JP3045082U - 締結固定具 - Google Patents

締結固定具

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JP3045082U
JP3045082U JP1997006358U JP635897U JP3045082U JP 3045082 U JP3045082 U JP 3045082U JP 1997006358 U JP1997006358 U JP 1997006358U JP 635897 U JP635897 U JP 635897U JP 3045082 U JP3045082 U JP 3045082U
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JP
Japan
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bolt
fastening
nut
wood
head
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Application number
JP1997006358U
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English (en)
Inventor
謙 池谷
Original Assignee
イケヤ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】両手に持ったスパナを使用して行う作業は能率
が悪く、また連結箇所によってはスパナを使ってボルト
が回らないように固定する作業が行い難い場合もある。
また、締結固定作業は高所で行うことが多く、両手を使
っての作業は危険であるという問題もある。 【解決手段】頭部3と頭部3に一体に固定され雄ネジ7
が形成された軸部7とから成るボルト1と、ボルト1
を、木材G1、G2に形成された挿通穴23に挿通し、
挿通穴23から突出する軸部5にナット17を取り付け
て固定する締結固定具において、ボルト1にはナット1
7を締めると、木材G1に食い込んでボルト1の回転を
規制する爪11を具備することを特徴とする締結固定
具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はボルトに係り、特に家屋を建てる際に木材どうしを締結固定するため のボルトに関する。
【0002】
【従来の技術】
家屋を建てる場合に、木材どうしをボルトとナットからなる締結固定具を用い て、締結固定することが行われる。この締結固定作業は、座金を嵌めたボルトを 、木材に形成した挿通穴に挿通し、挿通穴の反対側から突出するボルトの軸部に 座金を嵌め、さらにナットを取り付けて締め付けることにより行う。ナットを締 める際には、ボルトが回ってしまわないようにするため片方の手に持ったスパナ をボルトの頭部に嵌め、もう片方の手に持ったスパナでナットを回転させてナッ トを締めている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、両手に持ったスパナを使用して行う作業は能率が悪く、また締 結箇所によってはスパナを使ってボルトが回らないように固定する作業が行い難 い場合もある。 また、締結固定作業は高所で行うことが多く、両手を使っての作業は危険であ るという問題もある。 本考案は上記従来の問題点に着目してなされたものであり、片手で能率良くナ ットを確実に締めることができる締結固定具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、頭部と前記頭部に一体に固定され雄ネジが形成された軸部 とから成るボルトと、前記ボルトを、木材等の固定する部材に形成された挿通穴 に挿通し、挿通穴から突出する前記軸部にナットを取り付けて固定する締結固定 具において、前記ボルトには前記ナットを締めると、木材等の固定する部材に食 い込んで前記ボルトの回転を規制する食い込み部材を具備することを特徴とする 締結固定具である。
【0005】 請求項2の考案は、請求項1に記載の締結固定具において、食い込み部材はボ ルトに固定された座金に形成されていることを特徴とする締結固定具である。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図面にしたがって説明する。 符号1はボルトを示し、このボルト1は頭部3と軸部5とを有しており、軸部 5には雄ネジ7が形成されている。頭部3の下面には、正方形の平板状の座金9 が溶着されて固定されている。座金9の四隅には食い込み部材として爪11が形 成されている。
【0007】 符号13は正方形の平板状の座金を示し、この座金には穴15が形成されてい る。符号17はナットを示し、このナット17の穴19の内周面には、雌ネジ2 1が形成されている。 ボルト1、ナット17、座金9および爪11によって締結固定具が構成されて いる。 符号G1、G2は固定する部材としての木材を示し、この木材G1、G2は家 屋の骨組みを構成している。
【0008】 次に、この締結固定具によって木材G1、G2を締結固定する作業について説 明する。 まず、合い欠きとなっている木材G1に木材G2を接合する。そして、木材G 1と木材G2との接合部の中心に挿通穴23をあける。この挿通穴23にボルト 1の軸部5を挿通し、軸部5の挿通穴23の反対側から突出する部分に座金13 を嵌め、さらにナット17を取り付ける。
【0009】 そして、図2に示すようにスパナSをナット17に嵌め、ナット17を締まる 方向へ回転させる。ナット17が締まるに従って軸部5をナット17側へ引く方 向の力が発生する。これにより図3に示すように爪11が木材G1の上面に食い 込んで、ボルト1を木材G1に固定して回転を規制する。従って、ボルト1の頭 部3側をスパナによって固定しなくても、ナット17を更に回せば、締めること ができる。 このように、この締結固定具によれば、ボルト1の頭部3にスパナを嵌めて固 定しなくても、片方の手に持ったスパナでナット17を締めるだけで、締結を行 うことができるようになる。
【0010】 以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 の形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の 変更などがあっても本考案に含まれる。 例えば、座金9を正方形の平板状としたが、本考案はこれに限定されず、円板 状としてもよい。また、座金を設けない構成とすることも可能であり、この場合 には、ボルトの頭部の下面に爪を直接形成する構成とする。また、爪の形状や数 等は、適宜変更することが可能である。 なお、上記実施の形態では、家屋を構成する木材を締結する場合を示したが、 本考案にかかる締結はこれに限定されず、木材以外の例えば樹脂によって構成さ れた材料を締結固定する場合にも適用することができる。
【0011】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、片手で能率良く木材等の締結固定作業を行うこ とができるようになる。特に、締結固定作業を高所で行う場合には、片手で締結 固定作業を行うことが可能となるので、もう片方の手で体を支えることができ、 安全に締結固定作業を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態にかかる締結固定具および
固定する部材である木材の斜視図である。
【図2】本考案の実施の形態にかかる締結固定具の締結
固定作業を説明するための側面図である。
【図3】本考案の実施の形態にかかる締結固定具の締結
固定作業を説明するための側面図である。
【符号の説明】
1 ボルト 3 頭部 5 軸部 7 雄ネジ 9 座金 11 爪 17 ナット 23 挿通穴 S スパナ G1、G2 木材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頭部と前記頭部に一体に固定され雄ネジが
    形成された軸部とから成るボルトと、前記ボルトを、木
    材等の固定する部材に形成された挿通穴に挿通し、挿通
    穴から突出する前記軸部にナットを取り付けて固定する
    締結固定具において、前記ボルトには前記ナットを締め
    ると、木材等の固定する部材に食い込んで前記ボルトの
    回転を規制する食い込み部材を具備することを特徴とす
    る締結固定具。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の締結固定具において、食
    い込み部材はボルトに固定された座金に形成されている
    ことを特徴とする締結固定具。
JP1997006358U 1997-07-04 1997-07-04 締結固定具 Expired - Lifetime JP3045082U (ja)

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