JP2004116628A - スペーサクリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】被取付部材に一方の側から作業でき、シート部材への固定強度を十分に高く維持でき、被取付部材が軟質シート部材であっても噛み込むことなく取付けられるスペーサクリップを提供する。
【解決手段】スペーサクリップ1は、被取付部材2の貫通穴7より大きく形成されて被取付部材の一方の面に接面できるフランジ9と、フランジから所定高さ延びて貫通穴に挿入できる軸部10と、軸部端部から延び且つ軸部の軸方向に沿う初期姿勢からフランジ9にほぼ平行な挟持姿勢に旋回できるように軸部端部にヒンジ(11)止めされ、フランジ側と反対側の被取付部材面に接面できるアーム13と、アームとともに旋回可能なようにアームの根元部分からアーム先端側に向けて延び且つアームとの間に貫通穴部分において被取付部材を挟持できる間隔をあけて延びるレバー14とを有する。軸部を貫通穴に挿入するとアームがレバーと一緒に被取付部材の貫通穴部分を両側から挟持しつつ挟持姿勢に旋回される。
【選択図】     図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、貫通穴を有する軟質シート部材等の被取付部材に取付けられるスペーサクリップに関し、特に、サイレンサー等の軟質シート部材に、貫通穴を貫通して両側から挟持することによって固定して、その軟質シート部材をパネル等の他の部材に取付けるのに利用することができ、あるいは、シート部材の厚さ分の間隔を確保するのに利用できる、スペーサクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
マット等の軟質シート部材を車体等に取付けるのに用いるクリップは知られている(実開昭60−185710号公報:特許文献1)。このクリップは、シート部材の一方の面に接面できるフランジと、フランジからシート部材の厚さに対応する高さに延びてシート部材の貫通穴に挿入できる軸部と、軸部の端部から延び且つ軸部の軸方向に沿う初期姿勢からフランジにほぼ平行な挟持姿勢に旋回できるように軸部端部にヒンジ止めされ、フランジ側と反対側のシート部材に接面できる一対のアームとを備えている。一対のアームは、前記初期姿勢を維持するが、作業者による旋回によって前記挟持姿勢に移り、その挟持姿勢を維持するようにロックされる。また、軸部は中空に形成されて、その中空部分には、車体等に固着されたねじスタッドに係合する係止爪が設けられ、車体等にマット等を取付けるのに用いられる。
【0003】
実開昭63−188315号公報(特許文献2)は、車体に固着されたねじスタッドを用いて、車体にフィニッシャ等の硬質パネルを取付けるクリップを開示している。このクリップは、パネルのおもて面に接面できるフランジと、フランジからパネル厚さの3〜4倍程度長く延びた軸部と、軸部の端部から延び且つ軸部の軸方向に沿う初期姿勢からフランジにほぼ平行な姿勢に旋回できるように軸部端部にヒンジ止めされ、パネル裏側に落込み防止用の座を形成する一対のアームと、アームとともに旋回可能なようにアーム根元部分からアームと直角に向けて延び、旋回後にはフランジに接面するパネルの貫通穴部分に係合する一対の係合片とを備えている。軸部の中空部分には、車体等に固着されたねじスタッドに係合する係止爪が設けられている。車体等に固着されたねじスタッドは、パネルの貫通穴にパネル面まで延びていて、作業者は初期姿勢の一対のアームをその貫通穴に挿入して軸部にねじスタッドを受入れるように押込むと、一対のアームが初期姿勢からパネルと平行な姿勢に旋回して、パネル裏面側に落込み防止用座を形成する。アームの旋回とともに、一対の係合片も旋回して、パネルの貫通穴部分に強く係合してクリップがパネルに固着され、また、軸部の係止爪はねじスタッドに係合するので、クリップを介してパネルが車体に固着される。
【0004】
実開平7−20402号公報(特許文献3)は、いわゆるパンタグラフ型のスペーサクリップを開示している。このスペーサクリップは、シート部材の一方の面に接面できるフランジと、フランジからシート部材の厚さに対応する高さに延びてシート部材の貫通穴に挿入できる軸部と、この軸部の端部から延びてパンタグラフ形状に形成されフランジにほぼ平行な挟持姿勢に折畳むことができる係着帯とを備えている。係着帯は、貫通穴を間隔してフランジと反対側のシート部材面に出た状態で折畳まれて、フランジと協働してシート部材を挟持する姿勢になり、シート部材に固定される。軸部は中空に形成されて、その中空部分には、車体等に固着されたねじスタッドに係合する係止爪が設けられ、スペーサクリップが固定されたシート部材が車体等に固定される。スペーサクリップは、シート部材が軟質材料であっても変形させずに一定の厚さを維持しつつ車体等に取付けるのに適している。
【0005】
実開平7−10517号公報(特許文献4)は、ダッシュサイレンサー等の軟質シート部材が車体等のパネルに置かれた状態で、シート部材に固着することのできるクリップを開示している。このクリップは、シート部材の両側の面を押える2つのフランジと、両フランジをシート部材の厚さに相当する長さ離して連結する軸部とを備え、軸部にはねじスタッドへの係止爪が設けられ、更に、一方のフランジと軸部とは、軸部の軸心を含む平面を中心に半分に分割され、他方のフランジは前記平面においてヒンジ連結されている。シート部材へクリップを取付けるには、ヒンジ連結されたフランジ部分をそのヒンジ部分で旋回させるとともに他のフランジ及び軸部を大きく分離させて側面からみて倒立したVの字形状状態にし、ヒンジ連結されて旋回したフランジ部分の両縁部をシート部材の貫通穴に挿入し、分離した他のフランジ部分及び軸部部分を相互に近付けるように押込むと、クリップがシート部材に取付けられる。クリップ軸部には係止爪が形成されて、クリップが固定されたシート部材は、ねじスタッドが設けられた車体等に固定される。
【0006】
【特許文献1】
実開昭60−185710号公報(実公平1−24418号)
【特許文献2】
実開昭63−188315号公報(実公平4−52486号)
【特許文献3】
実開平7−20402号公報
【特許文献4】
実開平7−10517号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
実開昭60−185710号公報のクリップは、アームとフランジでシートを挟持することができ、スペーサクリップとしての基本的な機能を有している。しかし、クリップをシート部材に取付けるためには、シート部材の一方の側からアーム及び軸部を貫通穴に挿入し、他方の側においてアームを旋回させる作業を必要とし、シート部材の両側に手を延ばす必要がある。シート部材が大きな場合には、手が届かないため、別の作業者を必要とすることもある。
【0008】
実開昭63−188315号公報のクリップは、アームをパネルの貫通穴に挿入するにつれ、係合片がパネル面に当接してアームを旋回するように作用し、挿入によってアームはパネル裏面側で落込み防止用の座を形成し、また係合片も旋回してパネルの貫通穴部分に強く係合する。このクリップは、押込みだけでパネルに固定されるので、パネルの片側からの作業ができる利点がある。しかし、このクリップは硬質パネルに固定されるように構成されているため、軟質シート部材には適合しない。例えば、係合片はパネルの貫通穴部分に強く係合して固定力を得ているが、軟質シート部材の場合には、シート部材の貫通穴部分に係合しても強い固定力は得られず、被取付部材への固定力は低い。また、係合片は硬質パネルの貫通穴部分の側面に強く係合するように形成されているため、係合する部材が軟質シート部材であると、フランジと係合片端部との間に軟質シート部材が噛み込まれてしまう惧れがある。特にシート部材が厚い場合に噛み込みが顕著になり、好ましくない。
【0009】
実開平7−20402号公報のクリップは、パンタグラフ形状の係着帯は、シート部材の貫通穴への挿入時において、軸部の軸方向に沿って延びる姿勢に維持できる構成ではないので、挿入時に左右に倒れてしまう挿入がスムーズに行えなえない惧れがある。また、シート部材の一方の側においてフランジを押え、他方の側においてパンタグラフ型係着帯を折り畳む作業を必要とし、シート部材の両側に手を延ばす必要がある。
【0010】
実開平7−10517号公報のクリップは、シート部材の一方の側から取付け作業ができる利点はあるが、一方のフランジのヒンジを旋回中心として軸部及び他のフランジを半分に分割する構成であるので、たった1つのヒンジへ応力が集中して破断すると、クリップが2つに別れてしまう。固着前にヒンジが破断するとクリップの機能がなくなりシート部材へ固着できなくなる。固着後において応力集中が累積してヒンジが破断すると、シート部材への固着が損なわれ、シート部材が車体等から外れてしまう惧れがある。
【0011】
従って、本発明の目的は、シート部材等の被取付部材に一方の側からの押込み作業で取付けることができ、シート部材への固定強度を十分に高く維持でき、被取付部材が軟質シート部材であっても噛み込むことなく取付けられるスペーサクリップを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明は、貫通穴を有する、軟質シート部材等の被取付部材に、貫通穴を貫通して該被取付部材を両側から挟持することによって固定される、スペーサクリップであって、被取付部材の貫通穴より大きく形成されて、該被取付部材の一方の面に接面できるフランジと、該フランジから所定高さ延びて貫通穴に挿入できる軸部と、該軸部の端部から延び且つ軸部の軸方向に沿う初期姿勢からフランジにほぼ平行な挟持姿勢に旋回できるように軸部端部にヒンジ止めされ、フランジ側と反対側の被取付部材面に接面できるアームと、該アームとともに旋回可能なように該アームの根元部分からアーム先端側に向けて延び且つ該アームとの間に貫通穴部分において被取付部材を挟持できる間隔をあけて延びるレバーとを備え、軸部が貫通穴に挿入される前においてアームは軸部の軸方向に沿う初期姿勢にあり且つレバーは被取付部材のフランジ側の面に向う初期姿勢にあり、軸部が貫通穴に挿入されるにつれてアームとレバーが一緒に被取付部材の貫通穴部分を両側から挟持しつつ軸部端部において旋回し、アームが挟持姿勢に旋回されると被取付部材のフランジ側の面をフランジに当接させることを特徴とするスペーサクリップが提供される。
【0013】
上記スペーサクリップによれば、軸部が貫通穴に挿入される前においてアームは軸部の軸方向に沿う初期姿勢にあり且つレバーは被取付部材のフランジ側の面に向う初期姿勢にあるので、サイレンサー等の軟質シート部材であってもその貫通穴へのアームの挿入は容易であり、アーム及び軸部が貫通穴に挿入されるにつれてレバーが被取付部材に当たってアームを一緒に被取付部材の貫通穴部分を両側から挟持するように軸部端部において旋回するので、アームが確実に貫通穴の外周側へ倒れ、しかも被取付部材はアームにもレバーにも噛み込むことがなくなり、更に軸部を貫通穴に挿入するようにフランジを被取付部材に押込むとレバーが被取付部材とフランジとの間に押圧されてフランジと平行な姿勢に強制され、レバーに固着されたアームもフランジと平行になるように倒されて挟持姿勢に旋回され、被取付部材のフランジ側の面はフランジに当接させるので、アーム及び軸部を貫通穴に挿入するだけで、スペーサクリップは被取付部材に固定され、一方の側からの作業でスペーサクリップは被取付部材に良好に取付けられる。
【0014】
上記スペーサクリップにおいて、アームとレバーは、それぞれ、軸部端部に軸部の直径方向に対向して一対設けられる。レバーは、その中間位置から先端までの部分が前記アームに対して離接する方向に旋回できるように中間位置においてヒンジ連結されているのが好ましい。これによって、レバーはフランジ面に沿って接面でき、被取付部材とフランジとの間に収容できる。アームは、軸部端部に隣接する根元部分に、アームが挟持姿勢にある状態でフランジ側に延びる、アーム側ロック爪を有し、フランジ又はフランジに隣接する軸部部分には、アーム側ロック爪に係合して該アームを挟持姿勢に維持するフランジ側ロック爪が形成される。アームには、挟持姿勢にある状態で軸部端面より一定高さ突出する突部が形成され、これによって、アーム側ロック爪がフランジ側ロック爪を乗り越えて係合させるときの力をアームへの押圧力によって得ることができる。アームとレバーとが初期姿勢に確実に維持されるように、軸部端部とアームとは、破断可能な薄肉片で連結されているのが好ましい。別の態様においては、アーム側ロック爪と該ロック爪に対向するフランジ面とを、アーム及びレバーの初期姿勢を確実に維持する破断可能な薄肉片で連結してもよい。アーム及びレバーの被取付部材の貫通穴部分に当接する部分は、貫通穴の被取付部材部分の湾曲に沿って湾曲して形成されているのが好ましい。軸部はねじスタッド等を受入れるように中空に形成される。その中空部分にはねじスタッド等への係止爪が設けられていてもよいし、無くてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1〜図6に本発明の第1実施例に係るスペーサクリップ1の詳細が示される。図7及び図8には、スペーサクリップ1が、被取付部材としてのサイレンサーのような軟質のシート部材2に取付けられる様子が示され、図9及び図10には、スペーサクリップ1が固定されたシート部材2が、車体3等の部材にねじスタッド5及びナット6によって固着される様子が示される。スペーサクリップ1は、図7、8に図示のように、貫通穴7を有する軟質のシート部材2(被取付部材)に、貫通穴7を貫通してシート部材2を両側から挟持することによって固定される。スペーサクリップ1は、被取付部材であるシート部材2がサイレンサー等の軟質の材料であっても、変形することなく且つシート部材の一定厚さを維持しつつ、シート部材2を車体3等の別の部材に取付けることができる。
【0016】
図1〜図6において、スペーサクリップ1は、硬質のプラスチック材料によって成形される一体成形品である。スペーサクリップ1は、シート部材の貫通穴より大径に形成されてシート部材の一方の面に接面できる円形のフランジ9と、フランジ9からシート部材2の厚さに相当する所定の高さを持つ、シート部材の貫通穴に挿入できる軸部10と、軸部10の端部から第1ヒンジ11を介して延び且つ軸部10の軸方向に沿う初期姿勢からフランジにほぼ平行な挟持姿勢に旋回できるように軸部10の端部に第1ヒンジ11によって連結され、フランジ9側と反対側でシート部材に接面できるアーム13と、アーム13と一緒に軸部10に対して旋回可能なようにアーム13の根元部分からアーム先端側に向けて延び且つアーム13との間に貫通穴部分のシート部材部分を挟持できる間隔をあけて延びるレバー14とを有する。
【0017】
アーム13とレバー14は、それぞれ、軸部10の端部において軸部10の直径方向に対向して一対設けられる。アーム13とレバー14を軸部に連結する第1ヒンジ11も同様に一対設けられる。第1ヒンジ11の各々は、各アーム13を旋回可能に連結するが、シート部材へ取付ける前の各アーム13を軸部10の軸方向に沿った初期姿勢に維持するように形成されまた必要な強度を有する。従って、スペーサクリップ1は、軸部10がシート部材2の貫通穴に挿入される前においては、アーム13が軸部10の軸方向に沿う初期姿勢に維持され、レバー14もシート部材2のフランジ9の側の面に向う初期姿勢に維持される。なお、アーム13とレバー14とが初期姿勢に確実に維持されるように、各アーム13は、軸部10の端部に、破断可能な薄肉片15(図2の左側にのみ示す)よって連結されていてもよい。これによって、クリップ1の搬送や輸送の際にアーム及びレバーが初期姿勢から変形するのを守ることもできる。薄肉片15はシート部材への取付けの際に手で破断すればよい。なお、薄肉片15は一方のアーム13だけでなく、他方のアーム13にも設けられるのが好ましい。また、初期姿勢にあるとき。一対のアーム13は、その先端が被取付部材の貫通穴の直径より短い間隔に維持されるのが好ましく、これによって、アームを貫通穴へ挿入するのが一層容易になる。
【0018】
アーム13とレバー14は、第1ヒンジ11によって軸部10の端部に旋回可能に連結されている。軸部10がシート部材2の貫通穴に挿入されるにつれてアーム13とレバー14は一緒にシート部材の貫通穴部分を両側から挟持しつつ軸部端部に第1ヒンジ11の回りに旋回し、アーム13が挟持姿勢に旋回されるともにレバー14もフランジ9に沿う姿勢に旋回される。なお、レバー14は、その中間位置から先端までの部分17がアーム13に対して離接する方向に旋回できるように中間位置において第2ヒンジ18で連結されているのが好ましい。これによって、スペーサクリップ1をシート部材へ取付けるとき、先端側部分17がアーム13から離れていると、レバー14がシート部材の貫通穴部分を広い易くなり、スペーサクリップ1をシート部材2へ固定した状態(図8参照)では、レバー14の先端側部分17がアーム13の側に旋回してフランジ9の面に沿って接面でき、レバー14がシート部材2とフランジ9の間に隙間なく収容できるとともに、シート部材2のレバー14による変形を最小に保つ。第2ヒンジ18の部分には、レバー14の先端側部分17が図2の左側の破線位置以上には倒れないように、ストッパ19(図2の右側のレバー14参照)が形成され、レバー14の先端側部分17の倒れ過ぎを防止する。
【0019】
軸部10は、ねじスタッド5等を受入れるように中心に軸方向穴21が形成されて、中空に形成される。軸方向穴21にはねじスタッド等への係止爪22が一対設けられている。係止爪22は、シート部材を車体に仮止めするのに使用される。軸部10の高さは、図10に図示のように、シート部材2を車体3に取付けた状態で更に表面パネル等の他の部材35をスペーサクリップ1を介して取付けるときには、車体3から一定の間隔Sを保つように形成される。これによって、軟質のシート部材2を車体3と部材35との間に変形なく支持する。また、軸部10の高さは、単純にシート部材の厚さに合わせて形成されてもよい。軸方向高さは、軸方向0の肉厚が厚いと成形時の「ひけ(内部収縮)」によって変化する惧れがある。そのひけを押えるため、軸部の側壁部分には「肉抜き」のための凹部23が形成されている。軸部の直径及び側壁の形状はシート部材2の貫通穴に挿入できるかぎり任意の形状でよい。
【0020】
スペーサクリップ1には、シート部材2に取付けた後、アーム13を挟持姿勢のままにロックする手段が設けられている。各アーム13には、軸部10の端部の第1ヒンジ11に隣接する根元部分に、アームが挟持姿勢にある状態(図8の状態)でフランジ9の側に延びる、アーム側ロック爪25を有する。フランジ9の側には、軸部10に近い位置に、アーム側ロック爪25に係合してアーム13を挟持姿勢に維持するフランジ側ロック爪26が形成される。アーム13を第1ヒンジ11によって旋回させてフランジ9に平行な挟持姿勢にすると、アーム側ロック爪25が、アーム13と一緒に旋回して、フランジ側ロック爪26を乗り越えて係合する。この係合によって、アーム13を挟持姿勢のままにロックされて、フランジ9と協働して、シート部材2を挟持する。
【0021】
アーム側ロック爪25がフランジ側ロック爪26を乗り越えて係合するとき、アーム13には、アーム13を挟持姿勢から浮き上がらせるように反対方向へ旋回させる反力が加わる。それに対して、本発明のスペーサクリップ1はシート部材の片側(フランジ9が接面する側)から取付け作業を行っているので、アーム13に前記反力に対抗する力を作業者の手で直接加えることはできない。そのため、各アーム13には、挟持姿勢にある状態で軸部10の端面より一定高さ突出する突部27が形成されている。突部27は、アーム13が挟持姿勢にある状態で軸部10の端面より一定高さ突出しているので、その突部27をシート部材の裏面側に置かれた当接部材に強く押付けることによって、アーム13が前記反力に抗してフランジ9の側に押付けられ、これによって、アーム側ロック爪25がフランジ側ロック爪26を乗り越えて係合させる。図8には、アーム13の突部27が軸部10の端面より一定高さ(H)だけ突出しており、その突部27が当接部材29に押付けられた様子が示されている。なお、フランジ側ロック爪26は、アーム側ロック爪25に係合できるのであれば、フランジ9に直接形成されてもよいし、フランジ9に隣接する軸部部分に形成されてもよい。
【0022】
スペーサクリップ1をシート部材2へ取付けるとき、アーム13とレバー14とはその根元部分においてシート部材2の貫通穴7の部分を受入れて挟持するように当接する。アーム13及びレバー14の挟持部分は、シート部材2の貫通穴7の部分の湾曲(すなわち貫通穴が円形であれば、挟持する部分の部分円の湾曲形状)に沿って湾曲して形成されているのが好ましい。この湾曲を、図6の破線で湾曲部分30として示す。また、図示のように、アーム13は、フランジ9と協働してシート部材を挟持するので、幅広に形成されている。他方、レバー14は、スペーサクリップ1をシート部材に取付ける際、シート部材をアーム13と協働して挟持し、アーム13に噛み込むことのないようにするとともに、アーム13を挟持姿勢に旋回させるのを助けるものであり、固定後の挟持機能は不要であるので、アーム13より幅も長さも小さく形成されている。
【0023】
スペーサクリップ1をシート部材2に取付ける操作を、図7及び図8を参照して説明する。図7において、作業者は、フランジ9を持ってアーム13を先頭にしてシート部材2の貫通穴7に軸部10を挿入する。アーム13はシート部材2の貫通穴7を通ってのフランジ9の側と反対の側に出るように、またレバー14はシート部材2のフランジ9の側に沿って挿入され、挿入されるにつれてレバー14がシート部材2に当たってそのまま外側へ倒れ、それに伴ってアーム14も一緒に貫通穴7の外周側に倒れ、アーム13とレバー14にはシート部材2の貫通穴7の部分31がその間に受入られて、アーム13とレバー14とがシート部材2の貫通穴部分31を両側から挟持する姿勢に移る。アーム13とレバー14とがシート部材2の貫通穴部分31を両側から挟持するので、アーム13にシート部材が噛み込むことはない。特に、シート部材2がサイレンサー(遮音材)の場合、サイレンサーは相当に柔らかいので、アーム13を貫通穴7に挿入しただけでは貫通穴7の外側に倒れ込むことを確保できない。そこで、レバー14をシート部材2へ当てて少し外側へ倒し、アーム13を少し貫通穴7の外側へ倒す。サイレンサーは柔らかく、そのまま挿入し続けてもレバー14とアーム13はそれ以上は倒れない惧れがあるので、図8に示すように、シート部材2の裏面側には剛性の板状体で成る当接部材29が配置される。前記のように、アーム13はレバー14によって貫通穴7より少し開いた状態に倒れているので、アーム13を当接部材29に強く押付けることによって、アーム13は外側へ倒れるように大きく旋回してフランジ9の側に押付けられる。それによって、レバー14も、シート部材2のフランジ側の面に当たって、先端部分17が第2ヒンジ18によって少しアーム13から離れるように旋回するが、ストッパ19によってその旋回が止まり、シート部材2のフランジ側の面に当たる。レバー14全体が、第1ヒンジ11回りに矢印33の方向に旋回させられる。更に、フランジ9を押して軸部10を貫通穴7に押込むと、アーム13はフランジ9に平行な挟持姿勢に旋回されられる。
【0024】
アーム13がフランジ9に平行な挟持姿勢に旋回されられると、図8に示すように、アーム13には挟持姿勢にある状態で軸部10の端面より一定高さ突出する突部27が形成されており、突部27をシート部材2の裏面側に置かれた当接部材29に強く押付けることによって、アーム13がフランジ9の側に押付けられる。これによって、アーム13には、アーム側ロック爪25がフランジ側ロック爪26を乗り越える力が与えられて、アーム側ロック爪25が、アーム13と一緒に旋回して、フランジ側ロック爪26を乗り越えて係合し、この係合によって、アーム13を挟持姿勢のままにロックされて、フランジ9と協働して、シート部材2を挟持する。シート部材2をアーム13とフランジ9とによって両側から挟持するので、スペーサクリップ1はシート部材2に固定される。なお、レバー14の先端部分17は、第2ヒンジ18によってフランジ9に沿った姿勢に旋回して、レバー14がシート部材2とフランジ9の間に隙間なく収容できるとともに、シート部材2のレバー14による変形を最小に保つ。
【0025】
図9及び図10は、スペーサクリップ1が取付けられたサイレンサー等の軟質のシート部材2を車体3等に取付ける操作を示している。図9において、スペーサクリップ1が取付けられたサイレンサー等の軟質のシート部材2は、ねじスタッド5が立設された車体3の所定位置に搬送され、スペーサクリップ1の軸部10が、ねじスタッド5を軸方向穴21に受入れるように位置決めされて、そのまま車体3に押付けられる。軸部10の係止爪22がねじスタッド5のねじに係合して、シート部材2は車体に仮止めされる。仮止め後、図10に図示のように、ナット6がワッシャー34とともにねじスタッド5にねじ込まれて、本止めされる。この本止めにおいて、軸部10の端部とワッシャー34の間には、サイレンサー等の軟質シート部材2を覆う表面パネル等の別の部材35が配置され、シート部材2とともに本止めされる。スペーサクリップ1は、軸部10の高さが所定高さSに定められており、これによって、シート部材2は、車体3とパネル35の間に一定の間隔Sを確保して、変形することのない状態で車体3に固着され、例えば、シート部材2がサイレンサーである場合にはその機能が確保される。
【0026】
図11〜図13は、第2実施例に係るスペーサクリップ37を示している。このスペーサクリップ37は、軸部10の軸方向穴38がねじスタッド等が挿入される単純な穴として形成されており、内部には係止爪が形成されていない。軸方向10の軸方向穴38が係止爪を持たないねじスタッドやボルト等の棒状体を受け入れる単純な穴である点を除いて、スペーサクリップ37は、スペーサクリップ1と同じである。スペーサクリップ37は、係止爪を有しないので、スペーサクリップ1より安価になり、シート部材2が多数の貫通穴を有する場合、スペーサクリップ1を必要としない貫通穴部分に取付けることができる。シート部材2が、例えば、車両室内部の広い部分を覆うサイレンサーの場合、多数の所定の取付位置に対応してシート部材には所定の位置に貫通穴7が形成され、それぞれの貫通穴に対応してスペーサクリップが取付けられる。スペーサクリップ1は係止爪を有する仮止め機能があるので、シート部材の要所にある貫通穴にはスペーサクリップ1を取付け仮止め可能にし、仮止め不要な、残りの多くの貫通穴にスペーサクリップ37を取付けることができる。なお、図12の薄肉片39は、アーム側ロック爪とそのロック爪に対向するフランジ9の面とを連結しており、アーム13及びレバー14を初期姿勢を確実に維持する。薄肉片39は、破断可能な薄肉片であり、その機能は、第1実施例のスペーサクリップ1の薄肉片15(図3参照)と同じである。薄肉片39は、第1実施例のスペーサクリップ1にも適用できる。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、軸部が貫通穴に挿入される前においてアームは軸部の軸方向に沿う初期姿勢にあり且つレバーは被取付部材のフランジ側の面に向う初期姿勢にあるので、被取付部材の貫通穴へのアームの挿入は容易であり、軸部が貫通穴に挿入されるにつれてアームとレバーが一緒に被取付部材の貫通穴部分を両側から挟持しつつ軸部端部において旋回するので、貫通穴の被取付部材部分はアームにもレバーに噛み込むことがなくなり、軸部を貫通穴に挿入するようにフランジを被取付部材に押込むとレバーが被取付部材とフランジとの間に押圧されてフランジと平行な姿勢に強制され、レバーに固着されたアームもフランジと平行になるように倒されて挟持姿勢に旋回され、被取付部材のフランジ側の面はフランジに当接させるので、アーム及び軸部を貫通穴に挿入するだけで、スペーサクリップは被取付部材に固定され、一方の側からの作業でスペーサクリップは被取付部材に良好に取付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のスペーサクリップの平面図である。
【図2】図1のスペーサクリップの半断面正面図である。
【図3】図1のスペーサクリップの部分底面図である。
【図4】図1のスペーサクリップの右側面図である。
【図5】図1のスペーサクリップの5−5線断面図である。
【図6】図1のスペーサクリップの側面からみたアーム及びレバーを示す図である。
【図7】第1実施例のスペーサクリップをシート部材に取付ける前の操作を示す図である。
【図8】第1実施例のスペーサクリップをシート部材に取付けた直後の様子を示す図である。
【図9】第1実施例のスペーサクリップを取付けたシート部材を、車体に仮止めした様子を示す図である。
【図10】車体に仮止めした、スペーサクリップ付きシート部材に、他の部材とともに本止めした様子を示す図である。
【図11】第2実施例のスペーサクリップの平面図である。
【図12】図11のスペーサクリップの半断面正面図である。
【図13】図11のスペーサクリップの13−13線断面図である。
【符号の説明】
1 スペーサクリップ
2 シート部材(被取付部材)
3 車体
5 ねじスタッド
6 ナット
7 貫通穴
9 フランジ
10 軸部
11 第1ヒンジ
13 アーム
14 レバー
15 薄肉片
17 レバーの先端側部分
18 第2ヒンジ
19 ストッパ
21 軸方向穴
22 係止爪
23 凹部
25 アーム側ロック爪
26 フランジ側ロック爪
27 突部
29 当接部材
30 湾曲部分
31 シート部材の貫通穴部分
34 ワッシャー
35 別の部材
37 第2実施例のスペーサクリップ
38 軸部の軸方向穴
39 薄肉片

Claims (10)

  1. 貫通穴を有する、軟質シート部材等の被取付部材に、前記貫通穴を貫通して該被取付部材を両側から挟持することによって固定される、スペーサクリップにおいて、
    前記被取付部材の前記貫通穴より大きく形成されて、該被取付部材の一方の面に接面できるフランジと、該フランジから所定高さ延びて前記貫通穴に挿入できる軸部と、該軸部の端部から延び且つ軸部の軸方向に沿う初期姿勢から前記フランジにほぼ平行な挟持姿勢に旋回できるように前記軸部端部にヒンジ止めされ、前記フランジ側と反対側の被取付部材面に接面できるアームと、該アームとともに旋回可能なように該アームの根元部分からアーム先端側に向けて延び且つ該アームとの間に前記貫通穴部分において前記被取付部材を挟持できる間隔をあけて延びるレバーとを備え、前記軸部が前記貫通穴に挿入される前において前記アームは前記軸方向に沿う前記初期姿勢にあり且つ前記レバーは前記被取付部材のフランジ側の面に向う初期姿勢にあり、前記軸部が前記貫通穴に挿入されるにつれて前記アームと前記レバーが一緒に前記被取付部材の貫通穴部分を両側から挟持しつつ前記軸部端部において旋回し、前記アームが前記挟持姿勢に旋回されると前記被取付部材のフランジ側の面を前記フランジに当接させることを特徴とするスペーサクリップ。
  2. 請求項1に記載のスペーサクリップにおいて、前記アームと前記レバーとは、それぞれ、前記軸部端部に、該軸部の直径方向に対向して一対設けられていることを特徴とするスペーサクリップ。
  3. 請求項1又は2に記載のスペーサクリップにおいて、前記レバーは、その中間位置から先端までの部分が前記アームに対して離接する方向に旋回できるように前記中間位置においてヒンジ連結されていることを特徴とするスペーサクリップ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のスペーサクリップにおいて、前記アームは、前記軸部端部に隣接する根元部分に、該アームが前記挟持姿勢にある状態で前記フランジ側に延びるアーム側ロック爪を有し、前記フランジ又は該フランジに隣接する軸部部分には、前記アーム側ロック爪に係合して該アームを前記挟持姿勢に維持するフランジ側ロック爪が形成されていることを特徴とするスペーサクリップ。
  5. 請求項4に記載のスペーサクリップにおいて、前記アームには、前記挟持姿勢にある状態で前記軸部端面より一定高さ突出する突部が形成され、前記アーム側ロック爪が前記フランジ側ロック爪を乗り越えて係合する力を前記アームへの押圧力によって得ることを特徴とするスペーサクリップ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のスペーサクリップにおいて、前記軸部端部と前記アームとは、該アーム及び前記レバーの前記初期姿勢を確実に維持する破断可能な薄肉片で連結されていることを特徴とするスペーサクリップ。
  7. 請求項4に記載のスペーサクリップにおいて、前記アーム側ロック爪と該ロック爪に対向するフランジ面とは、アーム及びレバーの前記初期姿勢を確実に維持する破断可能な薄肉片で連結されていることを特徴とするスペーサクリップ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のスペーサクリップにおいて、前記アーム及び前記レバーの被取付部材の前記貫通穴部分に当接する部分は、前記貫通穴の被取付部材部分の湾曲に沿って湾曲して形成されていることを特徴とするスペーサクリップ。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のスペーサクリップにおいて、前記軸部はねじスタッドを受入れるように中空に形成され、その中空部分にはねじスタッドへの係止爪が設けられていることを特徴とするスペーサクリップ。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のスペーサクリップにおいて、前記軸部にはスタッドやボルト等の棒状体を受入れるように中空に形成され、その中空部分には係止爪が設けられていないことを特徴とするスペーサクリップ。
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