JP3029318U - パイプ吊り下げ用固定リング環及びビス、ナツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 建物に設置する給気筒、排気筒、暖房等
のパイプ等の固定、緊定保持が簡単、確実、安全に設置
ができる。 【構 成】 円形のリング環（９）からなる固定保持
環に取り付けられた遊動ナツト（６）と、リング環
（９）のブラケツト（１４、１５）に横溝に半丸付き及
び固定用ビス軸等で構成されており、遊動ナツト、リン
グ環、とビス軸（１１）により、パイプ（１７）を固定
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は住宅等の給気、排気、暖房等の配管の設置、パイプの吊り下げ装置に関 するものであり、詳しくわ給気筒、排気筒、暖房パイプの取り付け、取り外すし 、保持固定に関するものである

【０００２】

【従来の枝術】

従来、この種の吊り下げ装置はリング環の上部にナツトを溶接固定し、リング環 の横の両端部に上下のブラケツトを設けネジによつて上下のブラケツトを締めて リング環を収縮させてパイプを固定していた

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたようにナツトを溶接固定しているのでナツトを中心にして左 右の動きが無いのでパイプの左右の調整が困難であつた、又パイプをリング環中 に入れる時にビスを一たん取り外してからリング環中にパイプを入れてからビス を締めるのてこの際ビスを落としたりしてビスをいれて固定するのに時間がかか つていた

【０００４】 本考案は従来の技術で述べたような問題点に鑑みてなされたものであり、その目 的は吊り下げリング環にパイプを装着しても左右、上下の調整が容易でありパイ プを固定する際でもビスをリング環ブラケツトより取り外す必要がなく、パィプ 取り付け、取り外ずし固定の作業が正確に早く、安全に作業のできるパイプの吊 り下げ用固定保持緊定リング環を提供しようとするものである

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案におけるパイプ吊り下げ用固定リング及びビ ス、ナツトはリング環の上部に凸起部を設け、その山の中央に遊動ナツトの下に 突起棒の下の先端を突起部に挿入させてから突起棒の先端をリベツトカシメをす ると突起棒とリング環は固定されるが遊動ナツトを中心にして左右に回転できる

【０００６】 リング環の両端のブラケツトの上部に固定用ビス軸のネジ切りして、ビスを挿入 してからビス軸の先端をカシメるとビス軸はブラケツト部から落ちない

【０００７】 さらに、リング環のブラケツト下部にビス軸が入る太さの横溝を設け、その横溝 の内側にビス軸の太さの半円の形状にする

【０００８】

【作 用】

パイプ吊り下げ用固定リング環が建物の上部より一定の間隔をおいて固定する

【０００９】 仮止めされた、給気筒、排気筒を吊り下げ用のリング環の下のフランジ部を押し てビス軸を半円の固定溝より、リング環を開放してその中に排気筒等を入れフラ ンジ部を元の位置にしビス軸を半円の固定溝に入れてビスを増し締めしていくと リング環はしまつて排気筒等は固定される

【００１０】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する 図１〜図４において、リング環（９）はステンレスの薄鉄板、厚み約０．５ｍｍ 程度の肉厚のリング環とし中央上部に凸山形突起を設け、その中央に４〜５ｍｍ の穴を１個あけておく、この中央穴部に突起棒（７）の先端部を入れてカシメる 個所である

【００１１】 遊動ナツト（６）に突起棒（７）を入れ、突起棒（７）の先端はリング環の凸形 の突起の穴（１６）にいれてカシメ（８）ると遊動ナツト（６）は固定されリン グ環（９）は左右に軽く回転する

【００１２】 リング環の端部（１５）を折りまげてブラケツトとしネジ（１３）が挿着出来る ようにネジ切りをする

【００１３】 リング環（９）のブラケツト（１５）にビス（１３）を入れて、その先端部をカ シメ（１２）るとビス（１３）は抜け落ちない

【００１４】 リング環（９）の反対側のブラケツト（１４）にビス（１３）の軸部（１１）が 横から入るように横溝ガイドを作りその横溝の環側に半丸の形状した半丸をあけ る、この半丸（１４ノ１）にビス（１１）軸がはいつて固定する状態となつてパ イプ装着作業が迅速、容易に出来る

【００１５】 リング環内に排気筒等をいれてからビス（１３）を締めて排気筒等を固定してか ら排気筒等の高さを吊り下げボルト（３）で調整して固定ナツト（４、５）で締 めつけ固定し、さらに遊動ナツト（６）の上の固定ナツト（１０）で締め付け固 定すると排気筒等（１６）の吊り下げの高さの位置の調整及び固定が確実である

【００１６】

【考案の効果】

本考案は上述のとおり構成されているので次に記載する効果を奏する

【００１７】 請求項１のパイプ吊り下げ固定リング環装置においては、リング環の上部にカシ メられた遊動ナツト及び突起棒によつて装着パイプの方向が自由にむけられる

【００１８】 請求項２のパイプ吊り下げ固定リング環及びビス、ナツトにおいては、リング環 の下方のブラケツトをビス軸より押して外し、パイプをリング環の中に入れてブ ラケツトを元の位置の半丸切り込み位置に入れてビスを締めつける事により、パ イプは固定されるのでパイプの装着、取はずしは簡単で早く作業が確実にできる

【図面の簡単な説明】

【図 １】パイプ吊り下げ用固定リング環及びビス、ナ
ツトを建物に取り付けた縦断面図

【図 ２】パイプ吊り下げ用固定リング環及びビス、ナ
ツト横断面図

【図 ３】パイプ吊り下げ用固定リング環の上部を上斜
めよりの斜め視図

【図 ４】パイプ吊り下げ用固定リング環の下部を横上
斜めよりの斜め視図

【符号の説明】

１、 天上の梁 ２、 吊り下げ、ブラケツト ３、 吊り下げ、ボルト ４、５ 固定用、ナツト ６、 遊動ナツト ７、 突起棒 ８、 突起棒、先端部カシメ ９、 リング環 １０、 固定用、ナツト １１、 ビス軸 １２、 ビス、先端部カシメ １３、 ビス軸の頭 １４、 固定用横溝半丸付きブラケツト １５、 固定用ビス軸ブラケツト １６、 リング環、上部凸形突起部小穴 １７、 給気筒、排気筒、暖房用等のパイプ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項 １】 パィプを上部よりボルトにて吊り下
   げ固定する為のリング環（９）であり、リング環（９）
   の上に遊動ナツト（６）に突起棒（７）の先端をリング
   環（９）上の小穴に入れて突起棒（７）の先端部をリベ
   ツト固定（８）する、リング環（９）は突起棒（７）を
   軸として左右に回転する事ができる、パイプ吊り下げ用
   固定リング環装置
2. 【請求項 ２】 リング環（９）の端部を折りまげ
   た、フランジ（１５）にビス（１１）をねじ入んでか
   ら、ビスの先端部をカシメる、フランジ（１４）にビス
   （１１）の軸が通る横溝をその横溝に半円形（１３）の
   形を設ける事により、ビス（１１）の軸がこの半円形
   （１３）の位置に入つてビス（１１）が固定の役目をす
   る、パイプ取りつけ取はずし作業を迅速容易に操作ので
   きる請求項１記載のパイプ吊り下げ用固定リング環及び
   ビス、ナツト