JPH0622484Y2 - 形鋼材の反転治具 - Google Patents

形鋼材の反転治具

Info

Publication number
JPH0622484Y2
JPH0622484Y2 JP14901489U JP14901489U JPH0622484Y2 JP H0622484 Y2 JPH0622484 Y2 JP H0622484Y2 JP 14901489 U JP14901489 U JP 14901489U JP 14901489 U JP14901489 U JP 14901489U JP H0622484 Y2 JPH0622484 Y2 JP H0622484Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaped steel
jig
steel material
reversing
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14901489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0391109U (ja
Inventor
將利 荒木
守 吉岡
崇 清水
保教 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP14901489U priority Critical patent/JPH0622484Y2/ja
Publication of JPH0391109U publication Critical patent/JPH0391109U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0622484Y2 publication Critical patent/JPH0622484Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は形鋼材の反転治具、詳しくは形鋼材を切断や加
工する場合に人力で簡単にかつ安全に反転することので
きる治具に関する。
(従来の技術) 形鋼材を切断したり加工したりする場合、それを反転さ
せることが多い。従来、形鋼材を反転させるときは第7
図(a)に示すように形鋼材Sにワイヤロープ10を巻きつ
け、そのあと第7図(b)のようにクレーンでワイヤロー
プ10を巻き上げて反転させるのが普通である。しかしク
レーンを用いる場合には玉掛け要員が必要であり、しか
もワイヤロープが切断するという危険がある。
実開昭62-157707号公報には鋼材をつかむグリップ体と
レーバ部材を備えた反転治具が提案されているが、この
治具の場合には鋼材を45度程度傾けたとき自重で急激に
反転し、レバー部材で作業者が打たれるという危険があ
る。
(考案が解決しようとする課題) 上述のように形鋼材を反転する場合、クレーンやレバー
部材を使用するという方法があるが、安全上の問題や作
業能率が低いという欠点がある。本考案の目的は人力で
安全かつ容易に反転できる形鋼材の反転治具を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 本考案者らはクレーンや大型の反転装置を用いることな
く人力で容易にかつ安全に反転できる形鋼材の反転治具
について種々検討を重ねた結果、この考案を完成した。
すなわち、 第1の考案は、治具本体の四隅が扇形状に面取りされ、
その中央部に形鋼材の重心位置が治具本体の中心とほぼ
一致するように形成された形鋼材挿入口を有し、その挿
入口の横幅は形鋼材のフランジ幅よりわずかに広く、そ
の縦幅は形鋼材のウエブ高さより少し広く形成され、フ
ランジ側の治具本体に形鋼材固定金具を備え、かつ挿入
口と治具本体端部との距離Hが形鋼材載置用輪木の高さ
hより大きいことを特徴とする形鋼材の反転治具であ
り、 第2の考案は、第1の考案の反転治具において、治具本
体が形鋼材のウエブ方向に2分割されていることを特徴
とする形鋼材の反転治具、である。
(作用) 以下、この考案の反転治具を図面を用いて説明する。第
1図は本考案の反転治具の1例をH形鋼に適用した場合
の図であり、第1図(a)はその正面図、第1図(b)はその
側面図である。図において、1は本考案の反転治具、2
は治具本体、3は固定金具、Sは形鋼材(この図ではH
形鋼)である。治具本体2は板状体であり、その四隅は
扇形状に面取りされ回転しやすい形状にされている。そ
してその中央部には形鋼材の重心Gが治具本体2の中心
Cとほぼ一致するように形成された形鋼材挿入口4が設
けられている。挿入口4の横幅4aは形鋼材Sのフランジ
幅Fよりわずかに広く形成され、その縦幅4bはあとで述
べる理由により形鋼材Sのウエブ高さWより少し大きく
形成されている。そしてフランジ側の治具本体には形鋼
材Sを治具本体2に固定するための固定金具3が設けら
れ、挿入口4のフランジ側と本体端部との距離Hは後述
する理由のために、輪木(第5図のR)の高さhより少
し大きくなるように作られている。なお上記例では固定
金具3を1個としたが、これを複数個にしてもよい。ま
た反転治具を回転しやすいように本体2に把手5を設け
る場合もある。
固定金具3は、第2図(a)(拡大斜視図)及び第2図(b)
(拡大縦断面図)に示すように、その一部がインボリュ
ート曲面をなすカム体3aと、カム体3aの一方側に突出す
る角体部3bと、この角体部の反対側に延在するボルト部
3c、及びボルト部3cに螺合するナット3dから構成されて
いる。そしてこの固定金具3は第2図(b)に示すように
ボルト部3cが治具本体2を貫通して取りつけられてい
る。形鋼材Sを反転させるときは、形鋼材の重心Gと反
転治具の中心Cを一致させるためと、ガタをなくすため
に形鋼材Sを治具本体2に固定させる必要があるが、そ
のときは第2図(a)に示すように角体部3bに嵌合穴(こ
の場合は四角穴)を有するレンチ6を差し込み、それを
回してカム体3aを図中矢印方向に回転させて形鋼材Sを
治具本体2に押しつけ、そのあとナット3dを締めれば確
実に固定することができる。
第3図((a)図は正面図、(b)は側面図)は本考案の反転
治具のもう一つの例を示す。この反転治具1は図示のよ
うに治具本体2が挿入口4のウエブ方向に2aと2bに分割
され、ボルト7の着脱により離反または結合できるよう
にしたものであり、その他の部分は第1図に示したもの
と全く同じである。この分割型反転治具は形鋼材の中央
部に取りつける場合に適している。
第4図は分割型反転治具の他の例である。この反転治具
治具1は治具本体2aと2bをそれぞれ単独に形鋼材Sに取
りつけるようにしたもので、その機能は上記の反転治具
と変わらない。形鋼材への取りつけはフランジの内側に
固定金具を締めつけて行う。
次に反転治具を形鋼材に設置する場合を説明する。第5
図(a)は反転治具1を形鋼材Sの端部及び中央部に取り
つける状態を示している。端部に設置する場合は図示の
ように反転治具1を少し斜めに傾けた状態で形鋼材Sに
挿入する。反転治具1の中央部には前述した挿入口4
(第1図参照)が形成され、その横幅4aは形鋼材のフラ
ンジ幅Fより僅かに広く、その縦幅4bは形鋼材のウエブ
高さWより少し大きく形成されているので、反転治具1
を傾斜した状態で円滑に挿入できる。反転治具1を挿入
したあとそれを図中二点鎖線で示すように垂直に立てる
と、挿入口のフランジ側と治具本体の端部の距離Hが輪
木Rの高さhより長くなるように形成されているから、
形鋼材1を輪木Rより浮き上がらせることができる。
形鋼材の中央部に第3図に示す分割型反転治具1を取り
つける場合は、第5図(a)に示すように治具本体2bを形
鋼材Sの真下に置いたあと、垂直に立てて形鋼材を輪木
Rから浮き上がらせる。そのあと治具本体2aを上方から
形鋼材Sに嵌め込んで治具本体2aと2bをボルト7で締結
する。
このようにして形鋼材を輪木から持ち上げた後、固定金
具を前述のように操作して形鋼材と反転治具の固定して
第5図(b)に示す状態にする。このようにして反転治具
と一体にされた形鋼材は、その重心と反転治具の中心が
ほぼ一致しているので人力で簡単に反転できる。
以上の説明はH形鋼を反転する場合を例にしたが、溝形
鋼の場合には、例えば第6図に示すように溝形鋼の断面
形状に合う挿入口を有する反転治具1を用いることがで
きる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案の形鋼材の反転治具は形鋼材
に簡単に着脱でき、これを取りつけた形鋼材は人力で容
易に反転できる。したがって安全上の問題もなく作業能
率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)及び第1図(b)は、本考案の反転治具の1例を
示す図であり、第1図(a)はその正面図、第1図(b)はそ
の側面図、 第2図(a)は、形鋼材固定金具の拡大斜視図、 第2図(b)は、形鋼材固定金具の取りつけ部の拡大断面
図、 第3図(a)及び第3図(b)は、本考案のもう一つの反転治
具の例であり、第3図(a)はその正面図、第3図(b)はそ
の側面図、 第4図は、本考案の更に別の反転治具の正面図、 第5図(a)は、本考案の反転治具を形鋼材に取りつけて
いる状態を示す図、 第5図(b)は、本考案の反転治具を形鋼材にセットした
状態を示す斜視図、 第6図は、本考案の溝形鋼用反転治具の正面図、 第7図(a)及び第7図(b)は、従来のクレーンによる反転
方法を示す図、である。 1は反転治具、2は治具本体、3は固定金具、4は挿入
口、5は把手、6はレンチ、7はボルト、Sは形鋼材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大山 保教 茨城県鹿島郡鹿島町大字光3番地 住友金 属工業株式会社鹿島製鉄所内 (56)参考文献 実開 昭51−66134(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】治具本体の四隅が扇形状に面取りされ、そ
    の中央部に形鋼材の重心位置が治具本体の中心とほぼ一
    致するように形成された形鋼材挿入口を有し、その挿入
    口の横幅は形鋼材のフランジ幅よりわずかに広く、その
    縦幅は形鋼材のウエブ高さより少し広く形成され、フラ
    ンジ側の治具本体に形鋼材固定金具を備え、かつ挿入口
    と治具本体端部との距離Hが形鋼材載置用輪木の高さh
    より大きいことを特徴とする形鋼材の反転治具。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項記載の形鋼
    材の反転治具において、治具本体が2分割されているこ
    とを特徴とする形鋼材の反転治具。
JP14901489U 1989-12-25 1989-12-25 形鋼材の反転治具 Expired - Lifetime JPH0622484Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14901489U JPH0622484Y2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 形鋼材の反転治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14901489U JPH0622484Y2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 形鋼材の反転治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0391109U JPH0391109U (ja) 1991-09-17
JPH0622484Y2 true JPH0622484Y2 (ja) 1994-06-15

Family

ID=31695439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14901489U Expired - Lifetime JPH0622484Y2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 形鋼材の反転治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622484Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7130695B2 (ja) * 2020-04-28 2022-09-05 太平電業株式会社 構造物の立て起こし用治具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0391109U (ja) 1991-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5125861A (en) Lifting eyebolt assembly
JP4231053B2 (ja) H型鉄骨の上フランジ接続用スプライス板の組み付け用治具及びこれを用いた組み付け方法
US5054982A (en) Lifting eyebolt assembly
JPH0622484Y2 (ja) 形鋼材の反転治具
JP3045082U (ja) 締結固定具
JPH0533259Y2 (ja)
JPH0347826Y2 (ja)
JPH10259814A (ja) 締付けナット
JP3035432U (ja) スクリュー歯車レンチ
JP2505129Y2 (ja) 継手締結用ボルトの共廻り止め具
JP3035433U (ja) 空力メガネレンチ
JPH0672518B2 (ja) ライナープレートによる覆工法
JP3095855U (ja) エキスパンドメタル用スパナ
JP2502011Y2 (ja) T形ボルトの締付用支承具
JP2009034733A (ja) ボルト/ナットの供回り防止具
JPH05295830A (ja) 吊りボルト支持具
JP3002863U (ja) U字型固定金具付フック
JPH0215921Y2 (ja)
JP3060947U (ja) 傾斜ボルト,ナット
JPS6325095Y2 (ja)
KR0120884Y1 (ko) 핸드 소켓트
JPH0232528Y2 (ja)
JP3038966U (ja) 締付け工具
JPH0450359Y2 (ja)
JPH0733547Y2 (ja) 電柱用バンド