JPH0694743B2 - レバー錠 - Google Patents

レバー錠

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JPH0694743B2
JPH0694743B2 JP2318767A JP31876790A JPH0694743B2 JP H0694743 B2 JPH0694743 B2 JP H0694743B2 JP 2318767 A JP2318767 A JP 2318767A JP 31876790 A JP31876790 A JP 31876790A JP H0694743 B2 JPH0694743 B2 JP H0694743B2
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富夫 熊野
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昭和ロック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、扉の表面に取付けられるレバーと組合わせて
用いられるレバー錠に関するものである。
〔従来の技術〕
上記のようなレバー錠の構造の一例について、本発明の
説明図である第1図を参照して説明する。図のように、
箱形のケース1内には、矩形板状のフロント4を開口を
通して出没自在なラッチボルト2が、図において左右方
向に移動自在に配設されると共に、上記ラッチボルト2
よりも下側の位置にハブ3が回動自在に組付けられてい
る。扉の表面に取付けられるレバー(図示せず)が操作
されるとき、上記ハブ3が一体的に回動し、このハブ3
の上端側でラッチボルト2が右方向へと押動されて、ラ
ッチ頭部7がフロント4から没入するようになってい
る。
上記ハブ3の回動中心となるハブ軸24の回りには、ねじ
りコイルばねより成るハブスプリング30が、所定の初期
ねじり変形量を与えた状態で取付けられている。このハ
ブスプリング30におけるコイル部31の両端からそれぞれ
延びるねじりコイルばね端部(以下、ばね端部と略記す
る)の一方32は、例えばケース1の後壁面15への当接状
態にて係止され、他方33は、ハブ3に設けられている係
止突起34に係止されている。これにより、このハブスプ
リング30から、図において左回りの付勢力がハブ3に作
用するようになっている。
上記のハブスプリング30によって、レバー操作時におい
ては、前記の初期ねじり変形量からさらに増大する変形
量に応じて適度の抵抗感が与えられると共に、レバーか
ら手を離したときには、このレバーが適度な速度にて初
期位置に復帰する。
上記のようなレバー錠の扉への取付状態の一例を第18図
に示している。同図のように、扉61の表面に沿って、レ
バー取付板としての長座62が取付けられ、この長座62に
対して回動自在にレバー63が組付けられている。そし
て、このレバー63の回動中心OCの位置に紙面裏側に向か
って延びる角芯軸が設けられ、この角芯軸が、扉61に組
付けられているレバー錠64の前記ハブの回動中心の角芯
穴に嵌挿されている。
ところで、レバー操作時には、前記ハブスプリングのば
ね力に抗するレバー操作力が必要であり、このレバー操
作力は、ハブスプリングのばね力が同一の場合でも、レ
バーの回動中心OCからの長さの差によって異なるものと
なる。例えば、第18図に示す卵形形状の短寸レバー63の
回動中心OCからの長さL1が、第19図に示す長寸レバー65
の長さL2の半分とすると、ハブスプリングのばね力が同
一の場合には、第18図に示すレバー63では、第19図に示
すレバー65での操作力よりも2倍の操作力を必要とする
ものとなる。このため、短寸レバーと組み合わせたとき
に適度の操作力が得られるレバー錠を長寸レバーと組み
合わせて用いる場合には、適度に弱い操作力で回転する
こととなって、使用者には、例えば故障を生じていると
の誤認を生じさせるおそれがあり、逆に、長寸レバーの
ときに適度のレバー操作力が得られるレバー錠を短寸レ
バーと組み合わせて用いる場合には、適度の操作力が必
要となって操作性が損なわれてしまう。
したがって、従来は、種々のレバー長に対応させて、材
質やコイル部の巻数等の形状を異ならせたハブスプリン
グを組み込むことでばね力の異なる多品種のレバー錠が
製作され、扉に組付けられるレバー毎にそれぞれ適合す
るレバー錠の選定を行って扉に組込むようになってい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のように各種のレバーにそれぞれ適
合するばね力のレバー錠を製作しておく場合には、ハブ
スプリング等の部品の種類や組立後のレバー錠の品種数
が多くなり、このため、例えば、保管や在庫管理等が煩
雑となり、この結果、製品コストが高くなる等の問題を
生じている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のレバー錠は、上記課題を解決するために、扉の
表面に取付けられるレバーの操作に連動して回動動作を
生じる回動動作部材と、この回動動作部材の回動動作に
応じてねじり変形量の増減を伴ってレバー操作に抗する
ばね力を与えるねじりコイルばねとがケース内に設けら
れているレバー錠において、上記ねじりコイルばねにお
けるねじりコイルばね端部の係止位置の変更を、上記ケ
ースの外方からの変更操作によって可能とすべく、ケー
スとケースカバーとの相互の対向位置に長穴がそれぞれ
穿設される一方、上記長穴間には、ケースとケースカバ
ーとに挟持されかつねじりコイルばね端部を係止するた
めの係止部材が設けられ、さらに上記長穴を通して上記
係止部材を固定するための固定ネジが設けられているこ
とを特徴としている。
〔作用〕
上記の構成によれば、ねじりコイルばねのねじりコイル
ばね端部(以下、ばね端部と略記する)の係止位置を、
ケースの外方から無段階に変更することが可能である。
つまり、ばね端部の係止位置を変更することによって、
ねじりコイルばねにおける初期ねじり変形量が変化し、
これにより、ばね力が変化する。そして、このようなば
ね端部の係止位置の変更は、ケースとケースカバーとの
相互の対向位置に長穴を通して係止部材を固定するため
に設けられた固定ネジを緩めることにより、ケースの外
方から、すなわち、組立後に行うことができるようにな
っている。さらに、この穴は、長穴にて形成されている
ために、長穴の任意の位置で係止部材を固定することが
できる。このため、係止位置を無段階に変更することが
可能となる。
したがって、同一品質の製品においても、上記の係止位
置の変更操作を組立後にかつ無段階に行なうことで、複
数の形状の異なるレバーのそれぞれに適正な操作力を有
するものとすることができる。この結果、組立段階にお
ける品種数を従来よりも少なくすることができるので、
部品や組立製品の保管・在庫管理等が簡単となる。これ
により、製品コストをより安価なものとすることができ
る。
〔実施例1〕 本発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
第1図に示すように、本実施例のレバー錠においては、
ほぼ密閉状の箱形のケース1内に、図において左右方向
に長いラッチボルト2が配設されると共に、このラッチ
ボルト2の右端部下側の位置に、回動動作部材としての
ハブ3が組付けられている。
上記のケース1は、扉の側端面に沿って固定される矩形
板状のフロント4に左端側が固定された箱形のケース本
体5と、このケース本体5における図において紙面手前
側の開放面を覆う平板状のカバー6とから成っている。
一方、前記のラッチボルト2は、図において左端側に、
フロント4の開口を通して出没するラッチ頭部7を有す
ると共に、このラッチ頭部7からケース1内を右方向に
延びるラッチ軸部8を備えている。このラッチ軸部8の
左右の両端部には、逆U字形状のラッチガイド9におけ
る左右の垂直面部10・11がそれぞれ固定されている。右
側の垂直面部11には、その幅方向(紙面と直交する方
向)の両端面にそれぞれ被案内突起部12が設けられると
共に、カバー6及びこのカバー6と対面するケース本体
5の側壁面13に、それぞれ左右方向に長い角形のガイド
穴14(側壁面13側のみ図示されている)が穿設されてい
る。上記の各被案内突起部12をガイド穴14に嵌入させた
組立状態とすることによって、上下方向の振れを生じさ
せずに、ラッチボルト2がラッチガイド9と一体的に左
右方向に移動するようになっている。
上記のラッチガイド9の右側垂直面部11と、ケース本体
5における右端の後壁面15との間には、比較的弾性力の
弱い円錐コイルばねより成るラッチスプリング16が縮装
されており、このラッチスプリング16によって、ラッチ
ボトル2は、ラッチ頭部7がフロント4から突出した施
錠位置で保持されるように付勢されている。
前記のハブ3は、第2図に示すように、相互に対面する
と共にほぼ同一形状の第1・第2面板部21・22、及び両
面板部21・22を紙面の奥側で相互に連結する連結板部23
から成るコ字状の板状体と、上記第1・第2面板部21・
22における下端側を貫通するハブ軸24とから成ってい
る。このハブ3は、ハブ軸24の両端部を、それぞれケー
ス本体5の側壁面13とカバー6との各円形穴に嵌挿させ
た組付けが行われ、これにより、上記ハブ軸24を中心に
回動自在となっている。またこのとき、第1図に示すよ
うに、連結板部23を左側に位置させて、この連結板部23
を回動規制突起25に当接させると共に、第1・第2面板
部21・22における上方への突出部の右端に、ラッチガイ
ド9の右側垂直面部11を右側から当接させた組付けが行
われる。なお、上記の回動規制突起25は、ケース本体5
の側壁面13における局部的な切り起こし片から成ってい
る。
上記のハブ軸24には、その中心位置に角芯穴26が穿設さ
れている。この角芯穴26には、図示してはいないが、扉
の表面に取付けられるレバーから延びる角芯軸が嵌挿さ
れ、これにより、上記レバーの回動操作に伴って、ハブ
3に回動動作が生じるようになっている。
上記ハブ3における両面板部21・22間には、第2図に示
すように、ねじりコイルばねより成るハブスプリング30
がさらに設けられている。このハブスプリング30は、ハ
ブ軸24の外周を囲うコイル部31が、両面板部21・22間の
寸法とほぼ同等の軸方向長さで形成されている。また、
コイル部31の両端の各ねじりコイルばね端部(以下、ば
ね端部と略記する)32・33は、両面板部21・22の各内側
の面にそれぞれ接した状態で回動中心から上方に延びる
形状となっている。また、第1図に示すように、ハブ3
の面板部21の外周縁を超えて右上方に傾斜して延びる右
側のばね端部(以下、第1ばね端部という)32は、その
先端を、ケース本体5の後壁面15に当接させてこの後壁
面15により係止されている。一方、ハブ3におけるカバ
ー6側の第1面板部21に係止突起34が形成され、この係
止突起34に、ハブスプリング30の左側のばね端部(以
下、第2ばね端部という)33の先端側を係止させた組立
が行われている。これにより、ハブ3に対して図におい
て左回りの付勢力が上記ハブスプリング30から与えられ
るようになっている。
上記の係止突起34は、第2図にも示されているように、
第2ばね端部33の線径を幾分超える高さ形状に、ハブ3
の第1面板部21を局部的にほぼ直角に切起こすことによ
って形成されている。そして、第1図に示すように、上
記の第1面板部21には、係止突起34の形成領域に隣接さ
せて、係止位置変更用の角穴35が穿設されている。この
角穴35を通して、係止突起34にて係止されている第2ば
ね端部33をカバー6側から臨み得るようになっている。
また、ケース本体5内に上記の各部品の組付けが行われ
た後に、ケース本体5に取付けられるカバー6にも、第
3図に示すように、上記の角穴35と同一位置に、ほぼ同
一形状の角穴36が穿設されており、したがって、上記カ
バー6を取付けて組立を完了した後においても、上記の
各角穴35・36を通して、ハブスプリング30の第2ばね端
部33を外方から臨み得るようになっている。
上記構成のレバー錠においては、扉の表面に取付けられ
ているレバー操作時に、このレバーから延びる角芯軸と
共にハブ3が第1図において右回りに回動することによ
って、ハブ3の第1・第2面板部21・22の上端側でラッ
チガイド9の右側垂直面部11が右方向に押動される。こ
の結果、ラッチガイド9と一体的にラッチボルト2が右
方向に移動し、ラッチ頭部7がフロント4からケース1
内に没入して、解錠状態となる。このときのレバー操作
に対する適度の抵抗感が、ハブスプリング30のばね力に
よって与えられる。
また、レバーから手を離したときには、ハブ3に対し左
回りに作用する上記のハブスプリング30のばね力によっ
て、ハブ3とレバーとが一体的に、第1図に示す初期位
置に復帰し、また、同時にラッチボルト2も、ラッチス
プリング16のばね力によって、ラッチ頭部7がフロント
4から突出する施錠位置に復帰する。
上記のハブスプリング30は、第1図に示す組立状態で所
定の初期ねじり変形量を与えた状態で組付けられてお
り、この初期ねじり変形量を異ならせることによってば
ね力に差を生じ、これにより、レバー操作時での抵抗
感、すなわちレバー操作力や、復帰力に差異を生じるも
のとなる。上記実施例においては、ケース本体5にカバ
ー6を取付けた組立完了後において、上記の初期ねじり
変形量を変更し得るようになっている。すなわち、第3
図に示されているカバー6とハブ3の第1面板部21との
各角穴35・36を通して、例えばマイナスドライバを押し
込み、その先端部で、角穴35・36内に位置する第2ばね
端部33に、第2図において二点鎖線で示すように、第1
面板部21から離れる方向の変形を生じさせる。このよう
な変更操作によって、第2ばね端部33に係止突起34の高
さ寸法を超える変形が生じたとき、この第2ばね端部33
は、自身のばね力によって初期ねじり変形量の低下方向
への弾発的な変形を生じる。この結果、第2ばね端部33
は、第4図に示すように、ハブ3の連結板部23に沿って
当接する位置へと変化する。これにより、両ばね端部32
・33の開き角が第1図に示す組立状態のときよりも大き
くなり、したがって、ねじり変形量が小さくなる結果、
より小さなばね力のレバー錠に変化する。
〔実施例2〕 本発明の他の実施例を第5図ないし第7図に基づいて説
明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前
記の実施例の図面に示した部材と同一の機能を有する部
材には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。後
述するさらに他の実施例の説明においても同様とする。
本実施例におけるレバー錠においては、ハブスプリング
30の両ばね端部32・33のうち、ケース本体5の後壁面15
側に位置する第1ばね端部32の係止位置を変更し得るよ
うになっている。
すなわち、第5図に示すように、ケース本体5の側壁面
13における後壁面15よりも左側の位置に、係止突起41が
形成されると共に、第6図にも示すように、この係止突
起41と隣接する位置に、角穴42が穿設されている。
初期の組立段階においては、図のように、係止突起41で
ハブスプリング30の第1ばね端部32を係止した組付けが
行われる。そして、組立完了後において、角穴42を通し
て例えばマイナスドライバを挿入し、その先端部で、第
1ばね端部32に係止突起41の高さを超えるまで変形させ
ることによって、第1ばね端部32の係止位置は、第7図
に示すように、その先端部がケース本体5の後壁面15に
当接する位置に変化する。これにより、組立段階におけ
るハブスプリング30のばね力が弱められたレバー錠に変
化する。
〔実施例3〕 本発明のさらに他の実施例を第8図ないし第11図に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。
第8図に示すように、本実施例のレバー錠においては、
第1ばね端部32の係止部材として、ケース本体5の側壁
面13とカバー6との間に架設されるばね受けノック43が
設けられている。このばね受けノック43は、図において
紙面の裏側から、その端部にケース本体5の側壁面13を
通して固定ねじを螺着し、また、第9図に示すように、
カバー6の取付後にこのカバー6側からも固定ねじ44を
螺着することによって固定される。
そして、第8図及び第9図にそれぞれ示されているよう
に、ケース本体5の側壁面13、及びカバー6には、ハブ
3の回動中心とほぼ同心の円周に沿う円弧状の長穴45・
45が穿設されており、これら長穴45・45を通して各固定
ねじ44を挿通させてばね受けノック43を固定するように
なっている。したがって、上記各固定ねじ44によるばね
受けノック43の固定位置を上記の長穴45・45に沿って移
動することが可能であり、組立の当初は、例えば第8図
及び第9図に示すように、長穴45の図において左端に当
接させた位置で組立てられる。
このときには、第1ばね端部32と第2ばね端部33との開
き角が最も小さく、ハブスプリング30は最も大きなばね
力を有するレバー錠として組立てられている。その後、
固定ねじ44を緩めた場合に、ハブスプリング30自身のば
ね力によって、第1ばね端部32が第2ばね端部33との開
き角を大きくする方向に移動する。そして、例えば、第
10図に示すように、長穴45の図において右端に当接する
位置にて再度固定ねじ44を締付けることによって、第11
図に示すように、第1ばね端部32と第2ばね端部33との
間の開き角が上記組立段階よりも大きくなる。これによ
り、ハブスプリング30のばね力が弱められたレバー錠に
変化する。
なお、上記構成においては、長穴45に沿ってばね力を強
める方向にも固定位置の変更が可能であり、また、長穴
45における両端部間の中間位置でばね受けノック43を固
定することで、ハブスプリング30のばね力を強める方向
にも弱める方向にも無段階で変更させ得る構成となって
いる。
〔実施例4〕 本発明のさらに他の実施例を第12図ないし第15図に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。
第12図に示すように、本実施例のレバー錠では、ハブ3
における連結板部23が下端側に設けられ、また、ハブス
プリング30の各ばね端部32・33は、ラッチボルト2とほ
ぼ平行にフロント4側に延びる状態で組付けられてい
る。このとき、上方に位置する第1ばね端部32は、ケー
ス本体5の側壁面13に形成されている係止突起46にて係
止される一方、下側の第2ばね端部33は、上記連結板部
23に取付ねじ47で固定されたばね受け板(係止位置変更
部)48の上端部で係止した状態で組立てられている。
上記ばね受け板48は、ハブ3の連結板部23の下面に沿っ
てねじ固定される取付面と、この取付面の左端部から上
方に延びる垂直部を有するL字形状をなしており、この
垂直部の上端面によって、ハブスプリング30の第2ばね
端部33の先端側が上方に押し上げられた状態で係止され
ている。そして、上記のばね受け板48の取付面が対面す
るケース本体5の下壁面49には、第13図にも示すよう
に、ばね受け板48の取付面の外周形状よりも大きな形状
の貫通穴50が形成されている。
上記構成においては、貫通穴50を通して取付ねじ47を外
し、さらに、第14図に示すように、ばね受け板48を取り
出すことによって、ハブスプリング30のばね力が変化す
る。このとき、第15図に示すように、ハブスプリング30
の第2ばね端部33は、ハブ3の連結板部23に沿って当接
する状態に変化する。これにより、ハブスプリング30の
初期ねじり変形量が組立段階のときよりも小さなレバー
錠に変化する。
なお、本実施例においても、ばね受け板48を再度貫通穴
50を通して取付けることで、ハブスプリング30のばね力
を強める方向に変更することも可能である。
〔実施例5〕 本発明のさらに他の実施例を第16図及び第17図に基づい
て説明すれば、以下の通りである。
第16図に示すように、本実施例のレバー錠においては、
ケース本体5の後壁面15に、ハブスプリング30の第1ば
ね端部32の係止位置を変更するための変更板(係止位置
変更部)51が取付けられている。この変更板51は、後壁
面15に沿ってねじ固定される取付面と、この取付面の下
端から、後壁面15の穿設穴を通してケース1内に水平に
挿入される挿入部を有するL字状に形成されている。そ
して、この挿入部の先端面によって、ハブスプリング30
における後壁面15の内方を上方に延びる第1ばね端部32
の上端側が、後壁面15からフロント4側に離間した位置
で係止されている。
上記構成においては、変更板51を取り外すことによっ
て、第17図に示すように、ハブスプリング30の第1ばね
端部32は、その先端あ後壁面15に当接する位置に移動す
る。これにより、ハブスプリング30のばね力が弱められ
たレバー錠に変化する。
なお、この実施例のレバー錠においても、再度、変更板
51を取付けることによって、ばね力の大きなレバー錠に
戻すことができる。
以上の説明のように、上記各実施例のレバー錠において
は、レバー操作力等を定めるハブスプリング30のばね力
の変更を、製品組立後において容易に行うことができ
る。このようなレバー錠は、扉の表面に取付けられるレ
バーと組み合わせて扉に組込まれるが、レバー形状、特
に回動中心からの長さが異なる場合には、上記ハブスプ
リング30のばね力が同一であってもレバー操作力は異な
るものとなる。したがって、適正なレバー操作力を与え
るためには、従来、レバーの長さ形状に合わせてハブス
プリング30のばね力の異なる多種類のレバー錠を製品化
することが必要であったが、上記においては、一つのレ
バー錠でハブスプリング30のばね力を製品組立後に容易
に変更することができるので、組立段階での品種数が少
なくなり、この結果、例えば、従来、品種毎に形状等を
異ならせていたハブスプリング等の部品の種類が少なく
なり、また、保管や在庫管理等における手間が大幅に簡
略化される。これにより、製品コストをより安価なもの
とすることができる。
なお、以上の説明では、ハブスプリング30における一方
のばね端部に対して係止位置の変更可能な構造、また、
二段階で変更し得る構成を例に挙げて主に説明したが、
ハブスプリングの各ばね端部の双方の係止位置をそれぞ
れ変更し得る構造とすることや、三段階以上、さらには
無段階で係止位置の切換えを行い得るように構成するこ
とも可能である。
〔発明の効果〕
本発明のレバー錠は、以上のように、ねじりコイルばね
におけるねじりコイルばね端部の係止位置の変更を、上
記ケースの外方からの変更操作によって可能とすべく、
ケースとケースカバーとの相互の対向位置に長穴がそれ
ぞれ穿設される一方、上記長穴間には、ケースとケース
カバーとに挟持されかつねじりコイルばね端部を係止す
るための係止部材が設けられ、さらに上記長穴を通して
上記係止部材を固定するための固定ネジが設けられてい
る構成である。
これにより、組立後においても外方からの操作により、
ねじりコイルばねのばね力を無段階に変更することがで
きるので、例えば長さの異なる複数のレバーそれぞれに
対して、同一品種の製品にて適正なレバー操作力が得ら
れるようにすることができる。この結果、品種数を従来
よりも少なくすることができるので、例えば、保管・在
庫管理等に伴う作業が簡単となり、これにより、製品コ
ストをより安価なものとすることができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示すものであ
る。 第1図はレバー錠の内部構造を示す部分切欠正面図であ
る。 第2図はレバー錠に組込まれているハブの側面図であ
る。 第3図はレバー錠の正面図である。 第4図はハブスプリングの第2ばね端部の係止位置を変
更した状態での内部構造を示す部分切欠正面図である。 第5図ないし第7図は本発明の他の実施例を示すもので
ある。 第5図はレバー錠の内部構造を示す部分切欠正面図であ
る。 第6図は第5図におけるVI−VI線矢視断面図である。 第7図はハブスプリングの第1ばね端部の係止位置を変
更した状態での内部構造を示す部分切欠正面図である。 第8図ないし第11図は本発明のさらに他の実施例を示す
ものである。 第8図はレバー錠の内部構造を示す部分切欠正面図であ
る。 第9図はレバー錠の正面図である。 第10図及び第11図はそれぞれハブスプリングの第1ばね
端部の係止位置を変更した状態での正面図及び内部構造
を示す部分切欠正面図である。 第12図ないし第15図は本発明のさらに他の実施例を示す
ものである。 第12図はレバー錠の内部構造を示す部分切欠正面図であ
る。 第13図はレバー錠の底面図である。 第14図及び第15図はそれぞれハブスプリングの第2ばね
端部の係止位置を変更した状態での底面図及び内部構造
を示す部分切欠正面図である。 第16図及び第17図は本発明のさらに他の実施例を示すも
のである。 第16図はレバー錠の内部構造を示す部分切欠正面図であ
る。 第17図はハブスプリングの第1ばね端部の係止位置を変
更した状態での内部構造を示す部分切欠正面図である。 第18図及び第19図は従来例を示すものである。 第18図は扉の表面に取付けられたレバーとレバー錠との
組合せ状態を示す正面模式図である。 第19図は第18図のレバーとは異なる形状のレバーとレバ
ー錠との組合せ状態を示す正面模式図である。 1はケース、3はハブ(回動動作部材)、30はハブスプ
リング、32は第1ばね端部、33は第2ばね端部、35・36
・42は角穴(係止位置変更部)、43はばね受けノック
(係止位置変更部)、48はばね受け板(係止位置変更
部)、51は変更板(係止位置変更部)である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉の表面に取付けられるレバーの操作に連
    動して回動動作を生じる回動動作部材と、この回動動作
    部材の回動動作に応じてねじり変形量の増減を伴ってレ
    バー操作に抗するばね力を与えるねじりコイルばねとが
    ケース内に設けられているレバー錠において、 上記ねじりコイルばねにおけるねじりコイルばね端部の
    係止位置の変更を、上記ケースの外方からの変更操作に
    よって可能とすべく、ケースとケースカバーとの相互の
    対向位置に長穴がそれぞれ穿設される一方、上記長穴間
    には、ケースとケースカバーとに挟持されかつねじりコ
    イルばね端部を係止するための係止部材が設けられ、さ
    らに上記長穴を通して上記係止部材を固定するための固
    定ネジが設けられていることを特徴とするレバー錠。
JP2318767A 1990-11-22 1990-11-22 レバー錠 Expired - Fee Related JPH0694743B2 (ja)

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