JP2525685Y2 - 天井材の取付装置 - Google Patents

天井材の取付装置

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JP2525685Y2
JP2525685Y2 JP1989084421U JP8442189U JP2525685Y2 JP 2525685 Y2 JP2525685 Y2 JP 2525685Y2 JP 1989084421 U JP1989084421 U JP 1989084421U JP 8442189 U JP8442189 U JP 8442189U JP 2525685 Y2 JP2525685 Y2 JP 2525685Y2
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ceiling
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拓生 岡田
政男 田村
史朗 梶原
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、たとえば建築物や水中翼船に適用される
天井材の取付装置に関するものである。
〔従来の課題〕
従来、たとえば建築物の天井材の取付装置として、屋
根の下面に取り付けられた根太に天井材を作業者が持ち
上げた状態でビス止めする取付作業が困難であるため
に、格子状に組んだ野縁に吊り具を固定し、この吊り具
の引掛部に天井材の係合溝を嵌め込んでビス止め作業を
不要にしたものが知られている(実公昭62−339号公報
参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記構成によれば、天井材が大型化するの
にともなって、天井材を持ち上げて、裏側にある係合溝
を吊り具の引掛部に嵌め込む作業がきわめて困難であ
る。
このことは、実公昭51−12259号公報に開示された連
結金具でもって天井材を取り付ける場合においても、天
井材の前端部を第1の根太に片持ち支持させた状態で、
天井材の後端部を持ち上げて第2の根太に支持しなけれ
ばならず、天井材の取付作業がきわめて困難である。
また、従来、横断面ほぼコ字状の第1および第2の根
太が、各開口部を互いに対向させて屋根の下面にほぼ平
行に所定間隔を存して固定され、天井材の前端部を第1
の根太の開口部に支持させたのち、所定量後退させてそ
の後端部を第2の根太の開口部に支持させ、これら各開
口部の上方内壁面に装着されたネオプレンゴムなどから
なる角柱状の弾性クッション材でもって、上記天井材の
前後両端部を押圧保持するように構成したものが知られ
ている(実開昭59−10248号公報参照)。
ところが、上記構成によれば、元来、天井材は前後方
向へ所定量移動させて、その前後端部を第1および第2
の根太の開口部に支持させたものであるから、上記弾性
クッション材で前後両端部が押圧されても、上記根太に
対する固定手段を有しないため、地震などの強い衝撃や
船舶における繰り返し振動を受けると、天井材が前後方
向へ移動して各根太から離脱するおそれがある。
このことは、実開昭54−43819号公報に開示された天
井材等の留金具で、天井材の前後両端面を前後方向へば
ね部材でもって押圧する構成としてもほぼ同様の課題が
ある。
さらに、上述の各天井材はいずれも比較的に厚肉かつ
大重量であるため、この点からも取付作業が困難であ
る。
他方、前述のことは、たとえば水中翼船に適用される
天井材の取付装置についてもほぼ同様な課題がある。
この考案は上記課題を解消するためになされたもの
で、天井材を薄肉かつ軽量化するとともに、簡単な構成
でもって優れた作業性と耐震構造をもった天井材の取付
装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案による天井材の取付装置は、凹凸条部が前後
方向へ延びるリブ部をもった横断面ほぼ波形に形成され
かつ頂部をもった立上り部が両側縁部に形成された板材
からなる複数の天井材と、所定間隔を存して対向配設さ
れかつ上記各天井材の前後端部を着脱可能に支持する第
1および第2の支持部を互いに対向する方向へ突設して
なる第1および第2の支持部材と、上記第1の支持部材
に固定されかつ上記各天井材の前端部における立上り部
の頂部にそれぞれ当接して上記天井材を第1の支持部に
弾性的に押圧する押え部材と、上記天井材の凹条部にお
ける後端部の凹所に設けられた複数の取付片と、これら
各取付片を上記第2の支持部材に締め付け固定する締結
部材とを具備したことを特徴とする。
〔作用〕 上記構成において、天井材は、前端部を第1の支持部
材に支持させ、その立上り部を押え部材で弾性的に押圧
保持したのち、所定量後退させて後端部を第2の支持部
に支持させ、締結部材で各取付片を第2の支持部材に締
め付けて固定される。
上記構成によれば、天井材は、アルミニウムのような
板材を横断面ほぼ波形に形成されて、薄肉かつ軽量であ
り、かつ各支持部との接触面積が少ないうえに、各取付
片が後端部における波形の下面凹所内に収納されている
から、天井材の取付作業に際し、前後方向への摺動を円
滑に行なうことができて、その取付作業が比較的に容易
である。
また、押え部材は、互いに隣接する天井材の両側縁部
に突設された立上り部の各頂部にそれぞれ当接して押圧
固定するものであり、上記各天井材の合わせ目の固定が
堅固でかつ簡単な小形構造とすることができる。
さらに、上記天井材は、凹凸条部が前後方向へ延びる
リブ部を有して比較的に高強度に形成されるとともに、
ビスやねじ体のような締結部材で上記取付片を第2の支
持部材に締め付けて固定されるため、地震などの強い衝
撃や船舶における繰り返し振動を受けても、破損や離脱
のおそれがなく、優れた耐震構造を発揮することができ
る。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面にしたがって説明す
る。
第1図は、この考案による天井材の取付装置の一例を
水中翼船などの船体構造に適用して示す概略的な縦断面
図である。
同図において、1は第1の支持部材、すなわち第1の
根太で、建築物における天井材を受ける横木、つまり野
縁に相当する。2は第2の支持部材、すなわち第2の根
太、3はたとえば甲板(屋根)、4は天井材である。
上記両根太1,2は、甲板3の下方で互いに所定間隔を
存してほぼ平行に対向配設され、ほぼコ字状に形成され
て上記天井材4の前後端部41,42を着脱可能に支持する
第1および第2の支持部11,12を有する。
上記天井材4は、たとえばアルミニウムのような板材
を横断面ほぼ波形に形成されて、凹凸条部が前後方向へ
延びるリブ部4bを有するとともに、両側縁部に頂部をも
った立上り部4cが形成されている。
上記第1の支持部11は、上記天井材4の前端部41を載
置した状態で、天井材4を第2の根太2から遠ざかる矢
印A方向へ前進させるのを許容する。また、この第1の
支持部11は、天井材4が第2の根太2に当接するまで第
2の根太2に近づく矢印B方向へ後退した状態で、天井
材4における前端部41の下面を支持する。
つまり、上記天井材4の長さLは、第2図(b)で示
すように、第1の根太1の側板12から第2の支持部21の
突出端21aまでの距離L1よりも短く、他方、第2図
(c)で示すように、第2の根太2の側板22から第1の
支持部11の突出端11aまでの距離L2よりも長く設定され
ている。
なお、第1図で示すように、第1の支持部11の突出量
d1は、押え部材5における押圧部5bまでの突出量Dより
も小さく設定されている。
上記第2の支持部21は、上記天井材4が矢印B方向へ
後退した状態で、天井材4における後端部42の下面を支
持するもので、その突出量d2は第1の支持部11の突出量
d1よりも小さく設定されている。
複数の天井材4は第3図で示すように互いに隣接して
配設され、互いに隣接する各立上り部4cの頂部における
端縁を対向させて、上記天井材4の前端部41における各
頂部が押え部材5で弾性的に押圧保持されている。
上記押え部材5は板ばね状の部材からなり、第1の根
太1の側板12にビス6によって固定され、挿入端5aの入
口高さH1が上記天井材4の高さhよりも大きく設定さ
れ、かつ、押圧部5bの高さH2が外力のない状態で、1点
鎖線のように上記天井材4の高さhよりも小さく設定さ
れて、上記天井材4の先端部を挿入する案内部5cが形成
されている。
さらに、上記天井材4の後端部42における波形の下面
凹所4aに複数の取付片7(第4図)が溶接にて固着さ
れ、この取付片7は第1図で示すように、第2の根太2
の側部22に、ビスやねじ体のような締結部材8により締
結されて、上記天井材4が第2の根太2に固定されてい
る。
つぎに、上記天井材4の取付手順について説明する。
まず、押え部材5が取り付けられた第1の根太1と、
第2の根太2とが甲板3の下面に配設されている状態に
おいて、第2図(a)で示すように、天井材4の前端部
41を押え部材5と第1の支持部11との間隙Sに挿入す
る。その際、上記押え部材5は弾性的に変形して、上記
間隙Sが天井材4の挿入時に拡大するため、その前端部
41を容易に挿入することができる。
つぎに、第2図(b)で示すように、上記天井材4を
第2の根太2から遠ざかる矢印A方向へ前進させ、この
前進後に天井材4の後端部42を上方へ持ち上げ、第2図
(c)で示すように、上記天井材4を第2の根太2に近
づく矢印B方向へ後退させ、上記天井材4の前後端部4
1,42を第1および第2の支持部11,12に載置し、この載
置後に取付片7をビスやねじ体のような締結部材8によ
り第2の根太2に締結して固定する。
上記構成によれば、天井材4はアルミニウムのような
板材を横断面ほぼ波形に形成されて、薄肉かつ軽量であ
り、かつ各支持部11,21との接触面積が少ないうえに、
各取付片7が後端部における波形の下面凹所4a内に収納
されているから、天井材4の取付作業に際し、前後方向
への摺動を円滑に行なうことができて、上記天井材4の
取付作業が比較的に容易である。
また、押え部材5は、互いに隣接する各1対の天井材
4における両側縁部に突設された立上り部4cの頂部を押
圧して固定するものであり、上記各天井材4の合わせ目
の固定を堅固かつ簡単な小形構造とすることができる。
さらに、上記天井材4は、凹凸条部が前後方向へ延び
るリブ部4bを有して比較的に高強度に形成されるととも
に、ビスやねじ体のような締結部材8で上記取付片7を
第2の根太2に締め付けて固定されるため、地震などの
強い衝撃や船舶における繰り返し振動を受けても、破損
や離脱のおそれがなく、優れた耐震構造を発揮すること
ができる。
なお、上記実施例において、この考案は、船体におけ
る天井材の取付装置に適用した場合について説明したけ
れども、建築物における天井材の取付装置に適用しても
よいことはいうまでもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、天井材を薄
肉かつ軽量化するとともに、簡単な構成でもって優れた
作業性と耐震構造をもった天井材の取付装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による天井材の取付装置の一例を水中
翼船などの船体構造に適用して示す概略的な縦断面図、
第2図は天井材の取付工程を示す縦断面図、第3図は第
1図のIII−III線に沿う断面図、第4図は第1図のIV−
IV線に沿う断面図である。 1…第1の支持部材(根太または野縁)、2…第2の支
持部材(根太または野縁)、3…甲板または屋根、4…
天井材、4a…凹所、4b…リブ部、4c…立上り部、5…押
え部材、7…取付片、8…締結部材、11…第1の支持
部、12…第2の支持部、41…前端部、42…後端部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−43819(JP,U) 実公 昭59−10248(JP,Y2) 実公 昭51−12259(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹凸条部が前後方向へ延びるリブ部をもっ
    た横断面ほぼ波形に形成されかつ頂部をもった立上り部
    が両側縁部に形成された板材からなる複数の天井材と、
    所定間隔を存して対向配設されかつ上記各天井材の前後
    端部を着脱可能に支持する第1および第2の支持部を互
    いに対向する方向へ突設してなる第1および第2の支持
    部材と、上記第1の支持部材に固定されかつ上記各天井
    材の前端部における立上り部の頂部にそれぞれ当接して
    上記天井材を第1の支持部に弾性的に押圧する押え部材
    と、上記天井材の凹条部における後端部の凹所に設けら
    れた複数の取付片と、これら各取付片を上記第2の支持
    部材に締め付け固定する締結部材とを具備したことを特
    徴とする天井材の取付装置。
JP1989084421U 1989-07-18 1989-07-18 天井材の取付装置 Expired - Lifetime JP2525685Y2 (ja)

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JPS5112259U (ja) * 1974-07-13 1976-01-29
JPS5443819U (ja) * 1977-09-02 1979-03-26
JPS5910248U (ja) * 1982-07-09 1984-01-23 東洋製罐株式会社 定量注出容器

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