JPS6367351A - エキスパンシヨンジヨイント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は一定の間隔をおいて相対する壁躯体と壁躯体、
天井躯体と壁躯体等の建物躯体の間隙に沿い所定の間隔
で複数の支持部材を取付け、該支持部材に上記壁躯体間
隙を覆うカバー材の間隙側を係止させて覆設するエキス
パンションジヨイントに関する。

（従来技術とその問題点） 従来この種のエキスパンションジヨイントについては、
特開昭６１−４０９４３号公報に示されるようなものが
知られている．これは、構造が簡単であるため、短い期
間に施工でき、コストが低いという効果がある半面、壁
躯体に固定された支持部材が弾性材から構成されている
ので、カバー材を支持部材の支持部に押し付けたときに
支持部材が弾性変形してしまい、カバー材を支持部材に
係着させる作業は非常に煩わしかった、また、支持部材
が弾性材から構成されていると、カバー材を壁躯体面に
抑圧保持する力があまり強くなく、このため時の経過に
つれてカバー材が壁躯体から離れて気密性が損なわれる
おそれがあった。

（発明の技術的課題） 本発明は上記欠点を解消し、カバー材を支持部材に対し
簡単且つ確実に係着させることができ、しかもカバー材
が壁躯体から離れることがないエキスパンションジヨイ
ントを提供することをその技術的課題とする。

（課題を解決するための手段） 上記課題を解決するため、本発明に係るエキスパンショ
ンジヨイントは、一定の間隙をおいて相対する建物躯体
間の間隙に沿って所定の間隔をおいて複数の支持部材を
取付け、該支持部材に設けた支持部に上記建物躯体間隙
を覆うカバー材の裏側に設けた固定部を係止させること
によって上記カバー材を覆設するエキスパンションジヨ
イントにおいて、上記支持部材の両端は上記各建物躯体
に設けられた取付部材に装着され、且つ上記支持部材の
少なくとも一端には上記建物躯体の相対方向に長い長穴
が形成され、該長穴に対し、上記取付部材を摺動可能に
装着したことを特徴とする。

（発明の作用、効果） 上述のように、本発明によれば、カバー材を支持する支
持部材の両端は相対する各建物躯体に取付けられた取付
部材に装着されているので、支持部材は強固に取付けら
れ、したがって、カバー材を支持部材に対し簡単且つ確
実に係着させることができ、しかもカバー材が建物躯体
から離れることがない、また、取付部材は支持部材の少
なくとも一端に形成された長穴に対し摺動可能に装着さ
れているので、震動、不動法下等によって相対する建物
躯体が相対的に変位しても、支持部材は取付部材に対し
て摺動するので、上記変位を吸収することができる。

したがって、変位によって支持部材に無理な力が作用し
て変形したり、カバー材が外れる等の不都合が生じるこ
とはない。

（実施例） 以下、図面によって本発明の実施例について説明する。

第１図及び第２図において符号Ａはエキスパンションジ
ヨイントを示す、このエキスパンションジヨイントは、
一定の間隔をおいて相対する建物躯体の、例えば壁躯体
１と壁躯体２どの間隙に沿って所定の間隔をおいて複数
の支持部材３を取付け、該支持部材３に上記建物躯体１
．２間隙Ｓを覆うカバー材４の裏側を係止させることに
よって間隙Ｓ上に上記カバー材４を覆設したものである
。

建物躯体の間隙Ｓに沿う端部には取付部材５が止着固定
され、該取付部材５には止水板嵌着溝６と止め金具係止
溝７とが形成されている。

支持部材３は弾性率の小さなアルミニウム又はその他の
金属製の短尺板状部材で、中央部に凹状支持部１０が屈
曲形成されている。この凹状支持部ｉｏには弾性を有す
る金属製係止部材８が止着（又は溶接）固定されている
。この係止部材８は第２図に示すように、上記凹状支持
部１０のＶ字形の係止溝１１を形成するように固定され
ている。なお、係止部材８は必ずしも凹状支持部１０に
固定されている必要はないのであり、第４図（ａ）のよ
うに、凹状支持部１０を係止溝として形成し、これに係
止されて保持されるものであってもよい、また、上記支
持部材３の凹状支持部１０をはさむ両側部には長手方向
に摺動溝１２が形成され、該摺動溝１２には止め金具１
３が摺動可能に係合されている。

止め金具１３は、第２図に示すよう、抜は止め片１３ａ
と中央片１３ｃとを丁字形に形成するとともに、中央片
１３ｃの先端を左右に開いて係止片１３ｂ、１３ｂを形
成したものであり、中央片１３ｃは支持部材３の摺動溝
１２内に摺動可能に嵌め込まれ、抜は止め片１３ａによ
って係止されている。

上記支持部材３は上記止め金具１３の位置を調整してそ
の係止片１３ｂ、１３ｂを上記取付部材５の係止溝７の
内側に形成された凹凸状部に係止させることによって両
建物躯体１．２上に取付けられている。

次に、カバー材４はアルミニウム又はその他の金属製の
長尺部材で、上記躯体間隙Ｓｔ−覆うに十分な幅を有し
、両側端にはウェザ−ストリップ１４が取付けられてい
る。また、その裏側（！［体間隙Ｓ側）には固定縁（固
定部）１５が突出形成されている。該固定縁１５の先端
には凹凸状の係止面１５ａが形成されている。なお、固
定縁はカバー材本体と一体に形成されている必要はなく
、カバー材本体に別体の固定縁を固定することによって
形成するものであってもよい。

上記カバー材４は、躯体間隙Ｓ上に覆うとともに、その
固定縁１５を支持部材３の支持部１０に押し付け、固定
縁１５を係止部材８の係止溝１１に係止させることによ
って取付けられている。

上記エキスパンションジヨイント構成によれば、止め金
具１３は支持部材３の摺動溝１２を摺動自在に係合され
ているので、地震による震動、不同法下等によって建物
躯体が異別方向に変位しても、支持部材３は取付部材５
上に確実に保持される。また、壁躯体ｌ側に取付けられ
た支持部材３は弾性率が小さいので、その凹状支持部１
０にカバー材４の固定縁１５を係止部材８を介して固定
する場合、上記支持部１０はカバー材４を押し付けても
弾性変形しにくいとともに、係止部材８の寸法が小さく
ても固定縁１５の係止が可能なので、カバー材４は簡単
且つ確実に係着作業を行なうことができる。さらに、支
持部１０と固定部１５とは弾性を有する係止部材８を介
して係着されるので、ネジ、ボルトを使うことなく短期
間で施工できる。

なお、支持部材３の支持部にカバー材４の固定部１５を
固定するにあたっては、第３図に示すように、取付部材
５に支持縁（支持部）１０ａを形成する一方、支持部材
３の両側の固定部４ａに設けた摺動溝１２に第４図（ｂ
）に示すような係止溝１１を備えた係止部材８ａの取付
片１６を摺動自在に係合させ、上記支持縁１０ａを係止
部材８ａの係止溝１１に係着させる構成であってもよい
。

次に、エキスパンションジョイントの他の実施例につい
て説明する。

第５図は、建物躯体が壁躯体１と壁躯体２、壁躯体と天
井躯体等のようにほぼ直角をなして相対している場合の
エキスパンションジヨイントの例で、このエキスパンシ
ョンジョイン）Ｂは、上記建物躯体の間隙Ｓに沿って所
定の間隔をおいて複数の支持部材３を取付け、該支持部
材３に上記建物躯体間隙Ｓを覆うカバー材４ａの間隙Ｓ
側を係止させて上記カバー材４ａを覆設したものである
。

支持部材３ａは弾性率の小さなアルミニウム又はその他
の金属製の短尺の屈曲板状部材で、一方の建物躯体２に
固定され、固定側の端部には保合部１７、中央部に凹状
支持部１０ｂが屈曲形成され、他方の端部１８は非固定
側の建物躯体１上に延出形成され、その摺動溝１２に嵌
め込まれた止め金具１３を該建物躯体１に設けられた取
付部材５に係止させることによって取付けられている。

なお、取付部材５と止め金具１３は前述のものと同じ構
成であり、同様に、凹状支持部ｔａｂには弾性を有する
金属製係止部材８が固定されている。

カバー材４ａはアルミニウム又はその他の金属製の長尺
部材で、途中で屈曲しており、一方には係合縁１７ａが
形成され、両側端にはウェザ−ストリップ１４が取付け
られている。また、その裏側には固定縁１５が突出形成
されている。

上記カバー材４ａは、躯体間隙Ｓ上に覆うとともに、そ
の固定縁１５を支持部材３ａの支持部に押し付け、固定
縁１５を係止部材８の係止溝１１に係止させることによ
って取付けられている。

上記エキスパンションジヨイントＢの構成の場合も、止
め金具１３は支持部材３の摺動溝１２を摺動自在に係合
されているので、地震による震動、不同性下等によって
建物躯体が異別方向に変位しても、支持部材３は取付部
材５上に確実に保持される。また、建物索体２側に固定
された支持部材３ａは弾性率が小さいので、支持部１０
ｂにカバー材４ａの固定縁１５を係止部材８を介して固
定する場合、上記支持部１０ｂはカバー材４ａを押し付
けても弾性変形しにくいため、カバー材４ａは簡単且つ
確実に係着作業を行なうことができる。また、支持部１
０ｂと固定縁１５とは弾性を有する係止部材８を介して
係着されるので、ネジ、ボルトを使うことなく短期間で
施工できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るエキスパンシゴンジまインドの断
面図、第２図は上記エキスパンションジブインドの支持
部材と止め金具を示す斜視図、第３図は支持部材とカバ
ー材の他の固定態様の説明図、第４図（ａ）　（ｂ）は
係止部材の例の説明図、第５図は他のエキスパンション
ジヨイントの例の断面図である。 Ｈ号Ａ　、　Ｂ・・・エキスパンションジヨイント、１
．２・・・建物索体、３．３ａ・・・支持部材、８ａ・
・・係止部材、１０．１０ａ、１０ｂ・・・支持部、１
５・・・固定部（固定縁）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）一定の間隙をおいて相対する建物躯体間の間隙に
   沿って所定の間隔をおいて複数の支持部材を取付け、該
   支持部材に設けた支持部に上記建物躯体間隙を覆うカバ
   ー材の裏側に設けた固定部を係止させることによって上
   記カバー材を覆設するエキスパンションジョイントにお
   いて、上記支持部材の両端は上記各建物躯体に設けられ
   た取付部材に装着され、且つ上記支持部材の少なくとも
   一端には上記建物躯体の相対方向に長い長穴が形成され
   、該長穴に対し、上記取付部材を摺動可能に装着したこ
   とを特徴とするエキスパンションジョイント。
2. （２）前記建物躯体間隙を覆うカバー材は、その裏側に
   設けた固定部を弾性を有する金属製係止部材を介して前
   記支持部材に設けた支持部に係止させるものであること
   を特徴とする前記特許請求の範囲第（１）項に記載した
   エキスパンションジョイント。