JPH0448290Y2 - - Google Patents

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JPH0448290Y2
JPH0448290Y2 JP1986103258U JP10325886U JPH0448290Y2 JP H0448290 Y2 JPH0448290 Y2 JP H0448290Y2 JP 1986103258 U JP1986103258 U JP 1986103258U JP 10325886 U JP10325886 U JP 10325886U JP H0448290 Y2 JPH0448290 Y2 JP H0448290Y2
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JP1986103258U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は配電線、ケーブル等を電柱に取付ける
ための電柱用腕金に関するものである。
[従来の技術] 従来、配電線の電柱への取付けは、電柱に横長
な腕金を取付けバンドにより固定し、そしてこの
腕金に碍子を複数配置して、これらの碍子に配電
線を取り付けるものであつた。しかしながら、積
雪地域ではこのように横に碍子を並設した腕金で
は雪によつて包み込まれる柱状冠雪により断線等
地絡事故が置きやすい。
このような柱状冠雪は被積雪物体の垂直投影面
積にほぼ比例して増減するため近年第5,6図で
示すような立引き配線が周知である。この配線は
電柱1の上端に上、中、下段の腕金本体2を固定
し、これら腕金本体2の先端に碍子3を装着する
と共に、この碍子3に配電線4を取付けるもので
ある。前記腕金本体2は左右1対のバンド5,6
の両端を螺子杆7、ナツト8により固定し、一側
バンド5の外側に腕金本体2を一体固着するもの
である。
したがつて、各配電線4を縦3段に設けること
によつて垂直投影面積を減らして、柱上冠雪を防
止できる。
[従来技術の問題点] ところで、取付作業は電柱1の上部のため、従
来技術では一側バンド5と、腕金本体2及び他側
バンド5の組合せ総てを同時に電柱に持ち上げ
て、一人作業により固定しなければならないた
め、重量的に作業性が悪く、かつ安全上からも充
分ではなかつた。さらに、従来のバンド5,6で
多種の電柱に使用することはできない。
このような問題点を解決する手段としては、例
えば実公昭37−16247号公報等の電柱用調節バン
ドに腕金本体を固着することが考えられる。しか
しながら電柱用調節バンドは電柱に対応して径が
変化するため調節バンドに腕金本体を溶接等によ
り固着する場合には無理な力が加わり使用できな
い問題点がある。
また、実開昭55−162326号公報にはバンド体に
より電柱に固定された装柱金具に予め機器に取付
けられた取付け金具の掛止片を装柱金具の受止片
に引掛、受止片を掛止片と離脱防止片の間に介在
させ、機器をバンド体に固定する機器の電柱取付
け装置について開示されております。しかしなが
ら機器の電柱取付け装置は機器の重量を利用して
装柱金具の受止片に引掛けるもので、固定されて
いないために配電線取付け作業に用いる場合には
不安定で安全性に欠けるものである。
本考案は上記問題点を解決して、一人作業にお
ける取扱いが容易で、しかもいかなる径の電柱に
も取付け可能な電柱用腕金を提供することを目的
とする。
[実施例] 第1〜3図は本考案の第1実施例を示してお
り、取付けバンド11は弧角が略240度の鋼製帯
板12の長手方向に第1調節透孔13を複数形成
する。この帯板12の上、下縁には案内爪14を
外側に折曲げ形成すると共に、この帯板12の端
寄り外側に配置する調節用帯板15の一側は前記
案内爪14間に摺動するように設け、他側には緊
締縁16を形成し、かつこの調節用帯板15の長
手方向に第2調節用透孔17を設ける。前記緊締
縁16には対向して矩形の緊締用透孔18を設け
ると共に緊締用ボルト19及びナツト20により
緊締する。19Bは前記ボルト19の頭部19A
に形成し前記透孔18に係合する廻り止め部であ
る。又21は前記第1,2調節用透孔13,17
に貫通する調節用ボルトであつて、ナツト22と
共に帯板12と調節用帯板15を電柱23の径に
合わせて調節できる。24は電柱23の緊締縁1
6寄りを当接する枢着した当て板である。
鋼製の腕金本体29は箱形であつて、先端に碍
子30をボルト31、ナツト31A締めにより立
設する。この腕金本体29の基端側の上面部29
Aには前記受け突起27が係止する係止部である
係止孔32を形成する。この係止孔32と前記受
け突起27によつて保持部33を構成する。さら
に腕金本体29の基端側の両側面部29Bの下部
に前記透孔28と一致する矩形の透孔34を形成
する。又、側面部29Bの基端縁下部には帯板1
2の下縁と係止する突起35を形成する。尚3
6,37は受け金具25と腕金本体29を固定す
る固定用ボルト、固定用ナツトである。
29Cは腕金本体29の先端を溶着した縁部で
ある。
次に前記構成につきその作用を説明する。予め
受け金具25の挿通孔26を帯板12に挿通し、
電柱23の径に合わせて第1,2調節用透孔1
3,17を調節して調節用ボルト21、ナツト2
2により固定し、帯板12及び調節用帯板15を
電柱23に外嵌し、そして緊締用ボルト19及び
ナツト20によつて取付けバンド11を緊着す
る。
このようにまず受け金具25と共に取付けバン
ド11を電柱23に装着した後、腕金本体29の
係止孔32を受け突起27に係止すると共に、受
け突起35が帯板12の下端に嵌合する。この状
態で腕金本体29は受け金具25によつて保持さ
れる。そして固定用ボルト36を孔28,34に
通し、固定用ナツト37を螺着する。この状態で
腕金本体29は取付けバンド11に固定する。そ
して碍子30をボルト31、ナツト31Aによつ
て固定する。
以上のように、帯板12と調節用帯板15に分
割され長さ調節可能な取付けバンド11と、この
取付けバンド11に挿通して取付ける受け金具2
5と、保持部33により受け金具25に保持し、
さらに腕金本体29基端側面縁下部に帯板12の
下縁と係止する突起35と、碍子30を設けた腕
金本体29により構成することにより予め受け金
具25と共に取付けバンド11を電柱23に取付
けた後、受け金具25に腕金本体29を取付ける
ものであるから一度に腕金本体を取付ける必要が
なくなる。このため作業時軽量化でき簡単に取付
けることができる。特に腕金の取換え作業におい
て、予め受け金具25と共に取付けバンド11の
みを電柱23に装着しておくことができるため、
取換え作業時腕金本体29にじやまされず作業が
できると共に、腕金本体29の取付けも短時間で
すみ、作業時間も短縮化でき、これにともない停
電時間の短縮も可能となる。
さらに、受け金具25と腕金本体29は受け突
起27と係止孔32から成る保持部33によつて
係止孔32を受け突起27に掛けるとともに腕金
本体側面部29Bの基端縁下部に形成する突起3
5と帯板12の下縁を嵌合させるという簡単な作
業で保持でき、腕金本体29を取付ける際腕金本
体29を持ち続けるということがなくなり、固定
用ボルト36、固定用ナツト37により腕金本体
29を受け金具25に固定する取り付け作業を安
全にかつ迅速にできる。
しかも取付けバンド11を帯板12と調節用帯
板15に分割し、これらを第1,2調節孔13,
17、調節用ボルト21、ナツト22により長さ
調節することによつて、いかなる径の電柱23に
も取付けることができるのみならず、この長さ調
節可能な取付けバンド11に挿通する挿通孔26
を受け金具25に設けたことによつて、取付けバ
ンド11と受け金具25が一体的に係合され、取
付けバンド11の径を無理なく変化でき、各種電
柱23に対応できる。
又腕金本体29の先端側を矩形に閉じてこの縁
部29Cのみを溶着することによつて堅牢な腕金
本体29を提供できる。
第4図は本考案の第2実施例を示しており、前
記第1実施例と同一機能を有する部分について
は、その詳細な説明を省略する。
腕金本体41の先端側上面に切欠部42を形成
し一方、先端側側面にはボルト43の挿入孔44
を横設する。そして避雷針45或いは碍子を縦設
したパイプ(図示せず)等の下端を前記切欠部4
2に当てがいボルト43、ナツト43Aにより固
定して、腕金本体41の先端に避雷針等を立設す
る。
このように切欠き部42を設けることにより避
雷針45等の位置決めができ、作業効率を高める
ことができる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、例えば取付けバンドを4以上に分割しこ
れらを連結して長さ調節可能にする等種々の変形
が可能である。
[考案の効果] 本考案は帯板と調節用帯板に分割され長さ調節
可能な電柱に取付ける取付けバンドと、この取付
けバンドに挿通した受け金具と、この受け金具に
形成した保持用受け部と、この保持用受け部に係
止する係止部を基端に形成し基端側面縁下部に帯
板の下縁と係止する突起を形成する腕金本体と、
前記腕金本体と前記受け金具を固定する固定用ボ
ルトおよび固定用ナツトを具備するものであり、
従来技術に比較して取付けバンドと腕金部を分割
して取付が出来るため、取付け時の重量が半減さ
れ取り付け作業が容易になり、保持用受け部に腕
金本体の基端部を係止するとともに腕金本体の基
端側面縁下部の突起を帯板の下縁と嵌合させるた
めボルト、ナツトによる腕金本体の固定作業時の
安全性も向上し更に既設の横引型から縦引型への
移設時には、取付けバンドと受け金具は、事前に
取付けを完了させておくことが出来るため工事中
の停電時間も短縮される。その上いかなる径の電
柱にも取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の第1実施例を示して
おり、第1図は断面図、第2図は分割斜視図、第
3図は要部の斜視図、第4図は本考案の第2実施
例を示す斜視図、第5図は従来例の平面図、第6
図は同斜視図である。 11……取付けバンド、23……電柱、25…
…受け金具、27……受け突起(受け部)、29
……腕金本体、35……突起、36……ボルト
(固定具)、37……ナツト(固定具)、32……
係止孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 帯板と調節用帯板に分割され長さ調節可能な電
    柱に取付ける取付けバンドと、この取付けバンド
    に挿通した受け金具と、この受け金具に形成した
    保持用受け部と、この保持用受け部に係止する係
    止部を基端に形成し基端側面縁下部に帯板の下縁
    と係止する突起を形成する腕金本体と、前記腕金
    本体と前記受け金具を固定する固定用ボルトおよ
    び固定用ナツトを具備することを特徴とする電柱
    用腕金。
JP1986103258U 1986-07-05 1986-07-05 Expired JPH0448290Y2 (ja)

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JP1986103258U JPH0448290Y2 (ja) 1986-07-05 1986-07-05

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JP1986103258U JPH0448290Y2 (ja) 1986-07-05 1986-07-05

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JPS6310167U JPS6310167U (ja) 1988-01-23
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ID=30975648

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5652784B2 (ja) * 1978-01-23 1981-12-15

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6236963Y2 (ja) * 1979-05-10 1987-09-21
JPS5652784U (ja) * 1979-10-01 1981-05-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5652784B2 (ja) * 1978-01-23 1981-12-15

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JPS6310167U (ja) 1988-01-23

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