JPH071501Y2 - 膳板の取付装置 - Google Patents

膳板の取付装置

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JPH071501Y2
JPH071501Y2 JP1988077750U JP7775088U JPH071501Y2 JP H071501 Y2 JPH071501 Y2 JP H071501Y2 JP 1988077750 U JP1988077750 U JP 1988077750U JP 7775088 U JP7775088 U JP 7775088U JP H071501 Y2 JPH071501 Y2 JP H071501Y2
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JP1988077750U
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勇 松原
義孝 樋口
宏行 家村
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ワイケイケイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、窓枠の室内側に膳板を取付ける装置に関す
る。
〔従来の技術〕
窓枠の室内側に膳板を取付ける装置としては、例えば実
公昭62-4151号公報に開示されたものが知られている。
つまり、第7図に示すように窓枠1の室内側に、室内側
に開口した取付凹部2を形成し、この取付凹部2の底面
2aにグリップ3を取付けると共に、このグリップ3の自
由端3aを膳板4の下面4aに押しつけて上面4bを、前記取
付凹部2の上面2bに圧接して膳板4の室外端を取付凹部
2内に取付けるようにしてある。
〔考案が解決しようとする課題〕
かかる取付装置であると、膳板4の室外端がクリップ3
の自由端3aで支持されているから、室外端に矢印で示す
力Fが作用するとクリップ3の自由端3aが弾性変形して
膳板4が傾めとなってしまうので、膳板の取付強度が弱
くなってしまう。
特に、膳板4が水平に取付けられ、その膳板4の上に植
木鉢等の重量物を載せる場合には膳板4が水平に対して
室外側が低く斜めになって重量物が倒れたりしてしま
う。
そこで、本考案は膳板の室外端を窓枠の取付凹部に強固
に取付けできるようにした膳板の取付装置を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
1.窓枠の室内側に、相対向する一側面5と他側面6及び
底面7により室内側に開口した断面略コ字状の取付凹部
4を形成し、該取付凹部4内に挿入される膳板10の室外
端に第1くさび片20を取付けると共に、この第1くさび
片20と取付凹部4の一側面5との間に第2くさび片21を
圧入して膳板10の室外端を取付凹部4の他側面6に押し
つけた膳板の取付装置であり、この取付装置によれば膳
板10に取付けた第1くさび片20と取付凹部4の一側面5
との間に第2くさび片21を圧入して膳板10を取付凹部4
の他側面6に押しつけたので、膳板10の室外端を窓枠の
取付凹部4に強固に取付けできると共に、膳板10の室外
端に力が作用してもその力を第1・第2くさび片20,21
を介して取付凹部4の一側面5で支持できるから、膳板
10の室外端が変位して膳板10が斜めになることがない。
2.窓枠の室内側に、相対向する下側の一側面5と上側の
他側面6及び上下方向の底面7により室内側に開口した
断面略コ字状の取付凹部4を形成し、該取付凹部4の一
側面5を他側面6より室内側に突出させると共に、その
突出端部に下向きの係止突片5aを設け、 横片31と縦片32で略L字状となった本体部33と、この縦
片32に横片31側に向けて一体的に設けた弾性片34と、前
記縦片32の下部に一体的に設けられた係止片35を有する
ブロック状の連結部材30を、前記取付凹部4内に挿入さ
れる膳板10の室外端に、その横片31と弾性片34を室外側
に向けて取付け、 この連結部材30の縦片32下面を一側面5の突出部分に接
して係止片35の係止突片5aに係止すると共に、弾性片34
を一側面5の底面7寄りに圧接した膳板の取付装置であ
り、この取付装置であれば膳板10の室外端を連結部材30
の横片31と弾性片34により取付凹部4に強固に取付けで
きると共に連結部材30の縦片32の下面を一側面5の突出
部分に接したので、膳板10に作用する力を縦片32を介し
て一側面5で支持でき、膳板10に力が作用しても変形す
ることがなく、膳板10が斜めになることがなく、しかも
係止片35を係止突片5aに係止したので連結部材30が取付
凹部4から外れることがない。
〔実施例〕
第1図、第2図に示すように、窓枠、例えば窓下枠1は
下枠本体2と下枠アタッチメント3とより成り、下枠ア
タッチメント3の室内側には室内側に開口した取付凹部
4が長手方向に亘って形成され、該取付凹部4は一側面
5と他側面6と底面7とによって断面略コ字状となり、
かつ一側面5には係合凹部8が形成され、この係合凹部
8に下枠本体2の室内側突出片9が係合している。
膳板10は板状本体11の室外側と連続した折曲片12と、室
内側と連続した鈎片13とにより断面略コ字状となり、左
右方向の複数位置に断面コ字状となった補強材14が固着
され、この補強材14がL型ブラケット15、L型のファス
ナー16を介して躯体Aの開口部に連結されていると共
に、室外端における左右両側部が連結部材17によって前
記取付凹部4に取付けられ、左右中間部が補助連結部材
18によって取付凹部4に取付けてある。
前記連結部材17は第1図、第3図に示すように、第1く
さび片20と第2くさび片21とより成り、第1、第2くさ
び片20,21は一端面20a,21aと直角となった一側面20b,21
bと、一端面20a,21aに対して斜めとなった他側面20b,21
Cを有し、その一側面20bにはネジ孔22が形成されている
と共に、一側面20b,21bと他側面20c,21bには微細な凹凸
状23が形成され、第1くさび片20が膳板14の室外端に、
その一端面20aが折曲片12に、一側面20bが板状本体11に
接するようにネジ孔22にビス24を螺合して取付けてある
と共に、第2くさび片21は取付凹部4の一側面5と第1
くさび片20との間に圧入されて各他側面20c,21cが接す
ることで、くさび作用によって膳板10の板状本体11を取
付凹部4の他側面6に押しつけている。
前記補助連結部材18は第4図に示すように、樹脂、金属
板バネ等の弾性材により断面C字状となり、取付凹部
4の一側面5と膳板10の板状本体11との間に圧入される
ようにしてある。
次に膳板の取付作業を説明する。
まず膳板10に補強材14を溶接等で取付けると共に、補強
材14にブラケット15を溶接等で取付け、さらに、第1く
さび片20を取付ける。
この状態で膳板10の室外端を取付凹部4内に挿入すると
共に、第2くさび片21を、その一端面21aの凹部25に工
具を嵌合して圧入し膳板10の室外端を取付凹部4に取付
け、ブラケット15をファスナー16に溶接等で連結して膳
板10を水平とする。
この時、第1、第2くさび片20,21の他側面20c,21cに形
成した微細な凹凸条23,23相互が係合するから第2くさ
び片21が抜け出すことがない。
この後、補助連結部材18を圧入して取付ける。
なお、補助連結部材18を連結部材17と同一形状としても
良い。
第5図、第6図は第2実施例を示し、連結部材30を樹脂
製として、膳板10と取付凹部4の一側面5との間に圧入
してある。
つまり、連結部材30は横片31と縦片32とで略L型となっ
た本体部33と、この本体部33の隅角部に一体形成した弾
性片34と、縦片32の下部に一体形成した係止片35とを有
するブロック状となり、横片31の一端面31aにはビス36
が螺合するビス孔37が形成され、そのビス36を折曲片12
よりビス孔37に螺合することで、横片31の上面が膳板10
の板状本体11に接し、かつ横片31の一端面31aが折曲片1
2に接するように膳板10の室外端に取付けられる。
そして、膳板10を取付凹部4内に挿入すると弾性片34が
一側面5に沿って摺動しながら弾性変形して弾性片34が
一側面5に圧接し、その反力で膳板10の板状本体11が他
側面6に押しつけられると共に、係止片35が一側面5の
開口端に一体形成した係止突片5aに係合して連結部材30
が抜け出さないようにしてある。
1.膳板10に取付けた第1くさび片20と取付凹部4の一側
面5との間に第2くさび片21を圧入して膳板10を取付凹
部4の他側面6に押しつけたので、膳板10の室外端を窓
枠の取付凹部4に強固に取付けできると共に、膳板10の
室外端に力が作用してもその力を第1・第2くさび片2
0,21を介して取付凹部4の一側面5で支持できるから、
膳板10の室外端が変形して膳板10が斜めになることがな
い。
2.膳板10の室外端に取付けた連結部材30の弾性片34を、
取付凹部4の一側面5における底面7寄りに圧接して連
結部材30の横片31によって膳板10を取付凹部4の他側面
6に押しつけると共に、連結部材30の縦片32の下面を一
側面5の突出部分に接したので、膳板10の室外端を連結
部材30の横片31と弾性片34により取付凹部4に強固に取
付けできると共に連結部材30の縦片32の下面を一側面5
の突出部分に接したので、膳板10に作用する力を縦片32
を介して一側面5で支持でき、膳板10に力が作用しても
変形することがなく、膳板10が斜めになることがなく、
しかも係止片35を係止突片5aに係止したので連結部材30
が取付凹部4から外れることがない。
また、膳板10を、連結部材30に取付けた状態で取付凹部
4内に押し込みすれば良いから、取付作業が簡単とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の第1実施例を示す縦断面図、
平面図、第3図は連結部材の斜視図、第4図は補助連結
部材の断面図、第5図は第2実施例の縦断面図、第6図
は連結部材の斜視図、第7図は従来例の縦断面図であ
る。 4は取付凹部、5は一側面、6は他側面、7は底面、10
は膳板、17,30は連結部材。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓枠の室内側に、相対向する一側面5と他
    側面6及び底面7により室内側に開口した断面略コ字状
    の取付凹部4を形成し、該取付凹部4内に挿入される膳
    板10の室外端に第1くさび片20を取付けると共に、この
    第1くさび片20と取付凹部4の一側面5との間に第2く
    さび片21を圧入して膳板10の室外端を取付凹部4の他側
    面6に押しつけたことを特徴とする膳板の取付装置。
  2. 【請求項2】窓枠の室内側に、相対向する下側の一側面
    5と上側の他側面6及び上下方向の底面7により室内側
    に開口した断面略コ字状の取付凹部4を形成し、該取付
    凹部4の一側面5を他側面6より室内側に突出させると
    共に、その突出端部に下向きの係止突片5aを設け、 横片31と縦片32で略L字状となった本体部33と、この縦
    片32に横片31側に向けて一体的に設けた弾性片34と、前
    記縦片32の下部に一体的に設けられた係止片35を有する
    ブロック状の連結部材30を、前記取付凹部4内に挿入さ
    れる膳板10の室外端に、その横片31と弾性片34を室外側
    に向けて取付け、 この連結部材30の縦片32下面を一側面5の突出部分に接
    して係止片35を係止突片5aに係止すると共に、弾性片34
    を一側面5の底面7寄りに圧接したことを特徴とする膳
    板の取付装置。
JP1988077750U 1988-06-14 1988-06-14 膳板の取付装置 Expired - Lifetime JPH071501Y2 (ja)

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JP1988077750U JPH071501Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14 膳板の取付装置

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JPH021387U JPH021387U (ja) 1990-01-08
JPH071501Y2 true JPH071501Y2 (ja) 1995-01-18

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58121978U (ja) * 1982-02-13 1983-08-19 ナショナル住宅産業株式会社 飾り縁取付構造
JPS624151U (ja) * 1985-06-24 1987-01-12

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JPH021387U (ja) 1990-01-08

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