JP2523923Y2 - 電柱用バンド - Google Patents

電柱用バンド

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JP2523923Y2
JP2523923Y2 JP9984890U JP9984890U JP2523923Y2 JP 2523923 Y2 JP2523923 Y2 JP 2523923Y2 JP 9984890 U JP9984890 U JP 9984890U JP 9984890 U JP9984890 U JP 9984890U JP 2523923 Y2 JP2523923 Y2 JP 2523923Y2
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誠 渡邊
克己 藪
吉生 肥田
敏行 田中
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Chubu Electric Power Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電柱に碍子取付用腕金・支線取付金具その
他各種器具を取付けるのに用いる所謂電柱用バンド、特
にマニプレータを用いて取付けることができる電柱用バ
ンドに関するものである。
〔従来の技術〕
碍子取付用腕金、支線取付金具、その他各種の器具を
電柱に取付けるためのバンドとして、向かい合った一対
の半円弧状バンドの一方のバンドの外側に、腕金等を取
付ける台座または器具が固着され、向かい合っている一
対の半円弧状バンドの両端部をそれぞれ緊締結合するボ
ルト・ナットを備えたもの(例えば実公昭49−4713号公
報参照)、腕金等を取付ける台座を兼ねた劣弧ないし半
円弧状のバンドと、半円弧ないし優弧状のバンドの各一
端が蝶番で結合され、両バンドの自由端どうしを緊締結
合するボルト・ナットを備えたもの(例えば実公昭50−
552号公報参照)がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の電柱用バンドは、電柱に取付ける際、先ず
台座あるいは器具を持ってバンドを電柱に添わせるが、
バンドは二つに分割されているか、蝶番で開閉自由に結
合されているから、バンドは独りでは電柱に巻付かな
い。
したがって、一人がバンドを電柱に巻付かせてバンド
をその位置に支え、他の一人がボルト・ナット等の固着
部品を装着してバンドを締付けなければならない。
電柱用バンドを取付ける位置が高くて二人で作業でき
ない場合はもちろんのこと、一般の場合でも、マニプレ
ータを使用することにより電柱に登らないで、しかも一
人で電柱用バンドを取付けることができると、安全で且
つ作業コストも下がって好ましいけれども、従来の電柱
用バンドは、上記のように二人の共同作業でしか取付け
られない構成であるから、マニプレータの使用は不可能
である。
本考案は、電柱バンドにおける上記従来の問題点を解
決し、マニプレータの使用を可能にすることを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成するために、向かい合った
一対の半円弧状バンドの一端どうしを蝶番結合し、その
一方の半円弧状バンドの外側に腕金等を取付ける台座を
備え、台座が付いていない側のバンドの蝶番結合部側の
端部に、そのバンドの円弧の延長方向に伸びた爪をバン
ドと一体に設け、各半円弧状バンドの自由端にボルト掛
止部を外方に向かって張出させ、台座が付いていない側
のバンドのボルト掛止部をバンドに蝶番結合すると共
に、そのボルト掛止部にボルトの頭部を固着し、ナット
と座金を相互に回転自由に結合し、台座が付いている側
のバンドのボルト掛止部に、ボルトが側方から入る切欠
き穴を設けると共に、そのボルト掛止部と座金の対向面
に、座金の回り止め部を相対的に設けたものである。
〔作用〕
電柱用バンドの台座部分をマニプレータにつかませ、
蝶番軸を支点にしてバンドを開き、更にボルトと一体の
掛止部を外方に回すことにより一対のバンド間の開口を
拡大する。
開いているバンドを、その状態で電柱を抱くようにし
て電柱に押し当てると、爪が電柱に当たることにより、
その爪が付いている方のバンド、すなわちボルトが付い
ているバンドが電柱に巻付くように自ずから閉じて、バ
ンドのボルト掛止部側がマニプレータ操作側に位置す
る。
その状態で、マニプレータの操作によりボルトが付い
ている掛止部を回して、ボルトを相手側掛止部の切欠き
穴に側方から入れ、あらかじめボルトに嵌めてあるナッ
トを締付け方向に回すと、ナットの移動に伴って座金と
ボルト掛止部間の回り止め部が係合し、更にボルト・ナ
ットが締付けられて、バンドは電柱に緊締固着される。
〔実施例〕
本考案に係る電柱用バンドの実施例を、図面を参照し
て説明する。
向かい合っている一対の半円弧状バンド1A・1Bの一端
どうしが軸2で蝶番結合されている。その一方の半円弧
状バンド1Aの外側の略中央部に、腕金3その他の器材を
取付ける台座4が一体に取付けられている。
上記各バンド1A・1Bの蝶番結合側端部には管状に丸め
た軸受部5形成されていて、その管状軸受部5に前記の
蝶番軸2が通っている。
そして第2図・第3図に示すように、台座4が付いて
いない側のバンド1Bの管状軸受部5の側面の一部切欠か
れて丸められなかった部分が、そのバンド1Bの円弧の延
長方向に伸びた爪6を形成している。
各半円弧状バンド1A・1Bの自由端に、緊締用ボルトの
掛止部7A・7Bが外方向に向かって張出し形成されてい
る。
台座4が付いている側のバンド1Aのボルト掛止部7A
は、第4図のように、バンド1Aの端部を外側に略三角環
形に折り曲げて一体に形成している。
台座4が付いていない側のバンド1Bのボルト掛止部7B
は、バンド1Bに軸8で蝶番結合されていて、外側に大き
く回動反転させることができる。このボルト掛止部7B
も、バンドと同じ帯金材を用いて略三角環形に折り曲げ
形成している。
上記反転可能のボルト掛止部7Bに緊締用ボルト9を挿
し通し、そのボルト9の頭部をボルト掛止部7Bに溶接等
の手段で一体に固着している。
ボルト9に嵌めるナット10には、第5図に示すように
あらかじめ座金11が結合されており、そのナット10と座
金11は相互に回転自由である。座金11はナット10と反対
の側に突出したコの字形をしている。
台座4が付いている側のバンド1Aのボルト掛止部7Aに
は、第4図に示すようにボルト9を側方から入れる切欠
き穴12が設けられている。更にそのボルト掛止部7Aの座
金11に対向する面7A1に、座金11の脚部11aが嵌まる一対
のスリット13・13が設けられている。
図示例はボルト掛止部7Aの座金11に対向する面7A1
を、そのボルト掛止部7Aと別の板片で形成し、バンド1A
の外周面とボルト掛止部7Aの端縁部との間に嵌めて溶接
等で固着しているが、ボルト掛止部7Aの端縁部を延長し
て折り曲げてもよい。
蝶番軸2を支点にして台座4が付いていない側のバン
ド1Bを第1図鎖線示のように開き、更にボルト9をボル
ト掛止部7Bと共に外側に反転させて台座4の部分をマニ
プレータ(図に省略)でつかむ。
そして、バンド1A・1Bをその開いているところから電
柱を抱くようにはめて電柱に押し当てると、爪6が電柱
に当たって、ボルト9が付いている方のバンド1Bが閉じ
て電柱に巻付き、ボルト掛止部7A・7B側がマニプレータ
を操作している作業員の側に来る。
次いでマニプレータを操作してボルト9が付いている
掛止部7Bを回して、ボルト9を相手側の掛止部7Aの切欠
き穴12に挿入し、ナット10を回して締付けるもので、ナ
ット10が進むにつれて座金11の両脚部11aがスリット13
に嵌まり、座金11はナット10と共回りしない。
〔考案の効果〕
本考案の電柱用バンドは上記の構成であるから、電柱
に対するバンドの抱き付き装着をマニプレータを用いて
一人で、しかも電柱に登らないで行うことができて安
全、且つ作業能率がよい。
電柱に対するバンドの抱き付き装着に際してバンドを
大きく開かせることができるので装着が容易である。
更に、バンドを緊締固着するボルト・ナットが必ずマ
ニプレータ側に位置し、また、ボルトの締付けに伴って
座金が回り止めされるので、ボルト・ナットの緊弛操作
が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電柱用バンドの平面図、第2図は
バンドの蝶番結合部の拡大正面図、第3図は、台座が付
いていない側のバンドの蝶番結合部側端部の拡大横断平
面図、第4図は台座が付いている側のバンドのボルト掛
止部の拡大斜視図、第5図は座金付きナットの縦断側面
図。 1A・1B…半円弧状バンド、2…蝶番軸、3…腕金、4…
台座、5…管状軸受部、6…爪、7A・7B…ボルト掛止
部、8…軸、9…ボルト、10…ナット、11…座金、12…
切欠き穴、13…スリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藪 克己 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部 電力株式会社内 (72)考案者 肥田 吉生 愛知県名古屋市熱田区古新町1丁目70番 地 中部鉄塔工業株式会社内 (72)考案者 田中 敏行 三重県四日市市黄金町58番地 内田鍛工 株式会社内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】向かい合った一対の半円弧状バンドの一端
    どうしが蝶番結合され、その一方の半円弧状バンドの外
    側に腕金等を取付ける台座を有し、台座が付いていない
    側のバンドの蝶番結合部側の端部に、そのバンドの円弧
    の延長方向に伸びた爪がバンドと一体に設けられ、各半
    円弧状バンドの自由端にボルト掛止部が外方に向かって
    張出し、台座が付いていない側のバンドのボルト掛止部
    はバンドに蝶番結合されていると共に、そのボルト掛止
    部にボルトの頭部が固着され、ナットと座金は相互に回
    転自由に結合され、台座が付いている側のバンドのボル
    ト掛止部には、ボルトが側方から入る切欠き穴を有する
    と共に、そのボルト掛止部と座金の対向面に、座金の回
    り止め部が相対的に設けられていることを特徴とする電
    柱用バンド。
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JP2007060769A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Chugoku Electric Power Co Inc:The 電柱用立上ケーブル支持金物及び取付バンド

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