JPS5930876B2 - 扉の錠装置 - Google Patents

扉の錠装置

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JPS5930876B2
JPS5930876B2 JP1837881A JP1837881A JPS5930876B2 JP S5930876 B2 JPS5930876 B2 JP S5930876B2 JP 1837881 A JP1837881 A JP 1837881A JP 1837881 A JP1837881 A JP 1837881A JP S5930876 B2 JPS5930876 B2 JP S5930876B2
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lever
latch
piston
lever handle
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幸男 松浦
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は扉の錠装置に関するものである。
一般にレバーハンドル型の扉の錠装置は、レバーハンド
ルを操作することによってラッチを突出又は没入させ、
扉を閉じた状態に保持した如、あるいは扉を開放可能な
状態にするものであるが、上記レバーハンドルは手を放
したときに元の状態に戻るよう自己復帰型となっている
そしてこの種の扉の錠装置の1つとして、従来第1図に
示すようなものがあった。
この装置では、ラッチ2とレバーハンドル3のハブ3a
とは図示していないが係合しており、又レバーノ・ンド
ル3のハブ3aには受部3bが形成され、ケース1に固
定したノブ4aにはうず巻きばね5が取付けられ、さら
にハブ3aの受部3bとばね5の一端との間には押し板
6が介設されている。
そしてラッチ2を没入させるためにレバーハンドル3を
矢印A方向に回すと、押し板6はノブ4bと接しながら
変位して1点鎖線で示すような状態となシ、うず巻きば
ね5は1点鎖線で示すような状態に変形し、又レバーハ
ンドル3から手を放すと、このレバーハンドル3はばね
5のばね力によシ矢印A方向と逆方向に回動して元の状
態に戻るようになっている。
しかしながらこの扉の錠装置では、うす巻きはね5を図
示するような形状に作ることが難しく、又レバーハンド
ル3の操作時には軽く回すことができ、かつレバーハン
ドル3を確実に元の状態に戻すことができるようにうす
巻きばね5のばね力を調整することが困難であシ、シか
もこのはね5と押し板6とを組付けるためには広いスペ
ースが必要であり、装置が大型になっていた。
またレバーハンドル3を操作したときに、うず巻きばね
5のi端側に負荷が集中して加わり、その変形量は他の
部分に比べて多(、そのためばね5に傷があったり、あ
るいは長時間使用してばね5が疲労していたシすると、
はね折れが発生することがあった。
さらにレバーノ・ンドル3を強(操作したときには、そ
の衝撃によって押し板6がはずれるおそれがあった。
また従来、上記装置と異なシ、第2図に示すような構造
の扉の錠装置もあ択この装置ではレバーハンドル3のハ
ブ3aの外周面にレバー3cを形成し、このレバー3c
とノック4aに取付けたうず巻きばね5の一端とを摺接
させてお沙、レバ−ハンドル3を矢印入方向に回すと、
うず巻きばね5はレバー3cに押されて1点鎖線で示す
ような状態となシ、とのばね5のばね力によってレバー
ハンドル3は自己復帰するようになっている。
しかしこのような扉の錠装置でも、上記装置と同様、ば
ね5の製造と調整とが困難であムばね5の組付けのため
の広にスペースが必要であり、又はね折れが発生すると
いう問題があった。
さらにこの装置では、ハブ3aのレバー3cとうス巻き
ばね5とが単に摺接しているだけであるので、レバーハ
ンドル3の操作時の感触が悪く、又はね5のばね力があ
まりレバー3cに伝わらないことから強力なばね5を用
いなければならなかった。
さらに従来、第3図に示すような構造の扉の錠装置もあ
った。
この装置では、ラッチ2とレバーハンドル3のハブ3a
とがC字状の係合具Tを介して係合され、又この係合具
7には2つのコイルばね8a 、sbがその一端がノッ
ク4c、4dに、他端が係合具7の先端にそれぞれ係止
されており、レバーハンドル3を矢印A方向又はその逆
方向に回すと、係合具7がばね8a又は8bのばね力に
抗して揺動してラッチ2は没入し、又レバーハンドル3
はばね8a又は8bのばね力によって回動復帰するよう
になっている。
しかしこの扉の錠装置では、ケース1の厚み方向の寸法
を大きくできないことからコイルばね8a、8bの巻き
数を多くすることができず、その結果ばね8a、8bに
は過大な負荷が加わりやすく、ばね8a 、8bが折れ
やすいという問題があった。
また係合具7を組付けるために広いスペースが必要であ
シ、シたがって上記2つの装置と同様装置が大型になる
という問題もあった。
ところで上述のばね折れの問題を解消する方法としては
、例えば実公昭45−1200号公報に示されるように
、コイルばねを圧縮したときのばね力によってレバーハ
ンドルを自己復帰することが考えられるが、その場合コ
イルばねの支持機構が必要であり、しかも単にコイルば
ねを用いた場合にはコイルばねの圧縮につれてレバーハ
ンドルが重くなって操作しにくくなるという問題が生じ
る。
この発明は以上のような従来の問題点に鑑みてなされた
もので、レバー・・ンドルのハブの外周面に受部を形成
し、筒状部材の一端を錠ケー不に回動自在に係止し、こ
の筒状部材に摺動自在にピストンを設けるとともに、ピ
ストン部材とハブの受部とを係合し、さらに筒状部材と
ピストン部材との間にバネ部材を設け、レパーノ・ンド
ルの回動時に、ピストン部材をばね部材のばね力に抗し
て筒状部材の一端側に摺動させるとともに、ピストン部
材と筒状部材とを微小回動させるようにすることにより
、レバーハンドルを軽くかつ大変滑らかに操作でき、し
かもばね折れの発生しない構造簡単かつ小型の扉の錠装
置を提供することを目的としている。
以下本発明の一実施例を図について説明する。
第4図ないし第6図は本発明の一実施例による扉の空錠
装置を示す。
図において、1は側面長方形状のケースで、該ケース1
.の前壁の貫通孔1aには断面台形状のラッチ2が摺動
自在に挿通さね、該ラッチ2はケース1からの突出時に
壁(図示せず)の側面に形成した四部と係合して扉(図
示せず)を閉状態に保持するようになっている。
そしてこのラッチ2の後端には丸棒9が固定され、該丸
棒9はケース1に固定されたリング1bを挿通し、その
後端には係止突起10が設けられている。
また丸棒9の外周面にはコイルばね11がその一端がラ
ッチ2の後端面に、他端がリング1bに当接して装着さ
れており、該コイルばね11はラッチ2を矢印B方向に
付勢している。
またケー゛ス1の第4図の右側部にはレバーノ・ンドル
3のハブ12が回動自在に設けられている。
このハブ12の外周面には受部12aと当接部12bと
が形成され、該当接部12はケース1に固定されたノブ
13aと当接するようになっている。
またハブ12にはレバー12cが一体に形成され、該レ
バー12cは上記ラッチ2の係止突起10と係合してい
る。
さらにケース1の下部にはパイプ14が配設されている
このパイプ14の先端周壁の左右両側部分14aは外方
に折り曲げられ、又パイプ14の先端周壁の上側及び下
側部分14bの間にはケース1に固定されたノック13
bが収容されており、パイプ14はノック13bの回如
に回動自在となっている。
そしてこのパイプ14内には後端側からピストント5が
摺動自在に挿入されている。
このピストン15の一端にはすシ割り15aが形成され
、該すり割り15aには押し板16が収容されてワッシ
ャ17によって固定され、該押し板16は上記バブ12
の受部12aと係合している。
またパイプ14の外周面にはコイルばね18がその一端
がパイプ14先端の折シ曲げ部14aと、他端がワッシ
ャ17と当接して装着されておシ、該コイルバネ18は
ノ・ブ12をピストン15を介して矢印C方向に付勢し
ている。
そして以上のようなパイプ14、ピストン15、押し板
16、ワッシャ17及びコイルバネ18によってばねユ
ニット19が構成されている。
次に本装置の組立方法について説明する。
この装置を組立てる場合、まずケース1にラッチ2及び
バブ12をそれぞれ取付け、ラッチ2の係止突起10と
バブ12のレバー12cとを係止させ、次にばねユニッ
ト19を組付け、蓋(図示せず)をした後、レバーノ・
ンドル3をノ・ブ12の孔12dに挿入すればよい。
そして上記ばねユニット19を組付ける場合、まずパイ
プ14にコイルばね18を装着し、また押し板16をピ
ストン15のすシ割DI Sa内に適宜位置まで挿入し
てワッシャ17によって固定し、このピストン15を上
記コイルばね18のばね力に抗してパイプ14内に押し
込む。
次にピストン15をパイプ14内に押し込んだ状態で、
押し板16の突出端とバブ12の受部12aとを当接さ
せ、同時にパイプ14先端上、下壁14bの間にノック
13bを収容する。
そしてバネユニット19から手を放すと、押し板16は
コイルばね18のばね力により第4図右方に押されてバ
ブ12の受部12aと係合する。
このようにすればばねユニット19を組付けることがで
きる。
次に本装置の動作について説明する。
この装置では扉を開く場合、レバーノ・ンドル3を手に
持って矢印C方向と逆方向に回動し、ラッチ2を没入さ
せた後、レバーノ・ンドル3を引くか押すかすればよい
そしてこのときばねユニット19では、レバーバンドル
3のバブ12が回動し始めると、押し板16はノ・ブ1
2によって第4図左方向の力を受け、ピストン15はコ
イルばね18のばね力に抗して押し込まれ始める。
さらにバブ12が回動すると、バブ12の受部12aも
矢印C方向と逆方向に回動し、ピストン15がさらにパ
イプ14内に押し込まれながら、パイプ14、ピストン
15及び押し板16はノック13bの回りに上方へ微小
回動する。
またレバーバンドル3を回してラッチ2を没入させて扉
を開いた後、このレバーバンドル3から手を放すと、レ
バーバンドル3のノ・ブ12はコイルばね18のばね力
によって矢印C方向に回動復帰し、バブ12の当接部1
2bとノック13aとが当接して、レバーバンドル3は
元の位置に戻る。
以上のような構成になる本実施例の装置では次のような
効果を得ることができる。
(1)この装置では、レバーバンドル3を回したときに
コイルばね18に圧縮し、レバーバンドル3から手を放
したときにこのコイルばね18の復元力によってレバー
バンドル3を回動復帰させるようにしており、このよう
にコイルばね18を用いると、該ばね18の一部に負荷
が集中しないことがらばね折れが発生しに<<、シたが
って設計時の論理計算を正確に行なえば、ばね折れの発
生は確実に防止できる。
(2)一般に扉の錠装置においては、ランチを最も引き
込んだときに、レバーノ・ンドルを持つ力が最も少な(
てすむことが人間工学的に望ましい。
本装置では、レバーノ・ンドル30回動開始時には押し
板16はバブ12に対しその受部12aの回動の接線方
向に位置しておシ、コイルばね18のばね力は100%
)・ブ12に伝わるが、バブ12の回動に伴って、パイ
プ14、ピストン15及び押し板16は上方に微小回動
し、押し板16のバブ12に対する相対位置は受部12
aの回動の接線方向から徐々にずれ、ノ・ブ12に伝わ
るコイルばね18のばね力は次第に小さくなるので、レ
バーバンドル3を回すだめの力はレバーバンドル3の回
動に伴って少な(てすむようになる。
そしてラッチ2の没入時にその力は最も少なくなり、し
たがってレバーノ・ンドル3を軽くかつ非常に滑らかに
操作することができる。
なおノック13bの取付位置を第4図右方にずらせた乃
、あるいはバブ12の取付位置を第4図左方にずらせた
シしてばねユニット19全体の寸法を短かくすることに
より、ばねユニット19の回動角度が大きくなるので、
上記効果をさらに顕著にすることもできる。
(3)この装置では、パイプ14とピストン15との間
にコイルばね18を設けてばねユニット19自体を伸縮
自在とし、このばねユニット19をバブ12の受部12
aとノック13bとの間に介設しており、その結果レバ
ーノ・ンドル3を強い力で操作してばねユニット19に
衝撃が伝わってもばねユニット19が収縮してその衝撃
を弱めるためにばねユニット19が外れることはない。
(4)この装置では、ばねユニット19のパイプ14、
ピストン15及び押し板16はコイルばね18のばね力
によジノツク13bとノ・プ12の受部12aとの間に
係止されることによって自己保持しており、かつ同時に
ばねユニット19はケース1内に組付けられているので
、ねじで締め付けたり、あるいはかしめたりする必要が
なく、シたがってばねユニット19の組立て及び組付け
が非常に簡単である。
(5) ばねユニット19はパイプ14、ピストン1
5、押し板16、ワッシャ17及びコイルばね18によ
って構成され、非常に簡単な構造となっているので、組
付けのだめのスペースをあまり必要とせず、そのだめ装
置を小型化できる。
(6)従来の装置ではバブに加わる力を調整する場合、
いずれもばね部材のばね力を調整する必要があったが、
この装置では押し板16のピストン15に対する固定位
置を調整するだけでよく、又はね自体のばね力を調整す
る必要がある場合にも、ばねユニット19を簡単に取外
し、取付けることができるので、調整が非常に簡単であ
り、又必要とするばね力を容易に得ることができる。
(7) この装置ではレバーノ・ンドル3を付勢する
ばねとしてコイルばね18を用いており、従来のような
特殊形状のばねを必要としないので、ばねを容易に入手
又は製造することができる。
また第7図は本発明の第2の実施例による扉の空錠装置
を示し、この実施例では上記実施例と異なシ、ラッテ1
2を付勢するコイルばね11はその一部が丸棒9の後端
9aに装着されて係止突起10とケース1の背面壁に形
成された突出部1cとの間に介設され、又はねユニット
19のパイプ14の先端周壁の左右両側部分14aは弧
状に形成され、該左右両側部分14aはケース1の前面
壁に形成された凹部1d内に回動自在に収容されている
本実施例においても、上記実施例と同様の効果を得るこ
とができる。
なお上記実施例ではレバーバンドル型の扉の空錠装置に
ついて説明したが、この発明はこのようなものに限定さ
れるものではなく、レバーノ・ンドル型のロック装置に
も同様に適用できるものである。
また上記2つの実施例では押し板を別体に設けてピスト
ンに取付けるようにしたが、これは押し板とピストンを
一体に形成してもよい。
また上記実施例ではバブを付勢するばねとしてコイルば
ねを用いたが、これは板ばね等の他の形状のばねを用い
てもよいものである。
また上記実施例ではコイルばねをパイプの外周面に設け
たが、これはパイプ内に設けてもよく、あるいはピスト
ン側に設けてもよく、いずれにしてもパイプとピストン
とを反対方向に付勢するよう両者の間に設ければよいも
のである。
以上のように本発明に係る扉の錠装置によれば、レバー
バンドルのバブの外周面に受部を形成し、筒状部材の一
端を錠ケースに回動自在に係止し、この筒状部材に摺動
自在にピストン部材を設けるとともに、ピストン部材と
バブの受部とを係合しさらに筒状部材とピストン部材と
の間にばね部材を設け、レバーバンドルの回動時に、ピ
ストン部材をばね部材のばね力に抗して筒状部材の一端
側に摺動させるとともに、ピストン部材と筒状部材とを
微小回動させるようにしたので、レバーノ・ンドルを軽
くかつ大変溝らかに操作でき、ばね部材の製造及び調整
を簡単化でき、応力の集中をなくしてばね折れの発生を
確実に防止でき、さらには装置の小型化及び構造の簡単
化を図ることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はそれぞれ従来の扉の錠装、置を示
す図、第4図は本発明の一実施例による扉の空錠装置の
側面図、第5図は上記装置の一部斜視図、第6図は上記
装置の一部正面図、第7図は本発明の第2の実施例によ
る扉の錠装置の側面図である。 1・・・ケース(錠ケース)、2・・・ラッチ、3・・
・レバーバンドル、12・・・バブ、12a・・・受部
、14・・・パイプ(筒状部材)、15・・・ピストン
部材、18・・・ばね部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 錠ケースに対して突出及び没入自在に設けられその
    突出時に扉を閉状態に保持するラッチと、そのハブの外
    周面に受部を有し上記錠ケースに回動自在に取付けられ
    上記ラッチを突出又は没入させるレバーハンドルと、一
    端が上記錠ケースに回動自在に係止された筒状部材と、
    その頭部が該筒状部材に対して摺動自在に設けられると
    ともに上記レバー・・ンドルの受部と当接係合し該レバ
    ーハンドルの回動時に該レバーハンドルによって上記筒
    状部材の一端側に摺動されるとともに該筒状部材ととも
    に微小回動されるピストン部材と、上記筒状部材とピス
    トン部材との間に設けられたばね部材とを備えたことを
    特徴とする扉の錠装置。
JP1837881A 1981-02-09 1981-02-09 扉の錠装置 Expired JPS5930876B2 (ja)

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