JPS5819937Y2 - 曲線引用金具 - Google Patents

曲線引用金具

Info

Publication number
JPS5819937Y2
JPS5819937Y2 JP8412678U JP8412678U JPS5819937Y2 JP S5819937 Y2 JPS5819937 Y2 JP S5819937Y2 JP 8412678 U JP8412678 U JP 8412678U JP 8412678 U JP8412678 U JP 8412678U JP S5819937 Y2 JPS5819937 Y2 JP S5819937Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ear
fitting
retaining
rod
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8412678U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS552703U (ja
Inventor
植松靖
Original Assignee
株式会社浅羽製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社浅羽製作所 filed Critical 株式会社浅羽製作所
Priority to JP8412678U priority Critical patent/JPS5819937Y2/ja
Publication of JPS552703U publication Critical patent/JPS552703U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5819937Y2 publication Critical patent/JPS5819937Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電車軌道がカーブする個所において架空電車
線をカーブに沿う曲線になるよう引留める金具に関する
従来の曲線引金具は、電車線をイヤーに挾持させる作業
の際、引手杆先端のイヤー取付金具からイヤー全体を外
して挾持を行ない、再び該イヤー取付金具にイヤーを取
りつけるため、その作業は高所において手数がかかり電
車運行が停止する短い時間内に迅速に作業する上で障害
となっていた。
そこで本考案はその作業が迅速にできるよう曲線引金具
を改良したものであって、つぎにその構造を図面により
説明する。
第1図は本考案の曲線引用金具の側面を示したものであ
るが、図示のように、イヤー金具A11着脱イヤー片B
、抜止環C1締付ボルトD、抜止杆Eよりなるものであ
る。
イヤー金具Aは、第4図の背面図、第5図の側面図に示
すように、イヤ一部1の下縁内側面に挟持爪縁2を設け
、イヤ一部1の内側面上縁には凸条3を設け、さらに該
イヤ一部にはボルト螺合孔4.5を前記重縁2に平行に
並べて設ける。
また前記イヤ一部1の上端には水平に座盤6を設け、該
座盤上に軸円柱7を立設し、該軸円柱の上端には抜止頭
部8を設けてこの頭部8に杆孔9を穿設し頭部8の円周
上にネジ10を設ける。
なお11はイヤ一部1の内側面中央に突設した補強リブ
である。
着脱イヤー片Bは、第6図の内側面図、第7図の側面図
に示すように、イヤ一部12の内側面下縁に挟持爪縁1
3を設け、該イヤ一部12の上端内側面に衝合片14を
突出して設け、その衝合片先端面に凹溝14′を形成し
、また、イヤ一部12にはボルト挿通孔15,16を前
記重縁13に平行に並べて設ける。
なお11は切欠であり前記イヤー金具Aのイヤ一部1内
側面の補強リブ11に対応する位置に設ける。
抜止環Cは、第2図の上面図、第3図の側面図に示すよ
うに、環体20の中央に螺合孔21を設け、側面から杆
孔22を貫通させたものである。
23.24は側面に形成した平面部で前記杆孔22の開
口端面に設ける。
締付ボルトD、抜止杆Eは第1図に示すとおりであり、
締付ボルトDは、イヤー金具Aのイヤ一部1と着脱イヤ
ー片Bのイヤ一部12の各ボルト挿通孔および螺合孔に
挿通螺合して両イヤ一部を締付けるものであり、抜止杆
Eは、たとえばボルトを用い、イヤー金具Aの抜止頭部
8とこれに螺着した抜止環Cとの各杆孔に挿通ずるもの
である。
なお、第8図、第9図は本考案の曲線引用金具を取りつ
ける引止杆FとパツキンGを示し、引止杆Fは第8図示
のように先端には嵌合筒部30、その中央に嵌合孔31
を設けた首部金具32にロッド33を連結し、そ′の連
結したロッドの基端は第1図示のように取付金具34を
結合したもので、支柱等に支持させるものである。
第9図示のパツキンGは円板部40、その中央に嵌合孔
41を設け、第1図示のように引止杆Fと抜止環Cとの
間に嵌着するものである。
前述したイヤー金具A、着脱イヤー片B、抜止環C1締
付ボルトD、抜止杆Eは第1図示のように組立結合して
本考案の曲線引用金具を構成する。
すなわち、イヤー金具Aのイヤ一部1内側面に着脱イヤ
ー片Bのイヤ一部12の内側面を対向させ、イヤー金具
Aのイヤ一部1上縁の凸条3と着脱イヤー片Bの衝合片
14(第1図示)先端の凹溝14′とを衝合させ、両イ
ヤ一部1,12のボルト螺合孔4,14、およびボルト
挿通孔5゜15(第4,6図示)にそれぞれ締付ボルト
Dを挿通螺合してイヤー金具Aと着脱イヤー片Bとを結
合する。
なおり′は締付ボルトのユルミ止めナツトである。
つぎにイヤー金具Aの上端の抜止頭部8に抜止環Cを嵌
着し、抜止頭部8の杆孔9と抜止環Cの杆孔22とを揃
えこれに抜止杆Eを挿通してイヤー金具Aに抜止環Cを
結合し本考案の曲線引用金具を構成する。
つぎに、本考案の曲線引用金具の使用法につき説明する
第1図において、Fは引止杆であるが、その一端の取付
金具34は、電車軌道が刀−ブする場所における支柱等
に取りつけられており、これにより軌条に沿って架空の
電車線もカーブし曲線を維持するように電車線を張力に
抗して曲線の側方に引止めるのであり、そのため、該取
付金具34から伸びるロッド33の先端には電車線を挾
持するイヤー金具に連結する金具が設けである。
これが首部金具32でありその先端は嵌合筒部30とな
っている。
この嵌合筒部30に本考案の曲線引用金具を取りつける
のであるが、それにはイヤー金具A上端の抜止頭部8に
抜止環Cを嵌着しないでおき、この抜止頭部8を前記引
止杆Fの嵌合筒部30に挿通しく該嵌合筒部30には第
8図示のように嵌合孔31が設けである)、さらにイヤ
ー金具Aの軸円柱7にまで該嵌合筒部30を嵌合させる
つぎに抜止頭部8にパツキンG、抜止環Cを螺着し抜止
杆Eで固定すれば、引止杆Fの嵌合筒部30はイヤー金
具Aの軸円柱7に嵌合したまへ抜は出ることがない。
そこで締付ボルトDの締付をゆるめておき、イヤ一部1
下端の挾持重縁2とイヤ一部11下端の挾持重縁13と
により架空の電車線Tを挾持し締付ボルトを締めつけれ
ば電車線Tは本考案の曲線引用金具に挾持されることに
なる。
前述のようにして電車線Tは本考案の曲線引用金具によ
り挾持されて引止杆Fにより側方に引止められ曲線を維
持するのであり、軸円柱7が引止杆Fの嵌合筒部30内
に嵌合しているので該筒部30内を軸円柱7は自由に回
転でき、したがって電車通過時の電車線の揺動に応じて
本考案の曲線引用金具は若干回動するので電車線に無理
な応力がか\らず、また、電車線が長さ方向に温度変化
により変移しても曲線引用金具は軸円柱7において引止
杆Fに対し回動することができるので、電車線に固定さ
れた曲線引用金具は電車線とともに変移し、引止杆の取
付金具34が支柱に支持されていても先端の嵌合筒部は
電車線方向に変移することが可能であり、無理な応力が
かつらず安全である。
また、抜止環Cが引止杆の嵌合筒部30の上方に位置し
該筒部30が上方に抜は出るのを明止しているので、電
車通過時に電車線が上下に激しく振動しても曲線引用金
具が引止杆から外れる危険はない効果を奏する。
さらに本考案はつぎのようなすぐれた効果を奏する。
電車線の正規な吊架状態を保守する作業において、電車
線に対する曲線引金具の挾持位置を更したり、新しい電
車線に張り替える作業等は、高所において行うのででき
るだけ簡易な作業となることが望ましく、しかも、電車
運行のない短時間内に迅速にかつ確実に行わなければな
らないが、従来の曲線引金具では、電車線の挾持を外し
、さらに電車線を挾持するのに曲線引金具を引止杆から
完全に外さなければならなかった。
この作業は多くの時間を要し、さらに高所において部品
を落すおそれがあり、短時間内に作業を迅速に行なう上
で障害となっていた。
しかるに本考案によれば、電車線Tを挾持から外すには
、締付ボルトDをゆるめるだけで着脱イヤー片Bの挾持
重縁13が電車線から離れて挾持を解除でき、新たな電
車線を挾持するには締付ボルトを締めるだけで済み、着
脱イヤー片を外す必要があるときでも締付ボルトと着脱
イヤー片のみを外すだけでよく、抜止環Cを外して引止
杆Fからイヤー金具を外し再び引止杆にイヤー金具を装
着して抜止を行う作業は全く要せず、したがって、作業
が迅速となり、しかもイヤー金具Aは引止杆に装着した
ま\であるから高所作業でも落下せずきわめて便利であ
る。
また、電車線の挾持は、イヤ一部1,12を2個の締付
ボルトで締めつけるので挾持が確実であり、一方の締付
ボルトがゆるんでも他方の締付ボルトにより挟持が保た
れ安全である。
さらに、イヤー金具Aのイヤ一部1と着脱イヤー片Bの
イヤ一部12とは各々の上端縁で対向する凸条3と凹溝
14′とが係合し締付ボルトDによる両イヤ一部1゜1
2の締付時の支点となって両イヤ一部を平行に保ち電車
線の両側に挾持重縁を正しく対向させることができる。
さらにまた、着脱イヤー片Bの上端から内方に折曲して
衝合片14が突出しているので、着脱イヤー片Bをイヤ
ー金具Aに結合する際は、この衝合片14の上面をイヤ
ー金具Aの座盤6の下面に当て(第5,7図参照)イヤ
ー片Bをイヤ一部1に向って滑らせれば凹溝14′が凸
条3に衝合するのであり、これは深夜作業において明視
が困難なときでも作業を容易迅速にすることができるも
のである。
なお、イヤー金具Aの補強用リブ11、着脱イヤー片B
の切欠17は特に必要ではないが、これを設けておけば
、着脱イヤー片Bをイヤー金具Aに結合する際、切欠1
7をリブ11に嵌着することにより相互の対向位置を正
しく対向させるに便利であり、これは深夜の暗い高所に
おける作業時に、明視ができなくても手探りできわめて
容易に作業をすることができ、とくに激しい雨中におけ
る修理作業時に便利である。
以上のように、本考案の曲線引用金具は、作業をきわめ
て容易迅速化するばかりでなく、電車線の挾持を確実安
全にするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の曲線引用金具の側面図、第2図は抜止
環の上面図、第3図は抜止環の側面図、第4図はイヤー
金具の背面図、第5図はイヤー金具の側面図、第6図は
着脱イヤー片の内面図、第7図は着脱イヤー片の側面図
、第8図は引止杆の要部、第9図はパツキンを示す。 A・・・・・・イヤー金具、B・・・・・・着脱イヤー
片、C・・・・・・抜止環。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 イヤー金具A、着脱イヤー片B、抜止環C1締付ボルト
    D、抜止杆Eを具備し、イヤー金具Aは。 下縁内側面挟持爪縁2と上縁内側面に凸条3と該重縁に
    平行に並ぶボルト螺合孔4,5とを有するイヤ一部を設
    け、該イヤ一部1の上端に設けた座盤6上に軸円柱7を
    立設し、該軸円柱の上に杆孔9と円周部にネジ10を有
    する抜止頭部8を設けてなり、着脱イヤー片Bは、イヤ
    一部12の下縁内側面に挟持爪縁13を設け、該イヤ一
    部の上端内側面から突出した衝合片14の先端面に凹溝
    14′を設け、該イヤ一部にボルト挿通孔15゜16を
    該重縁に平行に並べて設けてなり、抜止環Cは環体20
    の中央に螺合孔21を設けるとともに側面から杆孔22
    を穿設してなり、前記イヤー金具Aのイヤ一部1に前記
    着脱イヤー片Bのイヤ一部12を対向させるとともに両
    イヤ一部1゜12の凸条3と凹溝14′とを衝合させ、
    両イヤ一部のボルト挿通孔15とボルト螺合孔5および
    ボルト挿通孔16とボルト螺合孔4にそれぞれ前記締付
    ポル)Dを挿通して螺合し、前記抜止環Cをイヤー金具
    Aの抜止頭部8に螺着して抜止頭部8の杆孔9と抜止環
    Cの杆孔22に前記抜止環Eを挿通し、前記イヤー金具
    Aの座板6の上面と前記抜止環Cの下面との間および前
    記軸円柱Tにより引止杆Fの先端の嵌合頭部30の嵌合
    枢支部を形成した曲線引用金具。
JP8412678U 1978-06-21 1978-06-21 曲線引用金具 Expired JPS5819937Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8412678U JPS5819937Y2 (ja) 1978-06-21 1978-06-21 曲線引用金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8412678U JPS5819937Y2 (ja) 1978-06-21 1978-06-21 曲線引用金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS552703U JPS552703U (ja) 1980-01-09
JPS5819937Y2 true JPS5819937Y2 (ja) 1983-04-25

Family

ID=29006534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8412678U Expired JPS5819937Y2 (ja) 1978-06-21 1978-06-21 曲線引用金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5819937Y2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58108758U (ja) * 1982-01-19 1983-07-25 ミツミ電機株式会社 小型モ−タの刷子保持装置
JPS5930653U (ja) * 1982-08-20 1984-02-25 マブチモ−タ−株式会社 小型モ−タのブラシ装置
JPS5937859U (ja) * 1982-08-30 1984-03-09 マブチモ−タ−株式会社 ブラシ装置
JPS5937860U (ja) * 1982-09-01 1984-03-09 ナイリス部品株式会社 ブラシホルダーを有するモータ
JPS5995780U (ja) * 1982-12-20 1984-06-29 三洋電機株式会社 マイクロモ−タ用ブラシ装置
JPS60237833A (ja) * 1984-05-08 1985-11-26 Mabuchi Motor Co Ltd 小型モ−タにおけるブラシ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS552703U (ja) 1980-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2002993C (en) Fluid conduit coupling device
US3026368A (en) Conductor clamp assembly for use on pole top insulators
JPS5819937Y2 (ja) 曲線引用金具
JPS6037000Y2 (ja) 自己支持形ケ−ブル支持具
JPH07795Y2 (ja) 配管継手着脱装置
JP4284454B2 (ja) ルーズフランジにより接続された配管間の開拡工具
KR102114770B1 (ko) 가공배전선로의 완철시스템
JP3029318U (ja) パイプ吊り下げ用固定リング環及びビス、ナツト
JPS6315506Y2 (ja)
CN220306526U (zh) 一种软定位器尾支线并沟线夹防脱夹板具
JPH0448290Y2 (ja)
JPH0545067Y2 (ja)
JPS6019480Y2 (ja) 電線クランプ
JPS6311846Y2 (ja)
JPS641829Y2 (ja)
JPH0321137Y2 (ja)
JPH034807Y2 (ja)
JPH085861Y2 (ja) 補助ちょう架線引留装置の止着具
JPH0336199Y2 (ja)
JP3040738U (ja) ナット
JPS628262Y2 (ja)
JPS603464Y2 (ja) カツトアウト取付金具
JPS5847770Y2 (ja) ラツシングマシン用後退防止装置
JPH0220360Y2 (ja)
JPH0237229Y2 (ja)