JPH0612098Y2 - 吊 子 - Google Patents

吊 子

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JPH0612098Y2
JPH0612098Y2 JP821588U JP821588U JPH0612098Y2 JP H0612098 Y2 JPH0612098 Y2 JP H0612098Y2 JP 821588 U JP821588 U JP 821588U JP 821588 U JP821588 U JP 821588U JP H0612098 Y2 JPH0612098 Y2 JP H0612098Y2
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suspension
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JP821588U
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Inventor
省司 坂田
Original Assignee
有限会社サカタ製作所
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、折板構造屋根に用いる吊子に係り、さらに詳
しく説明すると、折板構造屋根を構成する隣接しあう金
属屋根材の馳部間に介在させる吊子に於いて、吊子本来
の目的である金属屋根材間の強固な緊定の他に、金属屋
根材の敷設時に落下と移動を防いで簡易に位置決めする
ことができ、しかも天井用の吊下げ部材や各種電機器具
類などを簡易に取付けることができる支持部材を設ける
ように構成した吊子に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、折板構造屋根にあっては、V形、W形などの断面
形状を有する金属屋根材を使用し、この金属屋根材の両
端部に設けた馳部を介して隣接しあう金属屋根材を馳締
めることにより構成している。
ここに、従来技術の一例を第7図と第8図を参照して説
明する。
第7図に於いて、1,2は左右に配した隣接しあう金属
屋根材で、3は金属屋根材1の端部に設けた上馳、4は
金属屋根材2の端部に設けた下馳、5はタイトフレーム
であり、このタイトフレーム5の頂部6に於いて、左右
の金属屋根材1,2は、その上馳3と下馳4を馳締め7
させている。
この馳締め7の際、この上馳3と下馳4間に所定間隔ご
とに吊子8を介在させ、上馳3と下馳4を固定すること
により、金属屋根材1,2間を緊定させている。この吊
子8は上端部に円弧状の係合部9を有し、起立部10の
下端部に水平状の取付部11を形成してある。
そして、取付部11を介してタイトフレーム5の頂部6
に座金12などを配してボルト13により支持させてい
る。
一方、このような金属屋根材1,2を緊定させる吊子8
の他に、工場などの折板構造屋根にあっては、天井材や
各種電機器具類を天井に設置するため、第8図に示すよ
うな吊子17が知られている。この吊子17は上端部の
円弧状の係合部18に比べ下端部が細く構成され、係止
孔19が設けられている。そして、この係止孔19に図
示省略の吊りボルトなどの取付けられ、これを介して天
井材などを支持させている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記構成の吊子8は、隣接しあう金属屋根材1,2をそ
の上端3と下馳4を介して馳締め7して緊定させること
ができる。
この吊子8にあっては、予め配置位置を定めたタイトフ
レーム5に取付けた後、左右の金属屋根材1,2の上馳
3と下馳4間に、係合部9を介在させている。
しかし、この吊子8の係合部9は、タイトフレーム5と
幅と同程度の幅広であるため、上馳3と下馳4間に介在
させるには、手作業により巻き込むために難しい作業と
なり、上馳3と下馳4間に充分に吊子8の係合部9を挿
入しないと、吊子8が落下したり、配置位置がずれるな
ど仮止めが困難なことが多々ある。
さらに、天井を納める場合や天井に各種電機器具類を吊
下げる場合には、この吊子構成では、そのボルト13に
別途吊りボルト15などを取付けているが、吊りボルト
15を取付けるには、支持部材などの部材16が必要と
なるなどの問題点もある。
また、第8図の吊子17にあっては、吊りボルト15を
取付けるのに、同様に部材16が必要となるなどの問題
点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、このような問題点に鑑み創作したものであ
り、その目的は本来の目的である金属屋根材間の強固な
緊定の他に、折板構造屋根を構成する金属屋根材の敷設
時に落下と移動することがなく簡易に位置決めができ、
且つ下端部に支持部材を設けるように構成した吊子を提
供せんとするものである。
この目的を達成するために、本考案に係る吊子は、本体
の上端部をほぼ直角状に折曲げた水平部を介して上方に
円弧状の係合部を設け、この係合部の先端中央部に幅広
な舌部を、さらに先端両端部に水平状に若干長く延びる
幅狭で、且つ突部を有する耳部をそれぞれ形成してなる
ことを特徴とするものである。
また、この吊子は、本体の下端部に任意な数の係止孔を
設けることができる。
そして、この吊子は、本体の係止孔を介して差し込み孔
に雌ネジ部を設けた支持部材を取付けることができ、さ
らに下端部に任意な数の取付孔を設けた板状材からなる
支持部材を取付けてもよく、また断面L字状の支持具に
ナットを有するネジ杆を支持させる支持部材を取付ける
こともできるものである。
〔作用〕
上記のように構成された吊子は、折板構造屋根に於い
て、隣接しあう金属屋根材の上馳と下馳からなる馳部
に、吊子の耳部を上馳と下馳の形状に合わせて手で折曲
げて巻込み、この馳部を馳締めして、金属屋根材間を強
固に緊定させる。また、天井材や各種電気器具類の設置
に応じて吊子の支持部材に所要の部材を吊下げ固定し、
天井材などを設置することもできる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を参照しながら説明する。
第1図と第2図は本考案に係る吊子の斜視図、第3図か
ら第5図までは、この吊子に支持部材を備えた各実施例
の説明図である。
図に於いて、20は吊子で、例えばステンレス鋼板など
の金属板材を使用したもので、本体21の上端部にほぼ
直角状に折曲げた水平部22を介して上方に円弧状の係
合部23を設け、さらにこの係合部23の先端部には、
中央部に水平状に延びる幅広な舌部24と両端部に同様
水平状に若干長く延びる幅狭で、且つ突部25を有する
耳部26,26をそれぞれ形成してある。
また、本体21の下端部に係止孔27を形成してある。
このような吊子20に於いて、係合部23の先端両端部
に設けた耳部26,26は、幅狭な構成であるから、水
平状に形成されていても、作業時に馳部の形状に合わせ
て、第1図二点鎖線で示すように円弧状に折曲げること
ができる。
さらに、本考案に係る吊子20は、本体21に係止孔2
7を形成してあるから、第3図から第5図までに示すよ
うに各種支持部材を取付け、天井用の吊下げ部材などを
設けることができる。
つまり、第3図は吊子20の本体21の下端部に係止孔
27を介してボルト30などで、差込み孔31に雌ネジ
部32を設けた支持部材33を取付けてある。この支持
部材33にあっては、差込み孔31に吊りボルトなど取
付けることができるように構成してある。
第4図は吊子20に板状材34を取付けた支持部材35
の例であり、本体21の下端部に係止孔27を介してボ
ルト30などで取付け、板状材34の下端部に任意な数
の取付孔36を設けてある。
また、第5図は吊子20の係止孔26を介してボルト3
0、ナット37などで、断面L字状の支持具38を取付
け、この支持具38の下片39の孔にネジ杆40を通し
ナット41で支持させるようにした支持部材42の例を
示している。
なお、以上の支持部材33,35,42の他に、必要に
応じていろいろな形状の板状材や棒状材などを吊子20
に取付け、支持部材を構成することができるものであ
る。
また、第2図に示す吊子28は、本体21の中央部をほ
ぼ直角に折曲げて、この折曲部29を介してタイトフレ
ームに吊子28を固定し、吊子本来の目的である金属屋
根材間を緊定させるように構成できる。
次に、本考案の使用例を第6図を参照して説明すると、
隣接しあう金属屋根材1,2の上馳3と下馳4間に、本
考案の吊子20を介在させる。この場合、本考案の吊子
20に於ける係合部23の先端両端部に設けた耳部2
6,26は、幅狭な構成であるから、上馳3、下馳4の
形状に合わせて、手作業によって円弧状に折曲げること
により、この上馳3と下馳4間に嵌め合わせることがで
きる。
そして、この吊子20の支持部材33には、吊りボルト
43を取付け、差込み孔31に上端部を螺合して吊りボ
ルト43の下端部に、従来工法により天井材などを配設
するようにしてある。
〔考案の効果〕
本考案は、以上の構成であり、次のような効果を奏する
ものである。
本考案の吊子は、折板構造屋根に於いて、その馳部に吊
子の係合部の先端両端部に幅狭な耳部を構成してあるか
ら、上馳と下馳からなる馳部の形状に合わせて、作業時
により円弧状に折曲げることができ、馳部に巻込む作業
が極めて容易となる。
さらに、係合部の先端中央部に舌部を構成してあるか
ら、馳部とは強固に嵌合して、敷設時の吊子の落下や移
動を防ぐことができ、その位置決めが極めて簡易であ
る。
そして、耳部には突部が形成してあるから手作業時に手
などの怪我を防ぐことができる。
しかも、本考案の吊子にあっては、本体の下端部に係止
孔を設けてあるから、天井材などを取付けるための各種
構成の支持部材を簡易に取付けることができる便利さが
ある。
また、吊子の本体に折曲部を形成することにより、タイ
トフレームに取付け、吊子本来の目的である金属屋根材
間の緊定に使用できるなど幾多の効果を有する吊子を提
供できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図と第2図は吊子の
斜視図、第3図から第5図までは吊子に支持部材を設け
た各実施例の説明図、第6図は吊子の使用例の斜視図、
第7図と第8図は従来例の説明図である。 21……本体、22……水平部、23……係合部、24
……舌部、25……突部、26……耳部、27……係合
孔、33,35,42……支持部材。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体21の上端部をほぼ直角状に折曲げた
    水平部22を介して上方に円弧状の係合部23を設け、
    この係合部23の先端中央部に幅広な舌部24を、さら
    に先端両端部に水平状に若干長く延びる幅狭で、且つ若
    干突部25を有する耳部26,26をそれぞれ形成して
    なることを特徴とする吊子。
  2. 【請求項2】本体21の下端部に任意な数の係止孔27
    を設けてなる請求項1記載の吊子。
  3. 【請求項3】本体21の係止孔27を介して差込み孔3
    1に雌ネジ部32を設けた支持部材33を取付けてなる
    請求項1記載の吊子。
  4. 【請求項4】本体21の係止孔27を介して下端部に任
    意な数の取付孔36を設けた板状材34からなる支持部
    材35を取付けてなる請求項1記載の吊子。
  5. 【請求項5】本体21の係止孔27を介して断面L字状
    の支持具38にナット41を有するネジ杆40を支持さ
    せる支持部材42を取付けてなる請求項1記載の吊子。
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