
回転して行く。
【0022】図3(b)に示すように、回転動作状態か
らクリック係止時角度φに達したとき、撓んでいた板ば
ね5がその弾性力によって切り欠き溝7に入り込み、ヒ
ンジ部3とヒンジ部4がクリック係止し、使用状態とな
る。この時、切き欠き溝7の二つの接触面7a,7bの
角度をそれぞれ異なる値に設定してあることにより、切
り欠き溝7に対する入り込み時及び脱出時に板ばね5に
かかる撓み力は接触面の角度7a,7bで異なる。即
ち、使用状態(クリック係止状態)の回転角度φから折
り畳む方向とその逆方向で、それぞれの回転させる力を
別々に設定することができる。この実施の形態では、折
り畳む方向には弱い力で回転することができる緩やかな
傾斜の接触面7aが、またその逆方向には強い力を加え
ないと回転できないような急な傾斜の接触面7bが設定
されている。
【0023】次に、本発明の第2の実施の形態について
図4に示す分解斜視図を参照して説明する。
【0024】この第2の実施の形態では、板ばね5を含
むヒンジ部3、および対向するヒンジ部10の内部の凹
部6、切り欠き溝7、接触面7a,7bなどの構成は、
第1の実施の形態の場合と全く同じである。
【0025】上述した第1の実施の形態では、外側から
ねじ8を用いてヒンジ部同士を締め付けているが、この
第2の実施の形態では、ヒンジ部3の内側からリベット
9を差し込み、このリベット9をヒンジ部10にはめ込
む構成となっている。但しこの場合、リベット締結とな
るため分解性が無くなるが、リベット9とヒンジ部10
を同一材質にすることにより、資源の再利用性につなが
る。
【0026】
【発明の効果】第1の効果は、作業性の向上である。そ
の理由は、第一のケース体ヒンジ部と第二のケース体ヒ
ンジ部をはめ込み、外側からねじを締め付けるだけでヒ
ンジ構造が構成されるからである。
【0027】第2の効果は、コストメリットが高いこと
である。その理由は、板ばねとヒンジ部の凹部だけでク
リック係止の構成が得られるため、部品点数が少ないこ
とによる部材費、組立費が安いことである。
【0028】第3の効果は、品質が安定することであ
る。その理由は、部品点数が少ないことによる部品のば
らつきや干渉がないためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の外観斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の構成要素を表す分
解斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の使用状態を
(a),(b),(c)で表す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の構成要素を表す分
解斜視図である。
【図5】従来の折り畳み電子機器のヒンジ部構造の一例
の構成要素を表す分解斜視図である。
【符号の説明】
1,11 第一のケース体 2,12 第二のケース体 3,4,10,13,14 ヒンジ部 5 板ばね 6,16 凹部 7 切り欠き溝 7a,7b 接触面 8 ねじ 9 リベット 15 ロック部材 17 凸部 18 コイルばね 19 ねじ 20 ガイドリブ 21 ガイド溝

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能なヒンジ部で結合される2つの
    ケース体において、一方側の前記ケース体のヒンジ部に
    は回転中心に対称に板ばねを固定し、他方側の前記ケー
    ス体のヒンジ部には凹部を設け且つこの凹部に前記板ば
    ねに対応すべき位置及び形状の切り欠き溝を設け、これ
    ら2つの前記ケース体を締結手段にてケース外側から相
    互に締結固定し、さらに前記切り欠き溝には前記板ばね
    が入り込んでクリック係止した所定角度からの回転動作
    ができるよう前記板ばねと係合接触する二つの接触面を
    それぞれ異なる傾斜角度となし、クリック係止状態の前
    記所定角度から折り畳む方向とその逆方向とで回転させ
    る力を別々に設定すべく構成したことを特徴とする折り
    畳み電子機器のヒンジ部構造。
  2. 【請求項2】 前記板ばねは一端側が前記ヒンジ部に固
    定されるごとき略J字状断面を呈していることを特徴と
    する請求項1記載の折り畳み電子機器のヒンジ部構造。
  3. 【請求項3】 前記異なる傾斜角度は、前記折り畳む方
    向の角度の方がその逆方向の角度に比して緩やかとなっ
    ていることを特徴とする請求項1または2記載の折り畳
    み電子機器のヒンジ部構造。
  4. 【請求項4】 前記締結手段がねじ部材であることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の折り畳み
    電子機器のヒンジ部構造。
  5. 【請求項5】 前記締結手段がリベット部材であること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の折り
    畳み電子機器のヒンジ部構造。
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