JP3050294U - パイプ支持具の仮止め機構 - Google Patents

パイプ支持具の仮止め機構

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JP3050294U
JP3050294U JP1997011823U JP1182397U JP3050294U JP 3050294 U JP3050294 U JP 3050294U JP 1997011823 U JP1997011823 U JP 1997011823U JP 1182397 U JP1182397 U JP 1182397U JP 3050294 U JP3050294 U JP 3050294U
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JP
Japan
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mounting
bolt
pipe
pieces
pipe support
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JP1997011823U
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Inventor
英一郎 栗岡
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Otis Inc
Original Assignee
Otis Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 能率的にパイプの取付け作業を行うパイプ支
持具の仮止め機構を提供する。 【解決手段】 パイプ20の胴部を嵌合抱持するように
開閉式に形成された一対のバンド片2.3と、その基端
部に相対向するように取付用脚片4.5とを一体に設け
てなる支持具本体10と、取付用脚片4.5間に挟持さ
れる取付片6を有し、後端部に壁面等への固定部を備え
た取付具本体11とよりなり、取付用脚片4.5と取付
片6とをボルト12.13で締結してなるパイプ支持具
において、前記支持具本体10の取付用脚片4.5のボ
ルト挿入側となる一方4に、ボルト孔14.14′の周
りにおいてボルト12の角形頭部に係接して回り止めと
なるように係止突片8を設けてなることを特徴としてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水道管やガス管、たて樋等のパイプを壁面に沿って取付けるための パイプ支持具の仮止め機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
たて樋等のパイプを取付けるための従来のパイプ支持具としては、例えば実開 平3−1387号公報に開示されたものがある。公知のパイプ支持具は図7に示 すように左右2つの割環体からなるバンド52.53を中間部において枢支ピン 51にて連結して開閉可能となし、後端部に相対して脚片54.55を連成し、 両脚片間に取付具56を挟入し3者をボルト孔14.14′と取付具の長孔15 にボルト12を通してナット13で締結するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来のパイプ支持具においては、取付けに際し左右の脚片54.55間 に取付具56を挟入した後、先づボルト12をボルト孔14.14′と長孔15 に挿通し適正位置を調整しながらボルト端よりナット13を嵌め締め回すもので あるが、ナットを締め回す際にボルトを押えて保持しないとボルトが空回りして 謂ゆるとも回りするために作業が手間取って難しく、而もこれらの作業は高所の 足場の不安定な場所で行うことが多いために、危険性を伴い作業性が悪いという 問題点を有していた。
【0004】 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 その目的とするところは、バンドを開いてパイプ胴部に嵌めてセットしボルト. ナットで締結する際にボルト又はナットのとも回りを無くして迅速確実にボルト の締結を行い危険性を少なくして作業性を高め能率的にパイプの取付け作業を行 うことのできるパイプ支持具の仮止め機構を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案におけるパイプ支持具の仮止め機構は、パ イプの胴部を嵌合抱持するように開閉式に形成された一対のバンド片と、その基 端部に相対向するように取付用脚片とを一体に設けてなる支持具本体と、取付用 脚片間に挟持される取付片を有し、後端部に壁面等への固定部を備えた取付具本 体とよりなり、取付用脚片と取付片とをボルトで締結してなるパイプ支持具にお いて、前記支持具本体の取付用脚片のボルト挿入側となる一方に、ボルト孔の周 りにおいてボルトの角形頭部に係接して回り止めとなるように係止突片を設けて なるものである。
【0006】 又、係止突片をボルト挿入孔の周りにボルトの角形頭部の対面となる位置に複 数設けてなるものである。
【0007】
【実施例】
実施例を図面を参照して説明する。
【0008】 図1〜2において、支持具本体10はパイプ20の胴部を嵌合抱持するように 半円形に形成した左右一対のバンド片2.3と、このバンド片を枢支部1を支点 に開閉式に連結し、開放部の基端部には相対向するように取付用脚片4.5を一 連に形成したものからなる。バンド片2.3を円形の一体形として形成したもの も対象とする。脚片4.5にはボルト孔14.14′を穿設する。また、この脚 片4.5にはボルト挿入側となる一方4の外側の面に1乃至複数の係止突片8を 設ける。
【0009】 係止突片8はボルト孔14の周りにおいてボルト孔に挿入されたボルト12の 六角等の角形頭部12aに係接して回り止めとなるように配置される。図3の( a)及び図4の(c)は単一の係止突片8を板面の切り起しにより形成されたも のであり、図3の(b)及びの図4の(d)は相対向するように2つの係止突片 8.8を同様に切り起しにより形成して頭部12aの左右の面を両側から挟持す るように係接するものである。
【0010】 又、このような係止突片8は切り起しの代わりに、板面を点又は線状に圧出し て小突起として形成することもできる。図5の(a)及び図6の(b)は謂わゆ るチョボ形の小突起を左右対向するように2つ又は4つ形成した場合であり、図 5(b)は等間隔に3つ形成し、図5の(c)及び図6の(a)は線状の謂わゆ るビート形の係止突片8を相対向するように圧出形成したものである。
【0011】 取付具本体11の取付片6には長孔7を有し、この長孔により前後にスライド 可能として取付位置の調整をする。
【0012】
【作用】
左右のバンド片2.3を開いてパイプ20に嵌合抱持させた状態で両脚片4. 5間に取付具本体11の取付片6を挟入するように当てがい、この状態で両脚片 4.5を閉合する。
【0013】 すると、両脚片4.5のボルト孔14.14′と取付片6の長孔7が合致する からボルト挿入側のボルト孔14よりボルト12を挿通する。するとボルト12 の角形頭部12aは座面が脚片4の面に接すると同時に角形頭部12aの側面が 係止突片8に係接するため回転方向に対して回り止めされた状態となる。ボルト 12はボルト孔14、長孔7、対向側のボルト孔14′を貫通して対向側へ突出 するから、この突出部分にナット13を嵌めて螺締方向へ回動すると、ボルト1 2は回り止めされた状態で簡単迅速に締結されるものである。
【0014】 係止突片8を相対向する位置に2つ又は複数設けた場合は、ボルト12の頭部 12aを挟持状にして回り止めされるからナット13の締結作業を楽に行うこと ができる。
【0015】
【考案の効果】 本考案は上記のように、支持具本体の取付用脚片のボルト挿入側となる一方に 、ボルト孔の周りにおいてボルトの角形頭部に係接して回り止めとなるように係 止突片を設けたものであるから、左右のバンドを開いてパイプを嵌めセットする 作業において、左右バンド片の取付用両脚片を脚片間に取付片を挟入してボルト 孔と取付片の長孔にボルトを挿入すると、ボルトの角形頭部がボルト孔の周りに 形成された係止突片に保持されて完全に回り止めされるために、ボルト.ナット の締結作業を謂わゆるボルトのとも回りを無くして迅速容易に行うことが可能と なるものであり、従って高所においても安全に而も楽にパイプの取付け作業を行 うことができ、又簡単な構成でコスト的にも安価に実施可能となる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施したパイプ支持具の平面図であ
る。
【図2】本考案パイプ支持具の分解斜視図である。
【図3】ボルト挿入側よりみた取付用脚片の一部拡大正
面図で(a)は単一の切り起しによる係止突片を、
(b)は左右に対向する2つの係止突片を設けた場合を
示す。
【図4】(c)(d)は図3における(a)(b)の各
断面図である。
【図5】(a)(b)(c)は夫々異なる実施例を示す
係止突片を施した取付用脚片の一部拡大正面図である。
【図6】(a)は2条の平行した線状の係止突片を、
(b)は4つの小突起からなる係止突片を夫々形成した
取付用脚片の一部の拡大した斜視図である。
【図7】従来例を示すパイプ支持具の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 枢支部 2.3 バンド片 4.5 脚片 6 取付片 7 長孔 8 係止突片 10 支持具本体 11 取付具本体 12 ボルト 13 ナット 14.14′ ボルト 20 パイプ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ(20)の胴部を嵌合抱持するよ
    うに開閉式に形成された一対のバンド片(2.3)と、
    その基端部に相対向するように取付用脚片(4.5)と
    を一体に設けてなる支持具本体(10)と、取付用脚片
    (4.5)間に挟持される取付片(6)を有し、後端部
    に壁面等への固定部を備えた取付具本体(11)とより
    なり、取付用脚片(4.5)と取付片(6)とをボルト
    (12.13)で締結してなるパイプ支持具において、
    前記支持具本体(10)の取付用脚片(4.5)のボル
    ト挿入側となる一方(4)に、ボルト孔(14.1
    4′)の周りにおいてボルト(12)の角形頭部に係接
    して回り止めとなるように係止突片(8)を設けてなる
    ことを特徴とするパイプ支持具の仮止め機構。
  2. 【請求項2】 前記係止突片(8)をボルト挿入孔
    (7)の周りにボルトの角形頭部の対面となる位置に複
    数設けてなる請求項1記載のパイプ支持具の仮止め機
    構。
JP1997011823U 1997-12-29 1997-12-29 パイプ支持具の仮止め機構 Expired - Lifetime JP3050294U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000246734A (ja) * 1999-03-01 2000-09-12 Gala Ind Inc ペレットドライヤースクリーンのスクリーンサポート
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JP2012117593A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Nojima Kakusei Seisakusho:Kk 配管支持金具

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