JPH079537Y2 - 架空地線用キャップの無い電柱用の仮腕木 - Google Patents

架空地線用キャップの無い電柱用の仮腕木

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Publication number
JPH079537Y2
JPH079537Y2 JP6422091U JP6422091U JPH079537Y2 JP H079537 Y2 JPH079537 Y2 JP H079537Y2 JP 6422091 U JP6422091 U JP 6422091U JP 6422091 U JP6422091 U JP 6422091U JP H079537 Y2 JPH079537 Y2 JP H079537Y2
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JP
Japan
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holding
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temporary
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ground wire
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Application number
JP6422091U
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JPH0511714U (ja
Inventor
伸一 山下
正康 今井
Original Assignee
株式会社安田製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社安田製作所 filed Critical 株式会社安田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、高圧架空配電線路の
電柱における腕金について行われる碍子の交換や腕金の
交換等の作業の際に電線を仮に保持するために用いられ
る仮腕木に関し、殊に、架空地線用キャップの無い電柱
に好適な仮腕木に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より常用されている仮腕木は、一般
に、先端に架空地線用キャップが取り付けられているタ
イプの電柱用に作られており、電柱への装着は架空地線
用キャップを利用して行うようになっている。これは、
架空地線用キャップ以外の部位だと適当な装着部位がな
く、したがってそのための装着構造にも相当の工夫が要
求された、という理由によるものである。勿論、従来で
も架空地線用キャップの無い電柱についても碍子の交換
や腕金の交換等の作業があり、そのための“仮腕木”も
あったわけであるが、ただ、これまでは架空地線用キャ
ップの無い電柱については、碍子の交換等を要するよう
な古い電柱が比較的少なく、その都度の工夫でも十分対
応できる範囲であった。ところが、最近、大量の電柱に
ついて交換サイクルの開始時期にかかり、架空地線用キ
ャップの無い電柱についても、簡単に適用できる仮腕木
の開発が急務となって来たものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって、この考案
では、架空地線用キャップの無い電柱に簡単に装着で
き、安全に使用することのできる仮腕木の提供を目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】具体的には、頭頂受け部
を有する接続部材にて一対の縦部材をそれぞれの中間部
分において接続することによりH形状に形成したベース
フレームと、複数の仮保持フックを備えており、ベース
フレームの頂端に対し横方向で着脱自在とされた保持ア
ームと、及びベースフレームに、接続部材より下側の位
置において上下2段で取り付けられた一対の抱持ベルト
とよりなり、接続部材の頭頂受け部を電柱の頭頂に当接
させた状態でベースフレームを電柱の先端部に跨がら
せ、この状態において抱持ベルトにて電柱の先端部を抱
持することにより電柱に装着するようにされてなる仮腕
木を提供する。
【0005】
【作用】この仮腕木は、架空地線用キャップが無いため
に装着スペースが限られている電柱に対し、確実・安全
にしかも簡単に装着できるものである。すなわち、H形
状に形成したベースフレームで電柱の先端部を跨がらせ
た状態で抱持ベルトにて電柱の先端部を抱持するように
するすることにより、限られた装着スペースを有効に利
用し、しかも、その際に、接続部材の頭頂受け部を電柱
の頭頂に当接させることにより、ベースフレームを仮に
安定させた状態で抱持ベルトの締め付け操作を行えるよ
うにしているので、確実・安全にしかも簡単に装着を行
える。
【0006】
【実施例】以下、この考案の実施例を説明する。この実
施例による仮腕木1は、H形状に形成したベースフレー
ム2の頂端に保持アーム3を着脱自在としてなってい
る。
【0007】ベースフレーム2は、各々角筒で形成され
た一対の縦部材5、5をそれぞれの中間部分において接
続部材6で接続することによりH形状に形成されてい
る。接続部材6は、角筒部材7の両端に接続フランジ8
を固定して形成した一対の部材片に一対の規制部材1
1、11を井桁状に組み付けることにより形成されてお
り、規制部材11、11で囲まれた部分が頭頂受け部1
2となるようにされている。
【0008】ベースフレーム2の内側には、上下2段に
して一対の抱持ベルト13、13が取り付けられてい
る。この抱持ベルト13は、ベルト14と、ベルト14
の一端に接続されたバックル15とよりなっており、バ
ックル15を操作することにより対象物、つまり電柱P
を締め付けることができる構造のもので、縦部材5、5
のそれぞれから突設されたブラケット16、17を介し
てベースフレーム2に取り付けられている。より具体的
には、各ブラケット16、17の先端に電柱Pの側周に
対応する円弧状の受け部16s、17sが設けられ、こ
の受け部16s、17sの裏側にベルト14を通すよう
にされている(図4)。
【0009】保持アーム3は、細長い角筒状に形成され
ており、所定の間隔で複数の第1係止孔20、20、…
…が設けられると共に、この第1係止孔20に対し交差
する向きで複数の第2係止孔21、21、……が設けら
れており、第1係止孔20、20、……の何れかを利用
して3個の仮保持フック22、22、22を所定の配列
状態、つまり腕金Aの装柱種類等に応じて作業し易い配
列状態で取り付けることができるようになっている。
【0010】この保持アーム3は、縦部材5、5の各頂
端に設けられている接続函23、23を介してベースフ
レーム2に着脱自在とされている。具体的には、接続函
23は、図5に示すように、一側に開閉扉24を有する
短角筒状に形成されており、内部には保持アーム3の第
2係止孔21に挿通する係止ピン23pが突設されてい
るもので、複数の第2係止孔21、21、……の何れに
係止ピン23pを挿通させるかによって、ベースフレー
ム2の左右についての保持アーム3の出っ張り長さの調
整、つまり、腕金Aの装柱種類に対応させるための調整
を行えるようになっている。
【0011】仮保持フック22は、碍子Gや腕金Aの交
換の際に碍子Gから外した電線を仮に保持させておくた
めのもので、保持アーム3の第1係止孔20に挿通され
る係止部25にU形状のフック部26を矢示Xの如く回
動可能に接続して形成されている。つまり、仮保持した
電線の状態に応じて自由に首振りできるようになってい
る。
【0012】以下、この仮腕木1の使用状態について説
明する。この仮腕木1を電柱Pに装着するには、先ず、
接続部材6の頭頂受け部12を電柱Pの頂端に当接させ
て仮に安定させ、この状態で抱持ベルト13、13にて
電柱Pの先端部を緊縛して抱持させる。保持アーム3の
ベースフレーム2への取り付けは、このベースフレーム
2の電柱Pへの装着の後に、腕金Aの装柱種類に合わせ
て行ってもよいし、また、予め行っておくようにしても
よい。また、仮保持フック22の保持アーム3への取付
けについても同様である。
【0013】
【考案の効果】この考案による仮腕木は、以上説明して
きた如く、H形状に形成したベースフレームで電柱の先
端部を跨がらせた状態で抱持ベルトにて電柱の先端部を
抱持するようにするするようになっており、架空地線用
キャップが無いために限られている装着スペースを有効
に利用でき、しかも、装着の際に、ベースフレームの頭
頂受け部を用いて電柱の頭頂に載せることにより、抱持
ベルトの締め付け操作を行い易い状態が得られるので、
架空地線用キャップの無い電柱に確実・安全にしかも簡
単に装着できる。したがって、この仮腕木を用いること
により、碍子や腕金の交換作業を大きく合理化できる。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による仮腕木の側面図である。
【図2】図1中の矢示Sa−Sa線に沿う部分断面図で
ある。
【図3】接続部材の要部斜視図である。
【図4】図1中の矢示Sb−Sb線に沿う断面図であ
る。
【図5】図1中の矢示Sc−Sc線に沿う断面図であ
る。
【符号の説明】
1 仮腕木 2 ベースフレーム 3 保持アーム 5 縦部材 6 接続部材 12 頭頂受け部 13 抱持ベルト 22 仮保持フック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭頂受け部を有する接続部材にて一対の
    縦部材をそれぞれの中間部分において接続することによ
    りH形状に形成したベースフレームと、 複数の仮保持フックを備えており、ベースフレームの頂
    端に対し横方向で着脱自在とされた保持アームと、及び
    ベースフレームに、接続部材より下側の位置において上
    下2段で取り付けられた一対の抱持ベルトとよりなり、 接続部材の頭頂受け部を電柱の頭頂に当接させた状態で
    ベースフレームを電柱の先端部に跨がらせ、この状態に
    おいて抱持ベルトにて電柱の先端部を抱持することによ
    り電柱に装着するようにされてなる架空地線用キャップ
    の無い電柱用の仮腕木。
JP6422091U 1991-07-19 1991-07-19 架空地線用キャップの無い電柱用の仮腕木 Expired - Lifetime JPH079537Y2 (ja)

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JP6422091U JPH079537Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 架空地線用キャップの無い電柱用の仮腕木

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JP6422091U JPH079537Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 架空地線用キャップの無い電柱用の仮腕木

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Publication Number Publication Date
JPH0511714U JPH0511714U (ja) 1993-02-12
JPH079537Y2 true JPH079537Y2 (ja) 1995-03-06

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Effective date: 19950919