JP2018054712A - 筐体の回転構造、電子機器及び撮像装置 - Google Patents

筐体の回転構造、電子機器及び撮像装置 Download PDF

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酒井 乙也
Otoya Sakai
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Abstract

【課題】外観を損ねることなくコストを削減することができるようにする。
【解決手段】カメラ100において、第1の筐体(表示部筐体1及びレンズ部筐体2)と第2の筐体(グリップ3)とがヒンジ部(第2ヒンジ軸24)を介して回転可能に結合された筐体の回転構造を有し、前記第2の筐体に備えられた突起部31aをネジ止めにより固定する取付部材21を備え、前記取付部材21は、前記第1の筐体(レンズ部筐体2)に前記ヒンジ部を介して回転可能に取り付けられ、前記ネジ止めの方向は、前記ヒンジ部の回転軸線に対して直交する方向とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、筐体の回転構造、電子機器及び撮像装置に関する。
従来、筐体の周囲を囲むグリップがトルクを発生するための皿バネを挟みヒンジ軸を介して当該筐体に回転可能に取り付けられたカメラが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−202878号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されているカメラのグリップGは、図16及び図17に示すように、グリップ強度を確保するためのグリップフレームG1と、外観の加飾のためのグリップケースG2とを備えており、部品点数が多くコストがかかるという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、外観を損ねることなくコストを削減することができる筐体の回転構造、電子機器及び撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、
第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ部を介して回転可能に結合された筐体の回転構造であって、
前記第2の筐体に備えられた突起部をネジ止めにより固定する取付部材を備え、
前記取付部材は、前記第1の筐体に前記ヒンジ部を介して回転可能に取り付けられ、
前記ネジ止めの方向は、前記ヒンジ部の回転軸線に対して直交する方向であることを特徴とする。
本発明によれば、外観を損ねることなくコストを削減することができる。
本発明を適用した電子機器の一実施形態の構成であるカメラを示した斜視図であり、(a)は通常撮影モードのカメラを示す斜視図、(b)はレンズ部筐体に対して表示部筐体を回動させている状態のカメラを示す斜視図である。 本発明を適用した電子機器の一実施形態の構成であるカメラを示した斜視図であり、(a)は自分撮りモードのカメラを示す斜視図、(b)はレンズ部筐体に対してグリップを30度程度開かせ、表示部筐体及びグリップを脚として、カメラを自立させた状態のカメラを示す斜視図である。 レンズ部筐体を分解してヒンジユニットのみを残した状態のカメラを示す図であり、(a)はその斜視図であり、(b)はその断面図である。 ヒンジユニットへグリップを組み付ける前の状態のカメラの部分拡大図である。 (a)は取付部材の正面図、(b)は取付部材の平面図、(c)は取付部材の側面図、(d)は取付部材の底面図である。 互いに対向する一対の締結部の間に突起部が挿入された状態のカメラの部分拡大図であり、(a)はカメラを斜め上方から見た部分拡大図であり、(b)はカメラを斜め下方から見た部分拡大図である。 取付部材と突起部とをネジ止めにより締結した状態のカメラの部分拡大図であり、(a)はカメラを斜め上方から見た部分拡大図であり、(b)はカメラを斜め下方から見た部分拡大図である。 グリップの開口部にストラップが取り付けられている状態のカメラを示す斜視図である。 グリップの分解斜視図である。 グリップの天頂部分の断面図であり、(a)はカバー部材を取り付ける際のカバー部材の変形態様を説明する図であり、(b)はカバー部材を取り外そうとした際のカバー部材の変形態様を説明する図である。 グリップの天頂部分の横断面図である。 変形例のストラップ取付用部材を示す斜視図である。 変形例のグリップ本体を示す斜視図であり、(a)はグリップ本体の天頂部分を示す部分拡大図であり、(b)は上下一対の突出片を示す部分拡大図である。 変形例のグリップ本体へのストラップ取付用部材の組み付け過程を説明する図であり、(a)は組み付ける前の状態を示す斜視図であり、(b)は組み付け途中の状態を示す斜視図であり、(c)は組み付けた後の状態を示す斜視図である。 変形例のグリップ本体へのストラップ取付用部材の組み付け過程を説明する図であり、(a)は組み付け途中の状態を示す断面図であり、(b)は組み付けた後の状態を示す断面図である。 筐体の周囲を囲むグリップがトルクを発生するための皿バネを挟みヒンジ軸を介して当該筐体に回転可能に取り付けられた従来のカメラを説明する図である。 筐体の周囲を囲むグリップがトルクを発生するための皿バネを挟みヒンジ軸を介して当該筐体に回転可能に取り付けられた従来のカメラを説明する図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1及び図2は、本発明を適用した電子機器の一実施形態の構成であるカメラ(撮像装置)100を示した斜視図である。カメラ100は、大きく分けると、第1の筐体としての表示部筐体1及びレンズ部筐体2と、第2の筐体としてのグリップ3とを備えている。
図1(a)は、通常撮影モードのカメラ100を示す斜視図である。すなわち、表示部筐体1の表示部1aがレンズ部筐体2のレンズ部2aに対して反対方向に向けられ、グリップ3が表示部筐体1及びレンズ部筐体2を囲んだ状態のカメラ100を示している。
図1(b)は、レンズ部筐体2に対して表示部筐体1を回動させている状態のカメラ100を示す斜視図である。
図1(b)に示すように、カメラ100は、表示部1aを有する表示部筐体1と、レンズ部2aを有するレンズ部筐体2とが、第1ヒンジ軸4を介して互いに回動可能に結合されている。
図2(a)は、自分撮りモードのカメラ100を示す斜視図である。すなわち、表示部筐体1の表示部1aとレンズ部筐体2のレンズ部2aとが同方向に向けられ、グリップ3が表示部筐体1及びレンズ部筐体2を囲んだ状態のカメラ100を示している。
図2(b)は、レンズ部筐体2に対してグリップ3を30度程度開かせ、表示部筐体1及びグリップ3を脚として、カメラ100を自立させた状態のカメラ100を示す斜視図である。
図2(b)に示すように、グリップ3は、レンズ部筐体2に対し、第1ヒンジ軸4と直交する一対の第2ヒンジ軸24(後述)を介して回動可能に結合されている。
次に、グリップ3の回転構造について説明する。
図3は、レンズ部筐体2を分解してヒンジユニット20のみを残した状態のカメラ100を示す図であり、(a)はその斜視図であり、(b)はその断面図である。
図3(a),(b)に示すように、ヒンジユニット20は、グリップ3を取り付けるための左右一対の取付部材21と、皿バネ22と、ブラケット23とを備えている。取付部材21は、複数枚の皿バネ22を介してカシメ付けた第2ヒンジ軸24にて回転可能にブラケット23に結合されている。また、取付部材21は、断面C字状に形成され、その間隙部分にグリップ3の突起部31aが挿入された状態でネジ止めされている。
次に、ヒンジユニット20へのグリップ3の組み付け過程について説明する。
図4は、ヒンジユニット20へグリップ3を組み付ける前の状態のカメラ100の部分拡大図である。図5(a)は取付部材21の正面図、(b)は取付部材21の平面図、(c)は取付部材21の側面図、(d)は取付部材21の底面図である。
図4及び図5に示すように、取付部材21は、互いに対向する一対の締結部21aを備えており、断面C字状に形成されている。そして、取付部材21は、一対の締結部21aの間に形成された間隙部分にグリップ3の突起部31aを挿入可能となっている。一対の締結部21aは、互いに対向する位置に長孔状のネジ止め孔21a1が穿設されている。ネジ止め孔21a1を長孔状としているのは、取付部材21に突起部31aを組み付けた際の組み付け誤差を考慮したものであり、当該組み付け誤差により組み付け位置がずれた場合でも、一対の締結部21aのネジ止め孔21a1と、後述する突起部31aの貫通孔31a1とが連なるようにするためである。
グリップ3の突起部31aは、その平面部及び底面部が平坦に形成されている。また、突起部31aは、その後端部分(付け根部分)から先端部分にいくに連れて幅が広くなるように形成されている。そして、突起部31aの先端部分の幅は、締結部21aの幅よりも広くなるように構成されている。突起部31aの先端部分の幅を締結部21aの幅よりも広くしているのは、取付部材21に突起部31aを組み付けた際の組み付け誤差を考慮したものであり、当該組み付け誤差により組み付け位置がずれた場合でも、突起部31aの平面部及び底面部と一対の締結部21aの各々の内側面部とが接する面を確保するためである。
また、突起部31aは、上記の平面部と底面部との間を貫通する貫通孔31a1が穿設されているとともに、この貫通孔31a1にタップ加工が施されている。
図6は、互いに対向する一対の締結部21aの間に突起部31aが挿入された状態のカメラ100の部分拡大図であり、(a)はカメラ100を斜め上方から見た部分拡大図であり、(b)はカメラ100を斜め下方から見た部分拡大図である。
図6(a),(b)に示すように、互いに対向する一対の締結部21aの間に突起部31aが挿入された状態にあるとき、一対の締結部21aのネジ止め孔21a1と、突起部31aの貫通孔31a1とが連なり(図3(b)参照)、互いに対向する一対の締結部21aの両側(図中では上側と下側)からそれぞれネジ止めが可能となっている。
図7は、取付部材21と突起部31aとをネジ止めにより締結した状態のカメラ100の部分拡大図であり、(a)はカメラ100を斜め上方から見た部分拡大図であり、(b)はカメラ100を斜め下方から見た部分拡大図である。
カメラ100は、図7(a)に示すように、互いに対向する一対の締結部21aのうちの一方(図中では上側)の締結部21aに上方からネジ5が締め付けられている。また、カメラ100は、図7(b)に示すように、互いに対向する一対の締結部21aのうちの他方(図中では下側)の締結部21aにもネジ5が締め付けられている。ネジ5の締め付け方向は、図中の上側及び下側の各々のネジ5を独立に正面から見ると、例えば時計回り方向で共通であり、上側及び下側のネジ5を上方又は下方から合わせて見ると逆方向(例えば、上方から合わせて見ると、上側のネジ5は時計回り方向であり、下側のネジ5は反時計回り方向)となる。
このように、互いに対向する一対の締結部21aの両側(図中では上側と下側)にネジ5を締め付けているのは、ネジ5を回す方向にグリップ3を回動させようとする力が働いた際に、ネジ5が緩んでしまうことを防止するためである。
以上のように、本実施形態のカメラ100は、第1の筐体(表示部筐体1及びレンズ部筐体2)と第2の筐体(グリップ3)とがヒンジ部(第2ヒンジ軸24)を介して回転可能に結合された筐体の回転構造を有し、前記第2の筐体に備えられた突起部31aを相対する双方向から挟み、当該双方向からのネジ止めにより固定する取付部材21を備え、前記取付部材21は、前記第1の筐体(レンズ部筐体2)に前記ヒンジ部を介して回転可能に取り付けられ、前記ネジ止めの方向は、前記ヒンジ部の回転軸線に対して直交する方向としたこととなる。
このため、本実施形態のカメラ100によれば、グリップ3を一体型にすることで、従来のように素材の異なる部品どうしの継ぎ目を無くすことができるので、見栄えを良くすることができる。また、グリップを一体型にすることで、組み立て部品数を減らすことができるので、組み立て作業の工程数を減らすことができ、生産性を向上させることができる。また、組み立て部品数を減らすことができるので、コスト削減を図ることができる。さらに、組み立て部品数を減らした分だけ、組み付け誤差を減らすことができるので、組み立て精度を向上させることができる。
また、本実施形態のカメラ100によれば、取付部材21によって、グリップ3に備えられた突起部31aを相対する双方向から挟み、当該双方向からのネジ止めにより固定するので、ネジを回す方向にグリップ3を回動させようとする力が働いた際に、ネジが緩んでしまうことを防止することができる。また、上記ネジ止めの方向を、第2ヒンジ軸24の回転軸線に対して直交する方向とするので、当該ネジ止め作業をカメラ100の正面側又は裏面側から行うことができる。従って、カメラ100の正面側や裏面側に比べてスペースが狭い側面側からのネジ止め作業を行う必要が無いので、生産性をより向上させることができる。
また、本実施形態のカメラ100によれば、取付部材21は、上記ネジ止めの方向に弾性を有する形状をなしているので、当該ネジ止めの作業を行い易くすることができる。
また、本実施形態のカメラ100によれば、取付部材21は、断面C字状に形成され、その間隙部分に突起部31aが挿入された状態でネジ止めされるようになっているので、突起部31aのがたつきを防止することができる。
また、本実施形態のカメラ100によれば、取付部材21は、皿バネ22を挟んだ状態でヒンジユニット20(レンズ部筐体2)に第2ヒンジ軸24を介して回転可能に取り付けられているので、一定トルクで回転、保持することができる。
また、本実施形態のカメラ100によれば、第2ヒンジ軸24は、ヒンジユニット20(レンズ部筐体2)の端部に設けられているので、第2ヒンジ軸24の組み付け作業を行い易くすることができる。
また、本実施形態のカメラ100によれば、グリップ3は、ヒンジユニット20(レンズ部筐体2)の両側で取り付けられるので、グリップ3をスムーズに回転させることができる。
また、本実施形態のカメラ100によれば、グリップ3は、U字状に形成され、その両端部内側に突起部31aを有するので、表示部筐体1及びレンズ部筐体2の周囲を回転可能に囲むことができる。
次に、グリップ3のストラップ取り付け部分の構造について説明する。
図8は、グリップ3の開口部31cにストラップ6が取り付けられている状態のカメラ100を示す斜視図である。
図8に示すように、カメラ100は、グリップ3の天頂に開口部31cを形成するアーチ部31bを備えている。このように、カメラ100は、アーチ部31bを備えるという簡単な構造により開口部31cを形成することができるので、幅広のストラップ6を容易に取り付けることができるようにすることができる。
図9は、グリップ3の分解斜視図である。
図9に示すように、グリップ3は、グリップ本体31と、カバー部材(取付部材)32と、グリップ本体31にカバー部材32を取り付ける際に使用される両面テープ33とを備えている。グリップ本体31は、U字状に形成されており、その開口側の両端部内側にそれぞれ突起部31aが互いに対向するように一体成形されている。また、グリップ本体31は、天頂に長孔状の開口部31cを形成するアーチ部31bが表示部筐体1と対向する側に一体成形されている。また、グリップ本体31は、剛性を有する材料(例えば、アルミニウム等の軽量の材料)で構成されている。カバー部材32は、弾性を有する材料(例えば、ポリカーボネート等の樹脂材料)で構成されており、この弾性によりアーチ部31bに取り付け可能となっている。
図10は、グリップ3の天頂部分の断面図であり、(a)はカバー部材32を取り付ける際のカバー部材32の変形態様を説明する図であり、(b)はカバー部材32を取り外そうとした際のカバー部材32の変形態様を説明する図である。
図11は、グリップ3の天頂部分の横断面図である。
図10(a),(b)に示すように、アーチ部31bは、各基端部31b1の外側部にそれぞれ切り欠き31b2が設けられている。
これに対して、カバー部材32は、その長手方向において互いに対向する一対のフック32aを備えている。そして、各フック32aが切り欠き31b2に嵌合することで、カバー部材32がアーチ部31bに取り付けられるようになっている。また、カバー部材32は、両端部32bが上向きに反るように形成されており、カバー部材32がアーチ部31bに取り付けられた際に、当該両端部32bの各々がグリップ本体31に当接するようになっている。また、カバー部材32は、図11に示すように、横断面C字状に形成され、アーチ部31bに取り付けられる際に、アーチ部31bを被覆した状態で取り付けられるようになっている。更に、カバー部材32は、その長手方向中央に受け穴32cが設けられている。受け穴32cは、表示部筐体1の天頂に設けられているラッチとしての突起部(図示省略)を嵌入させるための穴である。また、図11に示すように、両面テープ33は、アーチ部31bとカバー部材32とが当接する面のうちの一部のみに使用している。
以上のアーチ部31bとカバー部材32とからなる取り付け機構により、アーチ部31bへカバー部材32を取り付ける際に、図10(a)に示すように、図中の白抜き太矢印の方向へカバー部材32を押すと、カバー部材32が上記白抜き太矢印とは反対の方向へ反ることとなり、一対のフック32aを切り欠き31b2に容易に嵌合させることができる。
一方、アーチ部31bへカバー部材32を取り付けた後は、図10(b)に示すように、図中の白抜き太矢印の方向へカバー部材32を引っ張って取り外そうとしても、カバー部材32が上記白抜き太矢印とは反対の方向へ反るため、一対のフック32aが切り欠き31b2に強く押し付けられ、カバー部材32を外れ難くすることができる。
以上のように、本実施形態のカメラ100は、表示部筐体1及びレンズ部筐体2の周囲を回動可能に囲む形状をなすとともに、剛性を有し、天頂に開口部31cを形成するアーチ部31bが表示部筐体1及びレンズ部筐体2と対向する側に一体成形されたグリップ3と、弾性を有し、当該弾性によりアーチ部31bに取り付け可能な取付部材(カバー部材32)と、を備える。
このため、本実施形態のカメラ100によれば、グリップ3を一体型にした場合であっても、外観を損ねることなく開口部31cにストラップを取り付けることができる。また、アーチ部31bは、グリップ本体31に一体成形されており、強度が確保されているため、カバー部材32は強度を必要とせず、薄型化を図ることができる。
また、本実施形態のカメラ100によれば、アーチ部31bは、基端部31b1に切り欠き31b2が設けられ、カバー部材32は、フック32aを有し、フック32aが切り欠き31b2に嵌合することで、アーチ部31bに取り付け可能となっているので、アーチ部31bにカバー部材32を取り付けた際に、カバー部材32を取れ難くすることができる。
また、本実施形態のカメラ100によれば、切り欠き31b2は、アーチ部31bの各基端部31b1の外側部にそれぞれ設けられ、カバー部材32は、互いに対向する一対のフック32aを有しているので、アーチ部31bにカバー部材32を取り付けた際に、カバー部材32をより取れ難くすることができる。
また、本実施形態のカメラ100によれば、カバー部材32は、断面C字状に形成され、アーチ部31bを被覆した状態で取り付け可能であるので、表示部筐体1及びレンズ部筐体2との摩擦を緩和することができる。
また、本実施形態のカメラ100によれば、カバー部材32は、アーチ部31bに取り付けられた際に、その両端部32bがグリップ3に当接するので、カバー部材32のがたつきを防止することができる。
また、本実施形態のカメラ100によれば、カバー部材32は、表示部筐体1の天頂に設けられている突起部が嵌入する受け穴32cが設けられているので、当該突起部を受け穴32cに嵌入させることによって、グリップ3を回転させることなく保持することができる。
[変形例]
続いて、上記実施形態の変形例について説明する。なお、上記実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本変形例のカメラ200は、上記実施形態におけるグリップ3のアーチ部31bに相当する部分を、グリップ本体とは別体として構成している点で、上記実施形態と異なっている。
図12は、ストラップ取付用部材240を示す斜視図である。
ストラップ取付用部材240は、上述のように上記実施形態におけるアーチ部31bに相当する部分の部材であり、図12に示すように、アーチ形状をなしている。なお、ストラップ取付用部材240は、上記実施形態におけるカバー部材32も兼ねている。
ストラップ取付用部材240は、各基端部241に開口部242が形成されている。各開口部242の左右両側の内壁には、奥行方向にガイド溝242aが形成され、また、各開口部242の天井部及び底部には、互いに対向する位置に円形状の受け穴242bが形成されている。
また、ストラップ取付用部材240は、一対のバネ棒243を備えており、各バネ棒243を上記ガイド溝242aに案内させ各開口部242内に収容した状態となっている。
また、ストラップ取付用部材240は、その長手方向中央に受け穴244が設けられている。受け穴244は、表示部筐体1の天頂に設けられているラッチとしての突起部(図示省略)を嵌入させるための穴である。
図13は、変形例のグリップ本体231を示す斜視図であり、(a)はグリップ本体231の天頂部分を示す部分拡大図であり、(b)は上下一対の突出片232を示す部分拡大図である。
図13(a),(b)に示すように、グリップ本体231は、天頂部分が左右対称の山型形状をなしており、そのうちの各山腹部分であって、且つグリップ本体231の内側に左右対称に上下一対の突出片232が設けられている。上下一対の突出片232は、互いに対向する位置にそれぞれ貫通孔232aが設けられており、当該貫通孔232a内にはそれぞれ互いに当接する側の端部が面取り加工されたピン233が摺動可能に設けられている。ピン233の2本分の長さは、上下一対の突出片232のうち上側に設けられた突出片232の上端面から下側に設けられた突出片232の下端面までの長さと等しくなるように設計されている。つまり、グリップ本体231は、上側に設けられた突出片232の上端面からも下側に設けられた突出片232の下端面からもピン233が出っ張らないように各ピン233を収容することが可能となっている(図15(a)参照)。
次に、グリップ本体231へのストラップ取付用部材240の組み付け過程について説明する。
図14(a)は、グリップ本体231へストラップ取付用部材240を組み付ける前の状態を示す斜視図である。
図14(a)に示すように、グリップ本体231の上下一対の突出片232に対して、ストラップ取付用部材240の各開口部242を嵌合させることにより、グリップ本体231へストラップ取付用部材240を組み付けることができるようになっている。
図14(b)は、グリップ本体231へストラップ取付用部材240を組み付け途中の状態を示す斜視図である。また、図15(a)は、当該組み付け途中の状態を示す断面図である。
図14(b)及び図15(a)に示すように、グリップ本体231の上下一対の突出片232に対して、ストラップ取付用部材240の各開口部242を嵌合させた当初は、各開口部242内に収容されているバネ棒243が上下一対の突出片232に収容されている各ピン233に押され、組み付け方向(図14(a)の矢印方向)とは反対の方向に曲げられた状態となっている。
図14(c)は、グリップ本体231へストラップ取付用部材240を組み付けた後の状態を示す斜視図である。また、図15(b)は、当該組み付け後の状態を示す断面図である。
図14(c)及び図15(a)に示すように、グリップ本体231の上下一対の突出片232に対して、ストラップ取付用部材240の各開口部242を嵌合させると、上記のように組み付け方向(図14(a)の矢印方向)とは反対の方向に曲げられていた各バネ棒243は弾性力によって上下一対の突出片232に収容されている各ピン233を押し返すこととなる。そして、各バネ棒243によって押し返された各ピン233は、上方と下方とにそれぞれ摺動して各開口部242のそれぞれの受け穴242bに嵌入した状態とる。これにより、グリップ本体231に対してストラップ取付用部材240が固定された状態となる。
以上のように、本変形例のカメラ200によれは、グリップ本体231へストラップ取付用部材240を組み付ける際、ネジを使用しないため、ストラップ取付用部材の幅をネジ頭径より大きくしなければならない等の設計上の制約が軽減されるので、設計上の自由度を向上させることができる。また、上述のように、ストラップ取付用部材240の各開口部242に設けられている受け穴242bに各ピン233が一旦嵌入すると、バネ棒243が立ち塞がり、各ピンが元の位置へ戻らない構造となっているため、グリップ本体231に対してストラップ取付用部材240を確実に固定することができる。
なお、本発明は、上記実施形態や上記変形例に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態や上記変形例のように、突起部31aはグリップ3に備えることが望ましいが、レンズ部筐体2に備えるようにしても良い。
また、例えば、上記実施形態や上記変形例のように、ネジ止めは相対する双方から行うことが望ましいが、相対しない方向から行ったり、緩みにくいネジを使用して一方向から行ったり、或いは、突起部31aに貫通する孔を設け、ボルトとナットで締め付けるようにしても良い。
また、例えば、上記実施形態や上記変形例にあっては、グリップ3は、例えば、アルミニウム等の軽量の材料)で構成されるようにしたが、これに限定されるものではない。グリップ3は、例えば、樹脂材料で構成された成形品であってもよい。また、樹脂材料で強度を要する場合には、二色成形(ダブルモールド)として、内側(一次側)にカーボンファイバー、外側(二次側)に加飾対応が可能な樹脂材料を使用するようにしてもよい。
また、上記実施形態や上記変形例にあっては、カメラ(カメラ100,200)を一例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カメラを備えるスマートフォンなど他の電子機器であってもよい。また、グリップ3の形状等は任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜変更可能であることは勿論である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ部を介して回転可能に結合された筐体の回転構造であって、
前記第2の筐体に備えられた突起部をネジ止めにより固定する取付部材を備え、
前記取付部材は、前記第1の筐体に前記ヒンジ部を介して回転可能に取り付けられ、
前記ネジ止めの方向は、前記ヒンジ部の回転軸線に対して直交する方向であることを特徴とする筐体の回転構造。
<請求項2>
前記取付部材は、前記突起部を相対する双方向から挟み、当該双方向からのネジ止めにより固定することを特徴とする請求項1に記載の筐体の回転構造。
<請求項3>
前記取付部材は、前記ネジ止めの方向に弾性を有する形状をなしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の筐体の回転構造。
<請求項4>
前記取付部材は、断面C字状に形成され、その間隙部分に前記突起部が挿入された状態でネジ止めされることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の筐体の回転構造。
<請求項5>
前記取付部材は、付勢部材を挟んだ状態で前記第1の筐体に前記ヒンジ部を介して回転可能に取り付けられることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の筐体の回転構造。
<請求項6>
前記ヒンジ部の回転軸は、前記第1の筐体の端部に設けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の筐体の回転構造。
<請求項7>
前記第2の筐体は、前記第1の筐体の両側で取り付けられることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の筐体の回転構造。
<請求項8>
前記第2の筐体は、U字状に形成され、その両端部内側に前記突起部を有することを特徴とする請求項7に記載の筐体の回転構造。
<請求項9>
前記第2の筐体は、当該第2の筐体と前記突起部とを一体的に形成していることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の筐体の回転構造。
<請求項10>
前記第1の筐体は、撮像部を備えるレンズ部筐体と、表示部を備える表示部筐体と、からなり、
前記レンズ部筐体と前記表示部筐体とは、前記ヒンジ部としての第2ヒンジ部と直交する第1ヒンジ部を介して回転可能に接合されていることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の筐体の回転構造。
<請求項11>
請求項1〜10の何れか一項に記載の筐体の回転構造を備えることを特徴とする電子機器。
<請求項12>
請求項10に記載の筐体の回転構造を備えることを特徴とする撮像装置。
100 カメラ
1 表示部筐体
1a 表示部
2 レンズ部筐体
2a レンズ部
20 ヒンジユニット
21 取付部材
22 皿バネ
23 ブラケット
24 第2ヒンジ軸
3 グリップ
31 グリップ本体
32 カバー部材
33 両面テープ
4 第1ヒンジ軸
5 ネジ
6 ストラップ
200 カメラ
231グリップ本体
240ストラップ取付用部材

Claims (12)

  1. 第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ部を介して回転可能に結合された筐体の回転構造であって、
    前記第2の筐体に備えられた突起部をネジ止めにより固定する取付部材を備え、
    前記取付部材は、前記第1の筐体に前記ヒンジ部を介して回転可能に取り付けられ、
    前記ネジ止めの方向は、前記ヒンジ部の回転軸線に対して直交する方向であることを特徴とする筐体の回転構造。
  2. 前記取付部材は、前記突起部を相対する双方向から挟み、当該双方向からのネジ止めにより固定することを特徴とする請求項1に記載の筐体の回転構造。
  3. 前記取付部材は、前記ネジ止めの方向に弾性を有する形状をなしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の筐体の回転構造。
  4. 前記取付部材は、断面C字状に形成され、その間隙部分に前記突起部が挿入された状態でネジ止めされることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の筐体の回転構造。
  5. 前記取付部材は、付勢部材を挟んだ状態で前記第1の筐体に前記ヒンジ部を介して回転可能に取り付けられることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の筐体の回転構造。
  6. 前記ヒンジ部の回転軸は、前記第1の筐体の端部に設けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の筐体の回転構造。
  7. 前記第2の筐体は、前記第1の筐体の両側で取り付けられることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の筐体の回転構造。
  8. 前記第2の筐体は、U字状に形成され、その両端部内側に前記突起部を有することを特徴とする請求項7に記載の筐体の回転構造。
  9. 前記第2の筐体は、当該第2の筐体と前記突起部とを一体的に形成していることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の筐体の回転構造。
  10. 前記第1の筐体は、撮像部を備えるレンズ部筐体と、表示部を備える表示部筐体と、からなり、
    前記レンズ部筐体と前記表示部筐体とは、前記ヒンジ部としての第2ヒンジ部と直交する第1ヒンジ部を介して回転可能に接合されていることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の筐体の回転構造。
  11. 請求項1〜10の何れか一項に記載の筐体の回転構造を備えることを特徴とする電子機器。
  12. 請求項10に記載の筐体の回転構造を備えることを特徴とする撮像装置。
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