JP3460352B2 - ワイヤーハーネス組立図板用保持治具 - Google Patents
ワイヤーハーネス組立図板用保持治具Info
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Description
立時に使用されるワイヤーハーネス組立図板用保持治具
に関するものである。
に示すように、その上に布線図が描かれているととも
に、その上部がU字状の複数の保持治具2が所定位置に
立設された構造である。このワイヤーハーネス組立図板
1を用いて、図12に示すように、その両端に端子4が
圧着された所定の長さの電線6の複数を、該布線図に沿
って、保持治具2により案内させるとともに、電線6の
端部を保持治具2に仮止めした後、この電線6の束の外
周をテープ等で巻いたり、電線6の端部ではその端部に
圧着された端子4をコネクタに挿入する等行い、ワイヤ
ーハーネスを組み立てていた。
は、図13に示すように、電線6を曲げて、その曲げた
部分と端子4とを該保持治具2のU字状の部分に引っか
けるようにして仮止めを行っていた。
ような保持治具2への電線6の端部の仮止めは、その保
持力を電線6の曲げ癖に依存するものであり、非常に保
持力が弱い。したがって、例えば、電線6の一方端側を
保持治具2に仮止めした状態で、該電線6の他方端側に
て、その端子4をコネクタに挿入する作業を行うと、電
線6が引っ張られて保持治具2に仮止めされた電線6の
一方端側が保持治具2からはずれる場合があった。ま
た、電線6の端部に曲げ癖がつくために、端子4をコネ
クタに挿入しにくくなり、作業性が低下するという問題
点もあった。
をつけることなく、また、電線が引っ張られたとき等に
容易に仮止めがはずれることがないような、十分な保持
力を有するワイヤーハーネス組立図板用保持治具を提供
することにある。
のワイヤーハーネス組立図板用保持治具は、ワイヤーハ
ーネス組立図板に取り付け固定される支持棒と、前記支
持棒の上端から分岐して延設されて電線を保持する一対
の電線保持部と、からなるワイヤーハーネス組立図板用
保持治具において、前記一対の電線保持部がそれぞれに
嵌通する一対の孔部を有し前記両電線保持部にはめ込ま
れた取り付けパネルを設け、前記取り付けパネルに、前
記電線を挟み込むとともに、前記電線の先端に取り付け
られた端子を係止可能なエンドクリップを設けたことを
特徴とする。
記載のワイヤーハーネス組立図板用保持治具において、
前記一対の孔部の一方側を長孔にしてもよい。
たは2記載のワイヤーハーネス組立図板用保持治具にお
いて、前記電線保持部に、前記孔部の上側および下側の
少なくともいずれか一方側から前記取り付けパネルを固
定するストッパを設けてもよい。
ーハーネス組立図板用保持治具は、電線を挟み込むとと
もに、該電線の先端に取り付けられた端子を係止可能な
エンドクリップを設けているので、電線は挟み込まれて
自然状態に近い状態で保持され、電線に曲げ癖がつくよ
うなことはない。さらに、電線が抜け方向に引っ張られ
たときには、前記エンドクリップに電線の先端の端子が
係止され、容易にはずれるようなことはない。
ップは、一対の電線保持部に嵌通する一対の孔部を有す
る取り付けパネルに設けられているので、前記エンドク
リップは取り付けパネルと一体的に着脱自在とされる。
載のワイヤーハーネス組立図板用保持治具において、取
り付けパネルの一対の孔部の一方側を長孔にすれば、一
対の電線保持部の間隔が一定でない種々の保持治具に対
して、取り付けが可能となる。
または2記載のワイヤーハーネス組立図板用保持治具に
おいて、前記電線保持部に、孔部の上側および下側の少
なくともいずれか一方側から取り付けパネルを固定する
ストッパを設ければ、前記取り付けパネルを、前記一対
の電線保持部に対して一定位置で固定することができ
る。
面を参照して説明する。なお、ワイヤーハーネス組立図
板については、図11および図12で既に説明したもの
と共通するので、説明は省略する。
ーネス組立図板用保持治具14は、ワイヤーハーネス組
立図板に垂直に立設される支持棒16と、支持棒16の
上部に一体にU字状に分岐して延設された一対の電線保
持部18と、両電線保持部18に嵌通された平板状の取
り付けパネル20と、取り付けパネル20に取り付けら
れたエンドクリップ22とから構成される。
に、両電線保持部18間の間隔と同じ間隔で2個の孔部
12が形成され、両孔部12それぞれに両電線保持部1
8が嵌通して支持棒16に取り付けパネル20が着脱自
在に支持されている。そして、エンドクリップ22は樹
脂等の弾性材よりなり、下端側が電線6の径よりも僅か
に幅狭で、かつ、上端側に向かうにつれて電線6の径よ
りも僅かに幅広に形成された、上下方向の割れ目26を
有し、ビス24により、取り付けパネル20に固定され
ている。
端子4を圧着した電線6を仮止めする場合、図3に示す
ように、電線6をエンドクリップ22の割れ目26に上
端側から押し込むと、エンドクリップ22の割れ目26
は弾性によって僅かに広がって、電線6はその径よりも
僅かにせまい割れ目26の下端部分に挟まれて固定保持
され、電線6の仮止めが行われる。この状態で、例え
ば、この仮止めされた電線6の反対側の端部で作業が行
われ、電線6が引っ張られると、電線6は割れ目26に
挟まれた状態で抜け方向に摺動するが、端子4の外径寸
法は割れ目26の幅よりも大きいため、端子4がエンド
クリップ22に係止して、電線6の抜けは防止される。
電線6を仮止めした後、図4に示すように、その電線6
の端部の端子4がコネクタ30の端子挿入孔28に差し
込まれ、電線6をコネクタ30に取り付ける作業が終了
する。
図板用保持治具14によると、電線6の端部は、ほぼ自
然状態でエンドクリップ22に挟み込まれて、仮止めさ
れるので、電線6に曲げ癖が付くようなことはなく、し
たがって、端子4をコネクタ30の端子挿入孔28に挿
入する際の作業が容易になり、作業性が向上する。ま
た、電線6が仮止めされた反対側で作業が行われて、仮
止めされた電線6の端部が抜け方向に引っ張られたとき
には、端子4がエンドクリップ22に係止し、抜け落ち
るのを防ぐことができる。
6の幅は、電線6の径よりも大きくても少なくとも端子
4の外径寸法よりも小さければこれとほぼ同様の効果を
得ることができる。また、エンドクリップ22は、一対
の挟み込み部材からなり、ねじりコイルバネによって両
挟み込み部材がその間隔を狭める方向に付勢されるよう
にし、これら両挟み込み部材で電線6を挟み込んで仮止
めしても前記実施例とほぼ同様の効果を得ることができ
る。さらに、前記割れ目6の上下方向における長さを長
くすれば、ひとつの割れ目26に多くの電線6を仮止め
することができる。
2が2つ設けられているとしたが、仮止めする電線6の
本数が少ないときにはエンドクリップ22を一つにした
り(図5参照)、その本数が多いときにはエンドクリッ
プ22を3本以上設ける等、電線6の本数に応じてエン
ドクリップ22の数を適宜変更すればよい。
18を孔部12の上側から押さえつけて取り付けパネル
20を固定する弾性材よりなるストッパ32を両電線保
持部18に取り付ければ、作業中に電線6をエンドクリ
ップ22から取り外す際等に、取り付けパネル20が容
易に外れてしまうようなことはない。上記ストッパ32
を両孔部18の上下両側に取り付けて、挟み込むように
取り付けてもよい。
ハーネス組立図板用保持治具14の取り付けパネル20
に設けられている一対の孔部12の一方側を、それら孔
部12の配列方向に沿った長孔13にすると、U字状に
設けられた一対の電線保持部18の幅の異なる種々の保
持治具14に対し、取り付けパネル20を取り付けるこ
とが可能となる。このとき、一対の電線保持部18の幅
が広いと、図8に示すように取り付けパネル20の長孔
13側が電線保持部18に対してぐらつくので、長孔1
3の下側に弾性材よりなるストッパ32を取り付けて取
り付けパネル20のぐらつきを防止するようにしてもよ
い(図9参照)。もちろん、上記ストッパ32は孔部1
2と長孔13の両方の上下側に取り付ければ、取り付け
パネル20は一対の電線保持部18により確実に固定さ
れる(図10参照)。
合成樹脂のエラストマー材が好ましい。
ハーネス組立図板用保持治具によると、電線を挟み込む
とともに、該電線の先端に取り付けられた端子を係止可
能なエンドクリップを備えているので、電線は挟み込ま
れて保持され、電線に曲げ癖が付くようなことはなく、
該端子をコネクタに挿入する際に、挿入が容易で、作業
性が向上する。さらに、電線が抜け方向に引っ張られた
ときには、前記エンドクリップに電線の先端に取り付け
られた端子が係止され、容易にはずれるようなことはな
い。
ップが、両電線保持部に嵌通する一対の孔を有する取り
付けパネルに設けられているので、前記エンドクリップ
は取り付けパネルと一体的に着脱自在とされ、例えば、
前記保持治具が電線を案内するとき等、エンドクリップ
が必要ないときには、取り外すことができ、前記エンド
クリップが邪魔になるようなことはない。
載のワイヤーハーネス組立図板用保持治具において、取
り付けパネルに形成された一対の孔部の一方側を長孔に
すれば、両電線保持部の間隔が一定でない種々の保持治
具に対して、取り付けが可能となる。
または2記載のワイヤーハーネス組立図板用保持治具に
おいて、電線保持部に、孔部の上側および下側のいずれ
か一方側から取り付けパネルを固定するストッパを設け
れば、取り付けパネルが電線保持部に対して一定位置で
固定される。
る。
る。
状態を示す斜視図である。
した状態を示す斜視図である。
斜視図である。
図である。
示す斜視図である。
斜視図である。
図である。
す斜視図である。
した従来例を示す斜視図である。
線した状態を示す斜視図である。
す斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ワイヤーハーネス組立図板に取り付け固
定される支持棒と、前記支持棒の上端から分岐して延設
されて電線を保持する一対の電線保持部と、からなるワ
イヤーハーネス組立図板用保持治具において、 前記一対の電線保持部がそれぞれに嵌通する一対の孔部
を有し前記両電線保持部にはめ込まれた取り付けパネル
を設け、 前記取り付けパネルに、前記電線を挟み込むとともに、
前記電線の先端に取り付けられた端子を係止可能なエン
ドクリップを設けたことを特徴とするワイヤーハーネス
組立図板用保持治具。 - 【請求項2】 前記一対の孔部の一方側は長孔であるこ
とを特徴とする請求項1記載のワイヤーハーネス組立図
板用保持治具。 - 【請求項3】 前記電線保持部に、前記孔部の上側およ
び下側の少なくともいずれか一方側から前記取り付けパ
ネルを固定するストッパを設けたことを特徴とする請求
項1または2記載のワイヤーハーネス組立図板用保持治
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00344695A JP3460352B2 (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | ワイヤーハーネス組立図板用保持治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00344695A JP3460352B2 (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | ワイヤーハーネス組立図板用保持治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08190821A JPH08190821A (ja) | 1996-07-23 |
JP3460352B2 true JP3460352B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=11557574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00344695A Expired - Fee Related JP3460352B2 (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | ワイヤーハーネス組立図板用保持治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3460352B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007234587A (ja) * | 2006-02-01 | 2007-09-13 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 端末コネクタ受け治具、端末コネクタの固定方法及びワイヤハーネス組み立て方法 |
-
1995
- 1995-01-12 JP JP00344695A patent/JP3460352B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08190821A (ja) | 1996-07-23 |
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