JPH0536080Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0536080Y2
JPH0536080Y2 JP1985118641U JP11864185U JPH0536080Y2 JP H0536080 Y2 JPH0536080 Y2 JP H0536080Y2 JP 1985118641 U JP1985118641 U JP 1985118641U JP 11864185 U JP11864185 U JP 11864185U JP H0536080 Y2 JPH0536080 Y2 JP H0536080Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastening bolt
nail
nut
scaffolding
nail member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985118641U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6227200U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985118641U priority Critical patent/JPH0536080Y2/ja
Publication of JPS6227200U publication Critical patent/JPS6227200U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0536080Y2 publication Critical patent/JPH0536080Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ladders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鉄塔用足場釘、詳しくは、高圧電線
の架設用鉄塔等に登る際の足掛けとして取付けら
れた足場釘の改良技術に関する。
(従来の技術) 高圧電線用の鉄塔には、ガイシの清掃等、塔上
作業を行なう際の作業者の登り用足掛けとして、
脚体に足場釘が取付けられている。
従来、この足場釘には、脚体に棒材を横向き突
出状態に固着したものが用いられていたが、この
足場釘では棒材が横向き突出状態に固定されたま
まとなるため、これを伝つて子供等がいたずら半
分に登り、転落事故や感電事故を起こすといつた
危険がある。
上述のような事故を防止するために、従来、第
3図に示す鉄塔用足場釘Bが提案されている。
この足場釘Bは、鉄塔の脚体に固定する固定部
材としての固定ボルト1及びナツト2,2を有
し、この固定ボルト1の先端に締結ボルト4及び
ナツト5により釘部材3が折畳み可能に取付けら
れた構造となつていた。
そして、この従来の足場釘Bは、常時は締結ボ
ルト4とナツト5を締付けて、釘部材3を起立し
た折畳み位置に固定しておき、作業者が鉄塔に登
る際は、一段登る毎に締結ボルト4とナツト5を
緩めて釘部材3を横向き突出位置にセツトし、こ
れを足掛りとして鉄塔に登り、又、作業終了後、
鉄塔から下りる際は、一段下りる毎に締結ボルト
4とナツト5を締付けて釘部材3を起立した折畳
み位置に再び固定しておくものであつた。
又、この場合、鉄塔に登るときのナツト5の弛
めや鉄塔から下りるときのナツト5の締付け作業
は、その登り下りの途中で一段づつ行なつていく
ことから、作業は片手で鉄塔の脚体等を把持して
身体を支え、他方の手でナツト5をペンチやスパ
ナ等で回動させるという片手作業を強いられるも
のであつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の足場釘Bにあつては、ナ
ツト5を回動させる際、片手作業であるため他方
の手で締結ボルト4を回転方向に固定することが
できず、このためナツト5を回動させると締結ボ
ルト4もこれに追従して一緒につれ回り、特に締
結ボルト4とナツト5が錆付いているような場合
には、片手作業ではどうすることもできないとい
う問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、そのために考案の足場
釘は、 鉄塔の脚体に固定する固定部材と、該固定部材
に締結ボルトを支軸として横向き突出位置と折畳
み位置との間で回動可能に軸着された釘部材と、
を備え、前記締結ボルトには、該締結ボルトに対
する締め付けにより前記釘部材を折畳み位置に固
定するナツトが螺合された鉄塔用足場釘におい
て、前記釘部材の外側面に、締結ボルトの頭部を
係止して締結ボルトを回転方向に固定する回り止
め部材を設けると共に、前記釘部材には、固定部
材に当接することにより該釘部材を横向き突出位
置に固定するストツパを設けた構成を採用した。
(作用) 従つて、本考案の足場釘にあつては、締結ボル
トの頭部を係止して、該締結ボルトを回転方向に
固定する回り止め部材を設けているので、ナツト
を回動させるときに締結ボルトが一緒につれ回る
といつたことがなく、片手作業でも楽にナツトを
締付けたり、弛めたりすることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
尚、本実施例の構成において、前記した従来の構
成と同一部分については便宜上図面の符号を同一
にする。
本実施例の鉄塔用足場釘Aは、固定部材として
の固定ボルト1及びナツト2,2、釘部材3、締
結ボルト4及びナツト5、回り止め部材6、を主
要な構成としている。
上記固定ボルト1は、ネジ部11の先端に、両
側面に平面部12,12を有するブラケツト部1
3が形成され、該ブラケツト部13に軸穴14が
形成されている。
又、この固定ボルト1は、鉄塔の脚体7に約60
cm間隔で左右交互の千鳥状に固定されるもので、
脚体7に形成した取付け穴71に固定ボルト1を
挿通し、ナツト2,2で脚体7に両側から締結し
た固定構造となつている。
上記釘部材3は、鋼板をプレスにより折曲げ加
工したもので、下縁を折曲げ部31とし、該折曲
げ部31から一定間隔を持つた対向状態で立上げ
部32,32が一体に形成され、該立上げ部3
2,32の上縁が足掛け縁33,33とされ、か
つ基端部分が二又状のブラケツト部34とされ、
該ブラケツト34には長穴による軸35,35が
形成されると共に、その先端にストツパ36が形
成され、該ストツパ36が固定ボルト11に係合
する位置で、釘部材3が横向き突出位置にセツト
される。
上記締結ボルト4には、六角頭部41を有する
六角頭付ボルトが用いられ、そしてこの締結ボル
ト4とナツト5を用いて前記固定ボルト1のブラ
ケツト13に、釘部材3のブラケツト部34が連
結され、かつ該締結ボルト4を支軸として、前記
釘部材3が横向き突出位置(実線位置)と折畳み
位置(仮想線位置)との間で回動可能に軸着され
るもので、この場合、釘部材3のブラケツト部3
4内に固定ボルト1のブラケツト部13を、各軸
穴14,35,35を符合させる状態に介入さ
せ、この状態で軸穴14,35,35に締結ボル
ト4を挿通し、該締結ボルト4の先端側にナツト
5を螺合した連結構造となつている。
次に、回り止め部材6は、板材61の内部に多
角穴62(実施例では七角穴)が形成されたもの
で、前記締結ボルト4の六角頭部41を多角穴6
2で囲むように、板材61が釘部材3のブラケツ
ト部34の外側面に溶接され、この多角穴62に
六角頭部41が係止されることで、締結ボルト4
が回転方向に固定される。
次に、本実施例の作用を説明する。
釘部材3は、常時は折畳み位置に固定されてお
り、従つて、これを足掛りとして鉄塔を登ること
はできず、子供のいたずらを防止できる。
次に、電線の保守点検により作業者が鉄塔に登
る際は、一段登る毎に足場釘3を横向き突出位置
にセツトしていきながら、この釘部材3を足掛り
として登つていくもので、この場合、締結ボルト
4のナツト5を弛めて、折畳み位置に固定された
釘部材3の固定を解除し、この状態で釘部材3を
締結ボルト4を支軸として下向きに回動させれ
ば、ストツパ36が固定ボルト1に係止する位置
で釘部材3が横向き突出位置にセツトされる。
そして、前記ナツト5を弛める際、締結ボルト
4の六角頭部41が回り止め部材6の多角穴62
に係止されていることから、該締結ボルト4は回
転方向に固定され、作業者は片手でも楽にナツト
5を弛めることができる。
次に、作業が終了して作業者が下りる際は、一
段下りる毎に釘部材3を折畳み位置に再び固定し
ていくもので、この場合、釘部材3を締結ボルト
4を支軸として折畳み位置にセツトし、この状態
で締結ボルト4のナツト5を締付けて、釘部材3
のブラケツト部34を固定ボルト1のブラケツト
部13に挟圧させる状態に締結固定することにな
る。
そして、前記ナツト5の締付けに際し、締結ボ
ルト4の六角頭部41が回り止め部材6の多角穴
62に係止されていることから、該締結ボルト4
は回転方向に固定され、作業者は片手でも楽にナ
ツト5を締付けていくことができる。
以上、本考案の実施例について図面により説明
したが、本考案の具体的な構成は前記した実施例
に限定されるものではなく、考案の要旨を逸脱し
ない範囲の設計変更等があつても本考案の技術的
範囲に含まれる。
例えば、実施例では締結ボルトの頭部が六角頭
部となつているが、円形頭部の外周に平行な平面
部を形成した異径頭部でもよく、又、回り止め部
材についても、締結ボルトの頭部に対する係止部
を持つものであれば、その形状に何らの制限もな
い。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の鉄塔用足場
釘にあつては、締結ボルトの頭部が回り止め部材
により係止されることにより、該締結ボルトが回
転方向に固定されるので、片手作業でも楽にナツ
トの締付け及び弛めができるという効果が得られ
る。
この効果によつて作業者は安全に鉄塔を登り下
りすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の鉄塔用足場釘を示す分
解斜視図、第2図は該足場釘を示す側面図、第3
図は従来の足場釘を示す分解斜視図である。 A……鉄塔用足場釘、1……固定ボルト(固定
部材)、2……ナツト(固定部材)、3……釘部
材、4……締結ボルト、5……ナツト、6……回
り止め部材、41……六角頭部(頭部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鉄塔の脚体に固定する固定部材と、該固定部材
    に締結ボルトを支軸として横向き突出位置と折畳
    み位置との間で回動可能に軸着された釘部材と、
    を備え、 前記締結ボルトには、該締結ボルトに対する締
    め付けにより前記釘部材を折畳み位置に固定する
    ナツトが螺合された鉄塔用足場釘において、 前記釘部材の外側面に、締結ボルトの頭部を係
    止して締結ボルトを回転方向に固定する回り止め
    部材を設けると共に、前記釘部材には、固定部材
    に当接することにより該釘部材を横向き突出位置
    に固定するストツパを設けたことを特徴とする鉄
    塔用足場釘。
JP1985118641U 1985-07-31 1985-07-31 Expired - Lifetime JPH0536080Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985118641U JPH0536080Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985118641U JPH0536080Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6227200U JPS6227200U (ja) 1987-02-19
JPH0536080Y2 true JPH0536080Y2 (ja) 1993-09-13

Family

ID=31005286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985118641U Expired - Lifetime JPH0536080Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0536080Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5112141B2 (ja) * 1972-08-16 1976-04-16

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5112141U (ja) * 1974-07-14 1976-01-29
JPS5360601U (ja) * 1976-10-27 1978-05-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5112141B2 (ja) * 1972-08-16 1976-04-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6227200U (ja) 1987-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5020757A (en) Ladder jack clamping devices
JPH0536080Y2 (ja)
JPH0241276Y2 (ja)
JPS5843367Y2 (ja) 角度調整形被接地金具
JP2886148B1 (ja) 足場釘
JPH057440Y2 (ja)
JP3525106B2 (ja) ネットブラケット
JPH0241277Y2 (ja)
JPH0638954Y2 (ja) ライナープレートの仮止め具
JP2916582B2 (ja) 足場装置における足場板の取付具
JP2525987Y2 (ja) 建設用親綱支持金具
JPH04354955A (ja) 安全帯取り付け具
JP2523923Y2 (ja) 電柱用バンド
JPS5910269Y2 (ja) 足場枠用手摺支柱
JPH04133574U (ja) 供回り防止治具
JP2600675Y2 (ja) アングル材用足場金具
JPH0448290Y2 (ja)
JPH0435451Y2 (ja)
JPH0437640Y2 (ja)
JP3859855B2 (ja) ブレース締め付け工具
JPS5819368Y2 (ja) 回転体におけるボルト等の回り止め装置
JPH0241278Y2 (ja)
JP3018137U (ja) ソケットレンチ
JPH0241280Y2 (ja)
JPH0750560Y2 (ja) 塔柱用ステップ装置