JP2525264Y2 - 取付具 - Google Patents
取付具Info
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- JP2525264Y2 JP2525264Y2 JP1989103358U JP10335889U JP2525264Y2 JP 2525264 Y2 JP2525264 Y2 JP 2525264Y2 JP 1989103358 U JP1989103358 U JP 1989103358U JP 10335889 U JP10335889 U JP 10335889U JP 2525264 Y2 JP2525264 Y2 JP 2525264Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- panel
- mounting
- piece
- fixture
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- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、前面部を露呈させて機器をパネルの取付穴
に取り付ける際に用いられる取付具に関するものであ
る。
に取り付ける際に用いられる取付具に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、タイマやカウンタ等の機器で前面部を露呈させ
てパネルの取付穴に取り付けられるものでは次のように
してパネルへの取付を行っていた。このようなパネル3
への取付が行われる機器2′としては、第6図に示すよ
うに操作部や表示部を有する前面部側の外側面に鍔21が
形成されたものを用い、この機器2′をパネル3に穿設
された取付穴30に後端側から挿入し、パネル3の裏面側
で取付具4を機器2′に取り付けて、機器2′のパネル
3への取付を行うようにしていた。取付具4は、機器
2′の後端面から突設された端子部22を避けるく字状の
固定片40と、この固定片40の両端部から前方に一体に延
出された押え片41とからなり、固定片40の両端部に穿孔
されたねじ挿入孔42を通して、機器2′の後端面に穿孔
されたねじ孔23に固定ねじ25を螺合し、取付具4を固定
するようにしてある。このように取付具4を固定するこ
とで、機器2′の鍔21と押え片41とでパネル3を挟み込
んで第7図に示すように機器2′をパネル3に固定する
ようになっていた。
てパネルの取付穴に取り付けられるものでは次のように
してパネルへの取付を行っていた。このようなパネル3
への取付が行われる機器2′としては、第6図に示すよ
うに操作部や表示部を有する前面部側の外側面に鍔21が
形成されたものを用い、この機器2′をパネル3に穿設
された取付穴30に後端側から挿入し、パネル3の裏面側
で取付具4を機器2′に取り付けて、機器2′のパネル
3への取付を行うようにしていた。取付具4は、機器
2′の後端面から突設された端子部22を避けるく字状の
固定片40と、この固定片40の両端部から前方に一体に延
出された押え片41とからなり、固定片40の両端部に穿孔
されたねじ挿入孔42を通して、機器2′の後端面に穿孔
されたねじ孔23に固定ねじ25を螺合し、取付具4を固定
するようにしてある。このように取付具4を固定するこ
とで、機器2′の鍔21と押え片41とでパネル3を挟み込
んで第7図に示すように機器2′をパネル3に固定する
ようになっていた。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上述のような取付構造であると、機器2′
はパネル3の表側から取付穴30に挿入し、取付具4はパ
ネル3の裏側から機器2′に取り付けなければならず、
しかも取付具4の取付のためにねじ止めを行う必要があ
るため、施工性が悪いという問題があった。
はパネル3の表側から取付穴30に挿入し、取付具4はパ
ネル3の裏側から機器2′に取り付けなければならず、
しかも取付具4の取付のためにねじ止めを行う必要があ
るため、施工性が悪いという問題があった。
本考案は上述の点に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、施工性の良い取付具を提供するこ
とにある。
目的とするところは、施工性の良い取付具を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は機器をその内面
に嵌め込んで取り付ける前面及び後面が開口す筒状で、
パネルの取付穴への機器の挿入状態を規制する鍔と、周
面に形成され機器の外面に形成された嵌合凹部に嵌合す
る嵌合凸部が内面から突設された可撓性を有する固定片
と、周面から外方に突出形成され機器を鍔がパネルに当
接するまで挿入した状態で取付穴の裏面側の縁部に弾性
係止する可撓性を有する係止片とを備え、上記嵌合凸部
を機器の嵌め込み方向と垂直な方向に長い横片と、この
横片の機器の嵌め込み方向側の両面からそれぞれ機器の
嵌め込み方向へ一体に突出するように設けられる機器の
嵌め込み方向と平行な縦片とから形成し、この縦片の先
端面を機器の嵌め込み方向に対して後傾するテーパ面と
して形成すると共に上記横片の機器の嵌め込み方向側の
両面を嵌め込み方向に対して略垂直な垂直面として形成
して成ることを特徴とするものである。
に嵌め込んで取り付ける前面及び後面が開口す筒状で、
パネルの取付穴への機器の挿入状態を規制する鍔と、周
面に形成され機器の外面に形成された嵌合凹部に嵌合す
る嵌合凸部が内面から突設された可撓性を有する固定片
と、周面から外方に突出形成され機器を鍔がパネルに当
接するまで挿入した状態で取付穴の裏面側の縁部に弾性
係止する可撓性を有する係止片とを備え、上記嵌合凸部
を機器の嵌め込み方向と垂直な方向に長い横片と、この
横片の機器の嵌め込み方向側の両面からそれぞれ機器の
嵌め込み方向へ一体に突出するように設けられる機器の
嵌め込み方向と平行な縦片とから形成し、この縦片の先
端面を機器の嵌め込み方向に対して後傾するテーパ面と
して形成すると共に上記横片の機器の嵌め込み方向側の
両面を嵌め込み方向に対して略垂直な垂直面として形成
して成ることを特徴とするものである。
[作用] 本考案は、上述のように構成することで、機器への取
付具の固定を固定片の嵌合凸部を機器の嵌合凹部に嵌合
することで行うことができるようにすると共に、このよ
うにして取付具を取り付けた状態で機器を鍔がパネルに
当接するまでパネルの取付穴に挿入し、取付具の鍔と係
止片とでパネルを挟持して機器をパネルの取付穴に取り
付けることができるようにし、しかも上記機器への取付
具の取付と機器のパネルへの取付とをねじ止め無しで可
能として、施工性が良くなるようにしたものである。
付具の固定を固定片の嵌合凸部を機器の嵌合凹部に嵌合
することで行うことができるようにすると共に、このよ
うにして取付具を取り付けた状態で機器を鍔がパネルに
当接するまでパネルの取付穴に挿入し、取付具の鍔と係
止片とでパネルを挟持して機器をパネルの取付穴に取り
付けることができるようにし、しかも上記機器への取付
具の取付と機器のパネルへの取付とをねじ止め無しで可
能として、施工性が良くなるようにしたものである。
[実施例] 第1図乃至第3図に本考案の一実施例を示す。本実施
例の取付具1は可撓性を有する成型材料で形成され、第
1図に示すように機器2に嵌めて取り付けられる角筒状
になっており、前端開口側の外周部にパネル3の取付穴
30への機器2の挿入状態を規制する鍔10を形成してあ
る。この取付具1の第1図における上下面には夫々取付
具1を機器2に固定する固定片12を上下面を略コ字状に
切り欠いて形成してある。この固定片12の内面には第2
図に示す略十字状の嵌合凸部13を形成してある。嵌合凸
部13は機器2の嵌め込み方向と垂直な方向に長い横片13
bと、この横片13bの機器2の嵌め込み方向側の両面の中
央部からそれぞれ機器2の嵌め込み方向へ一体に突出す
るように設けられる機器2の嵌め込み方向と平行な縦片
13aとから形成してある。この各縦片13aの嵌め込み方向
を向く先端面を嵌め込み方向に対して傾斜するテーパ面
15aとして、また上記横片13bの嵌め込み方向側の両面を
それぞれ嵌め込み方向に対して略垂直な垂直面15bとし
て形成してある。取付具1の第1図における両側面に
は、この取付具1をパネル3に固定する係止片14を夫々
上下一対形成してあり、夫々の係止片14は後端方向に開
口する略コ字状に切り欠いて、この切欠した片を略く字
状に折曲した形状に形成されており、鍔10側の傾斜面に
なった外側面に階段状の段部14aを形成してある。な
お、この取付具1を用いてパネル3の取付穴30に固定さ
れる機器2の第1図における上下面には、上記固定片12
に形成された嵌合凸部13が嵌合する嵌合凹部24を形成し
てある。
例の取付具1は可撓性を有する成型材料で形成され、第
1図に示すように機器2に嵌めて取り付けられる角筒状
になっており、前端開口側の外周部にパネル3の取付穴
30への機器2の挿入状態を規制する鍔10を形成してあ
る。この取付具1の第1図における上下面には夫々取付
具1を機器2に固定する固定片12を上下面を略コ字状に
切り欠いて形成してある。この固定片12の内面には第2
図に示す略十字状の嵌合凸部13を形成してある。嵌合凸
部13は機器2の嵌め込み方向と垂直な方向に長い横片13
bと、この横片13bの機器2の嵌め込み方向側の両面の中
央部からそれぞれ機器2の嵌め込み方向へ一体に突出す
るように設けられる機器2の嵌め込み方向と平行な縦片
13aとから形成してある。この各縦片13aの嵌め込み方向
を向く先端面を嵌め込み方向に対して傾斜するテーパ面
15aとして、また上記横片13bの嵌め込み方向側の両面を
それぞれ嵌め込み方向に対して略垂直な垂直面15bとし
て形成してある。取付具1の第1図における両側面に
は、この取付具1をパネル3に固定する係止片14を夫々
上下一対形成してあり、夫々の係止片14は後端方向に開
口する略コ字状に切り欠いて、この切欠した片を略く字
状に折曲した形状に形成されており、鍔10側の傾斜面に
なった外側面に階段状の段部14aを形成してある。な
お、この取付具1を用いてパネル3の取付穴30に固定さ
れる機器2の第1図における上下面には、上記固定片12
に形成された嵌合凸部13が嵌合する嵌合凹部24を形成し
てある。
以下、本実施例の取付具1を用いた機器2のパネル3
への取付を説明する。この取付に際しては、まず機器2
に取付具1を嵌めて取り付ける。なお、以下においては
機器2に第3図に示すように取付具1を前方から嵌める
場合を説明する。この場合には機器2に取付具1をある
程度嵌め込むと、機器2の前端側の外周部に嵌合凸部13
の縦片13aのテーパ面15aが当たり、さらに取付具1を嵌
め込むと、機器2の外面に押されて固定片12が上下面か
ら突出するようにたわみ、テーパ面15aに沿って嵌合凸
部13が機器2の外側面に乗り上がる。ここで、本実施例
では固定片12に可撓性を持たせ、この固定片12に形成し
た嵌合凸部13の縦片13aにテーパ面15aを形成することに
より、取付具1の機器2への取付をスムーズに行えるよ
うにしてある。そして、取付具1が機器2の嵌合凹部24
に取付具1の嵌合凸部13が嵌まる位置まで嵌め込まれる
と、固定片12の弾性復帰力により嵌合凸部13が嵌合凹部
24に嵌まり、これにより機器2に取付具1が固定され
る。ここで、嵌合凸部13はその横片13bの垂直面15bが嵌
合凹部24の内面に係合するために、嵌合凸部13と嵌合凹
部24の嵌合の強度を高く得ることができる。なお、嵌合
凸部13の機器2の挿入方向の前端部と後端部にそれぞれ
縦片13aを設け、この各縦片13aにテーパ面15aを形成し
てあるので、取付具1を後方からも機器2に嵌めること
ができるようになっている。次いで、取付具1が取り付
けられた機器2をパネル3の表側から取付穴30内に挿入
する。この取付具1の取付穴30への挿入の際には取付穴
30の内周面で係止片14が内側に押し付けられてたわむこ
とで、機器2を取付具1の鍔10位置まで取付穴30内に挿
入できる。そして、パネル3の表面に取付具1の鍔10の
裏面が当接した際には、弾性復帰力で外方に広がる力が
付与されている係止片14の段部14aの適所がパネル3の
取付穴30の裏面側の内縁に弾性係止し、この際に係止片
14と鍔10とがパネル3を表裏から挟み込み、機器2がパ
ネル3に固定される。このように本実施例では、機器2
への取付具1の固定を固定片12の嵌合凸部13を機器2の
嵌合凹部24に嵌合して行うことができると共に、パネル
3の取付穴30内に表側から取付具1を取り付けた機器2
を取付具1の鍔10位置まで挿入して、機器2のパネル3
への取付を行うことができるので、従来のように機器2
のパネル3への取付して際して取付作業をパネル3の表
裏で行う必要がない。しかも、このように取付具1の機
器2への取付と機器2のパネル3への取付とをねじ止め
無しで可能とすることにより、機器2のパネル3への取
付に際して一切のねじ止めが不要となり、よって上述の
ようにして取付具1の機器2への取付と機器2のパネル
3への取付とが容易に行えることと相まって施工性が良
くなる。
への取付を説明する。この取付に際しては、まず機器2
に取付具1を嵌めて取り付ける。なお、以下においては
機器2に第3図に示すように取付具1を前方から嵌める
場合を説明する。この場合には機器2に取付具1をある
程度嵌め込むと、機器2の前端側の外周部に嵌合凸部13
の縦片13aのテーパ面15aが当たり、さらに取付具1を嵌
め込むと、機器2の外面に押されて固定片12が上下面か
ら突出するようにたわみ、テーパ面15aに沿って嵌合凸
部13が機器2の外側面に乗り上がる。ここで、本実施例
では固定片12に可撓性を持たせ、この固定片12に形成し
た嵌合凸部13の縦片13aにテーパ面15aを形成することに
より、取付具1の機器2への取付をスムーズに行えるよ
うにしてある。そして、取付具1が機器2の嵌合凹部24
に取付具1の嵌合凸部13が嵌まる位置まで嵌め込まれる
と、固定片12の弾性復帰力により嵌合凸部13が嵌合凹部
24に嵌まり、これにより機器2に取付具1が固定され
る。ここで、嵌合凸部13はその横片13bの垂直面15bが嵌
合凹部24の内面に係合するために、嵌合凸部13と嵌合凹
部24の嵌合の強度を高く得ることができる。なお、嵌合
凸部13の機器2の挿入方向の前端部と後端部にそれぞれ
縦片13aを設け、この各縦片13aにテーパ面15aを形成し
てあるので、取付具1を後方からも機器2に嵌めること
ができるようになっている。次いで、取付具1が取り付
けられた機器2をパネル3の表側から取付穴30内に挿入
する。この取付具1の取付穴30への挿入の際には取付穴
30の内周面で係止片14が内側に押し付けられてたわむこ
とで、機器2を取付具1の鍔10位置まで取付穴30内に挿
入できる。そして、パネル3の表面に取付具1の鍔10の
裏面が当接した際には、弾性復帰力で外方に広がる力が
付与されている係止片14の段部14aの適所がパネル3の
取付穴30の裏面側の内縁に弾性係止し、この際に係止片
14と鍔10とがパネル3を表裏から挟み込み、機器2がパ
ネル3に固定される。このように本実施例では、機器2
への取付具1の固定を固定片12の嵌合凸部13を機器2の
嵌合凹部24に嵌合して行うことができると共に、パネル
3の取付穴30内に表側から取付具1を取り付けた機器2
を取付具1の鍔10位置まで挿入して、機器2のパネル3
への取付を行うことができるので、従来のように機器2
のパネル3への取付して際して取付作業をパネル3の表
裏で行う必要がない。しかも、このように取付具1の機
器2への取付と機器2のパネル3への取付とをねじ止め
無しで可能とすることにより、機器2のパネル3への取
付に際して一切のねじ止めが不要となり、よって上述の
ようにして取付具1の機器2への取付と機器2のパネル
3への取付とが容易に行えることと相まって施工性が良
くなる。
ところで、上述の説明では嵌合凸部13及び嵌合凹部24
の形状が略十字状である場合について説明したが、勿論
別の形状であっても良い。このような別形状の嵌合凸部
13と嵌合凹部24とを第4図及び第5図に示す。なお、第
4図及び第5図では機器2の嵌め込みはそれぞれの図に
おける上下方向で行なうように示してあり、第4図及び
第5図のそれぞれの(a)に嵌合凸部13の平面図、
(b)にその断面図、(c)に嵌合凹部24の平面図を示
してある。第4図は上述の実施例と同様に略十字状のも
のであるが、縦片13aの全体をテーパ面15aとしている点
に特徴がある。第5図は略H字状に形成したもので、そ
れぞれの縦片13aの全体をテーパ面15aに形成してある。
の形状が略十字状である場合について説明したが、勿論
別の形状であっても良い。このような別形状の嵌合凸部
13と嵌合凹部24とを第4図及び第5図に示す。なお、第
4図及び第5図では機器2の嵌め込みはそれぞれの図に
おける上下方向で行なうように示してあり、第4図及び
第5図のそれぞれの(a)に嵌合凸部13の平面図、
(b)にその断面図、(c)に嵌合凹部24の平面図を示
してある。第4図は上述の実施例と同様に略十字状のも
のであるが、縦片13aの全体をテーパ面15aとしている点
に特徴がある。第5図は略H字状に形成したもので、そ
れぞれの縦片13aの全体をテーパ面15aに形成してある。
[考案の効果] 本考案は上述のように、機器をその内面に嵌め込んで
取り付ける前面及び後面が開口する筒状で、パネルの取
付穴への機器の挿入状態を規制する鍔と、周面に形成さ
れ機器の外面に形成された嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部
が内面から突設された可撓性を有する固定片と、周面か
ら外方に突出形成され機器を鍔がパネルに当接するまで
挿入した状態で取付穴の裏面側の縁部に弾性係止する可
撓性を有する係止片とを備えているので、機器への取付
具の固定を固定片の嵌合凸部を機器の嵌合凹部に嵌合し
て行うことができると共に、パネルの取付穴内に表側か
ら取付具を取り付けた機器を取付具の鍔位置まで挿入し
て、機器のパネルへの取付を行うことができ、このため
従来のように機器2のパネル3への取付に際して取付作
業をパネルの表裏で行う必要がなく、しかもこのように
取付具の機器への取付と機器のパネルへの取付とをねじ
止め無しで可能とすることにより、機器のパネルへの取
付に際して一切のねじ止めが不要となり、よって上述の
ようにして取付具の機器への取付と機器のパネルへの取
付とが容易に行なえることと相まって施工性が良くなる
ものである。また、嵌合凸部を機器の嵌め込み方向と垂
直な方向に長い横片と、この横片の機器の嵌め込み方向
側の両面からそれぞれ機器の嵌め込み方向へ一体に突出
するように設けられる機器の嵌め込み方向と平行な縦片
とから形成し、この縦片の先端面を機器の嵌め込み方向
に対して後傾するテーパ面として形成すると共に上記横
片の機器の嵌め込み方向側の両面を嵌め込み方向に対し
て略垂直な垂直面として形成したので、嵌合凸部の縦片
のテーパ面は機器の嵌め込み方向での前端部と後端部に
設けられることになり、このテーパ面によるガイド作用
で嵌合凹部への嵌合凸部の嵌合操作や嵌合凹部から嵌合
凸部を抜く操作をスムーズにおこなわせることができる
と共に、嵌合凹部と嵌合凸部との嵌合は機器の嵌め込み
方向と垂直な方向に長い横片の垂直面が嵌合凹部に広い
面積で係合することによって高い強度で確保することが
できるものであり、しかも機器を取付具にその後面の開
口から嵌め込んでも前面の開口から嵌め込んでも、後面
の開口から抜いても前面の開口から抜いても、嵌合凸部
の縦片のテーパ面によるガイド作用を得ることができ、
取付具への機器の脱着方向が限定されず組み立ての作業
性を高めることができるものである。
取り付ける前面及び後面が開口する筒状で、パネルの取
付穴への機器の挿入状態を規制する鍔と、周面に形成さ
れ機器の外面に形成された嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部
が内面から突設された可撓性を有する固定片と、周面か
ら外方に突出形成され機器を鍔がパネルに当接するまで
挿入した状態で取付穴の裏面側の縁部に弾性係止する可
撓性を有する係止片とを備えているので、機器への取付
具の固定を固定片の嵌合凸部を機器の嵌合凹部に嵌合し
て行うことができると共に、パネルの取付穴内に表側か
ら取付具を取り付けた機器を取付具の鍔位置まで挿入し
て、機器のパネルへの取付を行うことができ、このため
従来のように機器2のパネル3への取付に際して取付作
業をパネルの表裏で行う必要がなく、しかもこのように
取付具の機器への取付と機器のパネルへの取付とをねじ
止め無しで可能とすることにより、機器のパネルへの取
付に際して一切のねじ止めが不要となり、よって上述の
ようにして取付具の機器への取付と機器のパネルへの取
付とが容易に行なえることと相まって施工性が良くなる
ものである。また、嵌合凸部を機器の嵌め込み方向と垂
直な方向に長い横片と、この横片の機器の嵌め込み方向
側の両面からそれぞれ機器の嵌め込み方向へ一体に突出
するように設けられる機器の嵌め込み方向と平行な縦片
とから形成し、この縦片の先端面を機器の嵌め込み方向
に対して後傾するテーパ面として形成すると共に上記横
片の機器の嵌め込み方向側の両面を嵌め込み方向に対し
て略垂直な垂直面として形成したので、嵌合凸部の縦片
のテーパ面は機器の嵌め込み方向での前端部と後端部に
設けられることになり、このテーパ面によるガイド作用
で嵌合凹部への嵌合凸部の嵌合操作や嵌合凹部から嵌合
凸部を抜く操作をスムーズにおこなわせることができる
と共に、嵌合凹部と嵌合凸部との嵌合は機器の嵌め込み
方向と垂直な方向に長い横片の垂直面が嵌合凹部に広い
面積で係合することによって高い強度で確保することが
できるものであり、しかも機器を取付具にその後面の開
口から嵌め込んでも前面の開口から嵌め込んでも、後面
の開口から抜いても前面の開口から抜いても、嵌合凸部
の縦片のテーパ面によるガイド作用を得ることができ、
取付具への機器の脱着方向が限定されず組み立ての作業
性を高めることができるものである。
第1図は本考案の一実施例の構造を示す斜視図、第2図
は同上の要部の拡大斜視図、第3図は同上への機器の取
付を示す説明図、第4図及び第5図はそれぞれ別形状の
嵌合凹部と嵌合凸部を示す説明図、第6図は従来例の取
付具を用いた機器のパネルへの取付方法を示す斜視図、
第7図は同上により機器をパネルに取り付けた状態を示
す側面図である。 1は取付具、2は機器、3はパネル、10は鍔、12は固定
片、13は嵌合突部、14は係止片、24は嵌合凹部、30は取
付穴である。
は同上の要部の拡大斜視図、第3図は同上への機器の取
付を示す説明図、第4図及び第5図はそれぞれ別形状の
嵌合凹部と嵌合凸部を示す説明図、第6図は従来例の取
付具を用いた機器のパネルへの取付方法を示す斜視図、
第7図は同上により機器をパネルに取り付けた状態を示
す側面図である。 1は取付具、2は機器、3はパネル、10は鍔、12は固定
片、13は嵌合突部、14は係止片、24は嵌合凹部、30は取
付穴である。
フロントページの続き (72)考案者 木野村 章 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−276714(JP,A) 実開 昭64−57679(JP,U) 実開 昭61−59388(JP,U) 実開 昭60−137484(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】前面部を露呈させて機器をパネルの取付穴
に取り付ける際に用いられる取付具であって、機器をそ
の内面に嵌め込んで取り付ける前面及び後面が開口する
筒状で、パネルの取付穴への機器の挿入状態を規制する
鍔と、周面に形成され機器の外面に形成された嵌合凹部
に嵌合する嵌合凸部が内面から突設された可撓性を有す
る固定片と、周面から外方に突出形成され機器を鍔がパ
ネルに当接するまで挿入した状態で取付穴の裏面側の縁
部に弾性係止する可撓性を有する係止片とを備え、上記
嵌合凸部を機器の嵌め込み方向と垂直な方向に長い横片
と、この横片の機器の嵌め込み方向側の両面からそれぞ
れ機器の嵌め込み方向へ一体に突出するように設けられ
る機器の嵌め込み方向と平行な縦片とから形成し、この
縦片の先端面を機器の嵌め込み方向に対して後傾するテ
ーパ面として形成すると共に上記横片の機器の嵌め込み
方向側の両面を嵌め込み方向に対して略垂直な垂直面と
して形成して成ることを特徴とする取付具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989103358U JP2525264Y2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | 取付具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989103358U JP2525264Y2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | 取付具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0341985U JPH0341985U (ja) | 1991-04-22 |
JP2525264Y2 true JP2525264Y2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=31652200
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JP (1) | JP2525264Y2 (ja) |
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1989
- 1989-09-01 JP JP1989103358U patent/JP2525264Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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